2024/12/02
アプリ同士の連携方法

freee人事労務とGoogle Chatを連携して、freee人事労務の前日の勤怠漏れをGoogle Chatに通知する方法

s.nakazawa
freee人事労務とGoogle Chatの連携イメージ

目次

freee人事労務で勤怠を管理する際、前日の勤怠漏れを目視で確認する作業は大変です。
また、一人ひとりに手動で通知する際は、Google Chatにメッセージを作成する時間と手間もかかります。
しかし、freee人事労務とGoogle Chatを連携すれば、前日の勤怠漏れを自動で検知して通知できます。
これにより勤怠管理の負担が軽減され、勤怠情報の正確性向上も期待できます。
本記事では、freee人事労務とGoogle Chatをノーコードで連携する方法を詳しく解説します。

こんな方におすすめ

  • freee人事労務とGoogle Chatを導入している企業
  • freee人事労務とGoogle Chatを連携して勤怠管理の手間を減らしたいと考えている方
  • freee人事労務とGoogle Chatを連携して勤怠データの正確性を改善したいと考えている方

freee人事労務とGoogle Chatを連携するメリットと具体例

メリット1: 勤怠チェックの負担軽減

freee人事労務の勤怠漏れを自動で検知し、従業員にGoogle Chatを通知する自動化を導入すれば、確認作業の負担が軽減するでしょう。
例えば、従業員の勤怠をチェックする担当者は、従業員数に比例して確認作業の負担が増加します。
特に大企業の人事・労務担当者は、確認作業に膨大な時間を要することもあります。
しかし、自動化すれば、勤怠の確認作業の負担が軽減されるだけでなく、他の作業に割ける時間が増えるため、業務の効率化も期待できます。

メリット2: 勤怠漏れの早期発見

勤怠管理が不正確だと、給与計算や労働基準法違反のリスクを引き起こす可能性があります。
例えば、勤怠データの誤りが放置されることで、法的な問題や従業員とのトラブルを招くこともあります。
しかしfreee人事労務とGoogle Chatを連携することで、前日の勤怠漏れを自動で検知し通知すれば、勤怠漏れを早期に発見できるでしょう。
これにより、企業はコンプライアンス違反を防ぎ、労務リスクも低減することで、より安全な運営が可能になりそうです。

メリット3: 勤怠管理の精度向上

勤怠管理は従業員の給与計算に直接影響するため、高い精度が求められます。
しかし、手動での確認にはどうしても漏れが発生しがちです。
例えば、従業員数が多ければ、勤怠漏れがあるにもかかわらず、見落としてしまう可能性もあります。
こうしたヒューマンエラーを回避するためにも、freee人事労務とGoogle Chatを連携した自動通知は有効でしょう。
自動化によりミスが減少すれば、勤怠管理の精度向上が期待できます。

[Yoomとは]

これから、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomを用いて、「freee人事労務で前日の勤怠漏れを検知してGoogle Chatに通知する」というフローボットの作成方法を紹介します。
テンプレートに沿って設定するだけで導入できるので、ぜひ試してみてください。

freee人事労務とGoogle Chatの連携フローの作り方

Yoomを使ってfreee人事労務とGoogle Chatを連携するフローは、次の4つのプロセスで進めます。

  • freee人事労務とGoogle Chatをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となる日時のトリガー設定、その後に続くfreee人事労務とGoogle Chatの設定
  • トリガーボタンをONにして、freee人事労務とGoogle Chatの連携動作を確認

ステップ1:freee人事労務とGoogle Chatをマイアプリ連携

はじめに、freee人事労務とGoogle ChatをYoomに連携させるため、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、「freee人事労務」と「Google Chat(OAuth)」をそれぞれ検索して進むと、次の画面に遷移します。

<freee人事労務の場合>

・ログイン後、下記画面で「許可する」をクリックすると、マイアプリに登録完了です。

<Google Chat(OAuth)の場合>
※Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。詳細はこちらを参照ください。

・「Sign in with Google」をクリックしてログイン後、下記画面でClient IDとClient Secretを入力し、登録するとマイアプリに登録完了です。
※Client IDとClient Secretは、こちらのヘルプページで確認ください。

3.freee人事労務とGoogle Chatを連携するためのテンプレートをコピーします。

・下記リンクを開きます。

・「このテンプレートを試す」をクリックするとコピーが完了です。
※このテンプレートでは、従業員1名の勤怠チェックを自動化できます。全従業員の勤怠チェックを自動化する場合は、テンプレートを人数分コピーして一人ひとり設定します。

ステップ2:トリガーとなる日時を設定

次にフローの起点となるトリガーアクションを設定します。
このフローでは、従業員に勤怠漏れを通知する日時の設定がトリガーになります。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】freee人事労務で前日の勤怠漏れを検知してGoogle Chatに通知する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「スケジュールトリガー 毎日9時になったら」をクリックします。

3.通知スケジュールを設定し保存します。
※「スケジュール設定」ではデフォルトで毎日9時に通知するよう設定されています。不要な曜日がある場合はチェックを外します。時間を変更する場合は「時刻」に任意の値を入力します。
※スケジュールの「日付設定」や「Cronの設定」については、こちらで確認できます。

ステップ3:freee人事労務の設定

次に、freee人事労務で勤怠漏れをチェックする設定をします。

1.「アプリと連携する 打刻データの取得」をクリックします。

2.freee人事労務と連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.「事業所ID」と「従業員ID」を設定し、テストを行います。
※「事業所ID」と「従業員ID」は、枠をクリックすると表示される「候補」から選択できます。
※「取得する打刻日」はデフォルトで前日が設定されています。

4.テストが成功すると、アウトプットにfreee人事労務から取得した従業員の情報が表示されます。
問題なければ保存します。

5.「分岐 コマンドオペレーション」をクリックします。
※分岐をするにはミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

6.「分岐対象のアウトプット」と「分岐条件」がデフォルトで下記のように設定されています。
確認して保存します。
※ここでの設定により、先ほど指定した従業員の出勤時間の打刻漏れを確認します。

ステップ4:Google Chatに通知する設定

最後にGoogle Chatへの通知設定をします。

1.「アプリと連携する メッセージを送信」をクリックします。

2.Google Chat(OAuth)と連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.「スペースのリソース名」に、ステップ2で指定した従業員のスペースを設定します。
メッセージを設定して、テストします。
※「スペースのリソース名」は、枠をクリックすると表示される「候補」から選択できます。
※メッセージ内容を入力して、テストをすると実際に指定したスペースにメッセージが送信されます。

4.テストが成功したら保存して、トリガーをONにします。
以降は指定した従業員に勤怠漏れが発生した場合、翌日に自動で通知されます。

紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを参考にしてください。

freee人事労務とGoogle Chatを使ったその他の自動化例

他にもfreee人事労務とGoogle Chatを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.freee人事労務に従業員の登録があったら、Google Chatに通知する

freee人事労務で新しい従業員が登録されると、自動的に通知が送信されます。
この連携により、新入社員の登録完了を手動で所属部署へ通知する手間を省くだけでなく、通知漏れを防ぐことも可能です。

2.freee人事労務で従業員情報が更新されたらGoogle Chatに通知する

従業員情報を更新した際に、その更新完了を自動で通知できます。
この連携により変更申請を手動で通知する手間を省き、通知漏れを防止するだけでなく、従業員へスムーズに更新完了を通知できるでしょう。

3.勤怠の修正申請があったら、承認後にfreee人事労務の勤怠情報を更新しGoogle Chatに通知する

この連携は責任者による手動の「承認」を含む柔軟なフローです。
勤怠の修正業務の効率化が期待でき、承認プロセスを挟むことで情報の正確性も維持できるでしょう。

まとめ

freee人事労務とGoogle Chatの連携により、勤怠チェックの負担が軽減されるでしょう。
また勤怠の打刻漏れを迅速に発見できるため、正確な勤怠管理につながります。
特に従業員が多い企業では、この自動化による大きなメリットが期待できます。
freee人事労務とGoogle Chatの連携は、Yoomを活用することでノーコードで簡単に導入できます。
この機会に勤怠管理の負担を軽減し、業務効率化を進めてみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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