2024/11/12
アプリ同士の連携方法

GitHubとGoogle Chatを連携してIssue作成後の通知を自動化する方法

m.wadazumi
GitHubとGoogle Chatの連携イメージ

目次

GitHubとGoogle Chatを連携し、Issue作成後の通知を自動化する方法をご紹介します。
これにより、情報共有がスピーディーになり、対応の遅延やミスを防ぎます。
さらに、進捗の把握も容易になるため、他部署とのコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
今回は、自動化の設定方法と導入するメリットを解説します。

こんな方におすすめ

  • 開発チームと他部門で円滑にコミュニケーションを取りたい方
  • Issueの見逃しを防ぎたい方 
  • タスクやIssueの進捗を把握したいチームリーダー

GitHubとGoogle Chatの連携メリットと具体例

メリット1:Issueの見落としを防ぐ

業務が多忙になると、バグ報告や重要なIssueを見逃してしまうリスクが高まります。
しかし、GitHubで新しくIssueが作成された際に、Google Chatに通知する自動化を活用すれば、見落としを防げるかもしれません。
たとえば、週末や夜間にバグが発生しても、通知が送信されるため、スムーズに対応できるでしょう。
<span class="mark-yellow">このような情報共有により、対応の正確性やスピードを向上できるかもしれません。</span>

メリット2:プロジェクトの進行がスムーズになる

GitHubのIssueをGoogle Chatに自動通知するフローは、プロジェクト進行の把握にも有効です。
たとえば、Issueの数が増えたり優先度が高まったりする場合、必要に応じてリソースの配分やスケジュールを最適化しやすくなるでしょう。
これにより、<span class="mark-yellow">メンバー全員が課題の進捗を把握できるようになるため、リーダーやマネジャーには大きなメリットをもたらすでしょう。</span>
この自動化を活用することで、プロジェクトの進行が滞らずに、スムーズな対応が可能になるかもしれません。

メリット3:担当者の負担が軽減される

GitHubとGoogle Chatを連携し、通知を自動化することで、担当者は手動で通知する手間から開放されるでしょう。
たとえば、エンジニアはスピーディーにコードレビューできるため、プロダクト開発や改修の質向上につながるかもしれません。
また、それと同時にサポートチームも顧客対応に専念でき、スムーズな対応ができるでしょう。
この自動化により、<span class="mark-yellow">プロジェクトのクオリティ向上やプロジェクト進行に貢献できるでしょう。</span>

GitHubとGoogle Chatを連携し、Yoomを使用した自動化方法をご紹介していきます。

[Yoomとは]

GitHubとGoogle Chatの連携フローの作り方

今回は「GitHubでIssueが作成されたらGoogle Chatに通知する」という以下のテンプレートの設定方法をご紹介します。
このテンプレートを利用することで、イチから自動化設定を行う必要がなく、便利です。

連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • GitHubとGoogle Chatをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるGitHubのトリガー設定とその後に続くGoogle Chatのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、GitHubとGoogle Chatの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:GitHubとGoogle Chatをマイアプリ登録

GitHubとGoogle ChatをYoomに接続するマイアプリ登録を行ってください。
最初にマイアプリ登録を行うことで、自動化設定がスムーズになります。

まず、GitHubのマイアプリ登録をしましょう。
Yoom画面左側の「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしてください。

以下の画面が表示されるので、「アプリ名で検索」からGitHubを探すか、アプリ一覧から探しましょう。

以下の画面が表示されたら、GitHubにサインインします。

続いて、Google Chatのマイアプリ登録に移ります。
以下の画面が表示されるので、先ほどと同じようにGoogle Chat(OAuth)を探すか、検索しましょう。

以下の画面が表示されたら、Google Chat(OAuth)にログインしてください。

GitHubとGoogle Chatがマイアプリに表示されていれば、マイアプリ登録完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

以下の画面表示を確認し、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、「タイトル」と「説明」を確認してください。
変更が必要な場合は、以下のページから変更できます。
まず、GitHubの設定から行うため、「Issueが新しく作成されたら」をクリックします。

ステップ3:フローの起点となるGitHubのトリガー設定とその後に続くGoogle Chatのオペレーション設定

以下の画面が表示されたら、設定を確認しましょう。

  • 「タイトル」→自身で変更可能
  • 「GitHubと連携するアカウント情報」→利用するアカウントか確認
  • 「トリガーアクション」→Issueが新しく作成されたら

以下の画面が表示されるので、設定してください。

  • 「トリガーの起動間隔」→5分、10分、15分、30分、60分から選択
    ※プランによってトリガーの起動間隔は異なるため、注意してください。
  • 「オーナー名」、「リポジトリ名」→GitHubのURLから設定

設定が完了したら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

続いて、Google Chatの設定を行うため、「メッセージを送信」をクリックしましょう。

※Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。
詳細はこちらを確認してください。

以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→自身で変更可能
  • 「Google Chat(OAuth)と連携するアカウント情報」→利用するアカウントか確認
  • 「アクション」→メッセージを送信

以下の画面が表示されるので、「スペースのリソース名」を設定します。
Google ChatのURLから設定しましょう。

スクロールし、「メッセージ内容」を設定してください。
GitHubのアウトプットを使用して設定しましょう。
赤枠内の矢印をクリックして、アウトプットを表示させましょう。
例として以下のように設定しました。
Google Chatで確認したい内容を設定しましょう。
設定が完了したら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックしてください。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、GitHubとGoogle Chatの連携動作を確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正常にフローボットが起動するか確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。

その他のGitHubとGoogle Chatを使った自動化の例

1.Google Chatでメッセージが投稿されたら、自動的にGitHubでIssueを作成するフローです。
今回ご紹介したテンプレートはGitHubからGoogle Chatへの自動化でしたが、反対の自動化も可能です。
メッセージ内容をAIが抽出することで、スムーズにissueを作成できるでしょう。

2.Jira Softwareで課題が作成されたら、自動的にGitHubにIssueを登録し、Google Chatに通知するフローです。
こちらは、Jira Softwareをトリガーとした自動化になっていて、issueの作成から通知までを自動化できます。
手作業が省けることで、ヒューマンエラーのリスクを防ぎます。

3.GitHubでIssueが作成されたら、自動的にMicrosoft Excelに追加するフローです。
GitHubで作成されたIssueをMicrosoft Excelに追加できるため、一元管理が可能です。
手作業で転記する手間が省けるため、時間を大幅に短縮できます。

まとめ

GitHubとGoogle Chatを連携し、Issueが作成されるたびに自動通知すれば、チーム内での情報共有が容易になるでしょう。
これにより、プロジェクトの進捗状況が明確になり、効率化が期待できます。

Yoomでの自動化設定の方法はとてもシンプルで、短時間で導入できます。
ぜひ今回ご紹介したテンプレートを利用して、作業を効率化させましょう。

この記事を書いた人
m.wadazumi
児童福祉の仕事からライターとして活動し、現在はYoomでブログを執筆中です。 Yoomでできる業務効率化に驚きつつ、みなさんにもその感動を共有して社会貢献したいと考えています。 プログラミング知識ゼロの私でもできるアプリ連携や自動化をお伝えしていきます。
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