2024/11/27
アプリ同士の連携方法

KING OF TIMEとLINE WORKSを連携して、打刻漏れを自動通知!勤怠トラブルを回避する方法

k.hieda
KING OF TIMEとLINE WORKS連携イメージ

目次

KING OF TIMEは、勤怠管理や労働時間の正確な記録を簡単に行えるツールとして、多くの企業に導入されています。LINE WORKSと連携することでさらに便利な機能が追加され、管理業務をサポートします。<span class="mark-yellow">「打刻ミスを自動で検知して知らせてくれたらいいのになぁ」と思ったことはありませんか?</span>そこで当社では、KING OF TIMEの打刻ミスを検知し、自動でLINE WORKSに通知するフローボットを開発しました。

従来はプログラミングの知識が必要でしたが、<span class="mark-yellow">このフローボットテンプレートを使えば、簡単な設定だけで実現可能です。</span>この記事では、設定方法と具体的なメリットをご紹介しますので、最後までお読みいただけると幸いです。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • 従業員からの打刻ミスに関するクレーム対応や労務トラブルを未然に防ぎたい方
  • 自分の勤怠データが適切に管理されているか知りたい方
  • 打刻漏れを早期に把握し、給与計算業務を効率的に進めたい方
  • KING OF TIMEとLINE WORKSを活用しており、それぞれの連携で業務効率化を図りたい方

KING OF TIMEで前日の打刻ミスを自動検知しLINE WORKSに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

総務部の労務担当者と現場の従業員、経理部門の管理者の視点から、この自動化の活用方法を考察しました。

1.勤怠データを可視化し労務トラブルを防ぐ

<span class="mark-yellow">LINE WORKSへの通知で打刻漏れを検知し、すぐに確認できます。</span>これにより従業員からのクレーム対応や労務トラブルを未然に防止しやすくなります。
総務部の労務担当者は、LINE WORKSの通知を確認することで、どの従業員が打刻漏れをしているのかをすぐに把握できます。これにより、該当者への修正依頼や状況確認を速やかに行えるようになるでしょう。さらに、タイムリーな対応が可能になることで、従業員との信頼関係を維持し、後々のトラブル回避が期待できそうです。

2.従業員の安心感を高め職場環境を向上

<span class="mark-yellow">打刻漏れの通知がLINE WORKSで確認できるため、従業員は迅速に修正依頼や相談を行えます。</span>
ミスが発覚してから対応までの時間が短縮されることで、「自分の労働時間が正確に記録されている」という安心感をにつながるかもしれません。例えば、退勤時間の打刻漏れがあった場合も、通知を確認した従業員がすぐに上司や担当者へ報告できるため、不安が長引きを防げそうです。これにより、従業員は気持ちを切り替えて業務に集中しやすくなり、結果的に職場全体の士気向上や協力体制の強化も期待できます。

3.従業員の満足度向上

<span class="mark-yellow">KING OF TIMEで打刻漏れを検知し、LINE WORKSに通知することで、記録ミスが給与計算に与える影響を防ぎます。</span>正確な勤怠データを維持を補佐します。
経理部門の管理者は、定期的に通知を受け取ることで、給与計算に必要な勤怠データを日々確認できます。これにより、締め日直前に慌てて修正作業を行う必要が減り、落ち着いて月末業務を進められるでしょう。たとえば、打刻漏れによる過剰支払いや不足支払を防ぐことで、企業の支出を適切に管理できる体制整備が期待できます。結果として、従業員との信頼を損なう事態を回避しながら、予算管理の精度向上も見込めそうです。

ここからは、<span class="mark-yellow">「KING OF TIMEに情報が登録されたらLINE WORKSに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(KING OF TIMEとLINE WORKS)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携動作を確認

※ご案内

  • 分岐機能をご利用いただくにはミニプラン以上の有料プランが必要です。フリープランでは、設定されたフローボットの操作(オペレーション)に制限がありますので、ご了承ください。
  • 有料プランでは、2週間の無料トライアルが利用可能です。期間中は、制限されるアプリやAI機能(オペレーション)もご利用いただけます。

KING OF TIMEとLINE WORKSの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携に必要なものをリストアップしました。

KING OF TIME(OAuth)

  • KING OF TIMEのログイン情報
  • アクセストークン >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法
    • KING OF TIMEの管理画面から操作して取得できます。

LINE WORKS

  • クライアントID
  • クライアントシークレット
  • スコープ
  • ボットID
  • トークルームID
    • 右上の3点リーダーをクリックしてチャンネルIDを取得します。メニューが開き、チャンネルIDをクリックするとIDが表示されます。

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリ一覧と検索窓が表示されます。検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

KING OF TIME

検索結果からKING OF TIMEを選択すると、事前に取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の文字列(メールアドレスなど)をご入力ください。
  • アクセストークン
    • KING OF TIMEの管理画面から取得した値を入力してください。
    • >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法

必須項目を入力し右下の追加ボタンをクリックで、KING OF TIMEのマイアプリ登録が完了します。

LINE WORKS

検索結果からLINE WORKSを選択すると、連携に必要な値を入力する画面に遷移します。

各項目にLINE WORKSのDeveloper Consoleから取得した情報を入力し、追加ボタンをクリックします。

>ヘルプ:LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法

これでLINE WORKSのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 スケジュールトリガー「毎日9時になったら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。こちらは事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯していますが、今回はフローボットの起動間隔設定を解説します。

(1/1)実行時間の指定

今回は、曜日タブから全曜日を指定し、9:00に起動する設定です。繰り返す曜日や時間の変更は、この画面から設定できます。
定休日が曜日で決まっている場合は、その曜日の次の曜日のチェックを外してください。また、もっと複雑なタイミングの設定はCronの設定タブから行えます。

>もっと詳しく:Cron設定方法

起動間隔をご確認いただいたら、保存するをクリックして次に進みます。

ステップ4 アプリと連携する「従業員の打刻データを取得」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

こちらでは、KING OF TIMEから従業員を指定し、前日の打刻データを取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • KING OF TIMEと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • 従業員識別キー
    • 編集欄をクリックすると、従業員の一覧が表示されます。通知をする従業員を選ぶと、識別キーが引用されます。
  • 取得する期間の開始日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると、日付の引用コードを選択でき前日以外の日付も選択が可能です。
  • 取得する期間の終了日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると、日付の引用コードを選択でき前日以外の日付も選択が可能です。

→テストをクリックします。 →成功 アウトプットでは、出勤、退勤、休憩時間、休憩終了、それぞれの時間が取得できます。

→保存するをクリックします。

ステップ5 分岐「コマンドオペレーション」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。こちらも事前設定済みで、水色アイコンが点灯しています。

この工程では、前日の打刻の有無によって通知に進むかどうかを判断します。

(1/1)分岐条件を指定

この設定では、出勤の打刻の有無が対象になっています。例えば退勤の打刻をよく失念してしまう従業員に向けた設定の場合、アウトプットに「退勤」を選択すると効果的です。

保存するをクリックします。

ステップ6 アプリと連携する「メッセージを送る」

テンプレートの4つ目の工程をクリックします。

こちらでは打刻ができていなかった場合の定型文を作成しLINE WORKSに送る設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • LINE WORKSと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ボットID
    • 編集欄をクリックすると、ボットの候補が表示されます。すでにボットを作成されている場合は使用するボットを選択するとIDが引用されます。

  • トークルームID
    • LINE WORKSトークルーム右上の3点リーダーをクリックします。メニューが開き、チャンネルIDをクリックするとIDが表示されます。IDを取得し、編集欄に入力します。

  • メッセージ

送信するメッセージの定型文を作ります。編集欄をクリックすると、日付の引用コードを選択できます。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ7 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>LINE WORKSで、通知が確認できました。

今回使用したテンプレートは、こちらです。

もっと活用!KING OF TIMEを使った自動化3選

KING OF TIMEはLINE WORKSとの連携だけでなく、他のアプリとも連携し、自動化活用の幅をさらに広げることができます。

1. kintoneの従業員情報を更新するとKING OF TIMEにも反映

kintoneで従業員情報を更新すると、その内容をKING OF TIMEに自動で反映します。これにより、手作業での転記が不要になり、入力ミスや漏れを防止できます。担当者は作業負担が軽減され、より人力が必要な業務に集中できる環境が整います。また、最新の情報が常に共有され、業務全体の流れがスムーズになるでしょう。

2.  kintoneで登録した従業員情報をKING OF TIMEへ自動追加

kintoneで新規従業員情報を登録すると、自動でKING OF TIMEに追加できます。この仕組みを使えば、手入力によるヒューマンエラーがなくなり、情報の正確性が向上します。登録作業にかかっていた時間を他の業務に充てられるようになり、人事や総務の効率的な運営が期待できます。

3.  KING OF TIMEの勤怠情報を毎月Microsoft Excelに反映

毎月初めに、KING OF TIMEで管理する前月の勤怠データをMicrosoft Excelに自動で反映させます。この連携により、転記作業が不要になり、勤怠データを正確に記録・保存できるため、給与計算や人事管理のデータ活用がスムーズに進みます。手動作業によるミスを防げるため、データ管理の質を高められる点が魅力です。

まとめ

この記事では、プログラミング不要で簡単に導入できるフローボットテンプレートの設定方法を解説しました。この自動化により、打刻漏れをLINE WORKSで早期に検知し、迅速な対応が可能になります。

通知を受け取ることで、給与計算時のデータ修正がスムーズになり、支出を適正に管理できる環境整備につながるかもしれません。また、従業員が安心して業務に集中できる仕組みを提供し、職場全体の信頼と効率の向上に寄与できそうです。

<span class="mark-yellow">簡単な設定でこの便利な仕組みを導入できますので、ぜひ下のバナーをクリックし、フローボットをお試しください。</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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