2024/12/05
アプリ同士の連携方法

HubSpot・Dify・Chatworkを連携して、HubSpotでからの問い合わせに対しDifyで回答を作成しChatworkに送信する方法

a.ohta
HubSpot、Dify、Chatworkの連携イメージ

目次

問い合わせへの対応スピードは、顧客満足度を左右することもあります。なるべくであれば素早く対応をしたいと考えている方が多いのではないでしょうか。
しかし、他の業務が立て込んでいたり、慎重な返事をしなければならない問い合わせがある場合には、返答までに時間を要してしまうかもしれません。
そこで今回は<span class="mark-yellow">HubSpotで作成したフォームからの返信を素早く行いやすくなるアプリ連携</span>をご紹介します。
連携するアプリはHubSpot・Dify・Chatworkの3つです。カスタマー対応を効率的に行いたい方は、ぜひお役立てください

こんな方におすすめ

・HubSpotで問い合わせフォームを作成している企業
・HubSpotからの問い合わせに素早く対応したい方
・問い合わせへの返答に悩むことが多く効率的に返答をしたい方
・Dify(生成AI)を活用して業務効率を図りたい企業
・Chatworkをメインコミュニケーションツールに活用している企業

HubSpot・Dify・Chatworkの連携メリットと具体例

メリット1: 対応スピードの向上が見込める

今回のアプリ連携を導入することで、 HubSpotからの問い合わせへの返信内容をDifyで自動作成し、その内容をChatworkに送信することが可能となります。そのため、対応スピードが向上するかもしれません。
例えば、これまでは問い合わせへの返答内容をマニュアルや前例などを調べたうえで担当者が作成していた場合、文面を考える手間や時間がかかっていたのではないでしょうか。
そこでDifyを活用すれば、ある程度完成された返答内容がChatworkに送信されるため、返信文面をゼロから作る必要がなくなり、対応スピードの向上が期待できます。

メリット2: 返信内容のブラッシュアップが可能になる

今回の連携は、HubSpotからの問い合わせ内容とDifyの回答の両方をChatworkに送信できるため、ふさわしい返信内容にブラッシュアップをしてから返答することが可能となります。
例えば、顧客が望む内容を掘り下げたり、Difyが作成した回答内容に補足をしたりといった編集が容易になる見込みがあるため、顧客のニーズに寄り添った対応を判断しやすくなるはずです。
このように返信内容をブラッシュアップすることで、顧客満足度の向上に繋がる可能性もあります。

メリット3: 担当者の負担軽減が見込める

HubSpotからの問い合わせをDifyで自動作成し、その後Chatworkに送信されるようになれば、問い合わせへの返信を行う担当者の業務負担軽減になる可能性があります。
例えば、今までのように文面を全て作成する時間を節約できたり、問い合わせ内容についてどのような返信を行うべきか調べる回数を少なくしたりといった、業務の手間が省きやすくなるかもしれません。
そのため、返答文の作成が容易になる可能性が高まり、業務負担の軽減が期待できるでしょう。

では、ここからYoomを使用して、アプリ同士を連携するフローを紹介していきます。
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

[Yoomとは]

今回は「HubSpotでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してChatworkに通知する」という自動化を、下記のテンプレートを用いて行います。

HubSpot・Dify・Chatworkの連携フローの作り方

今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。

・HubSpot・Dify・Chatworkをマイアプリ連携
・HubSpotを起動する設定
・Difyに問い合わせを転送しChatworkへ回答を送信する設定
・トリガーボタンをONにして、HubSpot・Dify・Chatworkの連携動作を確認

ステップ1:HubSpot・Dify・Chatworkをマイアプリ連携

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。

HubSpotとYoomの連携

1.検索する

HubSpotのアイコンをクリックします。

2.ログインする

ログインを行います。
既に使用しているアカウントを連携する場合は、赤枠をクリックしてください。

3.メールアドレスとパスワードの入力

表示通りに入力しましょう。

4.Yoomに接続

上記の画面に移行します。アカウントを選択してください。

5.連携完了


上記の表示がされれば連携完了です。

DifyとYoomの連携

1.検索する

Difyのアイコンをクリックします。

2.必須項目の入力


必須項目を入力します。
詳しくはDifyのマイアプリ連携についてのページをご確認ください。

3.追加する
必須項目が入力できたら、右下の追加をクリックします。

上記の表示がされれば連携完了です。

ChatworkとYoomの連携

1.検索する

Chatworkのアイコンをクリックします。

2.Chatworkにログイン

ログイン画面が表示されます。
連携したいアカウントでログインを行いましょう。

3.許可を押す


内容を確認し、許可を押してください。

Yoomの画面に戻り、上記の表示が出たら連携完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。

1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う

※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。

ステップ3:HubSpotを起動する設定

1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】HubSpotでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してChatworkに通知する」をクリックします。

3.アプリトリガー

HubSpotのアイコンの「フォームが送信されたら」を選択してください。
次へを押します。

4.起動間隔の指定

画像のページに移行します。

起動間隔を設定しましょう。
画像のように、プルダウンから起動間隔を設定できます。

トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

5.フォームID

続いてフォームIDの入力です。ボックスをクリックすることで一覧表示されるため、Difyで返答を作成したい問い合わせフォームを選択してください

6.テストの実行


テストボタンを押し、青く「テスト成功」と表示がされたら保存を押しましょう。

※テスト用にHubSpotへ問い合わせを送信しておくことをおすすめします。

ステップ4:Difyに問い合わせを転送しChatworkへ回答を送信する設定

1.アプリと連携する


Difyのアイコンの「チャットメッセージを送信」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

2.質問内容の挿入

Difyに質問をする内容を挿入します。ボックスをクリックしてください。

赤枠のHubSpotのアイコンをクリックしてください。

HubSpotの問い合わせデータが表示されるため、問い合わせ内容に等しいデータをクリックして挿入しましょう。
なお、これらのデータ項目はご用意いただいた問い合わせフォームに準ずるため、画像と異なる場合がありますが、設定内容は同様となります。

挿入が完了すると画像のようになります。

3.userIDの設定

ボックス下部の補足どおりに設定してください。

4.テストの実行

設定が完了したらテストボタンをクリックします。
テスト成功と表示が出たら完了です。保存を押しましょう。

続けてChatworkに送信する設定を行います。

5.アプリと連携する

Chatworkのアイコンの「メッセージを送る」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

6.投稿先のルームIDを設定する

Difyの回答を送信するルームIDを設定しましょう。ボックスをクリックします。

チャンネルが一覧表示されるので、クリックして挿入しましょう。

7.メッセージ内容の設定

続けてChatworkに投稿するメッセージを設定します。ボックスをクリックしましょう。
アウトラインは作成されているため、部分的にデータ挿入を行います。

赤枠のHubSpotのアイコンをクリックします。

HubSpotのデータが選択できるため、質問内容の下に「問い合わせ内容」に等しいデータをクリックで挿入してください。

続けてDifyのアイコンをクリックします。

Difyの返答内容の下に「返答内容」をクリックで挿入してください。

8.テストの実行

画像のように設定が完了したら、画面下にあるテストボタンを押します。
テスト成功の表示がされたら、設定は完了です。保存をしましょう。

9.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

今回使用したフローボットテンプレート
HubSpotでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してChatworkに通知する

Difyを使ったその他の自動化例

他にDify・HubSpot・Chatworkを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Chatworkにメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する

社内での問い合わせなどを自動回答する使用方法がおすすめです。担当者の負担軽減につながるのではないでしょうか。

2.チャネルトークでチャットが開始されたら、回答内容をDifyで作成してChatworkに通知する

問い合わせをチャネルトークで行っている場合はこちらのフローボットもご活用いただけます。好みのツールで自動化を導入しませんか?

3.Hubspotにフォームが送信されたら、Googleスプレッドシートに格納する

フォームからの問い合わせをGoogle スプレッドシートに蓄積することもできます。問い合わせの分析を行いたい場合に便利です。

まとめ

HubSpot・Dify・Chatworkの連携により、効率的なカスタマー対応が実現する可能性があります。Difyを活用することで返答内容を素早く作成しやすくなり、対応スピードの向上にも繋がるのではないでしょうか。
また、返答内容をゼロから作成する手間が省けるため、カスタマー担当者の業務負担軽減となることが見込めます。
自動化を導入することで時間の節約となり、これまで時間をかけて行っていた業務がスムーズに行えるようになるかもしれません。この機会にぜひお試しください。

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
タグ
HubSpot
Dify
Chatwork
自動化
連携
通知
自動
関連アプリ
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
会社概要
利用規約(JaEn
プライバシーポリシー(JaEn
セキュリティポリシー(JaEn
特定商取引法に基づく表記
©️ Yoom Inc.