freee会計とChatGPTの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-07-11

【簡単設定】freee会計のデータをChatGPTに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「freee会計で承認された申請の内容を区分ごとに管理したい!」
「でも申請内容を目視で確認したり、ChatGPTに分析させるのにも自分でコピー&ペーストする必要があって面倒……」

このように、freee会計とChatGPTを併用するにも手作業によるデータ連携が発生するといった非効率さを感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">freee会計の申請情報をトリガーとして、その内容を自動でChatGPTが分析し、指定の形式で通知・要約する仕組み</span>があれば、これらの煩わしい手作業から解放されるでしょう。
そして、より重要な経費処理や分析業務に時間を充てることが可能になります!

今回ご紹介する自動化は、プログラミングの知識が一切不要なノーコードで簡単に設定できるため、専門的な知識がない方でもすぐに導入いただけます。
ぜひこの機会に、日々の定型業務を自動化し、作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">freee会計とChatGPTを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方は以下よりバナーをクリックしてスタートしましょう!

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freee会計とChatGPTを連携してできること

freee会計とChatGPTのAPIを連携させることで、freee会計上で発生したイベントをきっかけに、そのデータをChatGPTに自動で連携し、文章の分析や要約といった処理を実行させることが可能になります。
これにより、これまで手作業で行っていた情報確認や転記作業をなくし、業務を大幅に効率化できるでしょう。
ここでは、具体的な自動化の例を複数ご紹介します。
アカウントを登録するだけで、すぐにでもお試しいただけるので、気になる内容があれば早速クリックしてみてください!

freee会計で申請が承認されたらChatGPTで内容を分析し、区分に応じて通知する

承認された申請内容をChatGPTが自動で読み取り、内容を分析・分類した上で、適切なチャネルや担当者に通知するフローです。
<span class="mark-yellow">確認漏れや対応の遅延を防ぎ、経費処理全体の迅速化を実現</span>するでしょう。
この連携では特定の条件に応じて処理を分岐させるパターンを活用することで、柔軟な業務自動化を可能にしています。

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freee会計で申請が作成されたら、ChatGPTで内容を分析し、緊急性を判断して通知する

日々提出される多数の経費申請の中から、高額なものや至急対応が必要なものを手動で探し出すのは大変な作業であり、見落としのリスクも伴います。
この自動化フローでは、freee会計で申請が作成されたタイミングで、<span class="mark-yellow">ChatGPTが申請内容から緊急性や重要度を自動で判断</span>し、担当者にアラート通知を送ります。
優先的に対応すべき申請を素早く判断できるため、重要な処理の遅延を未然に防げるでしょう。

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freee会計とChatGPTの連携フローを作ってみよう

それでは実際に、freee会計とChatGPTを連携させたフローの作成方法を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「freee会計で申請が承認されたらChatGPTで内容を分析し、区分に応じて通知する」フローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • 使用するアプリ(freee会計・ChatGPT・Slack)のマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるWebhookと各アクション(申請取得・分析と分岐・通知)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:使用するアプリのマイアプリ連携

先ずは、フローで使用するアプリ(freee会計・ChatGPT・Slack)のアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではfreee会計)を検索して選択します。
  1. freee会計のログイン画面が表示されます。
    連携させるアカウントでログインしてください。
    ※ 既にログインしているアカウントがある場合、この画面はスキップされます。
  1. Yoomからfreee会計のアクセス権限を確認し、ページ下部の「許可する」をクリック。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

freee会計が追加されていることを確認してください。

続けて、ChatGPTも連携していきましょう。

  1. アプリ一覧画面でChatGPTを検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の管理用名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にすることをお勧めします。
  2. OpenAIのAPIプラットフォームから「アクセストークン」に設定するSecret keyを取得しましょう。
    APIプラットフォームにログイン後、右上の歯車マークから左メニュー内のAPIKeysにアクセスして、右上のCreate new secret keyをクリックしてください。
  1. 用途に合わせてNameとProjectを設定し、「Create secret key」をクリック。
  1. 表示されたSecret keyをコピーし、安全な場所に保存してください。
    <span class="mark-yellow">なお、一度画面を離れると再確認はできません。</span>
  1. Yoomに戻り、取得したSecret keyを「アクセストークン」に設定。
  1. 「追加」をクリック。

freee会計と同じように、マイアプリ画面にChatGPTが追加されていることを確認してください。
最後に、Slackとの連携を行います。

  1. アプリ一覧画面でSlackを検索して選択。
  1. Slackのサインイン画面が表示されるため、連携させるワークスペースにサインインします。
    ※ サインイン済みのワークスペースがある場合、この画面はスキップされます。
  1. 申請内容を通知するチャンネルを下部のプルダウンから選択。
    ※ 連携させるワークスペースを変更する場合は、右上のプルダウンから選んでください。
  1. YoomからSlackへのアクセス権限を確認し、「許可する」をクリック。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

Slackも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるWebhookの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクション(Webhook)を設定していきます。

  1. freee会計の「経費申請・各種申請・支払い依頼が承認されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更可能です。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントとアクションの内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. Yoomとの連携用にfreeeアプリを作成し、Webhookを設定してください。
    設定方法はこちらのヘルプページで説明されています。
  2. 事前準備で用意したfreee会計のフォームでテスト用の申請を作成し、承認してください。
    ※ 承認する申請の例
  1. Yoomに戻り、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、承認された最新の申請の情報が「取得した値」に追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に更新される値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

トリガーの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:詳細情報の取得

次に、ステップ3で取得した申請IDを用いて申請の詳細情報を取得しましょう。

  1. freee会計の「特定の各種申請情報を取得」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「事業所ID」にテスト用の申請を承認した事業所のIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているfreee会計アカウントから候補が表示されるため、対象となる事業所を選択してください。
    ※ 検索欄に事業所名を入れることで候補が絞られます。
  1. 「各種申請ID」にはデフォルトで、ステップ3で取得した申請IDが設定されています。
    これにより、新しく承認された申請の詳細情報が取得できるようになっています。
  2. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に指定した申請の詳細情報が追加されます。
  1. テスト用に承認した申請が取得できていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:申請内容の分析

では、ChatGPTを用いてfreee会計から取得した申請情報の分析を行いましょう。

  1. ChatGPTの「テキストを生成」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「メッセージ内容」にテキスト生成の指示(プロンプト)を設定。
    入力欄クリック時に表示される申請情報取得アクションのメニューから、分析に用いる値を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
    デフォルトのプロンプトも参考に、これらの値を用いたプロンプトを設定しましょう。
    このフローでは、ここで生成されるテキストを元に処理を分岐させるため、分岐させやすい出力にすることをお勧めします。
  1. 「ロール」や「temperature」などの任意の項目は、生成したいテキストに応じて設定してください。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したプロンプトに従ってテキストが生成されます。
    期待するテキストが生成されない場合は、用いる値やプロンプトを変更して再度お試しください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:分析結果による分岐

ChatGPTが出力した分析結果を元に処理を分岐させましょう。
※「分岐する」オペレーションは、ミニプラン以上でご利用いただけます。
フリープランで利用するとエラーになってしまうのでご注意ください。
ミニプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能です。
無料トライアル中は他のプランでは制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、ぜひ活用してみてください。

  1. 分岐の「コマンドオペレーション」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 「オペレーション」には分岐の条件となる値を取得したオペレーションを設定し、「アウトプット」には分岐の条件となる値を設定。
    下図の場合はテキスト生成アクションで取得した「返答内容」の値が分岐条件になります。
  1. 分岐条件に特定の申請だけを通知するための条件を設定してください。
    下図の条件の場合は申請の分析結果が「顧客情報」だった場合に通知が行われます。
  1. 設定を終えたら、ページ下部の「保存する」をクリック。

フローの画面の分岐条件が更新されていることを確認し、次の設定に進みましょう。

ステップ7:Slackへの通知

最後に、分岐条件に当てはまった申請をSlackに通知しましょう。

  1. Slackの「チャンネルにメッセージを送る」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「投稿先のチャンネルID」にメッセージを投稿するチャンネルのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているSlackアカウントから候補が表示されるため、対象となるチャンネルを選択してください。
    ※ 検索欄にチャンネル名を入れることで候補が絞られます。
  1. 「メッセージ」に任意の投稿内容を設定。
    ChatGPTのプロンプト設定時と同様に、入力欄クリック時に表示される申請情報取得アクションのメニューから、取得した申請情報を追加できます。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したチャンネルに承諾された申請の内容が投稿されます。
    ※ メッセージが送信できない場合には、指定したチャンネルにYoomアプリをインストールして再度お試しください。
    ※ 投稿されるメッセージの例
  1. 期待するメッセージが投稿されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ8:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
freee会計で分岐条件に当てはまる申請を承諾し、その申請内容がSlackの指定したチャンネルに投稿されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

freee会計やChatGPTを使ったその他の自動化例

今回ご紹介したフロー以外にもfreee会計やChatGPTのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!

freee会計を活用した自動化例

情報追加をトリガーに取引先情報を登録したり、自動で支払依頼や書類を作成することができます。
さらに、コミュニケーションツールと連携して、申請承認の旨を素早く通知することも可能です。

[[103149,90703,176498,46019,72001]]

ChatGPTを活用した自動化例

‍問い合わせや投稿メッセージを要約・翻訳することで、必要な情報を効率よく得ることができるようになるはずです。
生成結果をメールやチャットツールで関係者に送付することで、情報共有のスピード向上も見込めます。

[[21201,158579,161037,201246,164982]]

まとめ

この記事では、freee会計とChatGPTを連携し、日々の業務を自動化する方法についてご紹介しました。
この連携を実現することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた申請内容の確認や分析、分類といった一連の作業を自動化し、ヒューマンエラーをなくすことができます。</span>
担当者は手作業による情報転記の負担から解放され、より迅速かつ正確な情報に基づいて経費処理を進められるようになることで、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うでしょう!

今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツールの「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも、画面上の操作だけで簡単に構築することが可能です。もし今回の内容で自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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