Google ChatとChatGPTの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-28

Google Chatのボットにメッセージが送信されたらChatGPTが返答する方法

r.suzuki

社内でよくある問い合わせへの対応や、チーム内での情報共有が増えると、『こういう質問にすぐ答えてくれる存在がいたらいいのに』と思うことはありませんか?
そこで今回は、Google ChatとChatGPTを連携し、Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが自動で返答する方法をご紹介します。
ボットにメッセージを送るだけで、ChatGPTが素早く返答してくれるので、社内のよくある問い合わせやちょっとした質問に自動で対応してくれます。
これにより、日常業務全体の効率向上が期待できます。
ノーコードで連携できるので、社内のコミュニケーションをもっとスムーズにしたい方は、ぜひ試してみてください!

こんな方におすすめ

  • Google ChatやChatGPTを業務で活用している方。
  • 社内の問い合わせ対応を自動化し、ヘルプデスクの負担を軽減したい方。
  • 社内の情報取得を効率化し、従業員の生産性を向上させたい経営者や管理職。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!

ここからは、Yoomのテンプレート【Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する】という連携フローを使って設定の解説をします。 

[Yoomとは]

Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する方法

Google Chatにボットへメッセージが送信されると、Google Chat APIから情報を受け取り、ChatGPT API経由での返答が作成され、その内容をもとにGoogle Chatで自動返信が行われます。
Yoomというノーコードツールを活用することで、プログラミングの知識がなくてもGoogle ChatとChatGPTの連携を簡単に自動化できます。

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

  • Google ChatとChatGPTをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー、アクションの設定
  • 最後にトリガーが起動と確認

事前準備

1)まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
Yoomのアカウント発行ページ
アカウントを取得している場合は、ログインしてください。

2)ChatGPTは事前に APIキーを取得する必要があります。
OpenAIのページを開き、「SIGN UP」からアカウントを作成してください。
なお、すでにOpenAIアカウントを持っている場合はOpenAIにログインページにアクセスしてから、APIキーを取得してください。
※ChatGPTやOpenAIのAPIを利用するには、別途OpenAI社へ費用が発生する可能性があります。詳細はOpenAI社の公式サイトをご確認ください。

サインアップが完了したら、左上のアイコン部分から「API keys」をクリックします。

 APIキーを新たに生成し、作成したキーをコピーしておきます。

APIキーを新たに生成し、作成したキーをコピーしておきます。


詳しくはこちらを参考にしてください。
ChatGPTのマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター

ステップ1:Google ChatとChatGPTをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する2つのアプリ「Google Chat」と「ChatGPT」を1つずつ検索します。

Google Chatを選択できたら、Googleアカウントでログインしてください。



同様にChatGPTを選択したら、事前準備で取得した情報を入力します。
「アカウント名」の部分に任意の管理用の名前を設定、「アクセストークン」に取得したAPIキーを設定して、追加をクリックします。




3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。
1) はじめにこちらのバナーの「試してみる」をクリックしてください!

2) 以下のような表示が出てくるので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。
タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。


また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
まずは「アプリトリガー ボットにメンション付きのメッセージを送信したら」をクリックしてみましょう!

ステップ4:Google Chatのアクションを設定

1) アクションは「ボットにメンション付きのメッセージを送信したら」を選択して、「次へ」をクリックします。

2)  WebhookURLをコピーし、対象アプリの管理画面で設定を行なってください。
Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行したら、「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」しましょう。

ステップ5:ChatGPTのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 会話する」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「会話する」を選択し、必須項目を入力しましょう。

3)  必須項目を入力してください。

メッセージ内容は候補から選択が可能です。
候補から選択し、入力が完了したら「次へ」をクリックしましょう。
テスト成功後、「保存」します。


ステップ6:Google Chatのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する メッセージを送信」のアイコンをクリックしてください。

2)アクションは「メッセージを送信」を選択して、「次へ」をクリックします。

3)  必須項目を入力してください。

メッセージ内容は候補から選択が可能です。
候補から選択し、入力が完了したら「次へ」をクリックします。
テスト成功後、「保存」します。



これで【Google Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する】というフローが完成です。

ステップ7: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら

Google ChatやChatGPTのその他の自動化例

今回ご紹介したフロー以外にもGoogle ChatやChatGPTのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!

Google ChatとChatGPTのその他の自動化例

Google スプレッドシートで行が追加後にChatGPTでメール文を生成してGoogel Chatに通知したり、受信メールの内容をChatGPTで要約して通知することができます。

Google Chatを使ったその他の自動化例

Google Chatでメッセージが投稿されたら登録・作成する

タスクが自動で追加されることで、対応漏れの抑制に役立つでしょう。

内容を文字起こしし、Google Chatに通知する

AI機能を用いて文字起こしおよび要約(議事録化)するため、作業負担の軽減や認識のずれ防止につながります。

ファイルがアップロードされたらGoogle Chatに通知する

ファイルがアップロードされると自動で通知されるため、都度Dropboxにアクセスする操作をなくせるかもしれません。

ChatGPTを活用した自動化例

ChatGPTで内容を分析し、コメントや情報を追加する

AIの分析結果が自動で追加されるため、データの整理や転記作業の手間が省ける可能性があります。

問い合わせへの返信内容をChatGPTで生成して返信する

自動で返信文を生成し送信までをスムーズに行うことができます。これにより手間を減らしつつ質の高いメール対応を実現できそうです。

受信メールの返信案をChatGPTで作成して通知する

新規のメールを受信したらその本文の内容をChatGPTで要約して、要約した文面を通知するため、作業スピードの向上が見込めます。

Google ChatとChatGPTを連携するメリット

メリット1:業務の効率化と時間削減

Google Chatのボットを活用してChatGPTが自動返答することで、従業員の対応時間の削減が見込まれます!
例えば、社内のヘルプデスクには、ITトラブルの相談や経費精算のやり方についての問い合わせが日々寄せられますよね
従業員がスムーズに業務を進めるためには欠かせない対応ですが、一つひとつ対応していると意外と時間がかかってしまうことも多いです。
しかし、この連携によってGoogle Chatのボットが基本的な質問に素早く答えることで、ヘルプデスク担当者の負担を減らし、他の問題対応へ集中する時間の確保が期待できます。
これにより、業務全体の効率が向上し、従業員の生産性向上も見込めるでしょう。

メリット2:社内情報のスムーズな共有と可視化

社内では、スケジュール変更やプロジェクトの進捗、緊急連絡など、大事な情報を素早く共有することがとても重要です。
この連携を活用すれば、従業員が特定のコマンドを入力すると、ChatGPTが最新の情報を自動で取得し、スムーズに回答が受け取れます!
メッセージを送ると、ダッシュボードからデータを取得し、要約を返すことが可能なので、素早く簡単に情報を得られ、社内のスムーズな情報共有が期待できますね。
さらに、情報が自動で整理・要約されることで、必要なデータを一目で把握できるのも大きなメリットです。
例えば、リスト形式で表示すれば、進捗状況や重要な指標がわかりやすく、チーム全体のスムーズな意思決定が見込まれるはずです。

メリット3:エラーの減少と正確性向上

Google Chatのボットはあらかじめ設定されたルールに従って自動で対応するため、人間による入力ミスや確認漏れが減少すると予想されます。
例えば、タスクの進捗やスケジュール調整など、ボットが定型的な仕事を担うことで、スタッフの負担も減り、スムーズな進行が見込めるでしょう。
また、いつでも同じように正確な対応をしてくれるので、誰が使っても一貫した情報が得られ、誤った情報を伝える心配もなくなりそうです!
こうして、ミスが減り、正確な業務進行が期待できます。

まとめ

今回はGoogle Chatのボットにメッセージが送信されたら、ChatGPTが返答する方法をご紹介しました。
Google ChatとChatGPTの連携によって、社内の業務効率化と情報共有の向上が期待できます。
また、業務の自動化により、従業員はより重要な業務に集中できるようになり、生産性の向上も見込めるでしょう。
さらに、Yoomを活用すれば、ノーコードで設定が可能なため、専門的な知識がなくても簡単に導入できるのが魅力です。
ぜひこの機会に、Google ChatとChatGPTの連携にチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
タグ
自動化
連携
Google Chat
ChatGPT
関連アプリ
アプリ連携
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る