SlackとAIの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-23

【ノーコードで実現】AIで契約書を自動レビューし、結果を活用する方法

k.tsukamoto

「契約書のレビュー業務に時間がかかり、本来の業務に集中できない…」
「手作業での確認では、見落としやヒューマンエラーが心配…」
このように、契約書の確認作業に多くの時間と神経を使っていませんか?

<span class="mark-yellow">アップロードされた契約書をAIが自動でレビューし、重要なポイントや修正案を提示してくれる仕組み</span>があれば、これらの悩みから解放され、より迅速かつ正確な契約プロセスを実現し、他の戦略的な業務に注力できるようになります!

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかかりません。
ぜひ自動化を導入して作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">契約書をAIでレビューする業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。

「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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契約書のAIレビュー結果を各ツールへ連携する方法

契約書が特定の方法で共有された際に、AIが自動でレビューを行い、その結果を普段お使いのコミュニケーションツールなどに通知する自動化フローをご紹介します。
これにより、レビュープロセスの迅速化と抜け漏れ防止が期待でき、法務担当者や関連部署の負担を大幅に軽減します。

気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

ストレージサービスにアップロードされた契約書をAIレビューし、結果を通知する

<span class="mark-yellow">Google Driveのようなストレージサービスに契約書ファイルがアップロードされると、AIが自動で契約内容をレビューし、その結果を指定のツールに通知する</span>フローです。

契約書管理とレビュープロセスを一気通貫で自動化し、迅速な対応と確認漏れの防止を実現します!

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フォームから送信された契約書をAIレビューし、結果を通知する

<span class="mark-yellow">専用フォームを通じて契約書ファイルが送信されると、AIが即座に内容をレビューし、結果を関係者に通知する</span>フローです。

契約審査依頼の受付から一次レビューまでを自動化し、担当者の確認作業を効率化します!

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チャットツールに投稿された契約書をAIレビューし、結果を通知する

<span class="mark-yellow">Slackなどのチャットツールに契約書ファイルが投稿された際に、AIが自動でレビューを行い、その結果を別のチャットツールや通知先に送る</span>フローです。

日常的に利用するコミュニケーションツール内で契約書レビュープロセスを完結させ、迅速な情報共有と対応を実現します!

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契約書をAIレビューし通知するフローを作ってみよう

それでは代表的な例として、<span class="mark-yellow">「Google Driveに契約書ファイルがアップロードされた際に、AIで契約内容をレビューし、その結果をSlackに通知するフロー」</span>を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていきます。まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • SlackとGoogle Driveのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーと各アクション(ファイル取得・データ抽出・レビュー・通知)の設定
  • フロー稼働の準備
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前準備:テストに使用するファイルの用意

テスト用に、レビューする契約書(PDFまたは画像ファイル)をご用意ください。
ここでは例として、下図の契約書を使用します。

ステップ1:SlackとGoogle Driveのマイアプリ連携

先ずは、Yoomと連携させたいSlackアカウントとGoogleアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではSlack)を検索して選択。
  1. Slackのサインイン画面で、連携させるワークスペースにサインイン。
    ※ サインイン済みのワークスペースがある場合、この画面はスキップされます。
  1. レビュー結果を投稿するチャンネルを下部のプルダウンから選択。
    ※ 連携させるワークスペースを変更する場合は、右上のプルダウンから選んでください。
  1. YoomからSlackへのアクセス権限を確認し、「許可する」をクリック。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

「Slackがマイアプリに追加されたことを確認しましょう。

このまま、Google Driveも連携していきましょう。

  1. アプリ一覧画面でGoogle Driveを検索して選択。
  1. 「Sign in with Google」をクリック。
  1. 対象ファイルをアップロードするGoogle Driveに紐づくアカウントを選択してログイン。
  1. 内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. YoomからGoogleアカウントへのアクセス権限を確認し、「続行」をクリック。
    「Yoomがアクセスできる情報を選択してください」と表示されている場合には、「すべて選択」にチェックを入れてください。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

SlackとGoogle Driveが追加されていれば、このフローで使うアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは以下のテンプレートを使うため、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーアクションの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクション(ファイル追加)を設定していきます。

  1. Google Driveの「新しくファイル・フォルダが作成されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
    ここでは例として「契約書が追加されたら」に変更しています。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、新しいファイルが追加された際に、より早くレビュー結果を通知できます。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うのでご注意ください。
  1. 設定を終えたら、前準備で用意したファイルをGoogle Driveに追加し、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」の各項目に最終更新日時が最新であるファイルの情報が追加されます。
    テスト用に追加したファイルの情報が取得できていることを確認してください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

トリガーアクションの設定が完了し、フロー画面に戻ります。
アクションのタイトルは設定したものに変更されています。

ステップ4:ファイルの取得

ステップ3で取得したファイル情報を用いて、Google Driveからファイルをダウンロードしましょう。

  1. Google Driveの「ファイルをダウンロードする」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションの内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「ファイルID」にはデフォルトで、ステップ3で取得したファイルのIDが設定されています。
    このような「取得した値」は、フローが稼働する度に更新されます。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  2. 変更は行わず、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、対象のファイルがダウンロードされます。
    この時、ダウンロードされたファイルの名前は「Untitled」で固定されるため、正しいファイルであるかを確認する場合は「ダウンロード」をお試しください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:テキストの抽出

ダウンロードしたファイルからテキストを抽出しましょう。

※ OCR(画像からのテキスト抽出)は、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。
フリープラン・ミニプランでセットするとエラーになってしまいます、ご注意ください。
チームプラン・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能で、期間中は有料プラン限定のアプリやAIオペレーションも全て使えるので、気になる機能をぜひお試しください!

  1. AIオペレーションの「画像・PDFから文字を読み取る」をクリック。
  1. このテンプレートでは「アクション」に「【v2】契約書(12,000文字以内)を読み取る(15タスク)」がデフォルトで設定されています。
    履歴書やレシート、名刺などのテキストを読み取る場合には、目的に応じたアクションをプルダウンから選択してください。

※ YoomのOCR機能では、アクション記載の規定の文字数を超えるデータや、文字が小さすぎる場合に正しく読み取れないことがあります。
文字数や文字の大きさには少し余裕を持たせてご利用ください。

  1. 「ファイルの添付方法」にはデフォルトで、ステップ4でダウンロードしたファイルが設定されています。
    変更の必要はありません。
  2. 「追加で抽出したい項目」にレビューを行いたい項目を設定。
    入力欄下の案内にもある通り、デフォルトで抽出される項目もあるため、それら以外の追加項目を設定してください。
    「全文」と設定した場合は、ファイルから全てのテキストを抽出します。
  3. 読み取るファイルの「言語」を「日本語」「英語」から選択。
  4. 設定を終えたら、「テスト」をクリック
  1. テストに成功すると、抽出された項目が「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「抽出したい項目」の名称を変更して再度お試しください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:レビューの生成

では、抽出したデータを用いて契約書のレビューを行いましょう。

  1. AIオペレーションの「テキストを生成する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 目的に応じて「アクション」をプルダウンから選択。
    指定するプロンプトの文字数(500・1,000・3,000・5,000文字以内)によってタスク数が変わります。
  3. 「次へ」をクリック。
  1. 「プロンプト」にレビューを行う項目と、生成するレビューの条件を設定しましょう。
    入力欄クリック時に表示されるテキスト抽出アクションメニューから、抽出した各項目が選択可能です。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
  1. 「言語」に生成するテキストの言語を入力。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に生成結果が追加されます。
  1. 期待通りの生成結果であれば、「保存する」をクリック。

ステップ7:レビュー結果の通知

最後に、レビュー結果をSlackに通知しましょう。

  1. Slackの「チャンネルにメッセージを送る」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「投稿先のチャンネルID」にメッセージを投稿するチャンネルのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているSlackアカウントから候補が表示されるため、対象となるチャンネルを選択してください。
    検索欄にチャンネル名を入力すると検索が楽になります。
  1. 「メッセージ」に生成結果を含む任意の内容を設定。
    ステップ6のプロンプト設定時と同様に、入力欄クリック時に表示される各アクションのメニューから、取得した値を追加できます。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したチャンネルにレビュー結果が投稿されます。
    ※ メッセージが送信できない場合には、指定したチャンネルにYoomアプリをインストールして再度お試しください。
    ※ 投稿されるメッセージの例
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ8:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
すぐに稼働させたい場合は、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
ファイル(契約書)を追加し、そのファイルのレビュー結果がSlackに投稿されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

OCR機能を使ったその他の自動化例

紙の書類やPDFファイルを自動で読み取り、情報を整理・連携できるOCR機能を使った自動化テンプレートを紹介します。
たとえば、Outlookの添付ファイルやOneDriveにアップロードされた書類をOCRで読み取り、Microsoft ExcelやGoogle ドキュメントに転記したり、DocuSignで締結した契約書をOCR処理してMicrosoft Teamsに通知したりと、様々なシーンで活用可能です。

<span class="mark-yellow">情報の手入力や確認作業の手間を省き、作業のスピードと正確性を高めるのに役立ちます。</span>営業管理や契約管理、日常業務にぜひご活用ください。

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まとめ

契約書のAIレビューと関連通知を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたレビュー確認にかかる時間や見落としリスクを大幅に削減し、法務担当者や関連部署の負担を軽減します。</span>
これにより、契約プロセスのスピードアップと質の向上を図り、より戦略的な業務にリソースを集中させることが可能になります!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、契約書レビューのような専門的な業務プロセスも直感的な操作で自動化フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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