TelegramとYoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-25

【ノーコードで実現】Telegramの問い合わせをAIで自動分類する方法

k.hieda

Telegramは、ビジネスシーンでのコミュニケーションツールとして広く活用されています。
特に顧客からの問い合わせ窓口として利用する場合、メッセージを手動で確認し、内容に応じて担当部署や担当者に振り分ける作業が発生しますよね。

しかし、問い合わせ件数が増加すると、この分類作業が大きな負担となりがちです…
確認漏れや対応遅延が発生したり、どの担当者が対応すべきか判断に迷ったりすることもあるでしょう。
また、緊急度の高い問い合わせが他のメッセージに埋もれてしまうリスクも考えられます。

この記事では、そんな悩みの解決に役立つ、Telegramに届いた問い合わせメッセージの内容をAIが自動で分析・分類し、その結果をSlackやメール、スプレッドシートなどの適切なツールへ通知・記録する自動化の方法について解説します!
プログラミングの知識は不要で、簡単な設定で実現できますよ!

<span class="mark-yellow">この仕組みを導入することで、手作業による分類の手間を削減し、問い合わせ対応のスピードと精度を向上が見込めます。</span>

とにかく早く試したい方へ

Yoomには「Telegramに届いた問い合わせをAIで自動分類し、指定のツールへ通知・記録する」業務フロー自動化のテンプレートが用意されています。
顧客対応と精度向上を目指す方におすすめの自動化です!
気になる方は、以下のテンプレートから早速試してみましょう!

Telegramの問い合わせ分類と各種ツールを連携した自動化の方法

Telegramで受け取った問い合わせをAIが内容に応じて分類し、その結果を指定したツールへ自動で連携する、具体的なテンプレートの例を紹介していきます!

これにより、手動での確認や振り分け作業から解放され、より迅速かつ的確な顧客対応が可能になります。
チャットツールへの通知、メールでの情報伝達、データベースへの自動記録など、チームの運用に合わせて最適な方法を選べますので、業務に合ったテンプレートを見つけて、ぜひ自動化を試してみてくださいね!

AIが分類したTelegramの問い合わせ内容をチャットツールへ自動通知する

Telegramに届いた問い合わせメッセージをAIが分析・分類し、その結果を指定したSlackチャンネルやMicrosoft Teamsのチームに通知します。
担当者は問い合わせ内容を素早く把握でき、適切なアクションを迅速に取りやすくなるため、問い合わせの見落としリスクを減らし、チーム内でのスムーズな情報共有を実現したい場合に便利です!

AIが分類したTelegramの問い合わせ内容をメールで自動通知する

AIが分類したTelegramの問い合わせ内容と分類結果を、GmailやOutlookを通じて担当者や関係者にメールで自動送信します。
普段からメールをコミュニケーションの中心としているチームや、問い合わせ履歴をメールで管理したい場合に適しており、重要な問い合わせ情報を担当者に届けやすくなりますね!

AIが分類したTelegramの問い合わせ内容をデータベースや管理ツールに自動で記録・通知する

Telegramからの問い合わせ内容とAIによる分類結果を、Google スプレッドシートやNotionといったデータベースや管理ツールに自動で追加・記録します。
問い合わせの種類、内容、対応状況などを一元管理できるため、後々の分析やレポート作成が容易になり、情報整理の手間を削減してデータに基づいた顧客対応の改善に繋げたい場合におすすめです!

Telegramの問い合わせをAIで分類し自動通知するフローを作ってみよう

ここでは、数あるテンプレートの中から「Telegramで問い合わせが届いたら、AIで分類を判定してSlackで通知する」フローを例に、設定手順を解説します。
この自動化により、Telegramに来た問い合わせ内容をAIが判断し、適切なSlackチャンネルへ通知。担当者への迅速な情報共有が可能になります!

まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローボット設定の流れ

  • TelegramとSlackのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Telegramのトリガー設定とAI、Slackのアクション設定
  • フローをONにし、実際にTelegramにメッセージを送って動作を確認

ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Telegram

検索結果からTelegramを選択します。選択すると、下の画面が表示されアカウント名とアクセストークンが求められます。

  • アカウント名は任意の名称を入力してください。アクセストークンはTelegramで、新しくbotを作成すると発行されます。

>公式:ボットファーザー

Slack

検索結果からアプリ名をクリックします。Slackのサインイン画面に移ります。

ワークスペースのURLを入力し、『続行』をクリック。YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。

許可をクリックし、連携完了です。

ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細

Slack公式:ワークスペースの管理

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「ボットがメッセージを受け取ったら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程は、TelegramのWebkook設定と、メッセージに関する情報の取得を行います。

(1/3)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Telegramと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/3)アプリトリガーのAPI接続設定

のステップでは、「Telegramボットがメッセージを受け取ったらフローが動く」というトリガーの設定をしています。

ここでの「テスト」ボタンの意味

「ちゃんとボットとYoomがつながってるか」を確認するテストです。
「Webhook(ウェブフック)」という仕組みで、Telegramのボットに届いたメッセージがYoomに飛んでくるかを確かめています。
テストを押すと、YoomがTelegramに「ちゃんと受信設定したよ!」という合図(Webhookの設定)を送ります。
成功すると、テストの結果として以下のJSON(データの中身)が返ってきています。

意味を簡単に言うと…

Webhookの設定が無事にできた!
「ボットがYoomにちゃんとメッセージを送れる状態になってる」ということです。

次へをクリックします。

(3/3)アプリトリガーのAPI接続設定

このステップでは、実際にボットが受け取る「メッセージの中身」がどんなデータになるかをチェックし、その情報を使ってフローを完成させます。
Telegramのボットにテスト用のメッセージを送ってみましょう。これが「トリガーとなるイベント」に該当します。
イベントを発生させたら、テストボタンをクリックします。
成功すると、以下の項目・値が取得できます。※画像は項目のみです。

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。
保存をクリック
して次の工程に進みましょう。

ステップ4:テキストを生成する「テキストを生成する」

テンプレートの2つ目をクリックします。この工程では、TelegramのメッセージをAIが読み込んで緊急の度合いを判別します。これは、次の分岐の条件になります。

(1/1)アクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • タイトル
  • アクション
    • ちなみに、アクションは以下から選択が可能です。

この、タスクとは、Yoomのフローボットを利用する上で設定されている回数券のような存在です。

「タスク実行数」のカウント方法について

→次へをクリックします。

(2/2)詳細を設定

「テキストを生成する」の設定方法

  • プロンプト
    • AIへの指示文の編集画面です。事前設定で、緊急の度合いを判別するように設定しています。この「メッセージ内容」の引用コードは、編集欄をクリックして表示されるプルダウンメニュー内に格納されています。
  • 言語
    • メッセージ内容と同じ言語であれば設定しなくても問題ありません。

テストに進みます。テストボタンをクリックします。成功すると、緊急の度合いが生成されます。

保存をするをクリックします。

ステップ5:進行先切り替え「コマンドオペレーション」

テンプレートの3つ目をクリックします。この工程では、メッセージの緊急度ごとにSlackの通知先を変更する設定を行います。

※「進行先を切り替える」機能(オペレーション)は、ミニプラン以上の有料プランでのみ利用できます。
もしフリープランでこの機能を使おうとするとエラーになってしまうので、ご注意ください!
ミニプランをはじめとした有料プランは、2週間の無料トライアルができます。
無料トライアル期間中は、普段は制限があるアプリや機能(オペレーション)もしっかり試せるので、ぜひ活用してみてくださいね。

「進行先を切り替える」の設定方法

(1/1)切り替え条件を指定

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • 切り替え対象の取得した値
    • オペレーション:追加操作は不要ですが、選択肢は以下です。
  • 取得した値:こちらも追加操作は不要です。選択できる項目は以下です。
  • 切り替え条件
    • 今回は「緊急」「至急」「普通」で設定されています。他に条件を追加する場合は、下の「+進行先を追加」ボタンから、条件を増やすことが可能です。

設定を確認したら保存するをクリックして次へ進みましょう。

ステップ6:アプリと連携する「チャンネルにメッセージを送る」

テンプレートの4つ目〜6つ目を順に設定します。前の操作で「緊急」「至急」「普通」で振り分けられたメッセージの通知先と通知する定型文を設定していきます。

(1/2)

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Slackと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)API接続設定

  • 投稿先のチャンネルID
    • 編集欄をクリックすると、連携したアカウントが閲覧できるチャンネル一覧が表示されます。チャンネルを選択するとIDが引用されます。
  • メッセージ
    • 定型文を編集します。これが「緊急」のメッセージが通知される場合、緊急とわかるように定型文を編集するとわかりやすくなります。
    • また、編集欄をクリック<プルダウンメニュー<ボットがメッセージを受け取ったら タブの中に引用コードが格納されています。クリックしたら、編集欄に動的コードとして埋め込みが可能です。

編集が終わったら、テストボタンをクリックします。成功すると、Slackのチャンネルで通知が確認できます。また、タイムスタンプを取得できます。

保存するをクリックします。他のSlackの操作も同じ内容で、「至急」「普通」に合わせた、通知チャンネル・定型文の設定が可能です。

ステップ7(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。

Telegram活用で業務を効率化するその他の自動化事例

Telegramを活用することで、情報収集や通知の自動化、問い合わせ分析やデータ処理など、Yoomで様々な業務効率化を実現できます。
以下に、関連するテンプレートの一部をご紹介しますので、これらの事例も参考に、業務に合った自動化フローを見つけてみてください。

まとめ

今回は、Telegramに届く問い合わせをAIで自動的に分類し、Slackなどのツールへ通知・記録する方法について解説しました。
日々多くの問い合わせが寄せられる中で、手作業での確認・振り分けは時間と手間がかかり、ミスが発生する可能性も否定できません…

Yoomを活用すれば、プログラミングの知識がなくても、TelegramとAI、そして普段利用しているチャットツール、メール、データベースなどを連携させ、この一連のプロセスを自動化できます。
紹介したテンプレートを利用すれば、設定を行うことで自動化を開始できますよ!

問い合わせ内容に応じた適切な担当者への迅速な情報伝達は重要です。
<span class="mark-yellow">AIによる自動分類を活用することで、対応スピードと精度を高め、担当者の負担軽減が見込めます!</span>

ぜひこの機会にテンプレートを試してみて、問い合わせ対応業務の効率化を実感してください。
無料プランからスタートできます!

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この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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