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「毎朝、競合他社のニュースやプレリリースをチェックして回るだけで30分以上かかっている」
「手動でコピー&ペーストを繰り返す作業に疲弊し、重要な情報を見落としてしまった!」
日常的にこなすマーケティングや事業開発の業務で、このようなお悩みを抱えていませんか?
本記事では、Difyを活用し、Web上の情報を自動で収集・要約する仕組みの作り方を解説します。
指定したキーワード(例:競合他社名)に関する最新情報をAIが自動で検索し、膨大な検索結果から必要な情報だけを抽出して要約するため、毎日のリサーチ時間を大幅に短縮できるようになるでしょう!
専門知識がない方でも簡単に設定可能!
ぜひこの機会にDifyを使って、情報収集の効率化を促進させましょう。
Dify は、複雑なコードを書かずに、ブロックを並べるような直感的な操作(ノーコード・ローコード)で、ノーコード/ローコードで生成AIアプリケーション(例:チャットボット、RAGパイプライン、AIワークフローなど)を設計・構築・運用できるAIプラットフォームです。
直感的な視覚ワークフロービルダーや各種モデルとの連携、外部ツールとの統合、モニタリング機能などが備わっており、専門的な開発知識がなくてもAI機能を実装できます。
主な特徴
本記事は、以下のような方を想定して執筆しています。
Difyは無料プランから使用できるツールです。
プランにより利用制限がかかることもありますが、個人でも気軽に導入できるのは嬉しいですね!
※2025年12月現在の情報です。利用料金はレート換算となり、日々変動する可能性があります。最新情報は公式サイトの料金ページをご確認ください。
※上記は日本での利用を想定した比較表です。
※上記比較表に記載されている機能・サービスは一部です。詳細は公式サイトをご確認いただく必要があります。
Difyは単体でも強力なAIプラットフォームですが、ハイパーオートメーションツール「Yoom」と連携させることで、その真価を発揮します。「まずは自動化を体験してみたい」という方は、以下のテンプレートを活用して、日々のリサーチ業務を自動化してみましょう!
Difyを活用して情報収集を行うことで、具体的にどのような業務改善が可能になるのか。
想定されるメリットは以下です!
1. 複数の情報ソースを横断した自動リサーチ
Difyは、Google検索や特定のニュースサイトだけでなく、Tavily Search APIなどを通じて20以上のサイトから情報を一括で収集・ランク付けすることが可能です。
手動で一つひとつサイトを巡回する必要がなくなり、検索クエリ(キーワード)を投げるだけで、AIが関連性の高い情報を収集してきてくれます。
2. ハルシネーション(嘘)を抑えた高精度な要約
生成AIの課題である「ハルシネーション」を抑制するため、Difyでは検索結果の「ソース」を明示した上で回答させることができます。
「Tavily」などのツールを使えば、本文データに基づいた事実ベースの要約が可能となり、ビジネスで使える信頼性の高いレポート作成が実現します。
3. 定期実行による情報収集
Difyのワークフロー機能を活用することで、「毎朝9時に自動実行」といったスケジューリングが可能です。
自分から探しに行かなくても、朝出社したらSlackやチャットツールに最新の競合ニュースが届いている、という状態を作り出せます。
それでは、実際にDifyを使って情報収集エージェントを作成してみましょう。
今回、Difyの情報収集機能を活用できる具体的なシーンを2つ考案してみました!
使用ツール:Dify 無料プラン
①対象の定期レポート作成:Difyのワークフローを構築
②営業先の企業調査:Difyのナレッジ機能とエージェント機能を活用
※Tavily Search(リアルタイムWeb検索エンジン)のプラグインを使用するため、あらかじめ設定しておいてくださいね。
①Tavily Search APIを活用して、指定したトピックや期間を順守しつつ、読みやすい要約レポートとなっているかを判定
②対象企業の最新動向や公式の情報を正しく読み取り、誤情報のない情報を抽出→その後の資料作成で活かせる有効な情報で構成されているかを確認
事業開発担当者が、「生成AI トレンド」「SaaS 業界動向」などのテーマで週次レポートを作成し、社内共有する、という検証シーンを想定しています。
複数の検索結果を統合し、指定したフォーマット(箇条書き、メリット・デメリット形式など)で出力されているかをしっかりとチェックしていきますね!
では、Difyのスタジオ画面を開いて『最初から作成』をクリックしましょう。
『ワークフロー』をクリックして、以下のような構成でアプリを公開します。
各ノードは自由に設定できるので、取得したい情報がどんなものかを考えつつ設定してくださいね。(リサーチツールの詳細設定やLLMへのプロンプト など)
それでは、さっそくレポートを作成してみましょう!
入力プロンプト
2026年1月時点で高い評価を得ているテキスト生成AIツールのトレンドを教えてください。
プロンプトを入力して結果を待ちます...
結果が出ました!
主要な生成AIツールとして広く普及しているものから、音楽生成や音声合成といった専門分野に優れたツールの最新の傾向がまとめられており、『生成技術が企業で標準化しつつあること』『ガバナンス整備が重要』と、トピック別の業界予測(赤線)も記されています。
箇条書き・メリットデメリットの表記など、出力形式もしっかり守られていますね!
このように、検索ノードを組み込むことで、Web上の膨大なデータを参照できます。
他にも、あらかじめLLMへファクトチェックを行うように指示していたため、真実性の薄い情報には「情報信頼性の確認が必要です。」と留意点がしっかりと記載されていました。
あとは、担当者による最終チェックと微細な修正を行うだけで良いので、今回の生成結果は社内スタッフに共有できる資料として採用できるものといえます!
次は、営業サポートスタッフが、アプローチ予定の企業リスト(URLや社名)を読み込ませ、最新のニュースや人事異動情報を抽出し、トークスクリプトの材料にすることを想定して検証を進めます。
Webスクレイピング機能により、特定の企業サイト内の情報を深く掘り下げて実務に導入できるクオリティで結果を抽出できるかをジャッジ!
では、さっそくスタジオ画面の『最初から作成』から『エージェント』アプリを選択して、設定プロンプトを入力しましょう。
入力プロンプト
あなたは一流の営業担当者です。
過去半年に遡って{{company}}の企業傾向を分析します。
そのあと、{{company}}に、自社サービスを初めて紹介する際の営業トークスクリプトを考えてください。
(省略)
そのあと、変数や社内ナレッジ、ツール(Tavily Search)を追加して公開します。
公開後のチャット画面で、企業サイトのURLをインプットして、「この企業への効果的な営業トークスクリプトを作成してください」と投稿してみました。
1分ほどかかり、スクリプト案が生成されました。
検索エンジンツールを組み込んでいたので、公開されている決算資料や月次実績も引用した結果が抽出されているようです。
文脈全体は言い回しが柔らかく、叩き台として導入してもいい内容でした。
生成結果下部に「必要なら、次に以下も作れます〜〜」と追加案があったので、
反論対応集(「うちは既存WFがある」「セキュリティが…」「現場が使わない」等)
と投稿しました。
すると、反論対応に使えるトーク集が5秒ほどで生成されました!
言い分に対する肯定と、反論に対する効果的な返しの文面を確認するに、感情分析や相手への配慮が適切に行えている内容だと感じます。
本検証の満足度は75点と判定しました!
提供ソースから、対象企業のリサーチは漏れなくできていると判断できます。
さらに、『自社サービスのナレッジを参照してスクリプト案に反映する』という複雑なプロセスも短時間でこなしていたのには驚きでした!
トーク集の構成も問題ないクオリティで提案されているため、担当者のチェックや修正も少ない工数で済みそうです。
ただ、1点挙げるとすれば、リサーチしたデータファイルの中身に記載されている数字までは分析していないようでした。
なので、より高品質なものに仕上げるとするならば、分析フローを別で組んで情報をまとめ、今回生成されたトークスクリプトに落とし込むという運用を採用するのがいいと考えます。
今回の検証を通して、Difyは実務レベルで強力なサポーターとなるツールであると実感しました。
情報収集という点に着目すると、Tavily Search APIを組み合わせたDifyのワークフロー構築により、最新トレンドを正確に捉えたレポートが簡単に作成できます。
「情報の信頼性確認が必要」といったリスク回避の指示も忠実に実行しており、社内共有用資料の作成工数を大幅に削減できるでしょう!
また、エージェント機能を活用した企業調査では、最新の決算資料や月次実績を反映した精度の高いトークスクリプトが生成されました。
特に、出力スピードと感情分析に基づいた配慮のある提案は特筆すべき点です。
数値データの詳細分析には別途フローを組む工夫が必要ですが、情報収集から営業準備までのプロセスを自動化するメリットは計り知れません!
あなたもぜひ、簡単なフロー構築からDifyを活用してみてはいかがでしょうか?
Yoomを活用すれば、Difyで生成した高度なアウトプットを、さらに他のビジネスツールへと繋ぎ、業務全体を完全に自動化することができます。
「Difyで生成されたスクリプト案を自動で営業チームのSlackに共有する」「調査した企業情報をGoogleスプレッドシートやNotionのデータベースに自動登録する」といった連携も自由自在です。DifyとYoomを組み合わせることで、もはや「手作業」という概念すらなくなる魔法のようなワークフローが完成します。
日々のルーチンワークをAIに任せて、より創造的な業務に集中できる環境を整えましょう!
出典: