KING OF TIMEとDiscord連携イメージ
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アプリ同士の連携方法

2025-03-26

KING OF TIMEとDiscordを連携して、KING OF TIME上の打刻漏れをDiscordに通知する方法

k.hieda
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勤怠管理ツールKING OF TIMEは、使いやすさと柔軟性で多くの企業に採用されています。一方、日々の管理では「打刻漏れ」の把握が課題になることもあります。「打刻漏れを自動で検知して知らせてくれたらいいのになぁ」そう思ったことはありませんか?
そこで当社では、こうした課題を解決するフローボットを開発しました。このフローボットを使えば、KING OF TIMEで検知した打刻漏れをDiscordに通知することが可能です。本記事では、その具体的なメリットや設定方法を詳しく解説します。プログラミングを使わずに簡単に利用できる仕組みです。ぜひ最後までお読みください。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • 毎日の打刻漏れを手作業で確認するのが負担に感じている方
  • 打刻ミスが給与や評価に影響を与えるのではと不安を感じている方
  • 打刻漏れが原因で、過剰支払いや不足支払のリスクが発生している方
  • KING OF TIMEとDiscordをすでに使用しており、それぞれの連携で勤怠管理を効率化したい方

KING OF TIMEで前日の打刻ミスを自動検知しDiscordに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

労務管理担当者、従業員、経理・財務部門に役立つ打刻漏れ通知機能の魅力に迫ります。

1.打刻漏れ通知で労務トラブルを未然に防ぐ

KING OF TIMEで前日の打刻状況を確認し、漏れがある場合には指定したDiscordチャンネルに通知を送ります。
労務管理担当者は、毎日の勤怠チェックにかかる作業負担を軽減できます。例えば、通知機能を活用すれば全従業員の勤怠データを細かく確認する必要がなくなり、特定の問題箇所に絞って効率的にフォローできるでしょう。この仕組みは、ミスが発生した際に早めのサポートを提供し、従業員が安心して働ける環境を整える助けとなります。

2.従業員が安心して働ける仕組みを提供

「従業員識別キー」を活用して記録漏れを特定し、関連情報を指定のDiscordチャンネルに通知します。
従業員は、自分の記録漏れを早期に把握できます。例えば、通知を受け取った従業員が、出勤時のICカード打刻を失念していたことに気づき、迅速に修正することで、記録不備による不安回避が期待できます。このようなサポート体制があれば、記録の不備が給与や評価に影響を与えるリスクを減らし、より安心して業務に専念できる環境を得られるでしょう。

3.正確なデータで給与計算の手間とコストを削減

前日の打刻漏れを早期に検知し、不足した勤怠データを記録補完する手助けをします。
経理・財務部門は、通知によって正確な勤怠データを元に給与計算を進められます。例えば、通知機能があれば、不足データを迅速に補完できるため、月末の給与計算時に「勤怠確認作業」に割く時間が削減されるでしょう。この自動化は、ミスを未然に防ぐだけでなく、処理スピードを向上させ、正確性を保ちながら余裕を持って業務を進める環境づくりに役立ちます。

ここからは、「KING OF TIMEに情報が登録されたらDiscordに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。


KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しDiscordに通知するフローです。

[Yoomとは]

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(KING OF TIMEとDiscord)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携動作を確認

※ご案内

  • 分岐機能をご利用いただくにはミニプラン以上の有料プランが必要です。フリープランでは、設定されたフローボットの操作(オペレーション)に制限がありますので、ご了承ください。
  • 有料プランでは、2週間の無料トライアルが利用可能です。期間中は、制限されるアプリやAI機能(オペレーション)もご利用いただけます。

KING OF TIMEとDiscordの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携に必要なものをリストアップしました。

KING OF TIME(OAuth)

  • KING OF TIMEのログイン情報
  • アクセストークン >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法
    • KING OF TIMEの管理画面から操作して取得できます。

Discord

  • Discordアカウント情報(Discordの画面操作が必要です)
  • アクセストークン(Botトークンの取得)
  • 通知を送るチャンネルID

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で+新規接続をクリックします。

Yoomでは接続可能なアプリ一覧と検索窓が表示されます。検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

KING OF TIME

検索結果からKING OF TIMEを選択すると、事前に取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の文字列(メールアドレスなど)をご入力ください。
  • アクセストークン
    • KING OF TIMEの管理画面から取得した値を入力してください。
    • >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法

必須項目を入力し、右下の追加ボタンをクリックすると、KING OF TIMEのマイアプリ登録が完了します。

Discord

検索窓から「Discord」を入力して、ヒットしたアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面がポップアップされます。

  • アカウント名
    • 任意の名称を入力してください。
  • アクセストークン
    • Botトークンを入力します。

>Yoomヘルプ:Discord Botのマイアプリ連携方法

アクセストークンを入力し、追加ボタンをクリックするとDiscordのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。


KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しDiscordに通知するフローです。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 スケジュールトリガー「毎日9時になったら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。こちらは事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯しています。今回はフローボットの起動間隔設定について解説します。

(1/1)実行時間の指定

今回は、曜日タブから全曜日を指定し、9:00に起動する設定です。繰り返す曜日や時間の変更は、この画面から設定できます。
定休日が曜日で決まっている場合は、その曜日の次の曜日のチェックを外してください。また、もっと複雑なタイミングの設定はCronの設定タブから行えます。

>もっと詳しく:Cron設定方法

起動間隔をご確認いただいたら、保存するをクリックし、次に進んでください。

ステップ4 アプリと連携する「従業員の打刻データを取得」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

こちらでは、KING OF TIMEから従業員を指定し、前日の打刻データを取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • KING OF TIMEと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • 従業員識別キー
    • 編集欄をクリックすると、従業員の一覧が表示されます。通知をする従業員を選ぶと、識別キーが引用されます。

  • 取得する期間の開始日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると日付の引用コードを選択でき、前日以外の日付も選択が可能です。
  • 取得する期間の終了日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると日付の引用コードを選択でき、前日以外の日付も選択が可能です。

→テストをクリックします。 →成功 アウトプットでは、出勤、退勤、休憩時間、休憩終了、それぞれの時間が取得できます。

→保存するをクリックします。

ステップ5 分岐「コマンドオペレーション」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。こちらも事前設定済みで、水色アイコンが点灯しています。

この工程では、前日の打刻の有無によって通知に進むかどうかを判断します。

(1/1)分岐条件を指定

この設定では、出勤の打刻の有無が対象になっています。例えば退勤の打刻をよく失念してしまう従業員に向けた設定の場合、アウトプットに「退勤」を選択すると効果的です。

保存するをクリックします。

ステップ6 アプリと連携する「メッセージを送る」

テンプレートの4つ目の工程をクリックします。

__wf_reserved_inherit

こちらでは打刻ができていなかった場合の定型文を作成しDiscordに送る設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Discordと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • チャンネルID
    • 編集欄をクリックすると、連携済みのルームがピックアップされます。該当のチャンネルを選択するとIDが引用されます。
    • また、チャンネル一覧の歯車アイコンを右クリックして表示されるメニューの一番下にもチャンネルIDが表示されます。

  • メッセージ内容

送信するメッセージの定型文を作ります。編集欄をクリックすると、日付の引用コードを選択できます。また、グループに通知する場合は、メンションを設定するとより伝わりやすくなります。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ7 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。

プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。今回使用したテンプレートは、こちらです。


KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しDiscordに通知するフローです。

もっと活用!KING OF TIMEを使った自動化3選

KING OF TIMEはDiscordとの連携だけでなく、他のアプリとも連携し、自動化活用の幅をさらに広げることができます。

1.  Slackで「出勤」「退勤」を投稿するだけで打刻が可能に

Slackで特定のキーワードを投稿するとKING OF TIMEに自動的に打刻されます。勤怠管理が効率化され、作業の手間を削減できます。


Slackで特定のワードを入力したらそれを使ってKING OF TIMEに打刻します。

■使用しているスプレッドシート
・https://docs.google.com/spreadsheets/d/11SWeZXQ8ydRUvjJ4va176dJVLCikBkwCoxb3LssCbng/edit#gid=905845917

■留意点
・SlackとKING OF TIMEのデータコネクトの際に、Slack側の氏名とKING OF TIMEの姓名情報が一致している必要があります。
・出勤と退勤のみの設定を想定していますが、休憩等ある場合は分岐や進行先の切り替え設定を変えることで対応できます。

■作成手順
①Slackトリガーで「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」を設定し、投稿を行う任意のチャンネルを設定し一度デモ投稿して、テストします。その後レスポンス結果にあるts横の+マークを押してアウトプットにタイムスタンプを取得します。
②分岐を設け、①のオペレーションとアウトプットに「メッセージ内容」を設定し、条件は正規表現に一致する、値は「出勤|退勤」のように設定します。
③スプレッドシートを別で用意し、以下のURLまたは添付したスプレッドシート上にヘッダーと関数を設定します。
※UNIXTIMEを通常の日付・時刻に変換する方法:https://intercom.help/yoom/ja/articles/8343335
※この際A2セルは書式なしテキストに、日付のセルはYYYY-MM-DD形式に書式を事前に変更してください。
④アプリと連携するでスプレッドシートのシート(タブ)をコピーするアクションを選択し、③で用意したスプレッドシートのタブをコピーする設定をします。
⑤アプリと連携するでスプレッドシートのセルに値を入力するアクションを選択し、④でコピーしたスプレッドシートのA2セルに①で取得したtsというアウトプットを埋め込みます。
※シート名は④でコピーしたアクションのアウトプットから埋め込みます。
⑥データベースを操作するでスプレッドシートのレコード取得を選択し、③で用意したスプレッドシートでA1:Bと範囲設定し、UNIXTIMEが空でないで検索をかけ、レコードを取得します。
※※シート名は④でコピーしたアクションのアウトプットから埋め込みます。
⑦アプリと連携するでスプレッドシートのシート(タブ)を削除するアクションを選択し、④でコピーしたタブを削除する設定を行います。
※シートIDは④でコピーしたアクションのアウトプットから埋め込みます。
⑧Yoomデータベースで事前にテーブルを2つ用意し、データコネクトでSlackとKING OF TIMEを同期させます。
※SlackはユーザーIDと表示名や氏名を表示項目とします。
※KING OF TIMEは姓、名、識別番号を表示名とします。
⑨KING OF TIMEをデータコネクトしたテーブルに1列関数の列を設け、「JOIN("",{姓},{名})」このように設定し姓名を連結させます。
⑩データベースを操作するでYoomを選択し、Slackのデータコネクトを行ったテーブルでレコード取得を行い、ユーザーIDが①で取得した{{送信者}}に等しいと設定します。
⑪データベースを操作するでYoomを選択し、KING OF TIMEのデータコネクトを行ったテーブルでレコード取得を行い、関数で連結した氏名が⑩で取得した{{氏名}}や{{表示名}}に等しいと設定します。
⑫進行先の切り替えで、オペレーションは①、アウトプットはメッセージ内容とし、出勤と退勤を直接進行先に入力します。
⑬進行先それぞれに対してアプリと連携するからKING OF TIMEの打刻データを登録を設定し、識別番号や打刻時間などを⑥や⑪で取得した値を埋め込み設定します。

2.  Google スプレッドシートで行を追加すると従業員登録が自動化

Google スプレッドシートに行を追加するだけで、新しい従業員がKING OF TIMEに登録されます。手作業が不要になり、エラーのリスクも減らせます。


Googleスプレッドシートで行が更新されたらKING OF TIMEの従業員情報も更新するフローです。

3.  Google スプレッドシートの情報更新をKING OF TIMEに自動反映

Google スプレッドシートで更新した情報がKING OF TIMEに自動的に同期されます。情報更新漏れを防ぎ、勤怠管理がよりスムーズになります。


Googleスプレッドシートで行が更新されたらKING OF TIMEの従業員情報も更新するフローです。

まとめ

KING OF TIMEとDiscordを連携したフローボットを活用することで、勤怠管理がさらにスマートになります。労務トラブルの防止、従業員満足度の向上、正確な給与計算など、多方面で効果が期待できます。
Yoomのフローボットテンプレートなら、プログラミングを使わず直感的な操作が可能です。設定も簡単なので、今日から自動化を取り入れられます。

以下のバナーからお試しください。


KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しDiscordに通知するフローです。

では、またお会いしましょう!

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
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この記事を書いた人
k.hieda
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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