Geminiをはじめとする生成AIは非常に便利ですが、入力したデータがどのように扱われるか不安に感じることはありませんか?
特に、「自分の入力した内容がAIの学習に使われてしまい、他のユーザーへの回答として流出してしまうのではないか」という懸念は、個人利用であっても無視できません。
この記事では、個人のGoogleアカウント(無料版およびGemini Advanced)でGeminiを利用する際に、入力データをGoogleのAIモデルに学習させないための具体的な設定手順を解説します。
今回はGemini3にて検証を行い、設定をオフにした際の注意点や、より安全に使うためのテクニックもあわせて紹介します。
✨YoomはGeminiと連携して業務を自動化できます
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Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!Geminiを安全かつ便利に活用したい方におすすめなのが、業務自動化ツール「Yoom」との連携です。
Yoomを使えば、Gemini API経由でデータを処理し、議事録の要約やメールの下書き作成などを自動化できます。
通常、Webブラウザから利用するGeminiは学習データとして利用される可能性がありますが、API経由での利用は、有料プランやGoogle Cloud(Vertex AI)を経由する場合、原則としてGoogleの学習データに使用されないと公式に案内されています。
そのため、セキュリティポリシーの観点からも、業務利用において非常に大きなメリットがあります。
※Google AI Studioの無料枠APIを利用する場合は、入力データがモデル改善に使用されるため注意が必要です。
YoomにはGeminiと連携した便利なテンプレートが多数用意されています。まずは以下のテンプレートを試してみてください。
Gmailでメールを受信したら、Geminiで内容を要約してSlackに通知する
試してみる
■概要
日々大量に届くメールの中から重要な情報を探し出し、内容を把握する作業に手間を感じていませんか。このワークフローは、Gmailで受信した特定のメールをAIが自動で読み取り、Geminiがその内容を要約する仕組みを構築します。gmailとgeminiを連携させることで、メールチェックの時間を短縮し、重要な情報の見落としを防ぎながら、迅速な情報共有を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
- Gmailに届く大量のメールから、効率的に情報収集を行いたいと考えている方
- Geminiの機能を活用して、日々の情報要約や内容把握を自動化したい方
- メールで受け取った重要な情報を、Slackなどを通じてチームへ迅速に共有したい方
■このテンプレートを使うメリット
- Gmailに届いたメールをGeminiが自動で要約するため、内容把握にかかる時間を短縮し、本来の業務に集中できます。
- 手動での確認や転記作業が不要になるため、重要なメールの見落としや共有漏れといったヒューマンエラーを防ぎます。
■フローボットの流れ
- はじめに、Gmail、Gemini、SlackをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでGmailを選択し、「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」というアクションを設定します。
- オペレーションでは、Geminiの「コンテンツを生成」アクションを設定し、受信したメール本文を要約するように指示します。
- 最後に、Slackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、Geminiが生成した要約を指定のチャンネルに通知します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Gmailのトリガー設定では、自動化の対象としたいメールのキーワード(特定の差出人や件名など)を任意で指定してください。
- Geminiのオペレーションでは、どのような内容を要約させたいか、プロンプト(指示文)を任意で設定することが可能です。
- Slackのオペレーションでは、要約内容を通知したいチャンネルのIDを任意で設定してください。
■注意事項
- Gmail、Gemini、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Notionのデータソースにページが作成されたら、Geminiで要約してレコードを更新する
試してみる
■概要
Notionに議事録や調査レポートなどのページを追加するたびに、その内容を都度確認し、手作業で要約を作成するのは時間がかかる作業ではないでしょうか。このワークフローを活用すれば、Notionのデータソースにページが作成されると、Geminiが自動で内容を要約し、対象のレコードを更新するため、情報共有の効率化や内容把握までの時間短縮に繋がります。
■このテンプレートをおすすめする方
- Notionで議事録やドキュメント管理を行っており、内容の要約作業を効率化したい方
- Geminiを活用して、情報収集やテキスト生成のプロセスを自動化したいと考えている方
- 手作業でのコピー&ペーストによる情報の転記や要約作成の手間をなくしたい方
■このテンプレートを使うメリット
- Notionへのページ作成をトリガーに、Geminiが自動で要約を作成・更新するため、要約作業にかかる時間を短縮できます
- 手作業でのコピー&ペーストや転記が不要になり、内容の抜け漏れや転記ミスといったヒューマンエラーの防止に繋がります
■フローボットの流れ
- はじめに、NotionとGeminiをYoomと連携します
- 次に、トリガーでNotionを選択し、「特定のデータソースのページが作成または更新されたら」というアクションを設定します
- 次に、オペレーションでNotionの「レコードを取得する(ID検索)」を設定し、トリガーで取得したページの情報を取得します
- その後、オペレーションでGeminiを選択し、「コンテンツを生成」アクションで取得したページ内容の要約を作成します
- 最後に、オペレーションでNotionの「レコードを更新する(ID検索)」を設定し、生成された要約を対象のレコードに反映します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Notionのトリガー設定では、自動化の対象としたいデータソースのIDを任意で設定してくださいこれにより、特定のデータソースのみを監視対象とすることが可能です
- Geminiのオペレーションでは、使用するモデルを任意で設定できるほか、プロンプトやシステムプロンプトを自由にカスタマイズすることで、要約の文字数や形式などを調整できます
■注意事項
- Notion、GeminiのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
- ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
🤔Geminiに「学習させない設定」が必要な理由
Geminiでは、入力内容がAIの学習やサービス改善に利用される可能性があるため、設定の見直しが必要です。初期状態では、サービスの改善やAIモデルの学習のために、ユーザーの会話データを利用する設定がオンになっている場合があります。
ここで注意すべきは、設定を「オフ」にしても完全な非公開にはならないという点です。
Googleのポリシーによれば、設定をオフにすれば、原則として人間によるレビューの対象からも除外されます。ただし、安全性確保のためにシステム側で最長72時間データが一時保持される点には留意が必要です。また、自分からフィードバックを送信した場合は、その内容が人間のレビュアーに確認されることがあります。
万全を期すのであれば、「そもそも機密情報を入力しない」という意識に加え、学習に使わせない設定にしておくことがプライバシー保護の第一歩となります。
📒Geminiに学習させない設定手順
PCやスマートフォンでGeminiを利用する際の、具体的な設定変更手順を解説します。
なお、有料の「Gemini Advanced」を利用している場合も、無料版と同様にこの設定変更が必要です。
PCブラウザでの設定方法
ブラウザでGeminiにアクセスし、ログインし、画面左下の歯車マークより「アクティビティ」をクリックします。
「Gemini アプリ アクティビティ」の設定を「オフにする」に変更します。
※単に「オフにする」だけでは、それ以前に保存された過去の履歴はGoogleのサーバーに残ったままとなります。
確実にデータを整理したい場合は「削除」をあわせて行いましょう。
スマホアプリでの設定方法
今回はAndroid版のGeminiを使用して設定を行います。
Geminiアプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップします。
「Gemini アプリ アクティビティ」を選択します。
PCブラウザでの設定方法と同様に、「オフにする」または「オフにしてアクティビティを削除」を選択します。
✅本当に履歴は残らない?アクティビティをオフにしたGeminiで検証
アクティビティをオフにした後に、Geminiに「何ができるか教えて」と投げかけてみました。
すると、いつも通りに回答が生成されたため、「チャットを新規作成」をクリックしてみます。
下記のように、プロンプトと回答が保持されない旨のメッセージが表示されました。そのまま「チャットを新規作成」ボタンをクリックしてみたところ
通常の設定(オン)であれば、先ほどまでの会話が履歴として表示されますが、オフの状態ではチャット画面が初期状態にリセットされ、過去のやり取りを遡ることができませんでした。
検証からわかったこと
この検証により、ユーザーのアカウントに紐づく形での履歴保存は停止されることが確認できました。
万が一、共有PCなどでログインしたままブラウザを閉じてしまっても、この設定をオフにしていれば、後から別の人に会話内容を見られるリスクを減らせます。
ただし、注意点として、自分の画面から履歴が消えたからといって、Googleのサーバーからも瞬時に消去されているわけではありません。
記事の前半で触れた通り、Google内部では「安全性チェック」のために最長72時間はデータが保持されています。
この「目に見えない一時保存」があることを理解した上で、機密情報の取り扱いには引き続き注意が必要です。
👉設定のメリット・デメリットと運用の注意点
設定をオフにする最大のメリットは、長期的なAIモデルの学習対象から除外されるという「安心感」です。
一方で、デメリットも存在します。
-
履歴が残らない:
ブラウザを閉じたりリロードしたりすると、直前の会話内容が消えてしまいます。
-
72時間の保持:
前述の通り、設定をオフにしても最大72時間はデータが保持され、人間のレビュー対象になる可能性があるため、これだけで100%の機密性が保証されるわけではありません。
そのため業務レベルの安全性を求める場合は、個人アカウントでの利用を避け、データの保護がより強固な「Google Workspace版のGemini」や、前述の「API(Yoom連携含む)」を利用することが強く推奨されます。
💻設定以外で気をつけるべきセキュリティ対策
安全に使うためには、以下の運用ルールも徹底しましょう。
-
機密情報は入力しない:
たとえ学習オフ設定にしていても、人間のレビューの可能性を考慮し、個人情報やパスワード、極秘プロジェクトの内容などは直接入力しないようにしてください。
-
データの匿名化:
固有名詞を「A社」「Bさん」などの伏せ字に置き換えて入力する工夫が有効です。
-
重要なログは即座に保存:
履歴が残らない設定の場合、AIが生成した良い回答はすぐにメモ帳などにコピーする習慣をつけましょう。
⭐Yoomでできること
Yoomを利用すれば、Gemini APIを使って安全かつ効率的な業務フローを構築できます。
API(有料版等)経由の利用は、原則として学習データに使用されないため高いセキュリティを確保できます。
また、ブラウザ版で「学習オフ」設定にすると履歴が残りませんが、YoomならAIの回答をGoogleスプレッドシートやNotionなどのデータベースへ自動的に保存するフローが組めるため、安全性を保ちつつ、実質的な「業務ログ」として履歴を管理できるのが大きなメリットです。
Yoomならプログラミング不要で、これらの安全な自動化フローを直感的に作成できます。
Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をLINE WORKSに通知する
試してみる
■概要
Google Driveにアップロードされる画像を都度ダウンロードし、内容を確認して報告する作業は手間がかかるのではないでしょうか。
目視での確認は時間がかかる上に、重要な情報を見落とすリスクも伴います。
このワークフローを活用すれば、Google Driveに画像がアップロードされると、Geminiが自動で画像内容を解析し、その結果をLINE WORKSへ素早く通知できます。
一連の確認・報告業務を自動化し、作業負担の軽減にも役立つでしょう。
■このテンプレートをおすすめする方
- Google Driveで画像ファイルを管理しており、内容確認を手作業で行っている方
- Geminiの画像解析機能を活用して、日々の業務を効率化したいと考えている方
- LINE WORKSでの情報共有をより迅速かつ正確に行いたい方
■このテンプレートを使うメリット
- Google Driveへの画像アップロードから内容解析、LINE WORKSへの通知までを自動化し、これまで手作業で行っていた確認や報告の時間を短縮できます。
- 人の手を介さずに処理が完了するため、画像内容の見落としや関係者への報告漏れといったヒューマンエラーの発生を防ぎます。
■フローボットの流れ
- はじめに、Google Drive、Gemini、LINE WORKSをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでGoogle Driveの「新しくファイル・フォルダが作成されたら」というアクションを設定します。
- 続けて、オペレーションでGoogle Driveの「ファイルをダウンロードする」アクションを設定し、トリガーで検知したファイルを指定します。
- 次に、Geminiの「ファイルをアップロード」アクションを設定し、ダウンロードしたファイルを指定します。
- さらに、オペレーションでGeminiの「コンテンツを生成(ファイルを利用)」アクションを設定し、アップロードしたファイルの内容を解析させます。
- 最後に、オペレーションでLINE WORKSの「トークルームにメッセージを送信」アクションを設定し、Geminiが生成した内容を指定のトークルームに通知します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- 「コンテンツを生成(ファイルを利用)」する際のプロンプトは、「画像に写っているものを日本語でリストアップして」など、目的に応じて自由に設定が可能です。
- 「トークルームにメッセージを送信」で設定するメッセージの本文には、前段のGeminiで取得した解析結果などフロー内で取得した値を引用できます。
■注意事項
- Google Drive、Gemini、LINE WORKSをYoomと連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
- トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細はこちら
Discordに投稿された特定の内容をGeminiで自動要約して、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
■概要
Discordで日々やり取りされる活発な議論や重要な情報を、手作業で要約して管理するのは手間がかかるのではないでしょうか。このワークフローを活用することで、Discordに投稿された特定のメッセージをGeminiが自動で要約し、その結果をGoogle スプレッドシートに蓄積できます。GeminiとGoogle スプレッドシートを連携させた情報収集と整理のプロセスを自動化し、手作業による手間や見逃しといった課題を解消します。
■このテンプレートをおすすめする方
- Discordの重要な投稿や議論を手作業でまとめるのに時間を要しているコミュニティ管理者の方
- GeminiとGoogle スプレッドシートを活用し、情報収集と整理を効率化したいと考えている方
- チーム内の情報共有を円滑にし、議事録作成などの定型業務を自動化したいプロジェクトリーダーの方
■このテンプレートを使うメリット
- Discordへの投稿から要約、Google スプレッドシートへの記録までが自動化されるため、情報収集と整理にかかる時間を短縮することができます。
- Geminiによる要約内容が自動でGoogle スプレッドシートに蓄積されるため、重要な情報の見逃しや手作業による転記ミスを防ぎます。
■フローボットの流れ
- はじめに、Discord、Gemini、Google スプレッドシートをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでDiscordを選択し、「チャンネルでメッセージが送信されたら」というアクションを設定します。
- 次に、オペレーションで分岐機能を設定し、特定の条件を満たすメッセージの場合のみ後続の処理に進むようにします。
- 続いて、オペレーションでGeminiの「コンテンツを生成」アクションを設定し、Discordのメッセージ内容を要約するよう指示します。
- 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションを設定し、Geminiが生成した要約テキストを指定のシートに追加します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Discordのトリガー設定では、メッセージを監視したいサーバーIDおよびチャンネルIDを任意で設定してください。
- 分岐機能では、Discordから取得した情報をもとに、特定のキーワードが含まれる場合のみ処理を実行するなど、後続オペレーションへの分岐条件を自由にカスタマイズ可能です。
- Geminiに要約を依頼するプロンプトは自由に編集でき、Discordの投稿内容を変数としてプロンプトに組み込むことで、動的なテキスト生成が可能です。
- Google スプレッドシートでは、要約結果を書き込むスプレッドシート、シート、および書き込みを開始するテーブル範囲などを任意で指定してください。
■注意事項
- Discord、Gemini、Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
- ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
✨こちらから簡単に登録が可能です
📈まとめ
Geminiを安全に使用するための「学習させない設定」は、プライバシーを守るための重要な手段です。
しかし、設定をオフにするだけでは完全に安全が保証されるわけではなく、最大72時間の一時保存や人間によるレビューの可能性が残ることを理解しておく必要があります。
したがって、より強固なセキュリティが求められる業務環境では、Google Workspace版やAPI経由での利用を検討し、機密情報の入力を避け、データの匿名化や履歴の即時保存など、運用ルールを徹底することも大切となるでしょう。
【出典】
https://gemini.google.com/
https://support.google.com/gemini/answer/13594961?hl=ja