「勤怠管理、月末にミスの修正で追われることが多い…」「打刻漏れを早く気づいていたら、対応がもっと楽だったのに…」こんなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。 そこで注目されているのが、勤怠管理のリーディングツール「KING OF TIME」と「Google Chat」の連携です。当社が開発した「KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知し、Google Chatに通知する」フローボットを使えば、前日の打刻漏れを自動検知し、通知する仕組みを簡単に構築できます。 従来はプログラミングが必要だったアプリ間連携も、プログラミング不要で簡単に設定できます。設定方法と導入メリットを解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
こんな方におすすめ
このフローボットは、以下のような方にぴったりです。
勤怠データの打刻漏れにより、給与計算ミスや修正作業が増えて困っている方
バックオフィスの業務効率を高め、戦略的な業務に集中したい方
労働基準法に準拠した記録管理を徹底し、監査対応をスムーズに進めたい方
従業員の勤務データの正確性を高め、信頼性のある企業運営を目指したい方
KING OF TIMEとGoogle Chatを使用しており、それらを連携して勤怠管理業務を効率化したい方
KING OF TIMEで前日の打刻ミスを自動検知しGoogle Chatに通知するメリットと具体的な活用シーン3選
人事・総務部門の給与担当者をはじめ、部門全体や管理職の皆様に役立つ自動化ツールをご紹介します。
1.給与ミスを防ぐ、正確な計算を実現
KING OF TIMEとGoogle Chatの連携で、打刻漏れを自動検知し通知します。
これにより、打刻漏れによるデータ不足を防ぎ、給与計算の精度を高めます。打刻情報が正確に揃うことで、過剰支払いや不足支払のリスクが軽減されます。その結果、従業員は給与ミスの心配が減り、安心して働ける環境を実感できそうです。また、給与計算の負担が減り、管理部門全体の業務透明性の向上が期待されます。
2.バックオフィス業務に余裕をもたせる
打刻漏れを迅速に検知し、通知することで、勤怠データの修正作業を減らします。
これにより、勤怠管理に必要な確認や修正の手間を軽減し、部門全体が他の重要な業務に集中できる環境が整います。 たとえば、勤務時間の分析や労働時間の適正化に取り組む時間が増えるかもしれません。また、労働基準法に準拠した管理体制の強化など、バックオフィス業務の品質向上に寄与することができるでしょう。
3.企業の信頼性を守るコンプライアンス管理
打刻漏れを早期に検知し対応することで、勤怠管理の適正さを確保します。
これにより、労働基準法に基づいた記録の整備がスムーズに進み、監査時のデータ提出も迅速に行えるようになります。たとえば、従業員の勤務時間データを正確に管理することで、未払い残業のリスクを低減させ、労務トラブルの防止につながるでしょう。また、適切な勤怠管理をすることで、取引先や求職者からの信頼獲得も期待できます。
ここからは、「KING OF TIMEに情報が登録されたらGoogle Chatに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知する
試してみる
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知するフローです。
[Yoomとは]
連携プロセス
Yoomへマイアプリ登録(KING OF TIMEとGoogle Chat)
テンプレートをコピー
アプリトリガーの設定とアプリ連携
トリガーボタンをオンにし、連携動作を確認
※ご案内
分岐機能をご利用いただくにはミニプラン以上の有料プランが必要です。フリープランでは、設定されたフローボットの操作(オペレーション)に制限がありますので、ご了承ください。
有料プランでは、2週間の無料トライアルが利用可能です。期間中は、制限なしでアプリやAI機能(オペレーション)をご利用いただけます。
Google Chatとの連携はGoogle Workspaceをご利用の方限定でお使いいただけます。 ヘルプ:詳しくはこちら
KING OF TIMEとGoogle Chatの連携フローの作り方
事前に準備するもの
連携に必要なものをリストアップしました。
KING OF TIME(OAuth)
KING OF TIMEのログイン情報
アクセストークン
ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法 )
KING OF TIMEの管理画面から操作して取得できます。
Google Chat
Google ChatとYoomの連携はGoogle Cloud Platformの管理者権限を持つ方のみ実施可能なため、管理者へYoomとGoogle Chat連携を依頼してください。
>ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
ステップ1 マイアプリ連携の設定
ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で+新規接続をクリック します。
Yoomでは接続可能なアプリ一覧と検索窓が表示されます。検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。
KING OF TIME
検索結果からKING OF TIMEを選択すると、事前に取得した値を入力する画面が表示されます。
アカウント名任意の文字列(メールアドレスなど)をご入力ください。
アクセストークン
KING OF TIMEの管理画面から取得した値を入力してください。
ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法 )
必須項目を入力し、右下の追加ボタンをクリックすると、KING OF TIMEのマイアプリ登録が完了します。
Google Chat
検索結果からGoogle Chat(OAuth)を選択します。
Sign in with Googleをクリックし、連携するGoogleアカウントを選択します。
各項目にGoogle Cloud Platform上から取得した情報を入力し、追加ボタンをクリックします。
ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
これで、Google Chatのマイアプリ登録は完了します。
ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする
こちらのバナーをクリックします。
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知する
試してみる
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知するフローです。
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。
ステップ3 スケジュールトリガー「毎日9時になったら」
テンプレートの1つ目の工程をクリックします。こちらは事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯しています。今回はフローボットの起動間隔設定について解説します。
(1/1)実行時間の指定
今回は、曜日タブから全曜日を指定し、9:00に起動する設定です。繰り返す曜日や時間の変更は、この画面で設定できます。 定休日が曜日で決まっている場合、その曜日の次の曜日のチェックを外してください。また、もっと複雑なタイミングの設定はCronの設定タブから行えます。
もっと詳しく:Cron設定方法
起動間隔をご確認いただいた後、保存するをクリックして、次に進んでください。
ステップ4 アプリと連携する「従業員の打刻データを取得」
テンプレートの2つ目の工程をクリックします。
こちらでは、KING OF TIMEから従業員を指定し、前日の打刻データを取得します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらの項目は初期設定済みです。
アプリトリガーのタイトル
アプリ
KING OF TIMEと連携するアカウント情報
トリガーアクション
→次へをクリックします。
(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定
従業員識別キー編集欄をクリックすると、従業員の一覧が表示されます。通知をする従業員を選ぶと、識別キーが引用されます。
取得する期間の開始日事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると日付の引用コードを選択でき、前日以外の日付も選択が可能です。
取得する期間の終了日事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると日付の引用コードを選択でき、前日以外の日付も選択が可能です。
→テストをクリックします。 →成功 アウトプットでは、出勤、退勤、休憩時間、休憩終了、それぞれの時間が取得できます。
→保存するをクリックします。
ステップ5 分岐「コマンドオペレーション」
テンプレートの3つ目の工程をクリックします。こちらも事前設定済みで、水色アイコンが点灯しています。
この工程では、前日の打刻の有無によって通知に進むかどうかを判断します。
(1/1)分岐条件を指定
この設定では、出勤の打刻の有無が対象になっています。例えば退勤の打刻をよく失念してしまう従業員に向けた設定の場合、アウトプットに「退勤」を選択すると効果的です。
保存するをクリック します。
ステップ6 アプリと連携する「メッセージを送る」
テンプレートの4つ目の工程をクリックします。
こちらでは打刻ができていなかった場合の定型文を作成しGoogle Chatに送る設定を行います。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらは初期設定済みです。
アプリトリガーのタイトル
アプリ
Google Chatと連携するアカウント情報
トリガーアクション
→次へをクリックします。
(2/2)API接続設定
スペースのリソース名編集欄をクリックするとプルダウンが開き、連携済みGoogle Chatのスペースが表示されます。スペースを選択すると、リソース名が引用されます。
送信するメッセージの定型文を作ります。編集欄をクリックすると、日付の引用コードを選択できます。また、グループに通知する場合は、メンションを設定するとより伝わりやすくなります。
→テストをクリックします。 →成功
→保存するをクリックします。 今回の工程は以上になります。
ステップ7 アプリトリガーをONにする
全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。
トリガーをON にしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。
<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。今回使用したテンプレートは、こちらです。
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知する
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KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知するフローです。
もっと活用!KING OF TIMEを使った自動化3選
KING OF TIMEはGoogle Chatとの連携だけでなく、他のアプリとも連携し、自動化活用の幅をさらに広げることができます。
1. Slackで出勤・退勤を投稿するとKING OF TIMEに打刻
Slackに「出勤」や「退勤」と投稿するだけで自動的にKING OF TIMEに打刻できます。手動の打刻作業を減らし、簡単に勤怠管理を行えます。特にリモートワークやフレックス勤務の環境で活躍します。
Slackで特定の出退勤ワードを投稿したらKING OF TIMEに打刻
試してみる
Slackで特定のワードを入力したらそれを使ってKING OF TIMEに打刻します。 ■使用しているスプレッドシート ・https://docs.google.com/spreadsheets/d/11SWeZXQ8ydRUvjJ4va176dJVLCikBkwCoxb3LssCbng/edit#gid=905845917 ■留意点 ・SlackとKING OF TIMEのデータコネクトの際に、Slack側の氏名とKING OF TIMEの姓名情報が一致している必要があります。 ・出勤と退勤のみの設定を想定していますが、休憩等ある場合は分岐や進行先の切り替え設定を変えることで対応できます。 ■作成手順 ①Slackトリガーで「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」を設定し、投稿を行う任意のチャンネルを設定し一度デモ投稿して、テストします。その後レスポンス結果にあるts横の+マークを押してアウトプットにタイムスタンプを取得します。 ②分岐を設け、①のオペレーションとアウトプットに「メッセージ内容」を設定し、条件は正規表現に一致する、値は「出勤|退勤」のように設定します。 ③スプレッドシートを別で用意し、以下のURLまたは添付したスプレッドシート上にヘッダーと関数を設定します。 ※UNIXTIMEを通常の日付・時刻に変換する方法:https://intercom.help/yoom/ja/articles/8343335 ※この際A2セルは書式なしテキストに、日付のセルはYYYY-MM-DD形式に書式を事前に変更してください。 ④アプリと連携するでスプレッドシートのシート(タブ)をコピーするアクションを選択し、③で用意したスプレッドシートのタブをコピーする設定をします。 ⑤アプリと連携するでスプレッドシートのセルに値を入力するアクションを選択し、④でコピーしたスプレッドシートのA2セルに①で取得したtsというアウトプットを埋め込みます。 ※シート名は④でコピーしたアクションのアウトプットから埋め込みます。 ⑥データベースを操作するでスプレッドシートのレコード取得を選択し、③で用意したスプレッドシートでA1:Bと範囲設定し、UNIXTIMEが空でないで検索をかけ、レコードを取得します。 ※※シート名は④でコピーしたアクションのアウトプットから埋め込みます。 ⑦アプリと連携するでスプレッドシートのシート(タブ)を削除するアクションを選択し、④でコピーしたタブを削除する設定を行います。 ※シートIDは④でコピーしたアクションのアウトプットから埋め込みます。 ⑧Yoomデータベースで事前にテーブルを2つ用意し、データコネクトでSlackとKING OF TIMEを同期させます。 ※SlackはユーザーIDと表示名や氏名を表示項目とします。 ※KING OF TIMEは姓、名、識別番号を表示名とします。 ⑨KING OF TIMEをデータコネクトしたテーブルに1列関数の列を設け、「JOIN("",{姓},{名})」このように設定し姓名を連結させます。 ⑩データベースを操作するでYoomを選択し、Slackのデータコネクトを行ったテーブルでレコード取得を行い、ユーザーIDが①で取得した{{送信者}}に等しいと設定します。 ⑪データベースを操作するでYoomを選択し、KING OF TIMEのデータコネクトを行ったテーブルでレコード取得を行い、関数で連結した氏名が⑩で取得した{{氏名}}や{{表示名}}に等しいと設定します。 ⑫進行先の切り替えで、オペレーションは①、アウトプットはメッセージ内容とし、出勤と退勤を直接進行先に入力します。 ⑬進行先それぞれに対してアプリと連携するからKING OF TIMEの打刻データを登録を設定し、識別番号や打刻時間などを⑥や⑪で取得した値を埋め込み設定します。
2. Google スプレッドシートで行追加時にKING OF TIMEで従業員登録
Google スプレッドシートに従業員情報を追加すると、KING OF TIMEに自動登録できます。手作業を減らし、登録ミスを予防できます。新しい従業員をスムーズに登録したい総務担当者に最適です。
Google スプレッドシートで行が更新されたらKING OF TIMEの従業員情報も更新する
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Googleスプレッドシートで行が更新されたらKING OF TIMEの従業員情報も更新するフローです。
3. Google スプレッドシート更新でKING OF TIMEの情報を即時反映
Google スプレッドシートで従業員情報を更新すると、KING OF TIMEのデータが自動で同期されます。更新漏れを防ぎ、正確な情報管理が可能になります。人事担当者や勤怠管理者におすすめです。
Google スプレッドシートで行が更新されたらKING OF TIMEの従業員情報も更新する
試してみる
Googleスプレッドシートで行が更新されたらKING OF TIMEの従業員情報も更新するフローです。
まとめ
勤怠管理の課題解消に役立つKING OF TIMEとGoogle Chatの連携ツールをご紹介しました。この自動化により、給与計算の正確性、管理の負担軽減、コンプライアンス対応が大幅に向上します。プログラミング不要で簡単に導入できるため、業務効率の向上を今すぐ実感していただけるはずです。ぜひこの機会にフローボットを試してみてください!
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知する
試してみる
KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知するフローです。
では、またお会いしましょう!