・
会議の議事録作成は、ビジネスにおいて欠かせない業務ですが、録音データの聞き返しや要約作業には膨大な時間と労力がかかります。
そんな課題を解決する強力なツールが、Googleが提供する「Google AI Studio」です。
この記事では、Google AI Studioを活用して、音声や動画ファイルから高精度な議事録を自動生成する具体的な手順やコツを詳しく解説します!
Google AI Studioは、GoogleのAIモデル「Gemini」をブラウザ上で直接操作し、独自のカスタマイズやテストができる開発者向けのウェブツールです。
開発者向けとはいっても、直感的なインターフェースを備えているため、プログラミングの知識がなくても手軽にAI機能を体験できるのが魅力です。
Googleアカウントがあれば誰でも無料で開始でき、テキスト生成だけでなく、画像や音声、動画などの多様なデータを処理できる「マルチモーダル」な性能を最大限に引き出すことができます。
数あるAIツールの中でも、なぜGoogle AI Studioが議事録作成に向いているのでしょうか。
その主な理由は3つあります。
一般的なAIはテキストデータしか扱えませんが、Geminiモデルを搭載したAI Studioは音声ファイル(MP3など)や動画ファイル(MP4など)を直接読み込むことができます。
文字起こしツールを別途用意する必要がなく、一つのツールで「解析から要約まで」を完結できるのは大きな強みです。
Google AI Studioは、一度に読み込める情報量(コンテキストウィンドウ)が非常に大きく設計されています。
数時間に及ぶ長時間の会議動画であっても、内容を分割することなく一度に丸ごと解析できるため、文脈を逃さず精度の高い要約が可能です。
「決定事項だけを抽出してほしい」「社内フォーマットに合わせて箇条書きにしてほしい」といった細かな要望を、プロンプト(指示文)を通じて柔軟に設定できます。
自分の業務に最適化された「専用の議事録アシスタント」を簡単に構築できるのです。
Google AI Studioは非常に強力なAIツールですが、生成された議事録を「保存する」「共有する」といった実務フローとの連携は手動で行う必要があります。
そこで活用したいのが、ハイパーオートメーションプラットフォーム「Yoom」です。
Yoomを使えば、議事録を自動でGoogleドキュメントに集約したり、SlackやChatworkなどのチャットツールへ素早く通知したりすることが可能です。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね👀
■概要
このワークフローでは、音声ファイルから自動的に文字起こしを行い、それを要約して議事録を作成し、最終的にYoomデータベースに登録し、Chatworkに通知する自動化プロセスを設定します。
■設定方法
1.声ファイルを送信できるフォームを作成します。
2.アップロードされた音声ファイルをAIオペレーションで文字起こしします。
3.取得した文字データとフォームの情報から議事録を自動生成します。
4.フォーマットを指定することができます。
5.「担当者に対応依頼」オペレーションで作成された議事録のチェックを依頼します。修正点があれば修正できます。
6.「データベースに追加する」オペレーションで必要項目をデータベースに追加します。
7.Chatworkに議事録追加の完了を通知を送信します。
8.送信先やメッセージ内容は自由に設定いただけます。
■注意事項
・Chatworkと連携設定が必要です。
・AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
■概要
フォーム回答された音声データを文字起こしして、その後議事録を作成しチャットに通知します。
■注意事項
・各アプリのオペレーションで連携するアカウント情報の設定が必要です。
・音声データの文字起こしや議事録の作成はチームプラン以上でご利用可能です。
・AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
それでは、実際にGoogle AI Studioを使って議事録を作成する流れを見ていきましょう。
今回は、約2分間の会議音声ファイルを使用しています。
会議内容はプロジェクトの進捗確認で、「進捗状況 → 課題 → 今後のスケジュール」という基本的な構成です。
まずは、Google AI Studioにアクセスします。
画面上の「+」ボタン(または「Upload file」)をクリックし、会議の録音データや録画データを選択します。
ファイルを直接ドラッグ&ドロップするだけでもアップロードが可能です。
ファイルが読み込まれたら、チャット欄に指示を入力します。単に「議事録を作って」とするよりも、以下のように構造を指定するのがポイントです。
【プロンプト例】
添付された音声ファイルを解析し、以下の項目に沿って議事録を作成してください。
・参加者
・議題
・各議題の議論要旨
・決定事項
・ネクストアクション(担当者と期限)
日本語で、ビジネスに適した丁寧な表現で出力してください。
送信ボタンを押すと、AIが解析を開始し、指定したフォーマットで議事録が生成されます。
内容に間違いがないか確認し、必要に応じて「もう少し簡潔に」「ToDoリストを強調して」といった追加の指示を出して微調整を行いましょう。
完成したテキストはコピーして、共有用のドキュメントなどに貼り付けて利用します。
ここでは実際にGoogle AI Studioを使い、会議データからどのような議事録が生成されるのかを検証します。
検証ポイント
まず、ファイルをアップロードしプロンプトを入力します。
【プロンプト】
あなたは優秀な議事録作成アシスタントです。
次の条件で要約してください。
・ 時系列順に並べる
・ 重要な決定事項や方針は「★」を先頭につけて強調する
【出力フォーマット例】
1. 00:10:現状のAI議事録は文字起こし精度が高い一方、「決定事項だけを一覧で見たい」という要望が多いことを整理。
2. 00:25 ★:次回アップデートの方針を「決定事項とアクションアイテム抽出の強化」「プロンプトテンプレート」「共有しやすい出力形式」の3点に絞ると宣言。
最後に「Run」をクリックします。
結論から言うと、 Google AI Studioの処理能力は驚異的です。
データの読み込みから解析完了までにかかった時間は、わずか11秒でした。
人間が録音を聞き返しながらメモを取る手間を考えれば、比較にならないほどのスピード感です。
また、精度の面でも、期待を大きく上回る結果となりました。
次に、同じ元データでも、プロンプトを変えることで出力の粒度や構造がどう変化するか検証していきます。
【プロンプト】
あなたは優秀な議事録作成アシスタントです。
動画から「次回までのアクションアイテム(ToDo)」のみを抽出してください。
条件:
・各アクションアイテムには「担当者」「内容」「期限」を含める
・期限が明示されていない場合は、「期限:明示なし」と記載する
【出力フォーマット例】
担当者:鈴木(Eng)
内容:話者認識モデルの検証とAPI改修案の作成
期限:今週金曜まで
検証の結果、同じ元データを使用しても、プロンプトの指示通りに出力の構造と粒度が変化することを確認しました。
特筆すべきは、以下の2点です。
より質の高い議事録を手に入れるためには、以下の3つのコツを意識してみてください。
Google AI Studioは、手軽さと高性能を両立した議事録作成ツールとして注目されていますが、業務利用には押さえておくべきポイントも存在します。
最大のメリットは、膨大な資料を一度に読み込んで分析できる圧倒的な記憶容量です。
最大200万トークンのコンテキストウィンドウにより、数時間の動画や数千ページの資料をまとめて読み込ませ、高度な分析や要約を行えます。
特別なソフトをインストールせずブラウザだけで利用でき、動画解析によって投影スライドや身振り手振りといった視覚情報まで含めて把握できる点も特徴です。
ビジネスで利用する際には、以下の点に十分注意が必要です。
Google AI Studioは、音声や動画から素早く、かつ高精度な議事録を作成できる非常に強力なツールです。
マルチモーダル機能を活かした直接解析は、これまでの「録音を一度文字に起こしてからAIに読み込ませる」という二度手間を解消してくれます。
ただし、ビジネスで利用する際は、無料枠におけるデータの取り扱い(学習への利用可能性)に注意し、機密情報の度合いに応じて適切にプランを選択することが重要です。
このツールを使いこなすことで、議事録作成という「作業」に費やしていた時間を、本来集中すべき「意思決定」や「実行」へとシフトさせることができます。
まずは手元の会議データで、その驚くべき解析精度を体感してみてください!
Yoomは、業務を自動化するハイパーオートメーションプラットフォームです。
これまで手動で利用していた各ツールをメインとした自動化フローが、直感的な操作で実現可能です。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ登録フォームから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!
■概要
Zoomミーティング終了後の情報共有、手作業で行っていませんか。録画を探し、議事録を作成して、Outlookでメールを作成・送信するといった一連の作業は、手間と時間がかかるものです。
このワークフローを活用すれば、Zoomミーティングの終了をきっかけに、録画データからAIが議事録を自動で作成し、Outlookで関係者へ共有するまでの一連の流れを自動化でき、こうした課題をスムーズに解消できます。
■このテンプレートをおすすめする方
■このテンプレートを使うメリット
■フローボットの流れ
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
■注意事項