プレゼン資料作成は、ビジネスパーソンにとって避けては通れない業務の一つです。 しかし、構成を練り、文章を推敲し、スライドのデザインを整えるまでには膨大な時間がかかります。「もっと短時間で、質の高い資料を作りたい」 と考える方にとって、ChatGPTは強力なパートナー となります。
本記事では、ChatGPTをプレゼン資料作成に導入するメリットや、コピペですぐに使えるシーン別プロンプト、そして実際に作成してみた検証レポートをご紹介します!
💻なぜChatGPTなのか?資料作成における3つのメリット
世の中には多くのAIツールがありますが、プレゼン資料作成においてChatGPTが選ばれる理由があります。それは「圧倒的な汎用性」と「対話による思考の深掘り」 にあります。
1.圧倒的な文脈理解力と論理構成力 プレゼン資料の核は「論理(ロジック)」 です。 ChatGPTは前後の文脈を踏まえ、「なぜ必要か」「誰にどう伝えるか」といった問いに対し、説得力のあるストーリーラインを素早く設計できます。 完成度の高いデザインまで一度で仕上げる用途には向きませんが、構成案をもとにPowerPoint形式(.pptx)の下書きを出力し、各スライドにテキストを整理することは可能です。 まずは内容の骨組みを最速で形にできる点が強み であり、デザイン特化型AIでは補いにくい「構成そのものの質」を高められます。
2. 「壁打ち」によるアイデアの多角化 ChatGPTの強みは対話 にあります。 「このスライドの切り口は適切か?」「反論を想定すると何が弱いか?」「もっと刺さる表現はないか?」こうした問いを投げかけることで、自分一人では思いつかない視点を提示します。 一方向の生成ツールではなく、思考を往復させながら論点を磨き込む“壁打ち相手”として機能します。 構成の妥当性検証やメッセージの明確化を通じて、資料全体の説得力そのものを底上げ できます。
3. 操作の自動化(VBAコード生成) PowerPointを操作するためのVBAコードを生成させることで、特定のスライドを一括生成する などの作業を効率化できます。
複雑なデザイン作業は手動や専用ツールで行いつつ、定型的な構造作成を自動化することで、全体の工数を削減できます。プログラミング知識がなくても活用可能で、作成したい構成案に合わせてChatGPTにコードを書いてもらい、VBE(Visual Basic Editor)に貼り付けるだけで完了します。 スライドの内容が変わるたびにコードを生成・適用する手間はありますが、一つひとつ手入力するよりも圧倒的にスムーズです。
📝【コピペOK】ChatGPTで資料作成を効率化する5つのシーンとプロンプト
ここでは、実際の業務で頻繁に発生するシーンに合わせ、すぐに使える具体的なプロンプト(指示文) をご紹介します。これらをコピーして、ご自身のテーマに合わせて書き換えて試してみてください。
①ゼロからの構成案作成 【活用シーン】
新しい企画書や提案書を作る際、「何から書き始めればいいか分からない」と手が止まってしまう時。ターゲットや目的を伝えるだけで、資料全体の骨子(アウトライン)をChatGPTが作成 してくれます。
【プロンプト例】
あなたはプロのプレゼンテーション作成者です。 以下の条件でプレゼン資料の構成案を作成してください。 # 条件 ・テーマ:社内コミュニケーションツールの導入提案 ・ターゲット:決裁権を持つ経営層(コスト意識が高い) ・目的:ツールの導入承認と予算の確保 ・スライド枚数:10枚程度 # 出力形式 各スライドの「タイトル」と「話すべき要点(箇条書き3つ)」を表形式で出してください。
②箇条書きメモからの原稿作成 【活用シーン】
会議中のメモや頭の中にあるアイデアを、そのままスライドに貼り付けられる「完成された文章」にしたい時。断片的な情報を、プレゼンに適した説得力のある文章に変換 します。
【プロンプト例】
以下の箇条書きのメモを元に、プレゼン資料のスライドに載せる説明文を作成してください。 ビジネスシーンに適した、簡潔で説得力のある「です・ます」調の文章にしてください。 # メモ ・現状の課題:メール処理に1日2時間かかっている ・連絡漏れが多い ・過去のやり取りが探せない
③伝わるキャッチコピー・タイトル案の生成 【活用シーン】
スライドの内容は決まったけれど、タイトルが平凡でインパクトに欠ける時。 聴衆の興味を一瞬で惹きつける、魅力的な見出し案が必要な場合に有効 です。
【プロンプト例】
「業務効率化による残業削減」というスライドのタイトルを考えています。 これをよりインパクトがあり、メリットが直感的に伝わるキャッチコピーに書き換えてください。 ターゲット別に5案出してください。
④説得力を高める想定質問(Q&A)の洗い出し 【活用シーン】
プレゼン本番前の準備段階。 質疑応答で鋭いツッコミを受けて答えに詰まるのを防ぐため、事前に厳しい質問を洗い出し、回答を準備しておきたい時 に役立ちます。
【プロンプト例】
今回の「新ツール導入提案」に対して、経営層から出そうな厳しい質問や懸念点を5つ挙げてください。 また、それに対する論理的な回答案もセットで作成してください。
⑤VBA活用によるスライド自動生成 【活用シーン】
大量のスライドを短時間で作成したい時。 構成案が決まった後、一つひとつスライドを手作業で作るのではなく、ChatGPTにコードを書かせて一括生成させたい場合 に使います。
【プロンプト例】
以下の構成内容をPowerPointのスライドとして一括出力するためのVBAコードを書いてください。 各スライドのタイトルと本文を適切なプレースホルダーに配置してください。 [ここに構成案を貼り付け]
⭐Yoomは資料作成においてChatGPTと連携できます いい資料をつくるには情報収集や素材集めが大事ですが、準備ばかりに時間を使ってしまうのはもったいないですよね。
Yoomを活用すれば、ChatGPTと連携して「リサーチ業務」や「議事録の要約」を自動化し、資料作成に必要な素材を勝手に集めておくことができます。 [Yoomとは]
たとえば、Google スプレッドシートにリード情報を追加するだけで、AIワーカーが自動でリサーチしてGmailで営業メールまで送信してくれるテンプレート などがすぐに使えます。 気になる方はぜひチェックしてみてくださいね✍️
Google スプレッドシートにリード情報が追加されるとAIワーカーが自動でリサーチを行い、Gmailで営業メールを送信する
試してみる
■概要
営業リストをもとに一件ずつリサーチを行いながらメールを作成する作業は、多くの時間を要するのではないでしょうか。質の高い営業リードを生成するためにはパーソナライズされたアプローチが重要ですが、手作業では限界があります。このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシートに情報を追加するだけで、AIが自動でリサーチを行い、Gmailで送信するための効果的な営業メール文面を生成し、煩雑な手作業から解放され、効率的なリード獲得活動を実現できます。
■このテンプレートをおすすめする方
Google スプレッドシートのリストをもとに、手作業で営業メールを作成している方 Gmailを活用し、より効率的に質の高い営業リードの生成を目指しているご担当者様 AIの活用によって、パーソナライズされた営業アプローチを自動化したいチームリーダーの方 ■このテンプレートを使うメリット
Google スプレッドシートに情報を追加するだけで、リサーチからメール文面生成までを自動化できるため、手作業の時間を削減できます。 AIがリサーチに基づき文面を生成するため、担当者による品質のばらつきを防ぎ、チーム全体の営業アプローチの質を均一に保てます。 ■フローボットの流れ
はじめに、GmailとGoogle スプレッドシートをYoomと連携します。 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が追加されたら」というアクションを設定します。 最後に、オペレーションでAIワーカーを設定し、リサーチ、および、それに基づき営業リード獲得に特化したメール文面を作成し送信するためのマニュアル(指示)を作成します。 ※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション■このワークフローのカスタムポイント
トリガーで設定するGoogle スプレッドシートは、実際に営業リストとして管理しているファイルへ任意に変更してください。 AIワーカーへの指示(プロンプト)は、自社の営業スタイルやターゲットに合わせて自由にカスタマイズが可能です。 ■注意事項
Google スプレッドシートとGmailのそれぞれとYoomを連携してください。AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。 AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法 」をご参照ください。 AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。 AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。 AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法 」ご参照ください。 AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法 」をご参照ください。 Google スプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項は「【アプリトリガー】Google スプレッドシートのトリガーにおける注意事項 」を参照してください。 トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Google Driveに資料が追加されたら、AIワーカーがGoogleドキュメントにFAQを生成する
試してみる
■概要
Google Driveに蓄積された資料から、FAQを作成する作業に時間を取られていませんか?特に、Google DriveのドキュメントでQAシステムを構築しようとしても、手動での更新作業は抜け漏れの原因にもなります。このワークフローを活用すれば、Google Driveに新しい資料が追加されると、AIが自動で内容を読み取り、GoogleドキュメントにFAQを生成するため、こうした手間を解消できます。
■このテンプレートをおすすめする方
Google Driveの資料を基にした社内FAQの作成・更新を手作業で行っている方 Google DriveのドキュメントでQAシステムを構築し、ナレッジ共有を効率化したい方 AIを活用して、ドキュメント作成業務の自動化を検討している情報システム担当の方 ■このテンプレートを使うメリット
Google Driveへの資料追加をトリガーにFAQが自動生成され、手作業での資料確認やドキュメント作成の時間を短縮できます AIによる自動生成でFAQ作成プロセスが標準化され、担当者による品質のばらつきや更新漏れといったリスクの軽減に繋がります ■フローボットの流れ
はじめに、Google DriveとGoogleドキュメントをYoomと連携します 次に、トリガーでGoogle Driveを選択し、「特定のフォルダ内に新しくファイル・フォルダが作成されたら」というアクションを設定します 最後に、オペレーションでAIワーカーを選択し、トリガーで取得したファイルの内容を基にFAQを生成し、新規Googleドキュメントに反映するためのマニュアル(指示)を作成します ※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション■このワークフローのカスタムポイント
Google Driveのトリガー設定では、FAQ生成の対象となる資料が格納されるフォルダをIDで任意に指定してください AIワーカーのオペレーション設定では、FAQを生成する設定や作成するGoogleドキュメントのタイトル、記載内容などを任意で設定することが可能です ■注意事項
Google Drive、GoogleドキュメントのそれぞれとYoomを連携してください。 AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。 AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法 」をご参照ください。 AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。 AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。 AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法 」ご参照ください。 トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法 」をご参照ください。 ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。 トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について 」をご参照ください。
🤔実践!ChatGPTを使ってプレゼン資料を作ってみた
ここからは、実際にChatGPTを活用し、プレゼン資料作成の効率化を検証しました。 検証テーマは、営業部長をターゲットにした「営業部におけるリモートワーク推奨の提案」 です。構成案の作成から仕上げまでのプロセスを3つのポイントで評価します。
構成の質 :論理破綻がなく、意思決定を促す流れになっているか人の手による修正と仕上げ :AIの回答をどうブラッシュアップすべきか作成時間の短縮率 :従来の手法と比較してどれほどの工数を削減できるかプロンプトには、「ChatGPTで資料作成を効率化する5つのシーンとプロンプト」で紹介した活用シーン1を活用します。
検証①:構成の質 AIが提案した構成案は驚くほどロジカルで、そのまま実戦投入できるレベル です。 ChatGPTは、まず「移動時間のロス」という現状の課題を提示し、その解決策として「リモート商談の導入」を提案。さらに「リモートワークの具体的な事例」へと繋げる、非常に納得感のあるストーリーラインを構築 しました。
特筆すべきは、「具体的な進行計画」や「管理体制」といった意思決定者が気にするであろう項目を、指示せずともタイトルに含んでいた点です。 抜け漏れのない網羅性は、人間がゼロから考えるよりも圧倒的に安定しています。
検証②:人の手による修正と仕上げ AIが出力した構成は論理的ですが、そのままではややドライな印象を受けました。 そこで、「具体的な数値」と「想定リスク」を肉付けするよう追加指示を出しました。