カオナビ APIでできること
カオナビ APIを利用すると、社員データの自動登録・更新が可能になります。
例えば、人事労務管理の外部アプリケーションのAPIを経由して取得した社員情報をカオナビAPIと連携することで、自動でデータをカオナビに同期することができ、データの二重入力や手動ミスの削減が見込めます。
新入社員の登録や異動情報の自動反映によって業務の効率化も期待できます。
反対にAPIを活用して、カオナビの情報を外部アプリケーションへ反映することも可能です。
また、評価・スキルデータのスムーズな共有もできます。
カオナビ APIで評価情報を取得し、外部アプリケーションの人事システムやデータベースに各アプリケーションのAPIを使用して統合することが可能です。
これにより、評価プロセスの進捗状況やスキルマップを部門ごとに確認しやすくなります。
さらにカオナビ APIを利用した勤怠管理システムのAPIとの連携によって、勤怠データを自動でカオナビに反映できます。これにより、正確な労働時間の把握や人員配置計画が行いやすくなり、管理業務の効率化が見込めます。
他にも異動や配置換えがあった場合、組織図をAPI経由で更新し、常に最新の組織構成を保持することも可能です。
管理部門では、迅速な情報更新により人事データの信頼性の向上も期待できます。
カオナビ APIの利用によって、様々な人事業務が自動化され、効率化や人的ミスの削減のサポートが見込めます。
カオナビ APIの利用方法
今回はYoomというサービスを利用してノーコードでカオナビを利用していきます。
[Yoomとは]
まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
既にアカウント登録済みの方はログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ
カオナビをYoomと接続する方法
0)事前準備
カオナビのマイアプリ登録ではAPIトークンの入力が必要です。
APIトークンはカオナビ上で取得したConsumer KeyとConsumer Secretを「:」でつなぎ、Base64エンコードを行った値となります。
※Base64エンコードとは | Yoomヘルプセンター
事前にカオナビにログインし、APIトークンの準備をしてください。
手順は以下の通りです。
カオナビにログインします。
ログイン後、まずは「管理者メニュー」をクリックします。
次に「公開API情報確認」をクリックします。
表示されたConsumer KeyとConsumer Secretを「:」でつなぎ、Base64エンコードを作成します。
※Base64エンコードとは | Yoomヘルプセンター
マイアプリ連携の設定
事前準備ができたら、Yoomのアカウントにログインします。
1)ログイン後、使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。
2)Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する「カオナビ」を検索します。
カオナビを選択できたら、使用するアカウントで設定を行ってください。
アカウント名と事前に準備したAPIトークンを入力し、「追加」をクリックしてください。
3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されたか確認してください。
これでカオナビ APIをYoomから利用できるようになりました!
Yoomのテンプレートを利用してカオナビ APIをつかいこなそう!
Yoomにはたくさんのフローボットテンプレートが用意されており、コピーするだけで、簡単にフローボットが利用できるようになります。
ここからは実際の利用シーンやおすすめの職種ごとに実際に用意されているテンプレートを紹介していきます。
カオナビ APIを利用して実現できる自動化の例
Yoomには、多くのフローボットテンプレートが用意されており、クリックするだけで様々なフローボットを簡単に利用できるようになっています。
フローボットテンプレートの詳細については、以下の動画で詳しく紹介されています。
普段使用しているサービスと連携できるフローボットテンプレートを活用して、今すぐカオナビを自動化しましょう!
ここからは実際の利用シーンやおすすめの職種ごとに実際に用意されているフローボットテンプレートを紹介します。
1.情報が登録されたら追加・更新する
外部アプリケーションのAPIとカオナビ APIを利用して、外部アプリケーションの情報をカオナビに登録することが可能です。
カオナビ以外の別のアプリケーションで従業員情報を管理している場合、これまでは2つのアプリを開いて、手作業で入力する必要がありました。
しかしカオナビ APIや外部アプリケーションのAPI利用で入力が自動化され、手間が省けるだけでなく、ヒューマンエラーを防止でき、情報の正確性向上も期待できます。
また、更新と同時に正確な情報を自動追加できるので、その後の業務のスムーズな進行も見込めます。
例えば、人事管理部門では、kintoneで新しい社員のレコードが登録されると、カオナビAPIを通じて社員情報が自動的にカオナビにも登録できます。
これにより、データの二重入力を防ぎ、迅速で正確な人事情報の一元管理が可能になり、情報の透明性を保つことが期待できます。
手作業にかかっていた時間を他の業務に充てることで、重要な業務に集中でき、生産性向上が見込めます。