Microsoft ExcelとOCRの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-01

【ノーコードで実現】OCRで抽出したテーブルデータをMicrosoft Excelに自動記録する方法

s.ougitani

「毎月の請求書処理、手間がかかりすぎて本業に集中できない……」

そんな経験ありませんか?PDFファイルを開いて、必要な情報を目で追ってExcelに打ち込む…。この作業、意外と時間と神経を使いますよね。でももし、PDFから自動で必要なテーブルデータを読み取って、Microsoft Excelに勝手に転記してくれる仕組みがあったらどうでしょうか?

本記事では、OCRで抽出されたテーブルデータをMicrosoft Excelに自動記録する方法を、誰でも使えるテンプレート付きでご紹介します。このような自動化はメール添付ファイルやフォーム回答ファイルにも対応しているので、届いたらすぐにMicrosoft Excelに反映されるように設定することも可能です。業務効率化に興味のある方はぜひチェックしてみてください!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">PDFからテーブルデータを抽出しMicrosoft Excelに記録する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されているので、「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

OCRで抽出したテーブルデータをMicrosoft Excelに自動記録する方法

普段お使いの様々なツールを起点として、PDFなどの書類からOCRでテーブルデータを抽出し、Microsoft Excelに自動で記録する連携方法を、具体的なテンプレートを使いながら紹介します!手入力の手間やミスをなくし、データ活用のスピードを上げることができるので、気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

メールで受け取ったファイルのデータをMicrosoft Excelに自動追加する

<span class="mark-yellow">GmailやOutlookで受信したメールに添付された請求書PDFなどのデータを自動でOCRを活用して抽出し、Microsoft Excelに追加できる</span>ので、メールの確認からデータ入力までの手間を大幅に削減し、見落としや入力ミスを防ぎます!

フォームで受け付けたファイルデータをMicrosoft Excelに追加する

<span class="mark-yellow">GoogleフォームやYoomのフォーム機能で受け付けた請求書PDFなどのファイルからデータを自動でOCRで抽出し、Microsoft Excelに追加できる</span>ため、フォーム回答の確認からデータ入力までのプロセスを一気通貫で自動化し、迅速なデータ処理を実現します!

ストレージサービス上のファイルデータをMicrosoft Excelに追加する

<span class="mark-yellow">OneDriveやDropboxなどのストレージサービスにアップロードされた請求書PDFなどのファイルからデータを自動でOCR抽出し、Microsoft Excelに記録できる</span>ことで、ファイル管理とデータ入力の連携をスムーズにし、手作業による転記ミスや時間のロスをなくします!

OneDrive上のPDFからデータを抽出し、Microsoft Excelに記録するフローを作ってみよう

それではここからは、OneDriveに請求書PDFファイルがアップロードされた際に、OCRでテーブルデータを抽出し、Microsoft Excelの指定したシートに自動で情報を追加するフローを解説していきます!
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • OneDriveとMicrosoft Excelのマイアプリ登録
  • テンプレートをコピーする
  • OneDriveのトリガー設定とOCR、 OneDrive、Microsoft Excelのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認

注:OCRと分岐オペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。
フリープランやミニプランでセットするとエラーになってしまうので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。
トライアル期間中は、通常だと制限があるアプリやAIオペレーションもすべて使えるので、気になる機能をぜひお試しください。

ステップ1:OneDriveとMicrosoft Excelのマイアプリ登録

Yoomと各アプリを連携する作業を行いましょう。

注:Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

OneDriveのマイアプリ登録手順

Yoomにログインしたら、マイアプリを選択し、新規接続をクリックしましょう。

アプリ一覧は検索窓を活用し、OneDriveを選択します。

連携するアカウント名をクリックしてください。

パスワードを入力し、サインインをクリックしましょう。

これでOneDriveのマイアプリ登録ができました。

Microsoft Excelのマイアプリ登録手順

Yoomにログインしたら、マイアプリをクリックし、新規接続を選択してください。

アプリ一覧はMicrosoft Excelを選択してください。
検索窓を活用すると、スムーズに見つけられます!

ここからは、先ほどのOneDriveの手順と同じです。
連携するアカウント名をクリックしてください。

パスワードを入力し、サインインをクリックしましょう。

これでMicrosoft Excelのマイアプリ登録ができました。

ステップ2:テンプレートをコピー

次にテンプレートをコピーします。
Yoomではテンプレートを活用する方法以外に、一からフローボットを作成することもできます。
ここではより簡単に設定や操作できるテンプレートを使った設定方法をご紹介します。
それでは下のバナーをクリックしてみましょう。

「このテンプレートを試す」をクリックします。

「OK」をクリックしてください。

これでテンプレートのコピーができました。
コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されています。

ステップ3:OneDriveのトリガーを設定しよう

次にフローボットの設定に進みましょう。
「特定フォルダ内にファイルが作成」をクリックしてください。

連携アカウントとアクションを選択

まずは、OneDriveに新しいファイルを作成しましょう。
今回は以下のような新たに請求書を格納したというフローで設定していきます。

それでは設定に進みましょう!
タイトルは入力されていますが、変更OKです。
OneDriveと連携するアカウント情報を確認しましょう。
トリガーアクションは「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」が選択されています。
確認したら、次へをクリックしてください。

アプリトリガーのAPI接続設定

トリガーの起動間隔を設定します。
トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。
ドライブIDは候補から選択してください。

フォルダIDは候補から選択しましょう。
設定できたら、テストをクリックしてください。

テストが成功し、OneDriveの情報が取得できたら保存しましょう。

ステップ4:分岐の設定をしよう

次に「コマンドオペレーション」をクリックしてください。

分岐条件を指定

トリガーのアクションが「作成」と「更新」の両方で起動するので、分岐のアクションを活用し、「作成日時」=「最終更新日時」とすることで新規作成(アップロード)の場合のみ後続のアクションに進むように設定しています。
それでは設定していきましょう。

タイトルは変更OKです。
オペレーションは「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」、取得した値は「作成日時」が選択されています。

分岐条件は、「値と等しい」を選択し、取得した値から「最終更新日時」を選択してください。
設定できたら保存しましょう。

ステップ5:OneDriveのアクションを設定しよう

次に「ファイルをダウンロード」をクリックしましょう。

連携アカウントとアクションを選択

タイトルは変更できます。
OneDriveと連携するアカウント情報を確認しましょう。
アクションは「ファイルをダウンロード」が選択されています。
確認できたら、次へをクリックしてください。

API接続設定

ドライブIDは候補から選択しましょう。

ファイルのアイテムIDは「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」の取得した値から「アイテムID」をクリックします。
設定できたら、テストを実行してください。

テストが成功し、ファイル情報を取得できたら保存しましょう。

ステップ6:画像・PDFから文字を読み取る

次に「画像・PDFから文字を読み取る」をクリックしてください。

アクションを選択

タイトルは変更できます。
アクションは「任意のPDF・画像ファイル(4000文字以内)から文字情報を読み取る」が選択されています。
確認できたら、次へをクリックします。

詳細を設定

ファイルの添付方法は「取得した値を使用」「ダウンロードしたファイル」を選択します。
抽出したい項目は、PDFの情報からMicrosoft Excelに追加したい項目を入力してください。
設定後、テストをクリックしましょう。

テストが成功し、PDFから情報が読み取れたら保存しましょう。

ステップ7:繰り返しの設定をしよう

次に「コマンドオペレーション」をクリックしましょう。

繰り返し対象を指定

タイトルは変更OKです。
「画像・PDFから文字を読み取る」のアクションで、各項目の情報が取得できましたが、今回のように同じ項目に複数の行がある場合、リスト形式で情報が表示されています。
そのため、このアクションを追加して一つずつ情報を取得できるように設定を行います。
オペレーションは「画像・PDFから文字を読み取る」を選択し、取得した値は「画像・PDFから文字を読み取る」の抽出したい項目で設定した「概要、数量、単価、金額」を設定しましょう。
「取得した値を追加」から項目を増やせます。
設定できたら、保存しましょう。

ステップ7:Microsoft Excelのアクションを設定しよう

最後のステップとなりました。
「レコードを追加する」をクリックして、設定を完成させましょう。

データベースの連携

タイトルは変更できます。
Microsoft Excelと連携するアカウント情報を確認します。
アクションは「レコードを追加する」が選択されています。

ファイルの保存場所を選択しましょう。
ドライブIDは候補から選択してください。

アイテムIDは候補から選択しましょう。

シートIDも同様に候補から選択してください。

テーブル範囲を設定し、次へをクリックしましょう。

データベース操作の詳細設定

Microsoft Excelのレコード情報が取得できたら、各項目に「コマンドオペレーション」の取得した値から選択しましょう。
ここで取得した値を使わずに入力すると同じ内容が追加され続けることになるため、注意しましょう。
詳細についてはこちらを参考にしましょう。
すべて設定できたら、テストをクリックしましょう。

テストが成功し、Microsoft Excelに情報が追加できたら、保存しましょう。

最後にトリガーをONにしてフローボットの動作をチェックします。

これでフローボットの設定ができました。

OCRを使ったその他の自動化例

OCRを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。

OCRを使った自動化例

DocuSignで契約が完了したら書類をOCRで読み取り、Microsoft Teamsに自動通知することや、名刺データをAI-OCRで読み取って、Google スプレッドシートに自動登録することが可能です。

まとめ

この記事では、「OCRで抽出したテーブルデータをMicrosoft Excelに自動記録する方法」について、プログラミング不要で実現できる具体的な手順をご紹介しました。
PDFや画像ファイルからのデータ入力作業をOCRで自動化し、Microsoft Excelに正確に記録することで、手作業のミスや工数を大幅に削減できます。

<span class="mark-yellow">Yoomには、今回ご紹介したOCR連携によるExcel記録の自動化以外にも、日々の業務を効率化するためのテンプレートが多数そろっています。</span>
メールの添付ファイルやフォーム、ストレージサービスを起点に、自社の業務フローにあわせた柔軟な自動化をノーコードで構築できるのも大きな魅力です。「毎回の請求書入力が大変」「データ転記に時間がかかる」「ミスをなくしたい」と感じている方は、ぜひYoomのテンプレートを活用して、業務効率化を体感してみてください。

まずはテンプレートを試して、その便利さを実感してみませんか?
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この記事を書いた人
s.ougitani
人材会社で営業とCAを約5年担当した後、エンジニアの採用を行っている会社で求人広告やスカウト文章の作成などのお仕事に携わってきました。 Yoomの「事務作業を自動化する」という画期的なサービスに魅力を感じています。 少しでも皆様のお役に立てる情報を発信できるように執筆していきたいです。
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