2025/01/07
アプリ同士の連携方法

freee人事労務とSmartHRを連携して、freee人事労務の給与明細情報をSmartHRに登録する方法

m.kuwano
freee人事労務とSmartHRの連携イメージ

目次

 

人事労務業務の効率化ツールとして利用されることが多いfreee人事労務とSmartHR。
それぞれ導入してみたものの、給与明細データの登録や管理の効率化が十分に実現できないと悩む企業担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、freee人事労務とSmartHRを連携させ、freee人事労務の給与明細をSmartHRに登録する方法を解説します。
両者を連携することにより、業務効率化はもちろん、情報管理の正確性向上、コンプライアンス強化など、企業の成長に応じた人事業務を実現できます。ぜひ参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • freee人事労務とSmartHRを導入しているが、業務の効率化に課題を感じている方
  • 給与明細データと従業員情報の管理を一元的に運用したいと考えている方
  • 手作業での給与明細登録や転記ミスに悩み、人事労務管理のコンプライアンス強化を図りたい企業担者

freee人事労務とSmartHRを連携するメリットと具体例

メリット1:業務効率化と人的ミスが削減できる

freee人事労務とSmartHRを連携すると、給与明細データの転記や二重入力が自動化され、業務効率を大幅に向上できます。また、転記ミスやデータ入力エラーのリスクも軽減されます。
例えば、毎月の給与計算をする際、SmartHRで全従業員に給与明細を共有したいとします。freee人事労務とSmartHRが連携できていれば、10人規模の企業の場合で1時間、100人規模では数日分の作業時間の削減が可能です。月初月末など人事労務がかさみやすい時期では特に、両アプリの連携により業務効率化や人的ミス削減に加え、採用フローなど対人業務に注力する時間も確保できます。
このように、freee人事労務からSmartHRの連携を自動化すると、給与明細を管理する担当者の負担を軽減し、本来注力すべき戦略的な業務に時間を割くことが可能です。

メリット2:従業員の労務データが一元化できる

freee人事労務に登録されている給与明細情報がSmartHRに共有されることで、従業員の労務データが一元管理できます。これにより、人事判断がよりスムーズとなるでしょう。
例えば、昇給や賞与の決定時に従業員の年収や給与履歴を確認する場合、freee人事労務からSmartHRに給与明細が自動的に登録されていれば、他の勤怠データや評価情報と組み合わせることができます。また、退職者の退職金計算や社内監査時の給与情報提出にも対応可能です。
このように、人事労務データの一元管理は情報散逸を防ぎ、人事担当者が必要な情報にオンタイムでアクセスできる環境を構築します。さらに、勤怠情報や入退社データも反映することで、企業全体の労務データの透明性が向上するでしょう。

メリット3:コンプライアンス遵守の強化につながる

freee人事労務とSmartHRの連携による人事労務データの一元管理にはさらなるメリットがあります。「コンプライアンス遵守の強化につながる」という点です。
例えば、労働基準監督署からの指導や社内監査が行われた際、手作業で行うよりも正確に給与明細情報の運用状況を証明できます。特に、給与支給額や控除額、勤怠など、整合性を求められるデータを扱う際、法的要件に基づいた対応にも移行しやすいでしょう。また、給与明細の修正履歴や過去データもfreee人事労務とSmartHRで共有管理できるため、従業員や第三者機関からの問い合わせに対しても同様のことが言えるでしょう。
freee人事労務とSmartHRの連携により、企業全体のコンプライアンス意識と信頼性を向上させましょう!

[Yoomとは]

freee人事労務の給与明細情報をSmartHRに登録する方法

freee人事労務で給与明細が登録されるとAPIを通じて、SmartHRにも同情報が自動的に登録することが可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

freee人事労務とSmartHRの連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • freee人事労務とSmartHRをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるfreee人事労務のトリガー設定と、その後に続くSmartHRのオペレーション設定
  • データベースの設定とデータコネクト
  • トリガーボタンをONにして、freee人事労務とSmartHRの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:freee人事労務とSmartHRをマイアプリ連携

freee人事労務とSmartHRをYoomに接続するマイアプリ登録を行いましょう。
最初にマイアプリ登録を済ませることで、その後の自動化設定がスムーズになります。

まず、freee人事労務のマイアプリ登録を行います。
Yoomの画面左にあるマイアプリメニューにアクセスして、画面右の新規接続ボタンをクリックします。

次に、検索ウィンドウにfreee人事労務と入力し、選択してクリックします。

「アプリ連携の開始」という画面が表示されたら、ページ下部までスクロールして「許可する」をクリックしてください。

これでfreee人事労務のマイアプリ登録は完了です。

続いて、SmartHRのマイアプリ登録に進みます。先ほどと同様に、マイアプリの新規接続画面でSmartHRを検索してください。

SmartHRにアクセスするとアクセストークンを求められます。これを取得して、Yoomの「SmartHRの新規登録」画面へ戻り、アカウント名とアクセストークンを追加します。

SmartHRのアクセストークンの取得方法については、Yoomのヘルプページに記載されています。参照して登録してください。

そして、マイアプリにfreee人事労務とSmartHRが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:テンプレートをコピーして設定する

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

以下の画面表示を読んで「OK」をクリックしてください。

以下の画面でタイトルを確認し、必要に応じて変更してください。
最初に、スケジュールトリガーの設定を行います。「毎月1日の9時に起動」をクリックします。

「実行時間の指定」の画面が表示されるので、スケジュールを調整します。

  • 「タイトル」→自由に変更可能
  • 「スケジュール設定」→実行したい日時を入力

スケジュール設定では、日時以外にも曜日やCornの設定も可能です。
Cronの設定とは、実行頻度が高い場合、スケジュールを細かく調整できる設定です。
詳しくは、Yoomのヘルプページのこちらをご覧ください。

確認できたら「保存」をクリックします。

次に、freee人事労務の設定を行います。
「freee人事労務の従業員の一覧を取得する」をクリックします。


タイトルとアクションの相違がないか確認しましょう。画面下部の「次へ」をクリックして、API接続設定に進みます。

API接続設定では、事務所ID、ページあたりの取得件数、ページ番号をそれぞれ選択、入力、テスト、保存を行いましょう。

フローボットの画面に戻ったら画面を下へスクロールして、freee人事労務の「給与明細を取得する」をクリックします。

以下の画面でも、タイトルとアクションの相違がないか確認しましょう。画面下部の「次へ」をクリックして、API接続設定に進みます。

ドロップダウンメニューから事業所IDを選択または入力します。

従業員IDは、以下の画面を参考にしてください。
「アウトプット」→「コマンドオペレーション」→「従業員IDの一覧のループ変数」の順に選択します。

ここはデータ変換アクションで取得した「給与明細の取得対象の年を取得」と「給与明細の取得対象の月を取得」の値をアウトプットとして入力します。

  • 取得対象の年…給与明細の取得対象の年を取得アクションの変換後の値
  • 取得対象の月…給与明細の取得対象の月を取得アクションの変換後の値

以上を入力して「テスト」、「保存する」をクリックしましょう。

次のアクションに行く前に従業員別にfreee人事労務のIDとSmartHRのIDをまとめておきましょう。

次に、Yoomの設定を行います。「SmartHRの従業員ID」をクリックします。

データベースのアプリを「Yoom」、実行アクションを「レコードを取得する」でそれぞれ設定します。
「データベースの連携」は、各種該当するものをドロップダウンから選択して「次へ」をクリックします。


「取得したいレコードの条件」を入力し、テストが成功したら保存してください。freeeの従業員IDで照合して、SmartHRのIDを取得します。

最後に、フローボットの画面一番下の「給与明細情報を登録」をクリックします。

こちらも「タイトル」と「アクション」が統一されていることを確認しましょう。必須項目を確認し「次へ」をクリックして、「API接続設定」に進みます。

「API接続設定」では、必要項目を入力、確認しましょう。
例えば、「支給項目名=SmartHR上で給与項目に登録した項目名」、「値=freee人事労務で取得した値のうち支給項目名に対応する項目」を入力します。
こちらも画面下部で「テスト」して「保存する」を忘れずに行いましょう。

全ての項目の設定とテスト、保存が完了すると、以下の画面が表示されます。

「トリガーをON」にすると、freee人事労務の給与明細情報が自動的にSmartHRに登録されます。

今回紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページも確認してみてください。

freee人事労務・SmartHRを使ったその他の自動化例

他にもfreee人事労務やSmartHRを使った自動化の例がYoomにはたくさんあります。そのうち、いくつか紹介をします。

1.freee人事労務で従業員が登録されたらTOKIUMにも登録する

freee人事労務に従業員が登録されたら、TOKIUMにも自動的に従業員情報がアップロードできます。これによりデータ入力の手間を削減し、人的ミスを防ぐとともに、入退社手続きや経費精算などの業務もスムーズに連携でき、企業全体の業務効率が向上します。

2.freee人事労務で前日の勤怠漏れを検知してSlackに通知する

freee人事労務で前日の勤怠漏れを検知し、Slackに通知できます。勤怠管理の抜け漏れを防ぎ、未入力データが蓄積されるリスクを回避します。また、勤怠データの精度が向上し、給与計算や労務管理の業務負担が軽減されるため、管理業務全体のスムーズな運営につながります。

3.履歴書をOCRで読み取りSmartHRに従業員を登録する

履歴書をOCRで読み取りSmartHRに従業員を登録することができます。
必要な情報を即座にデジタル化できるため、入社手続きがスムーズになり、登録作業の効率化が実現します。これにより、人事担当者は戦略的な業務や重要なタスクにリソースを集中できるようになります。

まとめ

今回は、freee人事労務とSmartHRを連携して、freee人事労務の給与明細情報をSmartHRに登録する方法をご紹介しました。
この自動化により、給与明細情報の登録・管理が格段に効率化されます。手作業によるミスの削減だけでなく、業務全体の効率化やコンプライアンスの強化にもつながるというメリットは、企業担当者にとっても魅力的ではないでしょうか。
ノーコードで操作できるYoomには、専門的なスキルやプログラミングの知識は必要ありません。Yoomを上手く活用して人事労務業務の負担を軽減し、企業の成長に合わせたスケーラブルな仕組みを構築してみてください。

体験してみたい方は、こちらから無料登録をどうぞ。

この記事を書いた人
m.kuwano
フリーランスのライターを経て、Yoomへ。文芸、不動産、女性向けメディアでの執筆経験があります。このブログでは、企業はもちろん、フリーランスにも便利なYoomの魅力を書きつづります。
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