DiscordとShopifyの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-08-19

【簡単設定】DiscordのデータをShopifyに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「Discordのコミュニティで獲得した見込み顧客の情報をShopifyに登録したい!」
「でも、手入力だと時間がかかるし、名前や連絡先の入力ミスが起こりがち…」
DiscordとShopify間での手作業によるデータ連携に、このような非効率さやストレスを感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">Discordに投稿されたメッセージをトリガーとして、Shopifyに顧客情報が自動で登録される仕組み</span>があれば、こうした日々の定型業務から解放されるでしょう。

そして、コミュニティの活性化や顧客対応といった、より重要な業務に集中できる貴重な時間を生み出すことができるはずです!

今回ご紹介する自動化の方法は、プログラミングの知識がなくてもノーコードで簡単に設定できます。
これまで自動化に踏み出せなかった方でもすぐに実践可能ですので、ぜひこの機会に導入して、日々の業務をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">DiscordとShopifyを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方は、以下のバナーをクリックすることで早速スタートできますよ!

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DiscordとShopifyを連携してできること

DiscordとShopifyのAPIを連携させれば、Discordでのメッセージ送信を起点に、自動でShopifyにデータを登録することが可能になります。
ここでは具体的な自動化例をいくつかご紹介しますので、気になる内容があればクリックしてみてください!

Discordに投稿されたメッセージをもとに、Shopifyに顧客情報を登録する

Discordの特定のチャンネルに投稿された問い合わせや申し込み内容からデータを抽出して、自動でShopifyの顧客情報として登録する基本的なフローです。

手作業で行っていた転記作業が不要になるため、<span class="mark-yellow">顧客情報の登録にかかる時間を短縮し、入力ミスや対応漏れを防ぐ</span>こともできます。

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Discordに投稿された特定条件のメッセージ内容をもとに、Shopifyに顧客情報を登録する

「購入希望」や「会員登録」といった特定のキーワードを含むメッセージのみを、顧客情報登録の対象とすることも可能です。

全てのメッセージに対して処理を実行させるのではなく、<span class="mark-yellow">意欲の高い見込み顧客の情報だけを自動でフィルタリングして登録できる</span>ため、不要なデータが増えるのを防ぎ、効率的な顧客管理を実現します。

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DiscordとShopifyの連携フローを作ってみよう

ここからは、DiscordとShopifyを連携させたフローの作成方法を解説していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「Discordに投稿されたメッセージをもとに、Shopifyに顧客情報を登録する」テンプレートを使ってフローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • DiscordとShopifyのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Discordのトリガー設定と各アクション(データ抽出・顧客情報登録)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:DiscordとShopifyのマイアプリ連携

Yoomとそれぞれのアプリを連携して、アプリごとの操作を行えるようにしましょう。この設定は初回のみ必要です。
先ずは、基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!

それでは、今回のフローで使用するDiscordとShopifyのマイアプリ登録方法を解説していきます。

① Discordのマイアプリ登録

  1. アプリ一覧画面でDiscordを検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にするとよいでしょう。
  2. 「アクセストークン」にBotトークンを設定。
    BotトークンはDiscord Developer Portalから取得できます。
    詳細はこちらのヘルプページをご確認ください。
  1. 設定を終えたら、「追加」をクリック。
  1. マイアプリ画面にDiscordが追加されていることを確認してください。

② Shopifyのマイアプリ登録

Shopifyはチームプラン以上でのみ利用可能なアプリです。
フリープラン・ミニプランの場合、上記アプリを設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
参考:料金プランについてチームプラン以上でのみご利用いただけるアプリについて

チームプランなどの有料プランには2週間の無料トライアルがあります。
トライアル期間中はShopifyも制限なくお試しいただけますので、ぜひこの機会に様々な機能をお試しください!

  1. アプリ一覧画面でShopifyを検索して選択。
  1. Shopify Partnersの「アプリ管理」から、連携させるアプリにアクセス。
    ※ Yoom連携用アプリの作成方法はこちらのヘルプページをご覧ください。
  1. クライアントIDとクライアントシークレットを取得。
  1. ストアURL(サブドメイン.myshopify.com)からサブドメインを取得。
  2. Yoomのアプリ登録画面に戻り、取得した値を下図のように設定します。
  1. 「追加」をクリック。
  2. Shopifyの画面が表示されます。
    YoomからShopifyへのアクセス権限の内容を確認し、「更新」をクリック。
  1. 連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

Shopifyも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうすると、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:Discordのトリガー設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Discordの「チャンネルでメッセージが送信されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントにはマイアプリ登録で連携したアカウントが設定されています。
    複数のアカウントと連携している場合には、このフローで用いるアカウントをプルダウンから選択してください。
  3. アクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」をプルダウンの「5分・10分・15分・30分・60分」から選択。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、メッセージ送信時により早く顧客情報の登録が行えるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うのでご注意ください。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「サーバーID」にトリガーとなるメッセージを投稿するチャンネルのサーバーIDを設定。
    サーバーIDはDiscordの対象サーバーのURL(/channels/サーバーID/チャンネルID)から取得できます。
  2. 同じように「チャンネルID」も設定してください。
  1. 設定を終えたら、Discordの指定したチャンネルにコンタクト情報を含むテスト用メッセージを投稿してください。
    ※ テスト用メッセージの例
  1. Yoomに戻り、「テスト」をクリック。
  2. テストに成功すると、「取得した値」に最新メッセージの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に更新される値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用に投稿したメッセージが取得できていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。
    トリガーとなる投稿の設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:データの抽出

取得したメッセージから、顧客情報の登録に使用するデータを抽出していきます。

  1. AIオペレーションの「テキストからデータを抽出する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 目的に応じて「変換タイプ」を選択。
    データを抽出するテキストの文字数によって消費するタスク数が変わります。
    長文テキストからデータを抽出する場合には「変更する」をクリックし、任意の変換タイプを選択してください。
  1. 「次へ」をクリック。
  2. 「対象のテキスト」にはDiscordから取得したメッセージを設定します。
    入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから「メッセージ内容_トリガー」を選択してください。

「テキストからデータを抽出する」の設定方法

  1. 「抽出したい項目」に、Shopifyでの顧客情報の登録に用いる項目を設定。
    メールアドレスは必須項目となります。
  2. 必要に応じて「指示内容」に抽出時の指示を設定。
  3. 設定を終えたら、「テスト」をクリック
  1. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目が対象のテキストから抽出され、「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「抽出したい項目」の名称や「指示内容」を変更して再度お試しください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:顧客情報の登録

それでは、抽出したデータを用いてShopifyに顧客情報を登録しましょう。

  1. Shopifyの「顧客情報を登録」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションの内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「サブドメイン」をストアURL(サブドメイン.myshopify.com)から取得して設定。
    ※ 基本的にはマイアプリ登録で設定したサブドメインと同一になります。
  2. 顧客情報の各項目に、これまでに取得した値を設定していきましょう。
    入力欄クリック時に表示されるメニューから、該当する項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 追加された値}}という形で追加されます。
  1. プルダウンの項目や直接入力した値は固定値となります。
    顧客ごとに変更することはできない点にご注意ください。
  1. 「メモ」では下図のように定型文と取得した値を組み合わせることもできます。
  1. 設定を終えたら「テスト」をクリック。
  2. テストに成功したら、Shopifyの顧客情報を確認しましょう。
    ※ 登録された顧客情報
  1. 期待通りに顧客情報が登録されていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Discordの指定したチャンネルにメッセージを送信し、その情報を基にした顧客情報が自動でShopifyに登録されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

ShopifyのデータをDiscordに連携したい場合

今回はDiscordからShopifyへデータを連携する方法をご紹介しましたが、反対にShopifyのイベントをきっかけにDiscordへ通知を送りたい場合には、下記のテンプレートも併せてご利用ください。
ECサイト運営における重要な情報をチーム内でシームレスに共有し、迅速な対応を促すことが可能になりますよ!

Shopifyで注文の支払いが行われたら、Discordに通知する

Shopifyで顧客が商品の支払いを完了したタイミングで、その注文情報をDiscordの指定チャンネルに自動で通知する連携です。

<span class="mark-yellow">注文発生を関係者が素早く把握し、在庫確認や発送準備といった後続業務へスムーズに移行</span>できます。情報共有の自動化によって連絡遅れや漏れを防いで、チーム全体の業務効率を高めます。

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Shopifyで特定条件の顧客が作成されたら、Discordに通知する

「VIP」タグが付与された顧客など、特定の条件を満たす新規顧客が作成された場合にのみDiscordに通知することも可能です。

<span class="mark-yellow">対応が必要な顧客だけをフィルタリングすることで、通知の見落としリスクを減らし、ウェルカムメッセージの送信や個別フォローアップなどを迅速に開始</span>できるようになります。

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DiscordとShopifyを使ったその他の自動化例

今回ご紹介した連携以外にも、DiscordやShopifyを活用することで、通知・顧客管理・販売データの整理などを自動化できます。
日々の情報共有からEC運営の効率化まで、幅広いシーンで役立つテンプレートが揃っているので、ぜひ試してみてくださいね!

Discordを使った便利な自動化例

Discordは、外部サービスで発生したイベントやレポートの共有に適しており、チームで素早い情報共有を実現します。
SlackやZoom、Google Adsなどと連携することで、日々の情報通知を自動化できる点がメリットです。

[[70976,72152,75129,78624,100643]]

Shopifyを使った便利な自動化例

Shopifyは、注文や顧客情報をトリガーにした通知やデータ連携に適しており、バックオフィス業務をスムーズにします。
SlackやGoogle Drive、Google スプレッドシートなどと連携することで、情報共有や記録作業を自動化できる点がメリットです。

[[86280,94832,107044,221692,194669]]

まとめ

DiscordとShopifyの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたDiscordからShopifyへの顧客情報の転記作業をなくし、入力ミスや対応漏れといったヒューマンエラーを根本から防げます。</span>

単純作業から解放されることで、コミュニティのエンゲージメント向上や顧客との関係構築といった、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うでしょう!

今回ご紹介したような自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:Shopifyに同じ顧客がいた場合の処理は?

A:重複するメールアドレスがある場合はエラーとなり、顧客情報の登録は行われません。
Shopifyの「顧客情報を取得」と「分岐」オペレーションを組み合わせ、重複するメールアドレスが存在するならShopifyの「顧客情報を更新」を行う、といった対応が必要になるでしょう。
※ 分岐処理はミニプラン以上で利用可能です。
参考:ShopifyのAPIと今すぐ連携「アプリと連携する」の設定方法「分岐」の設定方法

Q:自動登録した顧客に特定のタグを付けられますか?

A:可能です。
複数のタグが設定でき、Discordのメッセージにタグの要素が含まれている場合には動的なタグ付けが可能になります。

Q:Discordの投稿から情報を正確に抽出するコツは?

A:指示内容を工夫することで、抽出精度をあげることができます。
「担当者名から氏名を抽出してください」や「会社名の例:株式会社○○」などの情報の具体化や、「建物名は除外します」などの不要な情報の除外も有効です。
条件を明確にすることで、AIが誤った情報を拾う可能性を減らせます。

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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