2024/10/21
アプリ同士の連携方法

【JUST.DB×Shopify】更新された商品情報を自動で同期する方法

e.koyama

目次

ECサイトで販売する商品の情報を更新するには、商品の仕様や価格、在庫などが変更になった場合はもちろん、商品イメージをより魅力的に伝えるため、説明を修正する場合もあります。

本記事では、JUST.DBとShopifyを連携し、データベースで更新された商品情報をShopifyに自動で同期する方法をお伝えします。この連携により、手作業による転記ミスや登録漏れを防ぎ、迅速な情報更新が可能となります。商品数が増加したり情報変更の頻度が上昇したりしても、商品管理や販売担当者の負担は抑えられるでしょう。

JUST.DBとShopifyを連携するメリット

JUST.DBとShopifyの連携は、ECサイトの商品管理において、次のようなメリットがあります。

人的ミスの削減

連携によって更新情報を自動で同期することで、商品データの手動更新時に発生しやすい入力ミスや更新忘れを防ぐことができます。価格、在庫数、商品説明など重要な情報を正確に更新できれば、顧客とのトラブルを回避し、販売機会の損失を防ぐことにつながるでしょう。ミスが減ることで、確認や修正にかかる時間とコストを削減できるため、業務効率の向上も期待できます。

スケーラビリティの向上

更新情報が自動で反映されるため、取り扱う商品数が増えたり、情報変更の頻度が上がったりしても、転記作業に追加の人的リソースを投入する必要がなくなります。事業拡大時でも、商品の一斉値上げやシリーズ商品の仕様変更などによる一時的な情報量の増加が起こった場合でも、安定した商品情報管理の維持が見込まれます。

これらのメリットを得るため、自動化ツールYoomを使って連携してみませんか?

[Yoomとは]

JUST.DBとShopifyの連携フローの作り方

それでは、JUST.DBとShopifyの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「JUST.DBの商品情報が更新されたらShopifyの商品情報も更新する」業務フローの作成手順を紹介します。

※Shopifyとの連携は、一部有料プランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. JUST.DBで商品管理用のデータベースを準備しておいてください。
 ※以下の項目は、Shopifyに同期される値を設定しない場合、Shopifyの商品情報の値が0に変更、または、クリアされます。データベースへの登録を忘れずに行ってください。
  価格、割引前価格、在庫数、SKU、バーコード、重量

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: JUST.DBとShopifyのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、JUST.DBとShopifyをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※下図はJUST.DBの連携画面です。説明を参考にして、API keyを追加してください。

 ※参考:Shopifyのマイアプリ登録方法


次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: JUST.DBのレコード更新時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:Webhookイベントを受け取ったら」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
 以下の記事を参考にして、レコード更新時に起動するよう設定してください。
  【JUST.DBのWebhookを活用してYoomのフローボットを起動する方法】

5. 「テスト」をクリックします。

6. テスト結果から、Shopifyに同期する情報のアウトプットを取得します。
 こちらの記事【JSON PATHによるアウトプットの取得方法】を参考にして、必要な情報を追加取得してください。
 ※同期しない場合、値が0に変更、または、クリアされる情報(価格、割引前価格、在庫数、SKU、バーコード、重量)にご注意ください。

7. 「保存する」をクリックします。

ステップ3: Shopifyの商品情報を更新するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:商品情報を更新」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 ステップ2で取得したアウトプットを使用して、各項目の入力・選択をしてください。
 ※下図は入力項目の一部です。
 ※空欄の場合、値が0に変更、または、クリアされる項目(価格、割引前価格、在庫数、SKU、バーコード、重量)にご注意ください。

 ※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。ステップ2で追加のアウトプット取得が成功している場合は、赤枠の部分に続いて、追加した項目が表示されます。
  例えば、商品IDというアウトプット項目を使用する場合、入力欄の表示は{{商品ID}}となります。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

以上で、「JUST.DBの商品情報が更新されたらShopifyの商品情報も更新する」フローの完成です。

保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

JUST.DB・Shopifyを使ったその他の自動化例

他にもJUST.DBやShopifyを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. JUST.DBに商品情報が登録された際に、Shopifyに同期するフローです。既存情報の更新時だけでなく、初回の登録時にも商品情報を自動で反映できます。季節限定商品の販売時など、短期間に大量入荷があった場合でも、スムーズに新たな商品の販売を始められます。

2. Shopifyで注文が発生した際に、JUST.DBに情報を追加するフローです。注文情報をデータベースに同期することで、注文処理、顧客対応、在庫管理、売上分析などの多様な目的に活用できます。さらにチャットツールと連携すれば、注文発生時に通知を出せるため、後続作業をスムーズに進められます。

3. Shopifyで商品情報が登録された際に、スマレジにも商品情報を追加するフローです。ECサイトの複数運営や実店舗運営のために複数のPOSシステムを使い分けている場合でも、商品情報を同期し、一元管理することができます。

まとめ

JUST.DBとShopifyの連携により、更新された商品情報を自動で同期することができます。手作業による転記ミスや登録漏れを防ぎ、迅速な情報更新が可能となるため、ぜひ紹介した方法を試してみてください。一時的または長期的な商品数の増加や情報変更の頻度上昇が起こっても、作業者の負担を軽減できるでしょう。連携には、ノーコードの簡単操作で設定できるYoomの利用をおすすめします。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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