Google ChatとChatGPTの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/07

Google ChatとChatGPTを連携して、Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する方法

r.suzuki

社内でよくある問い合わせへの対応や、チーム内での情報共有が増えると、『こういう質問にすぐ答えてくれる存在がいたらいいのに』と思うことはありませんか?
そこで今回は、Google ChatとChatGPTを連携し、Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが自動で返答する方法をご紹介します。
ボットにメッセージを送るだけで、ChatGPTが素早く返答してくれるので、社内のよくある問い合わせやちょっとした質問に自動で対応してくれます。
これにより、日常業務全体の効率向上が期待できます。
ノーコードで連携できるので、社内のコミュニケーションをもっとスムーズにしたい方は、ぜひ試してみてください!

こんな方におすすめ

  • Google ChatやChatGPTを業務で活用している方。
  • 社内の問い合わせ対応を自動化し、ヘルプデスクの負担を軽減したい方。
  • 社内の情報取得を効率化し、従業員の生産性を向上させたい経営者や管理職。

ここからは、Yoomのテンプレート【Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する】という連携フローを使って設定の解説をします。 

[Yoomとは]

Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する方法

Google Chatにボットへメッセージが送信されると、Google Chat APIから情報を受け取り、ChatGPT API経由での返答が作成され、その内容をもとにGoogle Chatで自動返信が行われます。
Yoomというノーコードツールを活用することで、プログラミングの知識がなくてもGoogle ChatとChatGPTの連携を簡単に自動化できます。

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

  • Google ChatとChatGPTをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー、アクションの設定
  • 最後にトリガーが起動と確認

事前準備

1)まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
Yoomのアカウント発行ページ
アカウントを取得している場合は、ログインしてください。

2)ChatGPTは事前に APIキーを取得する必要があります。
OpenAIのページを開き、「SIGN UP」からアカウントを作成してください。
なお、すでにOpenAIアカウントを持っている場合はOpenAIにログインページにアクセスしてから、APIキーを取得してください。
※ChatGPTやOpenAIのAPIを利用するには、別途OpenAI社へ費用が発生する可能性があります。詳細はOpenAI社の公式サイトをご確認ください。

サインアップが完了したら、左上のアイコン部分から「API keys」をクリックします。

 APIキーを新たに生成し、作成したキーをコピーしておきます。

APIキーを新たに生成し、作成したキーをコピーしておきます。


詳しくはこちらを参考にしてください。
ChatGPTのマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター

ステップ1:Google ChatとChatGPTをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する2つのアプリ「Google Chat」と「ChatGPT」を1つずつ検索します。

Google Chatを選択できたら、Googleアカウントでログインしてください。



同様にChatGPTを選択したら、事前準備で取得した情報を入力します。
「アカウント名」の部分に任意の管理用の名前を設定、「アクセストークン」に取得したAPIキーを設定して、追加をクリックします。




3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。
はじめにこちらのバナーをクリックしてください。

1)「このテンプレートを試す」のアイコンをクリックします。

2) 以下のような表示が出てくるので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。
タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。


また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
まずは「アプリトリガー ボットにメンション付きのメッセージを送信したら」をクリックしてみましょう!

ステップ4:Google Chatのアクションを設定

1) アクションは「ボットにメンション付きのメッセージを送信したら」を選択して、「次へ」をクリックします。

2)  WebhookURLをコピーし、対象アプリの管理画面で設定を行なってください。
Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行したら、「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」します。

ステップ5:ChatGPTのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 会話する」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「会話する」を選択し、必須項目を入力します。

3)  必須項目を入力してください。

メッセージ内容は候補から選択が可能です。
候補から選択し、入力が完了したら「次へ」をクリックします。
テスト成功後、「保存」します。


ステップ6:Google Chatのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する メッセージを送信」のアイコンをクリックします。

2)アクションは「メッセージを送信」を選択して、「次へ」をクリックします。

3)  必須項目を入力してください。

メッセージ内容は候補から選択が可能です。
候補から選択し、入力が完了したら「次へ」をクリックします。
テスト成功後、「保存」します。



これで【Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する】というフローが完成です。

ステップ7: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら 

Google Chatを使ったその他の自動化例

上記の連携以外にも、Google Chatを組み合わせることで様々な自動化が可能です。
YoomにはGoogle Chatを使った自動化の例がたくさんあるので、その中からいくつかご紹介します。

1.Google Chatでメッセージが投稿されたら、メッセージ内容をもとにOneDriveにフォルダを作成する
このテンプレートは、Google Chatにメッセージが投稿されると、その内容をもとにOneDriveに自動でフォルダを作成する仕組みです。
例えば、「営業部_20240207_契約書」と投稿すれば、「営業部」フォルダ内に日付付きの契約書フォルダが自動生成されます。
これにより、部署ごとのファイル整理がスムーズになり、手動でのフォルダ作成の手間を削減できるため、情報管理の効率化が期待できます。

2.Google Chatで特定のメッセージが投稿されたらBacklogに課題を登録する
このテンプレートは、Google Chatで特定のメッセージが投稿されると、自動的にBacklogに課題を登録する仕組みです。
例えば、営業部が進捗報告を送信すると、それに関連するタスクがBacklogに追加され、担当者に割り当てられます。
これにより、手動でのタスク登録が不要になり、業務の進捗がスムーズな追跡が見込めます。
課題の漏れを防ぎ、チーム全体のタスク管理が一元化されるため、業務の効率化が期待できます。

3.Google Chatでメッセージが送信されたら、投稿内容からAIでテキストを抽出してMicrosoft Excelに追加する
このテンプレートは、Google Chatでメッセージが送信されると、AIが投稿内容を解析し、必要なテキストを抽出してMicrosoft Excelに自動追加する仕組みです。
Excelの売上管理シートにメッセージの情報が自動で入力されるため、手入力の手間を削減し、データ管理の精度向上や業務の効率化が期待できます。

Google ChatとChatGPTの連携メリットと具体例

メリット1:業務の効率化と時間削減

Google Chatのボットを活用してChatGPTが自動返答することで、従業員の対応時間の削減が見込まれます。
例えば、社内のヘルプデスクには、ITトラブルの相談や経費精算のやり方についての問い合わせが日々寄せられます。
従業員がスムーズに業務を進めるためには欠かせない対応ですが、一つひとつ対応していると意外と時間がかかってしまうことも多いです。
しかし、この連携によってGoogle Chatのボットが基本的な質問に素早く答えることで、ヘルプデスク担当者の負担を減らし、他の問題対応へ集中する時間の確保が期待できます。
これにより、業務全体の効率が向上し、従業員の生産性向上も見込めます。

メリット2:社内情報のスムーズな共有と可視化

社内では、スケジュール変更やプロジェクトの進捗、緊急連絡など、大事な情報を素早く共有することがとても重要です。
この連携を活用すれば、従業員が特定のコマンドを入力すると、ChatGPTが最新の情報を自動で取得し、スムーズに回答が受け取れます。
メッセージを送ると、ダッシュボードからデータを取得し、要約を返すことが可能なので、素早く簡単に情報を得られ、社内のスムーズな情報共有が期待できます。
さらに、情報が自動で整理・要約されることで、必要なデータを一目で把握できるのも大きなメリットです。
例えば、リスト形式で表示すれば、進捗状況や重要な指標がわかりやすく、チーム全体のスムーズな意思決定が見込まれます。

メリット3:エラーの減少と正確性向上

Google Chatのボットはあらかじめ設定されたルールに従って自動で対応するため、人間による入力ミスや確認漏れを減らすことができます。
例えば、タスクの進捗やスケジュール調整など、ボットが定型的な仕事を担うことで、スタッフの負担も減り、スムーズな進行が見込めます。
また、いつでも同じように正確な対応をしてくれるので、誰が使っても一貫した情報が得られ、誤った情報を伝える心配もなくなります。
こうして、ミスが減り、正確な業務進行が期待できます。

まとめ

今回はGoogle Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する方法をご紹介しました。
Google ChatとChatGPTの連携によって、社内の業務効率化と情報共有の向上が期待できます。
また、業務の自動化により、従業員はより重要な業務に集中できるようになり、生産性の向上も見込まれます。
さらに、Yoomを活用すれば、ノーコードで設定が可能なため、専門的な知識がなくても簡単に導入できるのが魅力です。
ぜひこの機会に、Google ChatとChatGPTの連携にチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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