Hugging FaceとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-29

【Hugging Face API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説

k.shirakawa

Hugging Faceを使ってテキスト分類や要約、質問応答などの業務効率化を考えたことはありませんか?これらの処理を自動化するには、一般的にAPIの利用やプログラミングの知識が求められます。しかし、「専門的な知識がないと難しいのでは…」と感じる方も多いでしょう。
特に社内にエンジニアがいなかったり、開発リソースが限られている場合、何から始めればよいか悩みがちです。

そこで本記事では、Hugging Face APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても様々なアプリとHugging Face APIを簡単に連携する方法</span>までを、分かりやすくご紹介します。

マーケティングでの顧客の声の分析やサポート業務での問い合わせ対応、情報収集のための文章要約など、多様な業務シーンで活用できる連携フローをステップごとに解説します。
「専門家に頼らず、自分たちの手でHugging FaceのAIモデルを活用したい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。きっと新しい業務効率化のヒントが見つかります!

とにかく早くHugging FaceのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Hugging Face APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Hugging Face APIとは

Hugging Face APIはHugging Faceと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Hugging Faceを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Hugging Face APIの場合は「Hugging Face」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Hugging Face APIでできること

Hugging Face APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにHugging Face APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

1. テキストを分類する

Hugging Face APIのテキスト分類アクションを活用することで、問い合わせフォームやアンケートの回答内容をカテゴリ別に自動で振り分けることができます。

このアクションをフローの中に組み込むことで、手作業での確認や分類の手間が不要になり、担当者の負担を大幅に削減できるため、迅速な対応やデータ分析に繋がります。

[[222532]]

2. 質問へ回答する

Hugging Face APIの質問応答アクションを使えば、Slackなどのチャットツールに寄せられた問い合わせに対して、AIが自動で一次回答を生成し返信するフローを構築できます。

このアクションをフローの中に置くことで、定型的な質問への対応を自動化し、カスタマーサポート担当者がより複雑な問題に集中できる環境を整え、顧客満足度の向上にも貢献します。

[[235954]]

3. テキストを要約する

Hugging Face APIのテキスト要約アクションを用いると、メールやドキュメントなどの長文を自動で要約し、Notionなどのデータベースに保存する業務フローが実現可能です。

このアクションをフローの中に組み込むことで、日々の情報収集や議事録作成にかかる時間を短縮し、重要なポイントを素早くチームに共有できるため、全体の業務効率が大きく向上します。

[[235971]]

その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • 文章の類似性を判別

Hugging Face APIの利用料金と注意点

Hugging FaceのAPIは、無料プランから利用を開始できます。
無料プランでも1日あたり1,000リクエストまで利用できるため、小規模なテストや個人的な利用であれば十分に活用することが可能です。

一方で、より多くのリクエストを行いたい場合や、高性能な大規模言語モデルを利用したい場合は、月額9ドルからのPROプランが用意されています。用途や利用頻度に応じて適切なプランを選択しましょう。
利用する際には、以下の点に注意してください。

リクエスト制限の仕組み:無料プランのリクエスト制限は1時間ごとにリセットされるため、短時間にリクエストが集中すると一時的に利用できなくなる場合があります。
モデルの利用制限:Llama 2のような一部の大規模・高性能なモデルは、PROプランでのみ利用可能となっているため、使いたいモデルがどのプランに対応しているか事前に確認が必要です。
PROプランの追加料金:PROプランは月間の無料クレジットを超過した場合、利用した分だけ追加で料金が発生する仕組みなので、大規模な処理を行う際はコストに注意しましょう。

※詳細はHugging Faceのサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月25日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してHugging Face APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォーム()からアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Hugging Face APIとの連携方法

はじめにHugging Face APIとYoomを連携する方法を紹介します。
マイアプリの新規接続を押したあと、検索窓にHugging Faceと入力し選択してください。

Hugging Faceにログイン後、右上のプロフィールアイコンから「Settings」→「Access Tokens」のページに移動し、「New token」からAPIトークンを発行します。
発行されたトークンをYoomの連携画面で入力してください。

これでHugging Face APIとの連携は完了です。

今回は「Googleフォームから回答が送信されたら、Hugging Faceで分類してGmailで通知する」というフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • GoogleフォームとGmailをマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Googleフォームのトリガー設定およびHugging Faceのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
[[222532]]

ステップ1:GoogleフォームとGmailをマイアプリ連携

Googleフォームの連携
新規接続を押したあと、アプリのメニュー一覧が表示されるのでGoogleフォームを選択してください。アプリ名から検索することもできます。

「Sign in With Google」をクリックします。

すでにGoogleフォームにログインしている場合は、以下のようにどのアカウントと連携するかを選択する画面が表示されます。対象アカウントを選択することで連携が可能です。

対象アカウントを選択しましょう。

Yoomがアクセス権限を求める画面に切り替わるので続行をクリックします。

Gmailの場合
Googleフォームと同様に、「新規接続」をクリックします。アプリの一覧が表示されるので、検索欄に「Gmail」と入力して、表示されたアプリを選択してください。

すでにGmailにログインしている場合は、どのアカウントと接続するかを選ぶ画面が出てきます。連携したいアカウントをクリックすれば、接続が完了します。

Yoomがアクセス権限を求める画面に切り替わるので続行をクリックします。
これでマイアプリ連携は完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

ここからいよいよフローを作っていきます!すでに準備しているテンプレートを利用して簡単に設定できます。まずはこちらをコピーしましょう。
Yoomにログインし、以下のバナーから「試してみる」をクリックしてください。

[[222532]]

以下のポップアップが表示されたらOKをクリックし設定をはじめましょう!

コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーから確認できます。

ステップ3:トリガー設定

事前準備
使用するGoogleフォームをあらかじめ準備します。
今回は以下のような内容を準備しました!
またテストとして回答しておきましょう。

それでははじめに1つ目の工程をクリックします。

この画面では、以下の項目がすでに設定されているので「次へ」をクリックして進みましょう。

  • タイトル:任意で変更可能です。
  • アプリ:変更不要
  • Googleフォームと連携するアカウント情報:マイアプリ連携した際の情報が記載されています。
  • トリガーアクション:変更不要

トリガーの起動間隔
フローの起動間隔を選択します。
ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。最短は5分間隔で起動できます。
トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

フォームID
対象となるGoogleフォームのIDを設定します。
正しく情報を取得するために、JSONPathを用いたアウトプット取得方法はこちらの記事からご確認ください。

入力が完了したら「テスト」をクリックします。

※Googleフォームからデフォルトで取得できるアウトプットは仕様上、「回答ID」「最終回答日時」「回答の作成日時」「回答者のメールアドレス」のみとなっています。回答内容を取得するにはJSONPATHでアウトプットを追加する必要があります。
Googleフォームをトリガーに設定した場合の回答データの取得方法については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

テストが成功したら、「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:Hugging Faceでテキストを分類する

次に2つ目の工程をクリックしましょう。

前項と同様にこの画面では、以下の項目がすでに設定されているので「次へ」をクリックして進みましょう。

次に、Hugging Faceのモデル名を任意で入力します。
「text」は前項でアウトプットした情報から今回は「フィードバック」を選択します。固定のテキストも入力できるので、任意で設定してください。

入力が完了したら「テスト」をクリックすると、以下のように取得した情報が表示されます。
テストが完了したら「保存」をクリックします。

ステップ5:AIでテキストを生成する

次に3つ目の工程をクリックします。

この画面ではタイトルとアクションがデフォルトで設定されています。
アクションは生成するテキストによって消費するタスクが変わりますので、任意で選択してください。

次にプロンプトを入力します。判別しやすいようにわかりやすく記載しましょう。

プロンプトでは、使いたいアウトプット情報を呼び出すことができます。
今回はそれぞれアウトプットした「フィードバック」「ラベル名」「スコア」を選択しました。

使用したプロンプト例は以下のとおりです▼
あなたはカスタマーサポートチームの一員です。

以下のGoogleフォームから送信されたフィードバックと、その感情分析の結果をもとに、社内向けの簡潔な通知文を作成してください。

  • 文体は丁寧かつ簡潔に。
  • 回答者の感情が強く現れているラベル(スコアが最も高いものまたは上位3つ)を元に、回答内容の感情的な傾向を簡単に要約してください。
  • 過度に感情的な表現や決めつけを避けてください。
  • 通知文の末尾に「対応が必要かご確認ください」と添えてください。

▼Googleフォームから送信されたフィードバック
※ここに、フィードバック(Googleフォーム回答)の「取得した値」を貼り付け

▼感情分析結果のラベル名の一覧
※ここに、Hugging Faceから取得したラベル名の「取得した値」を貼り付け

▼感情分析結果のスコアの一覧
※ここに、Hugging Faceから取得したスコアの「取得した値」を貼り付け

入力したら「テスト」をクリックすると、感情傾向などを分析してくれています。
テストが成功したら「保存」をクリックしましょう。

ステップ6:Gmailでメールを送信する

次に4つ目の工程をクリックします。自動送信されるメールを設定していきましょう。

この画面では、以下の項目がすでに設定されているので下にスクロールしましょう。

From:未設定の場合や不正なメールアドレスが設定された場合は、Gmailと連携したアカウントのメインアドレスからメールが送信されます。
候補が表示されない場合は再度マイアプリ連携を実施してください。

To:「フォームに回答が送信されたら」から「メールアドレス」を選択します。

件名は任意で設定してください。本文は、フィールドをクリックするとアウトプットした情報を選択できます。
任意で取得したアウトプットをご活用ください。

入力が終わったら「次へ」をクリックします。

こちらの画面の内容を確認しテストをクリックすると実際にメールが送信されます。
テストが成功したら「保存」をクリックしましょう。

ステップ7(最終):アプリトリガーをONにする

すべての設定が完了すると、以下のコンプリート画面が表示されます。
トリガーをONにして、フローボットを起動しましょう。

これですべての設定が完了しました!
Googleフォームから回答が送信されたら、Hugging Faceで分類してGmailで通知する方法は以上です。

Hugging Face APIを活用した業務自動化テンプレート

Hugging Face APIを使えば、誰でも手軽に業務の自動化や効率化を実現できます。

たとえば、Google スプレッドシートにアンケート結果が追加された際に自動で感情分析し、結果を記録するテンプレートや、Googleフォームの回答を自動分類してGoogle スプレッドシートに反映するテンプレートは、情報整理や集計の手間を大幅に削減できます。
また、Google DriveにアップロードされたファイルをOCRで読み取り、内容を分析してSlackに通知するテンプレートを使えば、紙書類や画像データもスムーズに共有・活用できます。

さらに、Slackの投稿内容をリアルタイムに要約したり、GitHubで作成されたプルリクエストを要約してTelegramに自動通知したりできるテンプレートも利用可能です。これにより、チーム内の情報伝達や開発現場でのコミュニケーションが<span class='mark-yellow'>よりスピーディーかつ明確になります</span>。

[[122183,209211,184977,209184,209223]]

まとめ

Hugging Face API連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたテキストの分類や要約、問い合わせ対応といった業務が自動化され、作業時間の大幅な削減やヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>また、担当者が単純作業から解放されることで、分析や企画といった、本来注力すべきコア業務に集中できる環境も整います。

今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツール「Yoom」を使うことで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で実現できます。もしAIを活用した業務の自動化に興味があれば、ぜひ無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

👉今すぐYoomのアカウントを作成する

この記事を書いた人
k.shirakawa
3年ほどブロガーとして執筆活動しています。 会社員時代に知りたかった「業務効率化」の方法を皆さんにわかりやすくお届けしていきます。 Yoomを活用して日々の業務がどれだけ自動化できるのか、記事を通じてその可能性を実感していただけたら嬉しいです。
タグ
Hugging Face
自動化
自動
連携
関連アプリ
アプリ連携
No items found.
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
Yoomとは?
これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
詳しくみる
詳しくみる