海外SaaSツールの導入や海外市場の調査において、言葉の壁は依然として大きな課題です。「Google 翻訳で翻訳しても文脈がおかしい」「PDFの原文をコピーして翻訳ツールに貼り付ける作業が面倒」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、対話型AI「ChatGPT」を活用した翻訳機能に焦点を当てます。
単なるテキスト翻訳にとどまらず、文脈を理解した自然な表現や要約について検証し、工数をどれだけ削減できるか、その実力を徹底解説します。
✍️ChatGPTとは
ChatGPTは、OpenAI社が開発した対話型AIです。インターネット上の膨大なテキストデータを学習しており、人間と会話しているかのような自然な文章生成を得意としています。
本記事の想定読者
本記事は、以下のような課題を持つ方を想定して執筆しています。
- 海外の最新情報を効率的に収集したいが、英語の長文読解や翻訳作業に時間を取られすぎている方
- ChatGPTを使って、単なる直訳ではなく、ビジネスシーンや読者に合わせた自然な日本語翻訳を行いたい方
- 翻訳ツールへのコピペ作業などの単純作業を自動化し、本来のマーケティング業務や企画業務に集中したい方
ChatGPTの特徴
※2025年12月現在
文脈理解力
単語をそのまま置き換えるのではなく、前後の文脈を読み取って適切な表現を選びます。
多言語対応
英語、中国語、韓国語、スペイン語など50以上の言語に対応しています。
カスタマイズ性
「ビジネスメール調で」「要約して」「小学生にもわかるように」といった指示(プロンプト)を加えることで、出力結果を用途にあわせて調整できます。
周辺タスクの遂行
翻訳だけでなく、要約、誤訳の指摘、特定要素の抽出など、翻訳に関連する作業を一括で行えます。
一方で、専門性が高い分野での誤訳リスクや、機密情報の取り扱いには注意が必要です。これらの特性を理解して使いこなせば、強力な翻訳アシスタントとなります。
⭐YoomはChatGPTを使って高精度な翻訳を自動化できます
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Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
ChatGPTは自然な翻訳が得意ですが、毎回ブラウザを開いてコピペするのは手間ではありませんか?
Yoomを使えば、ChatGPTとSlack、Gmailなどを連携させ、翻訳業務を自動化できます。例えば、海外からのメールを受信したら自動で翻訳してSlackに通知したり、翻訳した内容をスプレッドシートに保存したりすることが可能です。
以下のテンプレートから、翻訳業務の自動化をすぐに試すことができます。
Gmailで外国語のメールを受信したらChatGPTで翻訳して担当者に転送する
試してみる
■概要
海外の顧客やパートナーとのやり取りにおいて、外国語のメール対応に手間や時間がかかっていませんか。翻訳ツールとメーラーを行き来する作業は、迅速なコミュニケーションの妨げになることもあります。このワークフローを活用すれば、Gmailで特定のメールを受信するだけでChatGPTが自動で内容を翻訳し、即座に担当者へ転送まで行うため、言語の壁を感じさせないスムーズな一次対応を実現できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- 海外からの問い合わせが多く、外国語メールの一次対応を効率化したいと考えている方
- GmailとChatGPTを利用しており、手作業による翻訳や転送に課題を感じている方
- チーム内の多言語コミュニケーションを迅速化し、対応速度の向上を目指す担当者の方
■このテンプレートを使うメリット
- 外国語メールの受信から翻訳、担当者への転送までが自動化されるため、これまで手作業に費やしていた時間を短縮できます。
- 翻訳と転送のプロセスが標準化されるため、担当者による対応のばらつきを防ぎ、業務の属人化解消に繋がります。
■フローボットの流れ
- はじめに、GmailとChatGPTをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでGmailを選択し、「特定のラベルのメールを受信したら」というアクションを設定します。
- 次に、オペレーションでChatGPTを選択し、「テキストを生成」アクションで受信したメール本文を翻訳するよう設定します。
- 最後に、オペレーションでGmailの「メールを送る」アクションを設定し、翻訳されたテキストを指定の担当者へ転送します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Gmailのトリガー設定で、自動化の対象としたいメールに付与するラベルの名称を任意で設定してください。
- ChatGPTのオペレーションで、翻訳したい言語や丁寧さの度合いなどを指定するプロンプトを任意で設定してください。
Dropboxにアップロードされた画像ファイルのテキストをChatGPTで翻訳し、Google スプレッドシートに記録する
試してみる
■概要
海外から受け取った画像形式の請求書など、ファイル内のテキストを手作業で翻訳し、管理する業務に手間を感じていませんか?このワークフローを活用すれば、Dropboxにファイルをアップロードするだけで、画像内のテキストを自動で読み取り、ChatGPTを利用して指定の言語へ翻訳します。翻訳結果はGoogle スプレッドシートに自動で記録されるため、手作業による転記の手間やミスを削減し、業務を効率化できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- 画像ファイル内のテキストを手動で翻訳し、転記する作業に時間がかかっている方
- ChatGPTを活用して、多言語の資料や請求書の翻訳業務を自動化したいと考えている方
- 海外拠点や取引先とのやり取りで、様々な形式のファイル管理を効率化したい方
■このテンプレートを使うメリット
- Dropboxへのファイルアップロードを起点に、テキスト抽出からChatGPTでの翻訳、転記までが自動化され、手作業の時間を削減します
- 手作業による翻訳内容のコピー&ペーストミスや、Google スプレッドシートへの転記漏れといったヒューマンエラーを防ぎ、正確なデータ管理を実現します
■フローボットの流れ
- はじめに、ChatGPT、Dropbox、Google スプレッドシートをYoomと連携します
- トリガーでDropboxを選択し、「特定のフォルダ内でファイルが作成または更新されたら」を設定します
- 次に、オペレーションでDropboxの「ファイルをダウンロード」を設定し、トリガーで検知したファイルをダウンロードします
- オペレーションのOCR機能で「任意の画像やPDFを読み取る」を選択し、ダウンロードしたファイルからテキストを抽出します
- 続いて、ChatGPTの「テキストを生成」アクションで、抽出したテキストを指定の言語に翻訳するよう設定します
- 最後に、Google スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションで、翻訳結果を指定のシートに記録します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Dropboxのトリガー設定で、監視対象としたいフォルダのパスやファイル名を任意で設定してください
- OCRの読み取り項目やChatGPTのプロンプトは自由にカスタマイズ可能です
- Google スプレッドシートで翻訳結果を記録する際に、対象のスプレッドシートIDとシート名を任意のものに変更してください
- 各オペレーションでは、固定の値だけでなく、前段で取得した値の変数を利用可能です
■注意事項
- Dropbox、ChatGPT、Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
- ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
- ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください
- ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
- トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。
- OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
- チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
- OCRデータは6,500文字以上のデータや文字が小さい場合などは読み取れない場合があるので、ご注意ください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
🤔実際にChatGPTを使ってみた
今回は、実際の業務で発生しがちな「長文読解」と「対外的なメール対応」の2つのシナリオで、その実力をテストします。
検証内容とポイント一覧
検証①海外SaaSニュース記事の要約翻訳