2025/01/28
アプリ同士の連携方法

GoogleカレンダーとGoogle Chatを連携して、毎日今日の自分の予定をGoogleカレンダーからGoogle Chatに通知する方法

m.chisaka
GoogleカレンダーとGoogle Chatの連携イメージ

目次

 

日々の忙しい業務の中でスケジュール管理に手間を感じている方は、多いのではないでしょうか。
会議やタスクが立て込んでいると、カレンダーを開いて1日の予定を確認するだけで時間と労力を奪われてしまいます。
しかし、スケジュール確認を後回しにすると、重要な会議や締切を見逃すミスに繋がりかねません。
そこで本記事では、GoogleカレンダーとGoogle Chatを連携し、毎日自動でGoogleカレンダーから今日の自分の予定をGoogle Chatに通知する方法をご紹介します。
自動化によって、業務効率を向上させるための強力なツールを手に入れましょう。

こんな方におすすめ

  • GoogleカレンダーとGoogle Chatを日常的に活用している方
  • 忙しい業務の中でスケジュール管理を負担に感じ、スケジュール確認を後回しにしがちな方
  • 複数のプロジェクトを同時進行で進める中でタスクや予定管理が複雑化し、整理したいと考えているプロジェクト担当者
  • チームメンバーの予定を共有することでコミュニケーションの円滑化を図り、チーム連携を強化させたいと考えているチームリーダー
  • タスク管理が苦手で重要な予定を見落とすリスクを最小限に抑えたい方

それではここからノーコードツールYoomを使って、「毎日今日の自分の予定をGoogleカレンダーからGoogle Chatに通知する方法」をご説明します。

[Yoomとは]

今日の予定をGoogleカレンダーからGoogle Chatに通知する方法

GoogleカレンダーのAPIを用いて予定を取得し、 Google ChatのAPIを利用して通知させることで実現可能です。
一般的に実現にはプログラムの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • GoogleカレンダーとGoogle Chatをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるGoogleカレンダーのトリガー設定と、その後に続くGoogle Chatとの連携
  • トリガーボタンをONにして、GoogleカレンダーとGoogle Chatの連動操作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録してください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:GoogleカレンダーとGoogle Chatをマイアプリ連携

Yoom画面の左側メニューにある「マイアプリ」から「新規接続」をクリックします。

検索ボックスに、連携するアプリ名を入力しましょう。

GoogleカレンダーとYoomの連携方法

Googleカレンダーのアプリを検索するとログインページが表示されます。

「Sign in with Google」をクリックします。

クリックするとアカウント選択画面に移行するため、連携したいアカウントを選びましょう。
サインイン画面で認証を完了すると、Yoomとの連携できます。

Google ChatとYoomの連携方法

Google Chatアプリを検索すると、ログインページが表示されます。
「Sign in with Google」をクリックします。
※Google Chatの利用には「Google Chat(OAuth)」の使用が推奨されています。

「Client ID」と「Client Secret」を入力し、「登録する」をクリックします。
連携が完了したら、アプリ登録は完了です。
詳しい連携方法は下記のサイトをご参照ください。

Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

ステップ2:トリガーを設定

次に、今回使用するテンプレートをコピーします。

  1. 上のバナーの「試してみる」を押す。
  2. 移行したページの「このテンプレートを試す」を押す。
  3. Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う。

※すでに登録が完了している場合は、ログインしてください。

テンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、このような画面が表示されます。

ステップ3:Googleカレンダーでトリガーを設定

  1. コピーしたテンプレートを開く

左側にあるメニューの「マイプロジェクト」から、コピーしたテンプレートを開きます。

  1. アプリトリガーを選択する

「毎日9時になったら」をクリックします。

フローボットを起動したいタイミングを設定します。
テンプレートでは「毎日9時」に通知される設定となっています。
曜日や通知の時間は必要に応じて変更してください。
設定を確認したら「保存する」をクリックします。
※「Cronの設定」では、1日のうちに何度も起動したい場合や、曜日によって別の時間帯に起動したいなどの細かな設定が可能です。設定の詳しい設定方法はこちらをご確認ください。

ステップ3:Googleカレンダーの予定を取得する設定

「予定の一覧を取得する」をクリックします。

必要箇所を入力していきましょう。

「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Googleカレンダーと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「アクション」:「予定の一覧を取得する」を選択

連携するアカウントを入力します。

「カレンダーID」の入力欄をクリックすると候補が表示されるため、選びましょう。

次に「取得する期間の開始日の前日」を入力していきます。
入力欄をクリックすると、アウトプットが表示されるため、日付欄から「昨日」の日付を選びます。
※日付は「2025-01-01」という表示方法を選択します。

今度は「取得する期間の終了日」を入力していきます。
アウトプットから「今日」の日付を選びます。
※先ほど同様に「2025-01-01」という表示方法を選択します。

設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:テキストからデータ抽出タイプを選択

  1. 「テキストからデータを抽出する」を選択する

このステップ(AIオペレーション)はチームプラン・サクセスプランのみ利用できる機能です。
対象外プランの場合、設定中のフローボットがエラーになるためご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAIオペレーションも使用できます。

  1. アクションを選択する

「タイトル」を必要に応じて変更し、「変換タイプ」を選択します。

テキストの文字数に応じて変換タイプを選択してください。
「変換タイプ」は文字数によって、消費するタスクの数が異なります。
プランごとのタスク数は料金プランをご確認ください。

「次へ」をクリックすると「詳細を設定」画面が表示されます。
対象のテキストをアウトプットから選んでいきましょう。

次に抽出したい項目を選択していきます。
入力が完了したら「テスト」をクリックし、エラーが出なければ「保存する」をクリックしましょう。

ステップ5:Google Chatでの通知設定

  1. アプリと連携する

「メッセージを送信」をクリックします。

連携するアカウントとアクションを選択して「次へ」を押します。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Google Chatと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「アクション」:「メッセージを送信」を選択

通知されるチャット(スペース)を選択します。
候補欄から選ぶことが可能です。

次に通知内容を設定します。
テキストから抽出したデータ(ステップ4)を活用することで、タスクごとのタイトルと開始時間をそれぞれ設定することが可能です。
全ての入力が完了後、テストを実行し、エラーが出なければ「保存する」をクリックしましょう。

ステップ6:トリガーをONにして動作を確認

最後に「トリガーをON」をクリックして、自動化の設定は終了です。
正しくフローボットが起動するか確認しましょう。
設定、お疲れ様でした!

今回使用したテンプレートはこちら

Google Chatを使ったその他の自動化例

他にもGoogle Chatを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.毎日Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに通知する

競合サイトの調査や最新のニュースなどの情報収集を普段からWebサイトを利用してる場合、業務効率化が図れるフローです。
Google Chatを活用することで、チーム内での共有も円滑になります。

2.Google Chatで投稿されたら、Googleスプレッドシートを更新する

 Googleスプレッドシートに転記する手間が省けるため、時間短縮に繋がります。
普段からGoogle Chatで議論や意見収集を行い、 Googleスプレッドシートで記録やタスク管理をしている方に最適です。

3.Google Chatで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する

グローバル企業や海外拠点との連携が多い企業でも、自動翻訳機能を活用することで、言語の壁を意識することなく、更なるコミュニケーションの円滑化を図ることができます。言語の違いによるコミュニケーション課題を感じている方はお試しください。

GoogleカレンダーとGoogle Chatの連携メリットと具体例

メリット1:スケジュール管理の効率化

GoogleカレンダーとGoogle Chatを連携することで、カレンダーを確認する手間が省けつつすぐにスケジュールを把握することができます。
また、通勤や外出先などの移動中でも簡単に確認することができるため、毎朝始業前にスケジュール通知を設定すれば、1日の行動計画を効率よく立てることも可能です。
Google Chatという馴染みのあるプラットフォームを活用することも、スムーズに予定確認が行えるというメリットに繋がるはずです。

メリット2:重要な予定の見落としを防止

Googleカレンダーの予定をGoogle Chatに通知することで、重要な予定の見落とし防止にも繋がります。
Google Chatへの通知タイミングや形式をカスタマイズすることで、必要なタイミングでリマインドすることもでき、会議やクライアントとのアポイントメントなど、忘れてはいけない重要な予定がある方には最適な仕組みです。
スケジュール管理の徹底は、業務の信頼性向上や取引先との良好な関係維持にも繋がります。

メリット3:チーム間でのスケジュール連携強化

個人の予定がGoogle Chatで通知される仕組みを活用することで、チーム内での連携強化にも役立ちます。
チームリーダーにとっては、メンバーの業務状況やタスク状況を素早く確認することができるため、必要に応じて調整やフォローアップが可能となります。
メンバー間でも、仲間のスケジュール状況を理解しコミュニケーションが円滑になることで、チーム全体のパフォーマンス向上も期待できます。
特に、リモートワークが主流となっている環境では、チーム間の連携を強化する重要なツールになるかもしれません。

まとめ

本記事では、GoogleカレンダーとGoogle Chatを連携して毎日の予定を自動通知する方法をご紹介しました。
この自動化により、スケジュール管理の負担感を大幅に軽減し、より効率的でスムーズな業務遂行を目指すことが可能となります。
通知内容をカスタマイズすることで、本当に必要な情報を最適なタイミングで受けとれるため、更なる業務効率化も期待できます。
さらに、個人だけでなく、この仕組みを社内全体で活用することで、情報共有がスムーズになり、プロジェクト遂行などのパフォーマンス向上にも繋がります。
業務を行う上でスケジュール管理は基本であり重要な要素の1つです。

この機会にYoomの仕組みを活用して、スケジュール管理の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
m.chisaka
メガバンクや市役所など、10年間事務職として勤務してきました。経費事務や日程調整など、日々の「ちょっとした手間」に直面した経験から、Yoomを活用した事務作業を少しでも楽にするアイデアや具体的な活用法を発信しています。
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