YoomとZoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-07

【ノーコードで実現】AIを活用して議事録作成プロセスを効率化する方法

k.hieda

「会議が終わるたびに、内容を思い出しながら議事録を作成するのが大変…」
「重要な決定事項やネクストアクションを、もっと早く正確に関係者へ共有したいけれど、作成に時間がかかってしまう…」
このように、Web会議後の議事録作成に関する手間や時間に、課題を感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">Web会議が終了したら、AIが自動で内容を要約し、指定した形式で議事録を作成してくれる仕組みがあれば、これらの悩みから解放され、議事録作成にかけていた時間を他の重要な業務に充てることができるようになります!</span>

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかからないので、ぜひ自動化を導入して作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Web会議の内容をAIで自動的に議事録にする業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されているので、「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

AIによる議事録作成と情報共有の自動化パターン

Web会議の内容をAIで自動的に議事録にし、その後の情報共有プロセスまで自動化する具体的な方法を、テンプレートを用いてご紹介します!様々なツールとの連携パターンがあるので、ご自身の業務に合わせて活用できます。気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

作成した議事録をチャットツールで共有する

Web会議の内容をAIが要約し、<span class="mark-yellow">作成された議事録をSlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールへ自動で通知する</span>ことで、関係者への迅速な情報共有を実現し、確認漏れや連携の遅延を防ぎます!

作成した議事録をメールで送信する

AIが生成した議事録を<span class="mark-yellow">GmailやOutlookなどのメールツール経由で関係者へ自動送信する</span>ことで、社内外の関係者へ確実に情報を届け、会議内容の周知徹底を図ることが可能です!

作成した議事録をストレージサービスに格納する

AIによって作成された議事録ファイルを<span class="mark-yellow">BoxやMicrosoft SharePointなどの指定したストレージサービスへ自動で格納する</span>ことで、議事録の一元管理と後からの検索・参照を容易にし、ナレッジマネジメントを強化します!

Zoom会議後の議事録作成から通知までをAIで自動化するフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、Zoomでの会議が終了した際に、AIがその内容を指定の形式で要約し、議事録としてSlackに自動で送信するフローを解説していきます!

ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Zoom・Googleドキュメント・Slackのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Zoomトリガー・議事録作成・Slackのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認

ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Zoom

検索窓から「Zoom」を入力して、Zoom(OAuth)をクリックします。連携情報の入力画面が表示されます。

Client IDとClient secretは、Zoomのアカウント登録後に、Zoom App Marketplaceでのアプリ登録から取得できます。

>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

それぞれの項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックするとZoomのマイアプリは登録完了です。

Googleドキュメント

検索結果からアプリ名をクリックします。Googleドキュメントのサインイン画面に移ります。

‍以下の画面が表示されたら、アカウントに間違いがないか確認して「続行」をクリックしましょう。

Slack

検索結果からアプリ名をクリックします。Slackのサインイン画面に移ります。

ワークスペースのURLを入力し、『続行』をクリック。YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。

許可をクリックし、連携完了です。

ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細

Slack公式:ワークスペースの管理

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「ミーティングが終了したら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程は、定期間隔で終了したZoomミーティングを検知する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Zoomと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

内容の確認ができたら、次へをクリックして進みましょう。

(1/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガー起動間隔
    • フローの起動間隔を選択します。最短は5分間隔で起動できます。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
  • メールアドレス
    • Zoomのアカウント情報と同じメールアドレスを入力してください。

テストを行うため、Zoomのミーティングを開始して終了させておいてください。

ミーティングの終了までできたら、テストボタンをクリックします。成功すると、以下の項目+値が取得できます。

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。

保存するをクリックします。

ステップ4:アプリと連携する「ミーティングのレコーディング情報を取得する」

テンプレートの2つ目をの工程をクリックします。この工程では、終了したミーティングIDから詳細情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Zoomと連携するアカウント情報
  • アクション

内容の確認ができたら、次へをクリックして進みましょう。

(2/2)詳細を設定

  • ミーティングID
    • 事前設定で、前の工程で取得したミーティングIDお引用コードが埋め込まれています。追加の操作は不要です。ちなみにこのコードは、編集欄をクリックして表示されるプルダウンメニューの中にあります。

確認ができたらテストボタンをクリックしましょう。成功すると、以下の項目+値が取得できます。

保存するをクリックして次の工程に進みましょう。

ステップ5:アプリと連携する「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロードする」

テンプレートの3つ目をクリックします。この工程では、前の工程で取得したレコーディングファイル情報からファイルをダウンロードする設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Zoomと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ダウンロードURL
    • 事前設定で前の工程で取得したダウンロードURLの引用コードが埋め込まれています。このコードも、編集欄をクリック<プルダウンメニュー の中に格納されています。

設定を確認したら、テストボタンをクリックします。成功すると、ミーティングのレコーディングファイルがダウンロードされます。

保存するボタンをクリックします。

ステップ6:音声データを文字起こしする

※OCRや音声を文字起こしするAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。
フリープランやミニプランでセットするとエラーになってしまうので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。
トライアル期間中は、通常だと制限があるアプリやAIオペレーションもすべて使えるので、気になる機能をぜひお試しください。

テンプレートの4つ目の工程をクリックします。この工程では、前の操作でダウンロードしたミーティングのレコーディングファイルの音声から自動文字起こしをする設定を行います。

(1/2)アクションを選択

この画面では、以下の項目が事前設定済みです。

  • タイトル
  • アクション
    • アクションは以下の中から選択可能です。

設定を確認したら、次へをクリックします。

(2/2)詳細を設定

  • ファイルの添付方法
    • 前の操作でダウンロードしたファイルを使用するため、プルダウンから以下を選択します。

「音声データを文字起こしする」の設定方法

  • 言語
    • 事前設定で日本語が選択されています。

設定ができたら、テストボタンをクリックします。成功すると、解析結果が取得できます。

保存するをクリックします。

ステップ7:要約する

テンプレートの5つ目の工程をクリックします。この工程では、文字起こししたデータをAIが要約する設定を行います。

(1/2)アクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アクション
    • アクションの選択肢は以下です。

「要約する」の設定方法

AIのタイプと文字のボリュームによって消費タスクが異なります。今すぐにピンとこない場合は、一度運用を始めた後に適宜なアクションを選んでくださいね。

内容の確認ができたら、次へをクリックして進みましょう。

(2/2)詳細を設定

  • 要約対象のテキスト
    • 編集欄の中に、前の操作で取得した文字起こしの結果を埋め込みます。編集欄をクリック<事前に入力されている内容を消す<表示されたプルダウンメニュー<音声データを文字起こしする の中から【解析結果】を選択してください。引用コードが埋め込まれます。

埋め込んだら、下へスクロールします。

  • 文字数
    • 事前設定で1000と入力してます。こちらもテスト結果などから、文字数を調整してください。
  • 要約の条件
    • 議事録を見る人が求める条件に合わせて、指定してください。
  • 言語
    • 日本語を指定してください。(もちろん別の言語でもOKです)

設定が終わったら、テストボタンをクリックします。成功すると、要約結果が取得できます。

保存するをクリックします。

ステップ8:書類を発行する「書類を発行する」

テンプレートの6つ目をクリックします。この工程では、前の工程で取得したアウトプットをGoogleドキュメントに落とし込んで書類化する設定を行います。

(1/2)書類の連携

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • 雛形書類のアプリ
  • Googleドキュメントと連携するアカウント情報

内容の確認ができたら、下へスクロールして進みましょう。

「書類を発行する」の設定方法

雛形書類について

Googleドキュメントで、要約結果を挿入するドキュメントを作成しておきます。以下はサンプルです。

置換機能を使って、書類を作成するため、{{}}の中に要素を入れます。サンプルでは、日付と内容を入れています。

雛形書類の連携
  • ドキュメントID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンメニューに候補のドキュメントが表示されます。選択すると、IDが引用されます。
発行書類

発行書類を格納するフォルダを指定します。

  • 格納先のGoogle DriveフォルダID
    • こちらも、編集欄をクリックすると表示されるプルダウンメニューの中に、候補フォルダがピックアップされるので、選択します。選択するとIDが引用されます。
  • 出力ファイル名
    • ユニークキーに設定する必要があるため、作成日をファイル名に設定します。事前設定で、【今日】の動的コードが引用されています。このコードも、プルダウンメニュー内から選択可能です。

設定が終わったら、次へをクリックします。

(2/2)置換条件の設定

前の画面で指定した雛形を読み込んだ結果が表示されます。

項目それぞれに対して、紐づける引用コードを選択します。

引用コードはプルダウンメニューの中から選んでください。

埋め込みができたら、テストボタンをクリックします。成功すると、書類が発行されます。

保存するをクリックします。

ステップ9:アプリと連携する「ファイルを送る」

テンプレートの7つ目の工程をクリックします。この工程では、前の工程で作成した議事録PDFをSlackの指定したチャンネルに投稿する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Slackと連携するアカウント情報
  • アクション

内容の確認ができたら、次へをクリックして進みましょう。

(2/2)API接続設定

  • チャンネルIDもしくはメンバーID
    • 編集欄をクリックすると、アクセスが許可されているチャンネルがピックアップされます。投稿するチャンネルを選ぶと、IDが引用されます。
  • メッセージ
    • 書類と一緒に投稿するメッセージを入力します。
  • ファイルの添付方法
    • 事前設定済みのため、追加の操作が不要です。

設定の確認ができたら、テストボタンをクリックします。成功すると、Slackのチャンネルに書類とメッセージが投稿されます。

保存するをクリックしましょう。

ステップ10(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。

議事録の自動作成機能を活用したその他の自動化例

会議や音声データを文字起こしして議事録を自動作成するテンプレートは他にもいくつかあります。
以下のテンプレートもぜひ試してみてくださいね。

まとめ

Web会議後の議事録作成をAIで自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた文字起こしや要約、フォーマットへの整形といった煩雑な作業から解放され、議事録の作成時間を大幅に短縮できます。</span>
さらに、会議後すぐに正確な情報が関係者に共有されるため、認識齟齬を防ぎ、プロジェクトの円滑な進行や迅速な意思決定にも繋がります!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、画面上の指示に従って操作するだけで、直感的に業務フローを構築できます。
もし議事録作成の自動化やその他の業務効率化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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