GitHubとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-04

【GitHub API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説

k.tsukamoto

GitHubを使ったリポジトリの管理や開発業務の自動化を考えたことはありませんか?
自動化するには一般的にAPIを活用するためプログラミングの知識が必要になりますが、「エンジニアに頼まないと難しいのでは…」と、ハードルが高いと感じてしまいますよね。
特に、社内にエンジニアがいない場合や、開発リソースが限られている状況では、どうやって自動化を進めればいいのか悩むことも多いでしょう。

そこで本記事では、GitHub APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がない方でも簡単に様々なアプリとGitHubを連携させる方法</span>を詳しくご紹介します。
プロジェクト管理、タスク管理、コミュニケーションなど、さまざまな業務で活用できる連携フローをステップごとにわかりやすく解説しますので、「エンジニアに頼らず、自分たちの手でGitHub関連の業務を効率化したい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くGitHubのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">GitHub APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

GitHub APIとは

GitHub APIはGitHubと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、GitHubを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。
※ APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、GitHub APIの場合は「GitHub」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

GitHub APIでできること

GitHub APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにGitHub APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

プルリクエストを作成する

GitHub APIのプルリクエスト作成アクションを活用することで、Asanaなどのタスク管理ツールでタスクが作成された際に、関連するプルリクエストをGitHub上に自動で作成できます。
このアクションをフローの中に組み込むことで、手動でのPR作成の手間をなくし、開発プロセスをスムーズに連携させることが可能です。

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Issueが作成されたら自動で起動する

GitHubで新しいIssueが作成されたことをアクションの起点として利用し、Telegramなどのチャットツールに即時通知するフローを構築できるので、重要なIssueの見逃しを防ぎ、チームの迅速な対応をサポートします。

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Issueを作成する

Trelloのようなプロジェクト管理ツールでカードが登録されたタイミングと連動させ、GitHubにIssueを自動で作成するアクションをフローに組み込むことで、ツール間の情報同期を自動化し、二重入力の手間や転記ミスを削減できます。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • Issueを取得
  • IssueとPull Requestを検索
  • Issueを更新
  • Issue・Pull Requestにコメントを追加
  • ユーザーを検索
  • プルリクエストを取得
  • プルリクエストを更新
  • リポジトリからユーザーを削除

フローの起点となるアクション(トリガーアクション)

  • Issueが新しく作成または更新されたら
  • プルリクエストが作成されたら
  • プルリクエストが作成または更新されたら
  • IssueまたはPull Requestにコメントが作成されたら

GitHub APIの利用料金と注意点

GitHub APIは、GitHubのフリープランでも有料プランでも基本的に無料で利用することができます。
フリープランの場合でも、GitHubアカウントで認証を行えば、1時間あたり最大5,000リクエストまでAPIを利用できるため、多くの基本的な自動化ニーズに対応可能です。
ただし、APIを利用する際にはいくつかの注意点があります。

  • リクエスト制限:APIには1時間あたりのリクエスト数に上限(レートリミット)が設けられています。
    この上限を超えてリクエストを行うと、一時的にAPIが利用できなくなるため、短時間に大量のリクエストを送らないよう注意が必要です。
  • 有料プランとの違い:GitHub TeamやEnterpriseなどの有料プランでは、より高いリクエスト上限が設定されており、大規模な開発や頻繁なデータ連携を行う場合に適しています。
  • パフォーマンスへの影響:一度に非常に多くのデータを取得するような複雑なリクエストを送ると、APIからの応答が遅くなる場合があります。
    効率的なデータ連携のためには、必要な情報に絞ってリクエストを行うことが推奨されます。

※ 詳細はGitHubのサービスサイトをご確認ください。
※ 2025年06月12日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してGitHub APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

GitHub APIとの連携方法

はじめにGitHub APIとYoomを連携する方法を紹介します。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではGitHub)を検索して選択。
  1. GitHubのサインイン画面が表示されます。
    連携するアカウントでサインインしてください。
  1. 連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

GitHubが追加されていれば、連携は完了です。

今回は先程ご紹介した「Asanaで特定のプロジェクトにタスクが作成されたら、GitHubにプルリクエストを作成する」というフローボットを作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • AsanaとYoomの連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるプロジェクトとプルリクエストを作成するリポジトリの設定
  • フロー稼働の準備
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※ 事前準備

GitHubの対象プロジェクトに、テスト用の変更を加えても問題のないブランチを2つご用意ください。

ステップ1:AsanaとYoomの連携

GitHub APIと同様に、Asanaのアカウントも連携させていきます。
アプリ一覧画面でAsanaを検索して選択。

  1. Asanaのサインイン画面が表示されます。
    連携するアカウントでサインインしてください。
  1. YoomからAsanaへのアクセス権限を確認し、「許可」をクリック。
    ※ アカウントが登録されていない場合は、アカウント登録後に下図の画面に遷移します。
  1. 連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

Asanaも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるプロジェクトの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Asanaの「特定のプロジェクトに新しいタスクが追加されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、メッセージが投稿された際に、より早くプルリクエストを作成できるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なります。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「ワークスペースID」に対象プロジェクトが属するワークスペースのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているAsanaアカウントから候補が表示されるため、対象となるワークスペースを選択してください。
    検索欄にチャンネル名を入力すると検索が楽になります。
  1. 「プロジェクトID」にトリガーとなるタスクが追加されるプロジェクトのIDを設定。
    入力欄クリック時に表示される候補から、対象となるプロジェクトを選択してください。
  2. 設定を終えたら、Asanaの指定したプロジェクトにテスト用のタスクを追加してください。
    ※ 追加するタスクの例
  1. Yoomに戻り、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に最も新しいタスクの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に変わる値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用に追加したタスクが取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

トリガーとなる投稿の設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:プルリクエストの作成

それでは、Asanaから取得したタスクの情報を元にGitHubでプルリクエストを作成しましょう。

  1. GitHubの「プルリクエストを作成」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「リポジトリ所有者」と「リポジトリ名」をGitHubのURLから取得した値を設定。
    取得箇所は入力欄下の案内をご確認ください。
  1. 「プルリクエストのタイトル」にAsanaから取得した値を設定。
    入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションのメニューから、タイトルとして使用する項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
  1. 「プルリクエストの内容」も同じように、設定したい値を入力欄クリック時に表示されるメニューから選んで追加してください。
  1. 「変更が実装されているブランチ名」と「変更をプルするブランチ名」の名称を固定値で設定します。
  1. その他の項目もフローの運用方法に合わせて設定してください。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したブランチに変更をプルするリクエストが作成されます。
  1. 期待通りのプルリクエストが作成されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Asanaの指定したプロジェクトにタスクを追加し、その内容を元にGitHubのプルリクエストが作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

GitHub APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、GitHubを使った業務フローを自動化しましょう!

GitHubをトリガーとして使用したテンプレート

GitHubへのプルリクエストの作成をトリガーに、Telegramなどのチャットツールへ自動通知を送ることができます。プルリクエストの確認が漏れてしまった経験はありませんか?この自動化によりプルリクエストの作成をメンバーへスムーズに共有できるので、確認漏れを防ぐことに繋がります。

[[206532]]

GitHubにIssueが作成されると、その内容を他のタスク管理ツールに自動で追加できます。複数のツールでタスクを管理していると、ツール間で情報の整合性がとれないことがありませんか?この自動化により、タスクの一元管理が可能になり、管理者の負担が軽減するでしょう。

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GitHubをフロー内のアクションとして使用したテンプレート

他のアプリでのアクションをトリガーにして、GitHubに情報を反映されることもできます。例えば、Asanaとの連携では、追加されたタスクをもとにプルリクエストを作成するだけでなく、Issueを作成することもできます。ぜひ業務内容にあったテンプレートを試してみてください。

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まとめ

GitHub API連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたIssueやプルリクエストの作成といった定型業務が自動化され、手間の削減やヒューマンエラーの防止に繋がります!</span>
また、開発担当者がこれまでの手作業から解放されることで、本来注力すべきコーディングや設計といったコア業務に集中できる環境も整うでしょう。

今回ご紹介したような業務自動化はノーコードツール「Yoom」を活用すれば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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