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Difyは、高度なプログラミング知識がなくても、ChatGPTのような生成AIアプリを開発できるツールとして注目を集めています。
本記事では、「Difyで簡単なコード実装ができるならやってみたい!」「AIアプリを作ってみたいけれど、Pythonなどのコーディングはハードルが高い」と考えている方に向けて、Difyの概要から実践的な活用検証までを解説。
単に機能や性能を確認するだけでなく、どのように活用すればより効率化が目指せるのか、という点も考慮して検証結果をジャッジしていこうと思います。
「月間数十時間の工数削減」も夢ではありません!
さあ、リアルな業務効率化の可能性を一緒に探っていきましょう!
Difyは、画面上のブロックを線でつなぐ「ドラッグ&ドロップ」の操作だけで構築可能な「誰でも簡単に、高度なAIアプリを作れる工場」のようなツールです。
ノーコード/ローコードで生成AIアプリケーション(例:チャットボット、RAGパイプライン、AIワークフローなど)を設計・構築・運用できるAIプラットフォームとなっています。
直感的な視覚ワークフロービルダーや各種モデルとの連携、外部ツールとの統合、モニタリング機能などが備わっており、専門的な開発知識がなくてもAI機能を実装できます。
主な特徴
「日本語への対応力」や「無料・安価で始められるハードルの低さ」、「商用利用も視野に入れた拡張性」において、非常に高い評価を得ているツールです。
Difyは無料プランから使用できるツールです。
プランにより利用制限がかかることもありますが、個人でも気軽に導入できるのは嬉しいですね!ただし、Sandboxプランのメッセージ制限は「月間」ではなく「全期間(累計)」なので注意してください。
※執筆時点情報です。利用料金はレート換算となり、日々変動する可能性があります。最新情報は公式サイトの料金ページをご確認ください。
※上記は日本での利用を想定した比較表です。
※上記比較表に記載されている機能・サービスは一部です。詳細は公式サイトをご確認いただく必要があります。
Difyを活用することで、コーディング作業がどのように簡単に導入できるようになるのでしょうか?
ここでは、プライベートでもビジネスの現場でも、役立ちそうな利用シナリオを2つ考案してみました!
使用ツール:Dify 無料プラン
①ブログ記事のコーディング:Difyのエージェント機能と変数設定を使用
②プログラミングコードの解析:Difyのエージェント機能を活用
①テキストのみの書き出しブログ記事にSEO対策に適した構成でマークアップ言語をコーディングできるかを判定
②日本語文体から指定したプログラミングコードを生成し、用途に合わせたコード構成となっているかを確認
①②ともに、
アカウントへのログイン→役割の設定→アプリ公開→検証対象のデータ投稿→検証結果の確認
という手順で検証を進めていきます。
まずは、魅力的なブログ記事に欠かせないマークアップ言語やスクリプト言語を実装したブログ記事の叩き台を作成することを想定した検証を行います。
使用頻度の高いコード構造をブログ構成内に組み込めるようDifyのアプリを構成します。これにより、「情報やアイデアはあるものの、SEO対策に強いコーディング方法がわからない」という課題を解消できるでしょう。
アプリ設定時のプロンプト
あなたはSEOに配慮したブログ記事を執筆するエージェントです。
以下の指示に従って、出力の一例を参考に、ブログ記事をHTMLを組み合わせて構成してください。
より魅力的でZ世代の注目を集めるような構成にしてください。
検証項目
まずは、「アプリを作成する」の『最初から作成』をクリックします。
アプリタイプで『エージェント』を選択して、アプリの名前を設定しましょう。
設定後、『作成する』をクリックします!
オーケストレーション画面に遷移するので、アプリの役割やプロンプトを設定してください。
モデルを任意に設定できるので、今回は【gpt-5】を指定します。
ここまで設定できたら、『公開する』を押しましょう。
これで、アプリが完成しました!
簡単な操作と設定だけで済みましたね。
それでは、さっそく対象ブログのタイトルと本文を設置して、指示を投稿してみました!
変数フォームは正しくアプリ構成に組み込まれています。
出てきた結果は以下なのですが、タグがすでに入って適用されている状態で、
<h2>大見出し</h2> <p>本文</p> <ul> <li></li> </ul>
というような形式で出力されていませんね...
投稿プロンプトを調整してみます!
<h2></h2>というようにHTML言語を付与して構成し直してください
と投稿してみました。
結果は以下の通り。
HTMLコードで構成し直されているようです。
確認ツールで表示してみると、しっかりとタグやリストコードが反映されていました!
提案された構成内容だと、リンクで各セクションに飛ぶように構成されているので、Webデザイン初心者が「ここに飛ぶにはどんなふうにコードを書いておくのがいいんだっけ?」と悩むことがなくなるでしょう!
なかなか良い構成に仕上げてくれました。
今回の検証のように、プロンプトの入力だけでタグやマークアップが適用されている記事データが取得できるのは、デザイナーやコーディング担当者にとっては工数削減につながるメリットとなると感じました!
ただ、ご覧の通り、一度の生成ではなかなか希望通りの結果が得られなくて残念でした。
この点については、「プロンプトをより詳細に設定する」「例文や参考コードを明確に指示する」といった対策を行うことで、短い壁打ちで要望に沿った結果を得られるようになるでしょう。
確認項目の「変数設定」についてはクリアできていましたが、「出力の質」「指定言語を含めた抽出」は、一度の生成では満足のいくクオリティとはなりませんでした。
そのため、今回のようなブログ記事構成へのDify導入に関しては、HTML構造の基礎を理解している人間がブログ構成に必要な要素プロンプトを考案して、Difyを補助的に活用するという使用方法が現状適切であると考えます。
次は、非エンジニアがSQLやPythonコードを書く際に、やりたいことを日本語で伝えてコードを生成してもらったり、データ構成を解説してもらうことを前提として検証を行います!
アプリ設定時のプロンプト
あなたはPythonプログラマーです。以下の要件に基づいて、アプリを作成してください。
プログラムをPythonで作成してください。
〜〜〜記述例を記載〜〜〜
検証項目
では、こちらもアプリを公開・立ち上げて、プロンプトを投稿してみましょう!
すると、以下のように回答されました。
わかりやすいコード構成となっており、全体的に整っている印象を受けます。
ものすごくシンプルな指示だけを投稿したのですが、Pythonコードでちゃんと構成されており、ぱっと見、正しくコードを生成しているように見受けられます。
では、実行ツールで正しく作動するか確かめてみましょう。
Pythonコードのみをコピペして実行してみます。
すると、
おお〜〜!ちゃんと動いていますね!
データベースをもとに入力数量を計算して結果が出力されていました。
このコード生成の検証では、一度のプロンプト入力のみで実行可能なPythonコードが約10秒ほどの短時間で生成されました!
検証のポイントである「コード実行の可否」「指定コードでの生成」はクリアしていて、追加で解説してくれた内容もわかりやすい文体でした。
プログラミング言語を使用したコード生成は、満足のいく結果を打ち出してくれました!
コードの書き出しは人の手で行うと時間も手間もかかるので、ベースとなるコード生成をAIに依頼することで、作業時間が一気に削減できそうです!
ただ、今回は非常に簡単な条件下のコード生成検証となっているので、「もっといろんな機能を実装したアプリを開発したい!」という方もいるでしょう。
もし、「もっと複雑なプログラムにしたい場合には、それに見合ったプロンプトの考案と合わせて、プロのプログラマー・エンジニアとタッグを組んで、内容をしっかりと確認する、というプロセスを追加で行った方がいいかもしれません。
今回の検証を経て、Difyは特別な知識を必要とせずともコンテンツ作成やコード生成が行える素晴らしいツールで、非エンジニアやWeb制作初心者の強力なパートナーになると確信しました!
ただ、100%AIに頼ることはまだまだ難しいです。
そのため、「Difyに任せれば、アプリ開発もブログ発信も一からなんでもできる!」ではなく、『Difyは、頭に浮かんだアイデアを短時間で形に起こすための補助ツール』と考えて活用するのが適切だと考えます。
実際にDifyを使用してみて、何度もプロンプトの具体性を高めることで、開発コストと時間の大幅な削減を実現できるでしょう。
ぜひ、Dify初心者の方も普段の業務に少しずつ導入してみてくださいね!
Yoomと連携させることで、Google スプレッドシートやGitHubの情報を起点に、開発タスクの整理や管理を自動化できます。Google スプレッドシートに追加された内容をもとにDifyでテキストを生成し、そのままGitHubのIssueを作成することが可能です。
さらに、GitHubで新しく作成されたIssueをAIが自動で分類し、適切なラベルを付与できるため、タスクの仕分けや優先度整理を人手で行う負担を減らせるのも特長です。要件メモや進捗管理をスムーズに開発フローへつなげたい方は、ぜひこれらの自動化テンプレートを試してみてください。