Google スプレッドシートとWooCommerceの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/12/01

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携して、Googleスプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに注文情報を追加する方法

s.nakazawa

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携すると、商品情報を一元管理できます。
この連携により、業務の効率化やヒューマンエラーの削減が期待できます。
しかし、ツール同士の連携は本来、プログラミング知識が必要な高度な設定になります。
そこでこの記事では、ノーコードでGoogle スプレッドシートとWooCommerceを連携させる方法を紹介します。
ECサイト運営者が直面する人手不足などの課題を解決する手助けになるでしょう。

こんな方におすすめ

  • Google スプレッドシートを商品データ管理に利用しているが、WooCommerceへの手動入力に課題を感じている方
  • Google スプレッドシートとWooCommerceで頻繁に商品情報を更新する必要があり、効率化を図りたいと考えているECサイト運営者
  • 複数のWooCommerce店舗の在庫を一元管理したい多店舗経営者
  • 商品データの正確性を重視し、ヒューマンエラーを防ぐ仕組みを導入したい方

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携メリットと具体例

メリット1:データ入力の繰り返しを削減し業務を効率化

Google スプレッドシートに入力した商品情報を、再度WooCommerceに入力する作業を手作業で行うと時間がかかります。
しかし、Google スプレッドシートとWooCommerceを連携すれば、商品情報の入力が1度で済むため、業務効率の向上が期待できます。
例えば、ロングテール戦略により多数の商品を出品する店舗の担当者は、商品情報の入力にかかる工数を削減でき、出品効率が向上するでしょう。
その結果、ショップの売上アップも期待できます。

メリット2:人為的ミスを軽減

手動でWooCommerceに商品を登録する際、誤った情報入力のリスクがあります。
しかし、2つのツールを連携させることで、Google スプレッドシートに正しい情報を入力してしまえば、確実にWooCommerceに正確なデータを反映できます。
例えば、Google スプレッドシートの情報をWooCommerceにコピー&ペーストする際に生じていたミスを防止できます。
その結果、正確なデータ管理も期待できます。

メリット3:複数店舗の商品情報を一元管理

多数のネットショップをWooCommerceで運営する場合、商品情報の管理が大変です。
便利になると思いGoogle スプレッドシートを導入しても、工数が増えたり、工程が複雑化したりしてしまうことがあります。
しかし、WooCommerceで運営するネットショップの情報をGoogle スプレッドシートと連携させることで、商品データを一元管理できます。
例えば、1つのGoogle スプレッドシートアカウントで、シートごとに店舗の商品情報を管理すれば、作業工程をシンプルにできます。
このように、WooCommerceで多数のネットショップを運営する場合、Google スプレッドシートと連携して情報を一元管理できることは、大きなメリットとなるでしょう。

[Yoomとは]

これから、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomで、「Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに商品を追加する」というフローボットの作成方法を紹介します。
テンプレートに沿って設定するだけで導入できるので、ぜひ試してみてください。

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携フローの作り方

Yoomを使ってGoogle スプレッドシートとWooCommerceを連携するフローは、次の4つのプロセスで進めます。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・トリガーアクションとなるGoogle スプレッドシートの設定
・WooCommerceで商品を登録し、Google スプレッドシートに商品IDを登録する設定

ステップ1:Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携

はじめに、Google スプレッドシートとWooCommerceをYoomに連携させるために、マイアプリ登録をします。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、「Google スプレッドシート」「WooCommerce」とそれぞれ検索して進むと、次の画面に遷移します。

<Google スプレッドシートの場合>

・上記画面で「Sign in with Google」をクリックし、連携するアカウントを選択します。

・ログインするアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。

・「続行」をクリックすると、マイアプリ登録が完了です。

<WooCommerceの場合>

・上記画面で、アカウント名、Customer Key、Customer Secretを説明に沿って入力し、「追加」をクリックするとマイアプリ登録が完了です。

次に、Google スプレッドシートとWooCommerceを設定するためにテンプレートをコピーします。

上記リンクに遷移し、「このテンプレートを試す」をクリックします。

ステップ2:トリガーアクションとなるGoogle スプレッドシートの設定

続いて、自動化の起点となるトリガーの設定を行います。
Google スプレッドシートに新たな商品情報を登録すると、このフローが自動で起動します。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」をクリックして、「【コピー】Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに商品を追加する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「アプリトリガー 行が追加されたら」をクリックします。

3.Google スプレッドシートと連携するアカウント情報を確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

4.トリガーの起動時間などを枠下の説明に沿って入力し、テストを行います。
※トリガーの起動間隔は5分、10分、15分、30分、60分が用意されており、プランによって選択できる時間が変わります。
※ここで選択した間隔ごとに一度、アプリ上でトリガーとなるアクションが行われたかを確認し、アクションが行われた場合にフローボットが起動します。すぐに商品情報を反映させたいときは、短い間隔の設定がおすすめです。

5.テストを行い成功すると、アウトプットにGoogle スプレッドシートから取得した情報が出力されます。
問題がなければ保存します。

ステップ3:WooCommerceに商品を登録する設定

続いて、Google スプレッドシートから取得した情報をもとに、WooCommerceに商品情報を登録する設定を行います。

1.「アプリと連携する 商品を作成」をクリックします。

2.WooCommerceと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.TOPページURLをはじめ、各項目を枠下の説明に沿って設定します。
※商品ごとに変わる商品名などの項目は、枠をクリックすると表示されるアウトプットの「行が追加されたら」の中から値を選択します。この設定により、商品ごとに変わる情報を動的にWooCommerceへ反映します。

4.カテゴリID、画像URLも上記と同様に設定し、テストを行います。

5.テストが成功すると、登録した商品に関するWooCommerceの商品IDが出力されます。
問題がなければ保存します。

ステップ4:Google スプレッドシートに商品IDを登録する設定

最後に、WooCommerceで発行された商品IDをGoogle スプレッドシートに登録します。

1.「データベースを操作する レコードを更新する」をクリックします。

2.Google スプレッドシートと連携するアカウントを確認します。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.WooCommerceから取得した商品IDを登録するGoogle スプレッドシートの設定を行います。
スプレッドシートID、スプレッドシートのタブ名、テーブル範囲を枠下の説明に沿って設定し、「次へ」をクリックします。
※スプレッドシートID、スプレッドシートのタブ名は、枠をクリックすると表示されるアウトプットの「候補」から設定できます。

4.更新したいレコードの条件を設定します。
左の枠には、一意の値を持つGoogle スプレッドシートの列の項目を設定します。
右の枠に、アウトプットの「行が追加されたら」の中から対応する項目を選択します。
ここで設定した条件をもとに、Google スプレッドシートに登録されている商品をYoomが探します。
※下記画像では、Google スプレッドシートに「ユニークID」という一意の値を設定している場合となります。

5.更新後のレコードの値の「WooCommerce商品ID」に、ステップ3で取得した商品IDを設定します。
※枠をクリックし、アウトプットの「商品を作成」の中から商品IDを設定できます。

6.上記の設定が完了したら保存し、トリガーをONにすると、以降はGoogle スプレッドシートに商品情報が追加されるたびに、WooCommerceに自動で商品が登録されます。

紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを参考にしてください。

Google スプレッドシートとWooCommerceを使ったその他の自動化例

他にもGoogle スプレッドシートとWooCommerceを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの商品情報も更新するフローです。

この記事で紹介したフローでは、商品の新規登録を自動的にWooCommerceに反映します。
しかし、このフローを活用すれば、商品情報の更新も自動で反映されます。
この自動化を活用することで、繰り返し入力の時間が削減され、商品管理の業務効率が向上するでしょう。

2.Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの注文情報も更新するフローです。

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携して、注文情報を自動で反映することもできます。
注文情報の更新工程を削減できるため、作業負担を軽減するだけでなく、人為的ミスの減少も期待できます。
ツールごとに担当者が変わる場合、この連携により注文情報が社内でスムーズに反映されるため、顧客への通知もより迅速になるでしょう。

3.Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの顧客情報も更新するフローです。

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携により、顧客情報も自動で反映できます。
の自動化により、顧客の住所変更など、ミスが許されない更新作業の担当者の負担を減らし、正確な情報更新につながります。
顧客情報を更新する頻度が高い担当者にとっては、このフローが強力なサポートになるでしょう。

まとめ

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携すると、商品データを一元管理できるようになり、データ入力の繰り返しを削減し、業務効率化を図れます。
また、ヒューマンエラーの防止にもつながり、正確な情報管理が期待できます。
さらに、この2つのツールを連携すると、注文情報や顧客情報も自動更新できます。
多数のネットショップを運営する企業や責任者にとっては、この連携が大きなメリットをもたらすでしょう。

プログラミング不要で、ITリテラシーが高くなくてもノーコードで簡単に導入できるため、この機会に業務の効率化を図ってみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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