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支払い問題は、企業の信用に問題に関わります。特に支払い延滞や未払いは、ビジネスにおいて避けたいですよね。経理担当の方は未払いはなるべく防ぎたい…と考えているのではないでしょうか。今回は、freee会計とMicrosoft Teamsを連携し、毎月月初にfreee会計で支払い期日が過ぎた取引をMicrosoft Teamsに通知する方法をご紹介します。月初に未払い情報を自動でMicrosoft Teams通知してくれるため、支払い延滞のトラブルを早期に対応することが叶います。支払い期日が過ぎたものを効率的に把握したい…と悩んでいる経理担当におすすめです。
それではここからノーコードツールYoomを使って、毎月月初にfreee会計で支払い期日が過ぎた取引をMicrosoft Teamsに通知する方法をご説明します。
[Yoomとは]
支払い期日が過ぎた取引をfreee会計のAPIを利用して取得し、Microsoft TeamsのAPIを用いて、未払い情報をMicrosoft Teamsに通知します。
一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることで、プログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
フロー設定の手順は以下の通りです。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
まずはマイアプリ登録を行います。
マイアプリから「新規接続」をクリックしてください。

まずは「freee会計」を検索しましょう。
アカウントを持っている方は以下を入力の上、ログインしてください。
freee会計のアカウントをお持ちでない方は、登録してください。

次に「Microsoft Teams」のマイアプリ登録です。
アカウントをお持ちの方はアドレスを入力してログインしてください。
Microsoftのアカウントをお持ちでない方は登録してください。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

マイアプリに「Microsoft Teams」と「freee会計」が登録されていたら、設定完了です。
フローボットテンプレートをコピーします。
下記の「試してみる」をクリックしてください。
以下画面が出てきたら、コピー完了です。

次にスケジュールトリガーの設定です。
「毎月9時に起動」をクリックしてください。

実行時間を設定します。
月初に設定したい場合は「1日」に日付を設定しましょう。

次に、freee会計のアプリ連携を行っていきます。
「支払い期日が過ぎた未決済取引IDをー…」をクリックしてください。

以下の項目を設定します。

次にAPI接続設定を行います。

前日の日付は以下から選択できます。

次にMicrosoft Teamsの連携設定を行います。
「Microsoft Teamsに通知する」をクリックしてください。

以下項目を設定します。

続いてAPI接続設定を行います。
以下項目を設定します。
「メッセージ」は、アウトプットから「取引ID」を選択してください。
文言は例文を参考に自身で入力してください。

以上で設定完了です!
最後に「トリガーをON」をクリックしてください。

全ての設定が完了です。
今回使用したテンプレートは以下です。
他にもfreee会計やMicrosoft Teamsを使った自動化の例がYoomにはたくさんありますので、いくつか紹介します。
1.freee会計で経費申請が承認されたら、Microsoft Teamsに通知するフロー
freee会計で経理申請が承認されたら、Microsoft Teamsを通知してくれます。
承認後の通知があることで、他の部署の方でも経理申請の承認の可視化ができます。
2.freeeの各種申請が承認されたらMicrosoft Teamsに通知するフロー
freeeの各種申請が承認されたら、申請内容の詳細情報を取得して、Microsoft Teamsの特定チャネルに通知してくれます。
通知してくれることで、freeeの様々な申請が承認されたかどうかをすぐに確認することができます。経理部の責任者におすすめです。
3.freeeの各種申請が承認されたらSlackに通知するフロー
freeeの各種申請が承認されたら、申請内容の詳細情報を取得し、Slackの特定チャンネルに通知してくれます。
freeeの各種申請を通知することで、申請情報の確認を簡単に行うことができます。普段Slackを活用している企業の方におすすめです。
支払い期日を過ぎた取引や未払いの情報などの確認は、時間も手間もかかりますよね。freee会計とMicrosoft Teamsを自動連携させることで、手動で確認していた未払い取引の情報を自動で抽出して、Microsoft Teamsに通知してくれます。支払い期日後、すぐにMicrosoft Teamsに通知してくれるため、未払いの取引の見落とし防止が期待できます。例えば、申請忘れや期日後に支払い申請をしたものなど、見落としていた支払い情報が、期日に支払い取引が行われていない場合にMicrosoft Teamsに自動通知をしてくれます。未払い取引の見落としで他企業との信頼関係が悪化する前に対応することが可能です。
freee会計とMicrosoft Teamsを自動連携させることで、毎月月初に未払い取引の通知がMicrosoft Teamsに来るため、毎回freee会計にログインし、手動でデータを確認していた手間が省け、業務効率の向上に繋がります。また、月初にリマインドとして活用することも可能です。また、経理チーム全体で、未払い情報を把握できるのも魅力と言えます。例えば、繁忙期でも、月初に必ず未払い情報が通知されるので、チーム内で優先順位を決め、担当者も割り振り、対応することが可能です。また、担当者が欠席の際も、チーム全体に通知されることで、すぐに督促対応することができます。
Microsoft Teamsの自動通知機能を使い、経営陣にも未払い情報を通知する設定にすることで、未払いの原因や未払い情報のレポートなどを経理担当者だけでなく、経営陣もリアルタイムで確認することが可能です。経営陣との情報共有もスムーズになり、経営者も未払い情報の確認することで、資金繰りの状況を追うことが叶います。例えば、毎回支払い遅延したもののレポートを経理担当者が作成して、経営陣に報告していたものが、全て自動化でリアルタイムで未払い情報が共有され、レポート作成の手間が省け、業務効率化に繋がります。また、経営者自身が資金繰り状況を把握できるので、資金繰りが厳しくなってくる前の早期段階で対策を練ることが期待できます。
経理担当として、未払い対応を減らしたい…と考えている方や、支払い延滞のものを可視化したい…と悩んでいた方に向けて、freee会計とMicrosoft Teamsを連携し、毎月月初にfreee会計で支払い期日が過ぎた取引をMicrosoft Teamsに通知する方法を解説しました。月初に支払い期日が過ぎた取引をMicrosoft Teamsに通知することで、手作業で行っていた未払い確認に時間を取られず、本来の業務に集中できます。また、Microsoft Teamsに通知することで、他の部署の方やチーム内での情報共有もスムーズになるのも魅力です。キャッシュフローの可視化や問題の早期発見にも繋がるため、資金繰り整理も円滑に行うことができます。
経理担当者やフリーランスの方は、本記事を参考にぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してくださいね。