GeminiとGoogle Chatの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-14

Google Chatで投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Google Chatに更新する方法

t.yasuda

円滑な社内コミュニケーションや効率的な情報管理は、業務全体の生産性を上げるために企業にとって重要な課題です。しかし、複雑な質問や問い合わせに対してスピーディーに返答するのは、担当者にとって負担が大きいですよね。
その際におすすめなのがGoogle ChatとGeminiを連携することです。Google Chatに投稿された内容をGeminiのアシスタントが自動的に解析して適切な回答を返答してくれるので、手作業による情報確認や返答の手間を省けます。
本記事では、Google ChatとGeminiを連携させることで、解析した内容を自動的に返答する方法とメリットについて、詳しくご紹介します。

こんな方におすすめ

  • チャットツールとしてGoogle Chatを使っている方
  • 大量の問い合わせに対応するヘルプデスクの方
  • AIを議事録作成等にも活用したい方

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

Google ChatとGeminiの連携フローの作り方

今回は「Google Chatで投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Google Chatに更新する」という以下のテンプレートの設定方法をご紹介します。このテンプレートを利用すると、イチから自動化設定を行う必要がなく便利です。

工程は4ステップだけなので、簡単に設定できます。

  1. Google ChatとGeminiをマイアプリに登録
  2. テンプレートを開く
  3. トリガーおよびオペレーションの設定
  4. Google ChatとGeminiの自動化の動作確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Google ChatとGeminiをマイアプリに登録

最初に、Google ChatとGeminiをYoomに接続するマイアプリ登録を行いましょう。

1.Google ChatとYoomを連携

(1)まずは、Google Chatのマイアプリ登録からです。
Yoom画面の左側にある「マイアプリ」を開き、「+新規接続」をクリックしましょう。

(2)検索窓に「Google Chat」と入力して、検索結果をクリックします。

(3)以下の画面が表示されるので、権限を許可します。

(3)以下の画面が表示されるので、説明に従って設定します。
Google Chatのマイアプリ登録についてはこちらをご覧ください。

(4)以下の画面のように「マイアプリの作成に成功しました」と表示されたら、マイアプリの登録は完了です。

2.GeminiとYoomを連携

(1)続いて、Geminiのマイアプリ登録からです。
Google Chatと同様に「マイアプリ」を開き、「+新規接続」からアプリを検索します。

(2)以下の画面が表示されるので、説明に従って設定します。

マイアプリにGoogle ChatとGeminiが表示されていれば、登録完了です。
次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

ステップ2:スペースにメッセージが送信されたら起動するトリガーを設定

(1)テンプレートをコピーした後、Yoomに以下の画面が表示されるので、「OK」をクリックして詳細設定に移ります。

(2)フロー内の「スペースにメッセージが送信されたら」をクリックします。

(3)以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Google Chatと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「トリガーアクション」→スペースにメッセージが送信されたら

確認できたら「次へ」をクリックします。

(4)以下の画面が表示されるので、トリガーの起動間隔をプルダウンより選択します。
※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

設定が完了したら「テスト」をして、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ3:コンテンツを生成

(1)フロー内の「コンテンツを生成」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Geminiと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「アクション」→コンテンツを生成

(3)以下の画面が表示されるので、候補から該当するものを選んで設定します。
設定が完了したら「テスト」をして、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:メッセージを送信

(1)フロー内の「メッセージを送信」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Google Chatと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「アクション」→メッセージを送信

(3)以下の画面が表示されるので、候補から該当するものを選んで設定します。
設定が完了したら「テスト」をして、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ5:GoogleChatとGeminiの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。お疲れ様でした!

Google ChatとGeminiのその他の自動化例

今回ご紹介したフロー以外にもGoogle ChatやGeminiのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。いずれも簡単な設定で利用できるようになりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!

Google Chatを活用した自動化例

1.Notionの任意のデータベースに情報が追加されたら、Google Chatに通知する

Notionをデータベースとして活用している方におすすめです。情報が追加されるたびにGoogle Chatに通知されるので確認作業が早くできそうですね。

2.Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Google Chatに通知する

こちらは議事録の文字起こしと要約まで自動で済ませたうえで通知してくれるフローです。ミーティングの後処理が格段に楽になりそうです。

3.Google Driveにファイルが作成されたら、Google Chatで通知する

Google Driveでファイル管理をしている企業や部署で特に役立ちそうです。定期的にGoogle Driveを開かなくてもファイルが作成されたら通知で知らせてくれるので、ファイル管理が効率化しますね!

Geminiを活用した自動化例

1.Slackで投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Slackに更新する
このフローを活用することで、Geminiのアシスタントが生成した回答を参考にしながら顧客対応を行うことができます。これにより、担当者の育成に役立つだけでなく業務負担を軽減も期待できそうです。

2.Microsoft Teamsで投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Microsoft Teamsに更新する
例えば、情報システム部門で社内メンバーからIT関連の質問をされることがあった際に、Geminiを使って回答させることで、毎回回答を作成する手間が省けそうです。

3.Google スプレッドシートで追加された内容をGeminiを使って要約しGoogle スプレッドシートに更新する
例えば、商品情報などをリサーチしたい場合、Google スプレッドシートに一部情報だけ追加して、Geminiを使ってより詳細な情報を返答させることができます。
使い慣れているツールをこのようにAIチャットボットのように使用することもできます。

Google ChatとGeminiを連携するメリット

メリット1:カスタマーサポートの迅速化

Google Chatはコミュニケーションを円滑にするための便利なツールですよね。
この連携を用いると、Google Chatに投稿された内容をGeminiのアシスタントが自動的に解析して、その結果に基づいた回答が返答されるので、スピーディな回答につながります。
サポート担当者の負担軽減が見込めるとともに、素早い一次対応で顧客満足度も向上するかもしれません。

メリット2:面倒な議事録作業などを自動化

Google ChatとGeminiの連携により、議事録作成作業などの効率化も期待できます。
例えば、ミーティングした際のメモをGoogle Chatに送れば、Geminiが体裁を整えて議事録生成するといったことも可能です。
議事録をイチから作成する手間が省けるため、プロジェクト全体のスムーズな進行に役立つかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

Google ChatとGeminiの連携により、AIによる回答生成と返答を同時に行えるため、業務の効率化が期待できそうですね。
これまで質問に対して全て手動で対応してきた社内FAQやヘルプデスクの方には特に活用してほしいフローです。

Yoomを使用することで、難しいプログラミングスキルを使うことなく、簡単に設定できるのも嬉しいポイントです。
ぜひ、この機会に自動化を導入し、業務効率を高めてください。

この記事を書いた人
t.yasuda
学習塾講師やライター、さまざまな事務の仕事に携わってきました。パソコン作業が多かったので、どうしたら業務を効率化できるかという情報に関しては常にアンテナを張っています。これまでの経験で培ってきた知識と集めている情報をフル活用して、皆様のお役に立てる記事を執筆できたらと考えております。
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