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広告運用する中で「日々のデータの集計作業に時間がかかる」、「他のメンバーにも最新の情報を共有したいけど、他の業務に追われて後回しになってしまう」といった悩みを抱えていませんか?
広告運用を行う上で、正確なデータ把握は必要不可欠です。しかし、手作業でのデータ取得は時間も労力も奪われ、結果的に集計ミスや情報共有の遅れに繋がることもあります。
そこで本記事では、ecforceとChatworkを連携することで、毎日自動的にecforceから広告集計レポートを取得して、Chatworkに通知する方法をご紹介します。
広告運用の効率化を検討している方はぜひ参考にしてください!
それではここからノーコードツールYoomを使って、「毎日ecforceから広告集計レポートを取得してChatworkに通知する」方法をご説明します。
[Yoomとは]
ecforceのAPIを活用して広告集計レポートを取得し、ChatworkのAPIを利用して通知することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラムの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録してください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
Yoom画面の左側メニューにある「マイアプリ」から「新規接続」をクリックします。

検索ボックスに連携するアプリ名を入力しましょう。

「アカウント名」「アクセストークン」「ドメイン」を入力します。
※「アクセストークン」はこちらを参考に取得してください。
全ての情報を入力し「追加」ボタンをクリックしたら、連携完了です。

Chatworkのログイン情報を入力すると、アプリ登録が完了します。

次に、今回使用するテンプレートをコピーします。
※すでに登録が完了している場合は、ログインしてください。
テンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、以下の画面が表示されます。

左側にあるメニューの「マイプロジェクト」から、コピーしたテンプレートを開きます。

「毎日10時」をクリックします。

フローボットを起動したいタイミングを入力します。
曜日や時間帯は必要に応じて変更可能です。
例)毎日10時に通知:全曜日にチェック、時刻欄に「10」と入力
設定を確認したら「保存する」をクリックします。
※「Cronの設定」では、1日のうちに何度も起動したい場合や、曜日によって別の時間帯に起動したいなどの細かな設定が可能です。
詳しい設定方法はこちらをご確認ください。

「広告集計」をクリックします。

必要箇所を入力していきます。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「ecforceと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「アクション」:「広告集計検索」を選択

「広告URLのID」を入力します。

次に「期間の開始日」を設定します。
例)昨日の広告状況を検索したい
→アウトプット欄から「昨日」を選択し、時間を00:00:00に設定する
※「日付」と「時間」の間には必ず半角スペースを入れる必要があります。

「期間の終了日」も設定します。
例)昨日の広告状況を検索したい
→アウトプット欄から「今日」を選択し、時間を00:00:00に設定する
※「日付」と「時間」の間には必ず半角スペースを入れる必要があります。
設定後「テスト」を実行し、問題なければ「保存する」をクリックしましょう。

「Chatworkに通知する」をクリックします。

「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Chatworkと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「アクション」:「メッセージを送る」を選択

レポートの通知先となる「ルームID」を選択します。
アウトプット欄からも選択できます。
※ルームIDの確認方法はこちらをご確認ください。

通知されるメッセージ内容を入力します。
アウトプット欄を活用しながら、入力していきましょう。
入力後「テスト」を実行し、問題なければ「保存する」をクリックしてください。
※メンション付きで通知したい場合はこちらをご確認ください。

最後に「トリガーをON」をクリックして、自動化の設定は終了です。
正しく、フローボットが起動するか確認しましょう。
設定作業、お疲れ様でした!

今回使用したテンプレートはこちら
他にもecforceを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.ecforceに受注情報が登録されたら、Slackに通知してGoogle スプレッドシートに追加するフロー
ecforceに注文情報が登録されると、Slackへの通知とGoogle スプレッドシートへのデータ追加が自動的に実行されます。
受注情報の確認漏れを防ぐだけでなく、チームメンバーへの情報共有や転記作業が不要となるため、担当者の負担軽減も期待できます。
2.ecforceで受注情報が登録されたらHubSpotにコンタクトを作成するフロー
定期的なキャンペーンや割引のメール配信を行う場合に役に立つ連携フローです。
ecforceとHubSpotを連携することで、入力ミスや転記漏れを防ぐだけでなく、マーケティングの機会損失を防ぐことにも繋がります。
3.スマレジで在庫数が変更されたらecforceの在庫情報を更新するフロー
実店舗の在庫とオンラインショップの在庫数を一致させる作業を手間に感じていませんか?
実店舗の在庫をスマレジで管理し、オンラインショップでの在庫数をecforceで管理している場合、自動化によってecfoceの更新作業が省けるため、在庫管理が効率化されます。
広告集計レポートが自動的に通知されるため、毎日指定の時間で広告パフォーマンスを把握することができます。
広告運用では、急激なクリック率の変動などが起きることも少なくありません。
また、広告の成果が低下しているにも関わらず、そのまま運用し続ければ、不必要な広告費を支払うことにも繋がってしまいます。
自動化によって、広告パフォーマンスの変化を見逃さず、広告内容の見直しや調整を迅速に行うことで、今まで以上に効果的な広告運用が可能となります。
手作業でのデータ集計や情報共有は、入力ミスや転記ミスが発生しやすくなります。
特に広告運用の場合、数値データが広告運用方針に大きな影響を与えてしまいます。
ecforceとChatworkを連携することで、データの抽出から通知までを正確に行うことができるため、結果として信頼性の高いデータに基づいた広告運用が可能となり、広告の精度向上にも繋がります。
広告担当者の業務負担が軽減されるメリットもあります。
集計レポート作成は、定型業務ではありますが、毎日の作業なため負担の大きい業務の1つではないでしょうか。
仮に、集計レポート作成に毎日30分を費やしている場合、月に10時間以上の作業時間がかかる計算になります。
自動化によって、この作業時間を広告のクリエイティブ改善などに充てることも可能であり、個人の業務負担軽減だけでなく、チーム全体の生産性向上も期待できます。
今回は、ecforceとChatworkの連携による、広告集計レポートをChatworkに通知する方法をご紹介しました。
広告集計の効率化だけでなく、Chatworkに通知されることで、チーム全員へリアルタイムな情報共有が可能となります。
広告運用では、データの精度だけでなく迅速な対応も、成果を大きく左右する要素の1つです。
より戦略的な施策を実施するための方法として、ぜひYoomを活用してみてはいかがでしょうか?