KING OF TIMEとLINE WORKS連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-03-31

KING OF TIMEに情報が登録されたらLINE WORKSに通知する方法

k.hieda

KING OF TIMEは、勤怠管理や労働時間の正確な記録を簡単に行えるツールとして多くの企業に導入されていますが、ツールを使用する中で<span class="mark-yellow">「打刻ミスを自動で検知して知らせてくれたらいいのになぁ」と思ったことはありませんか?</span>

Yoomを使ってLINE WORKSと連携することで、KING OF TIMEの打刻ミスを検知し、自動でLINE WORKSに通知されるようになります。

従来はプログラミングの知識が必要でしたが、<span class="mark-yellow">フローボットテンプレートを使えば、簡単な設定だけで実現可能です。</span>

この記事では、設定方法と具体的なメリットをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

  • 従業員からの打刻ミスに関するクレーム対応や労務トラブルを未然に防ぎたい方
  • 自分の勤怠データが適切に管理されているか知りたい方
  • 打刻漏れを早期に把握し、給与計算業務を効率的に進めたい方
  • KING OF TIMEとLINE WORKSを活用しており、それぞれの連携で業務効率化を図りたい方

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

ここからは、<span class="mark-yellow">「KING OF TIMEに情報が登録されたらLINE WORKSに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(KING OF TIMEとLINE WORKS)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携動作を確認

※分岐機能をご利用いただくにはミニプラン以上の有料プランが必要です。フリープランでは、設定されたフローボットの操作(オペレーション)に制限がありますので、ご了承ください。
※有料プランでは、2週間の無料トライアルが利用可能です。期間中は、制限されるアプリやAI機能(オペレーション)もご利用いただけます。

KING OF TIMEとLINE WORKSの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携に必要なものをリストアップしました。

KING OF TIME(OAuth)

  • KING OF TIMEのログイン情報
  • アクセストークン >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法
    • KING OF TIMEの管理画面から操作して取得できます。

LINE WORKS

  • クライアントID
  • クライアントシークレット
  • スコープ
  • ボットID
  • トークルームID
    • 右上の3点リーダーをクリックしてチャンネルIDを取得します。メニューが開き、チャンネルIDをクリックするとIDが表示されます。

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリ一覧と検索窓が表示されます。検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

KING OF TIME

検索結果からKING OF TIMEを選択すると、事前に取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の文字列(メールアドレスなど)をご入力ください。
  • アクセストークン
    • KING OF TIMEの管理画面から取得した値を入力してください。
    • >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法

必須項目を入力し右下の追加ボタンをクリックで、KING OF TIMEのマイアプリ登録が完了します。

LINE WORKS

検索結果からLINE WORKSを選択すると、連携に必要な値を入力する画面に遷移します。

各項目にLINE WORKSのDeveloper Consoleから取得した情報を入力し、追加ボタンをクリックします。

>ヘルプ:LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法

これでLINE WORKSのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 スケジュールトリガー「毎日9時になったら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。こちらは事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯していますが、今回はフローボットの起動間隔設定を解説します。

(1/1)実行時間の指定

今回は、曜日タブから全曜日を指定し、9:00に起動する設定です。繰り返す曜日や時間の変更は、この画面から設定できます。
スケジュールトリガーの設定方法については、こちらのページをご確認ください。

定休日が曜日で決まっている場合は、その曜日の次の曜日のチェックを外してください。また、もっと複雑なタイミングの設定はCronの設定タブから行えます。

>もっと詳しく:Cron設定方法

起動間隔を確認したら、保存するをクリックして次に進みます。

ステップ4 アプリと連携する「従業員の打刻データを取得」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

こちらでは、KING OF TIMEから従業員を指定し、前日の打刻データを取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • KING OF TIMEと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • 従業員識別キー
    • 編集欄をクリックすると、従業員の一覧が表示されます。通知をする従業員を選ぶと、識別キーが引用されます。
  • 取得する期間の開始日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると、日付の引用コードを選択でき前日以外の日付も選択が可能です。
  • 取得する期間の終了日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると、日付の引用コードを選択でき前日以外の日付も選択が可能です。

→テストをクリックします。 →成功 アウトプットでは、出勤、退勤、休憩時間、休憩終了、それぞれの時間が取得できます。

→保存するをクリックします。

ステップ5 分岐「コマンドオペレーション」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。こちらも事前設定済みで、水色アイコンが点灯しています。

この工程では、前日の打刻の有無によって通知に進むかどうかを判断します。

(1/1)分岐条件を指定

この設定では、出勤の打刻の有無が対象になっています。例えば退勤の打刻をよく失念してしまう従業員に向けた設定の場合、アウトプットに「退勤」を選択すると効果的です。

保存するをクリックします。

ステップ6 アプリと連携する「メッセージを送る」

テンプレートの4つ目の工程をクリックします。

こちらでは打刻ができていなかった場合の定型文を作成しLINE WORKSに送る設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • LINE WORKSと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ボットID
    • 編集欄をクリックすると、ボットの候補が表示されます。すでにボットを作成されている場合は使用するボットを選択するとIDが引用されます。

  • トークルームID
    • LINE WORKSトークルーム右上の3点リーダーをクリックします。メニューが開き、チャンネルIDをクリックするとIDが表示されます。IDを取得し、編集欄に入力します。

  • メッセージ

送信するメッセージの定型文を作ります。編集欄をクリックすると、日付の引用コードを選択できます。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ7 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>LINE WORKSで、通知が確認できました。

今回使用したテンプレートは、こちらです。

KING OF TIMEやLINE WORKSを使ったその他の自動化例

今回ご紹介したフロー以外にもKING OF TIMEやLINE WORKSのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!

KING OF TIMEとLINE WORKSのその他の自動化例

投稿されたメッセージをもとにKING OF TIMEで従業員を登録したり、定期的にKING OF TIMEで従業員一覧を取得して、LINE WORKSに通知することもできます。
また、Yoomのスケジュールトリガーを活用して、月初めにKING OF TIMEで前月の勤怠データ一覧を取得し、LINE WORKSに通知することも可能です。

LINE WORKSを活用した自動化例

毎日、今日の自分の予定をLINE WORKSから取得し通知する

人手を介さずに自動化された新しいワークフローが構築されることで、作業の効率化が実現し、他の業務に集中する時間を増やせる可能性があります。

投稿が追加・更新されたら、LINE WORKSに通知する

追加・更新情報をLINE WORKSで共有することで、チームメンバー間での情報連携がスムーズになり、活動の効率化が期待できるでしょう。

投稿や回答が行われたらLINE WORKSに通知する

異なるコミュニケーションツール間での情報共有を効率化し、チームのコミュニケーション強化にもつながるかもしれません。

KING OF TIMEを活用した自動化例

従業員情報が登録されたらKING OF TIMEにも追加する

登録を引用した情報で行うことで共有する情報の正確性を保ち、人的ミスの発生を回避できるようになるはずです。

毎月、KING OF TIMEで前月の勤怠情報を追加する

データの自動入力により人的ミスが減り、正確な勤怠情報が保持されるため、管理精度が向上すると予想されます。

KING OF TIMEとLINE WORKSを連携するメリット

1.勤怠データを可視化し労務トラブルを防ぐ

<span class="mark-yellow">LINE WORKSへの通知で打刻漏れをすぐに確認できるようになり、</span>従業員からのクレーム対応や労務トラブルを未然に防止しやすくなると予想されます。
総務部の労務担当者は、LINE WORKSの通知を確認することで、どの従業員が打刻漏れをしているのかをすぐに把握できます。
これにより、該当者への修正依頼や状況確認を速やかに行えるようになるでしょう。
さらに、タイムリーな対応が可能になることで、従業員との信頼関係を維持し、後々のトラブル回避が期待できそうです。

2.従業員の安心感を高め職場環境を向上

<span class="mark-yellow">打刻漏れの通知がLINE WORKSで確認できるため、従業員は迅速に修正依頼や相談を行えます。</span>
ミスが発覚してから対応までの時間が短縮されることで、「自分の労働時間が正確に記録されている」という安心感につながるかもしれません。
例えば、退勤時間の打刻漏れがあった場合も、通知を確認した従業員がすぐに上司や担当者へ報告できるため、不安が長引きを防げそうです。
従業員は気持ちを切り替えて業務に集中しやすくなり、結果的に職場全体の士気向上や協力体制の強化も期待できます。

3.従業員の満足度向上

<span class="mark-yellow">KING OF TIMEで打刻漏れを検知し、LINE WORKSに通知することで、記録ミスが給与計算に与える影響を防ぎます。</span>
経理部門の管理者は、定期的に通知を受け取ることで、給与計算に必要な勤怠データを日々確認でき、締め日直前に慌てて修正作業を行う必要が減って、落ち着いて月末業務を進められるでしょう。
例えば、打刻漏れによる過剰支払いや不足支払を防ぐことで、企業の支出を適切に管理できる体制整備が期待できます。
結果として、従業員との信頼を損なう事態を回避しながら、予算管理の精度向上も見込めそうです。

まとめ

この記事では、プログラミング不要で簡単に導入できるフローボットテンプレートの設定方法を解説しました。

この自動化により、打刻漏れをLINE WORKSで早期に検知できるようになり、迅速な対応が可能になります。

通知を受け取ることで、給与計算時のデータ修正がスムーズになり、支出を適正に管理できる環境整備につながるかもしれません。
また、従業員が安心して業務に集中できる仕組みを提供し、職場全体の信頼と効率の向上に寄与できそうですね。

<span class="mark-yellow">簡単な設定でこの便利な仕組みを導入できますので、ぜひYoomの自動化フローボットを試してみてください。</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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