2024/10/03
アプリ同士の連携方法

Google AdsとTelegramを連携しレポートを自動通知する方法

k.hieda

目次

Google Adsはオンライン広告を通じて顧客にリーチし、キャンペーンを効率的に運用するために広く利用されていますが、とはいえ、<span class="mark-yellow">毎日レポートを手動で取得して共有する作業は多くの時間を要します。特に複数のキャンペーンを同時に管理している場合、作業が継続的に発生し、他の戦略的業務に充てる時間が限られることがあります。</span>そこで当社は、このプロセスを自動化するフローボットを作成しました。これにより、広告レポートの共有がスムーズになり、作業効率が向上すると考えられます。プログラミング不要で簡単に実装できる方法をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

最新のGoogle Adsのレポートを取得し、Telegramに通知する自動化のメリット2選

広告運用担当者(PPCスペシャリスト)とプロジェクトマネージャーの視点から、この自動化が業務効率にどう役立つか考察してみました。

メリット1 作業負担の軽減とリソースの最適化

Google Adsのレポート取得を自動化すると、毎日決まった時間に最新の広告データがTelegramに自動で通知されます。これにより、<span class="mark-yellow">手動でレポートを取得する必要がなくなり、広告運用担当者は時間を節約できます。</span>この時間を使って、広告キャンペーンの分析や新しい戦略の立案など、よりクリエイティブで戦略的な業務に集中できます。特に、定期的に最新情報が自動で提供されることで、業務全体がスムーズに進み効率的な運用が実現します。

メリット2 効率的なチームコミュニケーションの実現

Google Adsのレポートが毎日決まった時間に正確なデータでTelegramに通知されることで、<span class="mark-yellow">チーム全体が日々最新の情報を確実に受け取れるようになります。</span>プロジェクトマネージャーは、この情報をもとに、すぐにチームへ指示を出すことが可能です。特に広告パフォーマンスの急激な変動があった場合、すぐに対応策を講じる指示ができるため、プロジェクトの進行に遅れが生じることを防ぎやすくなります。また、Telegramは高度なセキュリティ機能を備えているため、重要な広告データのやり取りも安心して行えます。これにより、機密性を保ちながらスムーズな情報共有が実現します。

[Yoomとは]

ここから「最新のGoogle Adsのレポートを取得し、Telegramに通知する」自動化を、<span class="mark-yellow">Yoomのテンプレートを使い、ノーコードで実装する方法</span>を解説します。

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最新のGoogle Adsのレポートを取得し、Telegramに通知する連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Google Ads

  • ログイン情報
    • Google アカウントと紐づけるため、メールアドレスとパスワードをご準備ください
  • プロパティID
  1. Google Adsにログインし、プロパティのあるアカウントを選択。
  2. 左下の「管理」ボタン(歯車のアイコン)をクリック。
  3. プロパティの列の中から、該当するプロパティを選択。
  4. 「プロパティ設定」をクリックすると、「プロパティID」が表示されます。

Telegram

  • 通知先のグループ(botを参加させる必要があります)
    • 新しいbotの作り方はこちら
    • アクセストークン

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリをYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの項目から新規接続をクリック!

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

Google Ads

「Google Ads」で検索し、アプリ名をクリック。こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。

次の画面から、連携するメールアドレスとパスワードを入力します。

ログインができたら、権限の付与を進めてください。

 

これでGoogle Adsとの連携ができました。

Telegram

検索結果からTelegramを選択します。選択すると、下の画面が表示されアカウント名とアクセストークンが求められます。

  • アカウント名は任意の名称を入力してください。アクセストークンはTelegramで、新しくbotを作成すると発行されます。

>公式:ボットファーザー

アクセストークンまで入力し、追加ボタンをクリックでマイアプリ登録の完了です。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ3 スケジュールトリガー「毎日10時」

テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。ここでは、Telegramへの通知頻度とタイミングを設定できます。

(1/1)実行時間の指定

下記項目は初期設定済みです。

  • スケジュールトリガーのタイトル
  • スケジュール設定

今回は、毎日朝10時に起動する設定です。起動のタイミングは任意で変更できます。細かい設定が必要な場合はCronを使うと設定できます。

>もっと詳しく:Cron設定方法

→保存する をクリック

ステップ4 アプリと連携する「アカウントレポートの取得」

テンプレートの2つ目のプロセスをクリック!ここではGoogle Adsから取得する情報の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Google Adsと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリック

(2/2)連携アカウントとアクションを選択

  • 広告アカウントID
    • Google Adsの管理画面の右上に表示されています。
  • 期間の開始
    • 計測期間の始めを設定します。形式は「YYYY-MM-DD」です。
    • 編集欄をクリックで、プルダウンが開きます。日付タブから日付の引用コードを埋め込みます。今回は昨日から今日までのデータを抽出するように設定しました。
  • 期間の終わり
    • 今回の設定では、最終日は本日に設定しました。期間の開始と同様にプルダウンから日付を指定し、本日の引用コードを埋め込みました。

→テストをクリック →成功 アウトプットには昨日のデータが抽出されました。

→保存する をクリックします

ステップ5 計算処理をする「費用を通常の通貨単位に変換」

テンプレートの3つ目をクリックします。あらかじめ設定済みですが、内容を確認します。

(1/1)操作条件の設定

Google Adsのレポートでは、通常「マイクロ通貨単位」で費用が記録されます。例えば、日本円(JPY)での広告費用が「マイクロ単位」で表示される場合、実際の費用は「1,000,000」で割ることで円に換算されます。このプロセスは「円」に換算して通知するために行います。計算式は設定済みのため、そのままテストに進みます。

→テストする 成功 アウトプットには円に換算された結果が抽出されました。

→保存する

ステップ6  アプリと連携する「メッセージを送る」

テンプレートの4つ目をクリック!このプロセスではTelegramへ自動送信する内容を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Telegramと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • チャットID
    • TelegramのグループIDは、通常のUIでは直接表示されませんが、Botを使用すると取得できます。先ほど取得したアクセストークンの文字列(APIキー)を使って、Botが所属するグループのIDを取得します。
    • https://api.telegram.org/bot<アクセストークンの文字列>/getUpdates
    • このAPIエンドポイントにアクセスすると、ボットが参加しているグループの情報が表示され、グループIDも含まれています。例: chat":{"id":-123456789,...} のように id の値がグループIDになります。
  • メッセージ内容
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、先ほどのプロセスで抽出したアウトプットが表示されます。
    • アカウントレポートのアウトプットと、「円」に変換した数値を選択できます。項目をクリックすると自動で引用コードが埋め込まれます。

→テストをクリックします。 →成功

→保存するをクリックします

ステップ7 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にして、フローボットを起動しましょう。

<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、簡単に自動化を実装できました。</span>Telegramのチャンネルで、指定したレポートが確認できました。

今回はアウトプットを全部引用して通知してみました。実際の運用時には必要に応じて項目を抜粋してみてくださいね。今回のテンプレートをこちらです。

もっと活用!Google AdsとTelegramを使った自動化3選

Google AdsとTelegramは、他にもたくさん便利なテンプレートがあります。

1.  Google広告キャンペーンレポートをHubSpotに自動で追加

指定の時間にGoogle広告のキャンペーンレポートを取得し、HubSpotのコンタクトにメモを追加します。広告の成果をチーム間で素早く共有でき、マーケティング戦略や営業活動の改善に役立ちます。広告成果を顧客データと一元管理することで業務がスムーズになります。

2. 毎日Google広告レポートをGoogle スプレッドシートに自動入力

毎日決まった時間にGoogle Adsから前日のレポートを取得し、自動でGoogle スプレッドシートに格納します。手動での入力作業が不要になり、正確なデータ管理ができ、分析やレポート作成に集中できます。時間を節約し、ミスも防げます。

3. Google アナリティクスのレポートをTelegramに自動通知

毎日Googleアナリティクスの最新レポートを取得し、指定の時間にTelegramに自動で通知します。これにより、Webサイトのパフォーマンスデータを即座に確認でき、チーム間での情報共有も効率的に進められます。手動操作の手間が省けるため、迅速な対応が可能です。

まとめ

今回の自動化を通じて、手動で行っていた作業を効率化できることがわかりました。特に、広告運用担当者やプロジェクトマネージャーにとって、作業負担の軽減とコミュニケーションの向上という大きな利点があります。業務全体のスピードと精度が向上し、成果を上げやすい環境を整えられます。

<span class="mark-yellow">Yoomを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単に自動化できます。業務の効率化にぜひお役立てください。</span>

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では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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