DiscordとAsanaの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-07-28

【簡単設定】DiscordのデータをAsanaに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「Discordでの議論を、あとでAsanaにタスクとして登録しようと思って忘れてしまった!」
「Discordの重要な投稿をAsanaに手作業でコピー&ペーストするのが地味に面倒…」

チームのコミュニケーションでDiscordを、タスク管理でAsanaを活用していると、このような課題に直面することはありませんか?
日々のやり取りの中で発生するタスクを手作業で転記するのは、時間がかかるだけでなく、入力ミスや登録漏れといったヒューマンエラーの原因にもなり得ます。

もし、<span class="mark-yellow">Discordへの投稿をきっかけに、自動でAsanaにタスクを作成する仕組み</span>を構築できれば、手作業による手間や転記ミスを減らし、より本質的な議論や業務に集中するための時間を生み出すことができるでしょう!

今回ご紹介する方法は、プログラミングの知識は一切不要で、誰でも簡単に設定できます
ぜひこの機会に日々の定型業務を自動化して、作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">DiscordとAsanaを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方は以下よりバナーをクリックしてスタートしましょう!

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DiscordとAsanaを連携してできること

DiscordとAsanaのAPIを連携させれば、Discord上でのコミュニケーションから生まれたタスクを、Asanaに自動で登録することが可能になります。
これにより、タスクの登録漏れを防ぎ、手作業での転記にかかっていた時間を削減できるでしょう。

ここでは、具体的な自動化例をご紹介します。気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

Discordの投稿内容をもとに、Asanaにタスクを追加する

Discordの特定チャンネルに投稿された内容を、Asanaのタスクとして自動で追加します。

この連携により、<span class="mark-yellow">議論の流れで発生した「やること」を会話の流れを止めることなくタスク化し、対応漏れを防ぐ</span>ことができるでしょう。

手作業でAsanaを開いてタスクを作成する手間がなくなるため、コミュニケーションとタスク管理をシームレスに繋げられます。

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Discordの特定条件の投稿内容をもとに、Asanaにタスクを追加する

「#タスク依頼」といった特定のキーワードが含まれるDiscordの投稿のみを抽出し、Asanaにタスクとして自動で追加します。

この方法なら<span class="mark-yellow">タスク化が必要な投稿だけをフィルタリングできる</span>ため、Asanaが不要な情報で溢れるのを防ぎ、重要なタスクだけを効率的に管理できます。

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DiscordとAsanaの連携フローを作ってみよう

それでは実際に、DiscordとAsanaを連携させたフローの作成方法を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「Discordの投稿内容をもとに、Asanaにタスクを追加する」フローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • DiscordとAsanaのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Discordのトリガー設定とAsanaのタスク追加設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:DiscordとAsanaのマイアプリ連携

先ずは、Yoomと連携させたいDiscordアカウントとAsanaアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではDiscord)を検索して選択します。
  1. 「アカウント名」に任意の名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にするとよいでしょう。
  2. 「アクセストークン」にBotトークンを設定。
    BotトークンはDiscord Developer Portalから取得できます。
    詳細はこちらのヘルプページをご確認ください。
  1. 設定を終えたら、「追加」をクリック。
  1. マイアプリ画面にDiscordが追加されていることを確認してください。

続けて、Asanaも連携していきましょう。

  1. アプリ一覧画面でAsanaを検索して選択。
  1. Asanaのサインイン画面が表示されます。
    連携するアカウントでサインインしてください。
  1. YoomからAsanaへのアクセス権限を確認し、「許可」をクリック。
    ※ アカウントが登録されていない場合は、アカウント登録後に下図の画面に遷移します。
  1. 連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

Asanaも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなる投稿の設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクション(メッセージ投稿)を設定していきます。

  1. Discordの「チャンネルでメッセージが送信されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
    例)○○チャンネルでメッセージが送信されたら
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、メッセージが投稿された際に、より早くAsanaでのタスク追加が行えるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なります。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「サーバーID」にトリガーとなるメッセージを投稿するチャンネルのサーバーIDを設定。
    サーバーIDはDiscordの対象サーバーのURL(/channels/サーバーID/チャンネルID)から取得できます。
  2. 同じように「チャンネルID」も設定してください。
  3. 設定を終えたら、Discordの指定したチャンネルにタスク情報(タスク名・タスクの内容・期日など)を含む任意のメッセージを投稿してください。
    ※ 投稿するメッセージの例
  1. Yoomに戻り、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に最新メッセージの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に更新される値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 手順7で投稿したメッセージの情報が取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。
    トリガーとなる投稿の設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:タスク用データの抽出

取得したDiscordの投稿から、Asanaのタスク追加に使用するデータを抽出していきます。

  1. AIオペレーションの「テキストからデータを抽出する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 目的に応じて「変換タイプ」を選択。
    データを抽出するテキストの文字数によってタスク数が変わります。
    長文テキストからデータを抽出したい場合には「変更する」をクリックし、任意の変換タイプを選択してください。
  1. 「次へ」をクリック。
  2. 「対象のテキスト」にはデフォルトで、Discordから取得した投稿が設定されています。
    削除した場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから「メッセージ内容」を選択してください。
  1. 「抽出したい項目」に、Asanaのタスク追加に必要な項目を設定。
    ここでは「期日・タスク名・タスクの内容・担当者」としています。
  2. 必要に応じて「指示内容」に抽出時の指示を設定。
    期日はAsanaの形式に合わせて「yyyy-mm-dd」になるように指示しておくとよいでしょう。
  3. 設定を終えたら、「テスト」をクリック
  1. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目が対象のテキストから抽出され、「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「抽出したい項目」の名称や「指示内容」を変更して再度お試しください。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ5:タスクの追加

それでは、抽出したデータを用いてAsanaにタスクを追加しましょう。

  1. Asanaの「タスクを追加」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションの内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「タスク名」にステップ4で抽出したタスク名を設定。
    入力欄クリック時に表示されるデータ抽出アクションのメニューから該当項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 追加された値}}という形で追加されます。
  1. 「プロジェクトID」にタスクを追加するプロジェクトのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているアカウントから候補が表示されるので、対象となるプロジェクトを選択してください。
    プロジェクトIDはAsanaのプロジェクト概要ページURL(app.asana.com/0/プロジェクトID/overview)でも確認できます。
  1. 「セクションID」にタスクのセクションIDを設定。
    入力欄をクリックすると、指定したプロジェクトから候補が表示されるので、対象となるセクションを選択してください。
  1. 以降の項目も、必要に応じて設定してください。
    タスク名と同様に入力欄クリック時に表示される「取得した値」から項目を選択していきます。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功したら、Asanaの指定したプロジェクトを確認しましょう。
    ※ Asanaに追加されるタスクの例
  1. 期待通りにタスクが追加されていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Discordの指定したチャンネルに投稿を行い、その投稿から抽出されたデータでAsanaにタスクが追加されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

AsanaのデータをDiscordに連携したい場合

今回はDiscordからAsanaへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にAsanaからDiscordへのデータ連携も可能です。タスクの進捗をチームにスムーズに共有したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Asanaで特定のセクションのタスクが完了したら、Discordに通知する

Asanaのタスクが「レビュー中」から「完了」セクションに移動した際など、特定のセクションに移動したタイミングで、その情報を自動でDiscordの指定チャンネルに通知します。

この連携を使えば、<span class="mark-yellow">タスクの完了報告や進捗確認の手間を省き、チームメンバー全員がリアルタイムに進捗状況を把握</span>できるようになり、プロジェクトの透明性が向上するでしょう。

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Asanaで特定条件のタスクが完了したら、Discordに通知する

「自分が担当者のタスク」や「特定のプロジェクトに属するタスク」が完了した時だけ、Discordに通知を送るように設定できます。

これにより、<span class="mark-yellow">自分に関係のない通知に埋もれることなく、重要なタスクの完了報告だけを確実に受け取る</span>ことが可能になり、効率的な情報収集が実現します。

この自動化では条件分岐の仕組みを活用して、必要な情報だけを通知するよう設定します。

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DiscordやAsanaを使ったその他の自動化例

DiscordやAsanaは、チーム内の情報共有やタスク管理に役立つツールです。SlackやGmail、Google フォームなどと組み合わせることで、日々の業務フローをよりスマートに運用できます。
Yoomでは、これらのサービスを使った自動化テンプレートも充実しており、ノーコードで簡単に導入できます!

Discordを使った自動化例

Discordはビジネス用途でも情報通知のハブとして活用できます。

たとえば、Slackに投稿された内容やGmailのメッセージを自動でDiscordに転送することで、複数ツールの通知を集約することが可能です!
また、Google Adsのレポートを毎日取得して通知したり、Googleフォームで回答された内容や、Notion内で本日が期限のタスクを抽出して一括通知するなど、進捗管理や情報確認の自動化にも対応できます。

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Asanaを使った自動化例

Asanaはタスク管理の中核として、他ツールと連携することで業務の流れを効率化できます。

たとえば、Slackに投稿された内容をAsanaのタスクとして登録することで、コミュニケーションから行動への移行をスムーズにできます。
さらに、Asanaのタスクが追加されたらTodoistにタスクを自動作成したり、タスク完了時にSlackへ通知するなど、複数ツール間のタスク同期や進捗共有が可能です!
Gmailで届いたメールをAsanaのタスクとして登録し、Slackへ通知するようなフローや、Google スプレッドシートの更新内容にあわせてAsanaタスクを自動更新する連携も実現できます。

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まとめ

DiscordとAsanaの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたDiscordの投稿内容をAsanaに転記する作業や、タスクの完了を報告する手間を削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。</span>

担当者はタスクの登録漏れや共有漏れといった心配事から解放され、チーム全体のコミュニケーションとプロジェクト進行は円滑になり、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うでしょう!

今回ご紹介したノーコードの自動化ツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、画面の指示に従って操作するだけで直感的に業務フローを構築できます。

もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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