2024/11/14
自動化のアイデア

【Google Workspace API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

r.suzuki
Google Workspace APIと各種アプリの連携イメージ

目次

Google Workspace APIでできること

Google Workspace APIと外部アプリケーションのAPIを合わせて利用することで、外部アプリケーションの情報更新をトリガーにGoogle Workspace内のユーザーアカウントの作成、更新、削除の自動化が可能になります。
これにより、従業員の入社や退社に伴う手続きが自動化され、手動での作業負担が軽減されます。
また、ユーザー情報(氏名、役職、メールアドレスなど)を一括更新することもでき、組織変更時のスムーズな対応も期待できます。
APIを使ってユーザーの詳細情報を取得したり、特定の条件に基づいて自動で設定変更を行ったりすることも可能です。

また、Google Workspace API経由で、Google Workspace内のメーリングリストなどのグループを作成、管理、メンバーの追加・削除することも可能です。
これにより、特定のグループにユーザーを自動で追加したり、組織の変更に伴いメンバーを更新する作業の効率化が見込めます。
グループに対するアクセス権限の設定や管理も外部アプリケーションのAPIと併用して、同期を自動化することもできます。

このようにGoogle Workspace APIを活用することで、他のクラウドサービスや社内システムとの連携が可能になり、業務フローの効率化と最適化が期待できます。

Google Workspace APIの利用方法

今回はYoomというサービスを利用してノーコードでGoogle Workspaceを利用していきます。

[Yoomとは]

まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
既にアカウント登録済みの方はログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ

Google WorkspaceをYoomと接続する方法

マイアプリ連携の設定

1)Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する「Google Workspace」を検索していきます。

Google Workspaceを選択できたら、Googleアカウントでログインしてください。





3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されたか確認してください。

これでGoogle Workspace APIをYoomから利用することが可能になりました!

Yoomのテンプレートを利用してGoogle Workspace APIをつかいこなそう!

Yoomには、多くのフローボットテンプレートが用意されており、クリックするだけで様々なフローボットを簡単に利用できるようになっています。

フローボットの詳細については、以下の動画で詳しく紹介されています。


ここからは実際の利用シーンやおすすめの職種ごとに実際に用意されているテンプレートを紹介していきます。

Google Workspace APIを利用して実現できる自動化の例

Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、対応するテンプレートも用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Google Workspaceを自動化しましょう!

1.情報を更新する

Google Workspace APIと外部アプリケーションAPIの利用で、外部アプリケーションの情報更新によってGoogle Workspaceの情報も更新することが可能です。
定期的にアプリケーションを確認する手間を削減でき、外部アプリケーションの情報を基に情報を更新できるので、情報の正確性向上も見込めます。
例えば、Googleスプレッドシートで従業員情報が更新された際、Google Workspace APIを使用してGoogle Workspace内のユーザー情報も自動的に更新できます。
営業部の従業員が役職変更を行った場合には、スプレッドシートの該当行が更新されると、APIを介してその情報がGoogle Workspace内のユーザーアカウントに反映されるため、手動での情報更新を省き、業務の効率化と整合性を保つことが期待できます。

2.ユーザーを追加・削除する

Google Workspace APIと外部アプリケーションAPIを活用することで、外部アプリケーションの情報が更新された場合、Google Workspaceのユーザーを追加することが可能になります。
外部アプリケーションの追加情報を毎回確認する手間が省け、Google Workspaceへの入力も不要になるため、業務の効率化が見込めます。
さらに、誤入力や入力漏れといったヒューマンエラーの発生を防ぎ、情報の正確性向上も期待できます。
例えば、営業部でkintoneに新しい営業担当者のステータスが「入社完了」に更新された際、Google Workspace APIとkintone APIを使用して、Google Workspaceに新規ユーザーアカウントを自動的に追加できます。
kintoneでのステータス変更をトリガーとして、営業担当者の氏名や役職などの情報がGoogle Workspaceに反映されます。これにより、迅速にアカウントが作成され、入社手続きの効率化や作業の遅延防止が期待できます。

同様に削除ユーザーの削除も可能です。
例えば、総務部でfreee人事労務において従業員が退職した際、freeeの従業員情報が削除されると同時に、Google Workspace APIとfreee人事労務 APIを利用して、Google Workspaceからその従業員のユーザーアカウントを自動的に削除できます。
退職手続きの完了をトリガーに関連情報が素早く反映され、手動でのアカウント削除作業の手間を省くことで、業務の効率化が見込めます。

3.通知する

Google Workspace APIと外部メッセージツールのAPIを利用すると、Google Workspaceの情報をメッセージツールへ通知することが可能です。
自動化によって、通知忘れや情報漏れを防ぎ、業務効率化が見込めます。
例えば、人事部で新しい従業員がGoogle Workspaceに登録された際、Google Workspace APIを利用して自動的にSlackに通知できます。
営業部に新しいメンバーが加わった場合にはその情報がSlackの営業部チャンネルに通知されるため、部署全体が素早く新規メンバーの加入を把握でき、チーム内での迅速な情報共有と円滑なコミュニケーションが期待できます。

情報の更新を通知するだけでなく、アカウント発行後や指定日(例: 3日前)に通知することも可能です。

Google Workspace APIの利用をおすすめしたい方

・Google Workspaceを社内ツールとして日常的に利用をしている方
・データ整合性を保ちながら、一元管理を行いたい方
・従業員管理を円滑にしたい方
・手動作業を削減し、業務の効率化を図りたい方

まとめ

Google Workspace APIとアプリの連携方法から、実際の活用例までを紹介しました。
Google Workspace APIを活用すれば、日常業務の効率化と情報管理の精度向上が期待できます。
例えば、外部アプリケーションAPIと組み合わせることで、外部アプリケーションの情報更新をもとにGoogle Workspaceの情報を自動更新したり、ユーザーの追加・削除を自動化することで、手動によるミスや作業時間を削減できます。
また、新規従業員の登録情報をSlackなどのメッセージツールに自動通知することで、社内での情報共有が迅速かつスムーズに行われ、コミュニケーションの円滑化にもつながります。
日常的にGoogle Workspaceを使用する方やデータの一元管理を重視する企業にとって、Google Workspace APIの導入は大変有効な手段です。
ぜひ、Google Workspace APIを使って業務の効率化を目指してみてください!

また、Yoomを利用すれば、プログラミング知識がない初心者でも気軽にGoogle Workspace APIを導入できます。
簡単で、種類が豊富なYoomのテンプレートをぜひ活用してください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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