2024/12/02
アプリ同士の連携方法

KING OF TIMEとMicrosoft Excelを連携してKING OF TIMEの前月の勤怠情報を毎月Microsoft Excelに自動追加する方法

k.ueno
KING OF TIMEとMicrosoft Excelの連携イメージ

目次

従業員の勤怠管理を行っている方にとって、毎月の情報入力作業は、負担に感じるかもしれません。
Yoomを活用したKING OF TIMEとMicrosoft Excelの連携は、手動でのデータ転記によるエラーや時間の浪費を防ぐことができるため、勤怠管理の効率化を目指す企業にとって有用です。
この自動化により、担当者はより重要な業務に集中でき、業務の生産性が向上するかもしれません。

こんな方におすすめ

・KING OF TIMEとMicrosoft Excelを活用している企業の人事担当者
・毎月の勤怠データ集計作業にかかる時間を短縮したい方
・ヒューマンエラーを減らし、業務の精度を向上させたい人事部門
・企業の労務管理において、データ入力作業の負担を軽減したい担当者
・APIを利用したシステム連携による業務自動化に関心がある企業

KING OF TIMEとMicrosoft Excelの連携メリットと具体例

1. ヒューマンエラーの削減

勤怠情報を手動でMicrosoft Excelに転記する作業は、入力ミスのリスクが高く、担当者の負担も大きいです。
この自動化フローの導入により、KING OF TIMEのデータを自動的にMicrosoft Excelに追加することで、ヒューマンエラーの発生を最小限に抑えることができます。
例えば、これまでMicrosoft ExcelにKING OF TIMEの情報を入力していた際に転記ミスが発生することもありましたが、自動化フローを導入することで、データの正確性を保つことができます。
エラーが減少することで担当部門のスタッフの負担も減り、安心して業務に集中できるようになるかもしれません。

2. 確認作業の省略

毎月、KING OF TIME側の情報を手動でMicrosoft Excelに転記する作業と情報が正確なものであるかを確認する作業は、毎回時間と労力がかかります。
このプロセスを自動化することで、正しい内容のままデータが管理できるので、省略できた時間を他の重要な業務に時間を充てることができるかもしれません。
例えば、労務担当者のデータ転記にかかる時間を削減し、他の部門との連携をスムーズにすることで、勤怠に関する余分な確認作業を省略でき、結果として、全体の業務効率向上が期待できるでしょう。

3. 作業時間の短縮

勤怠情報を毎月手動で入力する作業は、特に従業員数が多い企業では、データの転記作業に数時間かかることもあります。
このプロセスを自動化することで、データ入力にかかる時間を短縮でき、忙しいタイミングでも担当者は余裕をもって、他の業務を進めることができるでしょう。
例えば、月末の締め作業がスムーズになることで、担当者は従来よりも早く処理を完了でき、空いた時間を他の重要な業務に充てることが可能となるかもしれません。

[Yoomとは]

それでは、実際に「毎月、KING OF TIMEで前月の勤怠情報をMicrosoft Excelに追加する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

KING OF TIMEとMicrosoft Excelの連携フローの作り方

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・KING OF TIMEとMicrosoft Excelをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・トリガーアクションの確認とKING OF TIMEの設定及びループアクションの確認、続くMicrosoft Excelの各オペレーションの設定
・トリガーをONにし、実際の起動を確認

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・KING OF TIMEとMicrosoft Excelをマイアプリ連携

(1)まずはKING OF TIMEをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からKING OF TIMEを検索してください。

KING OF TIMEのアプリアイコンを検索し、クリックします。
KING OF TIMEのマイアプリ登録の方法については、こちらのページも確認しましょう。


(2)表示されている内容に沿って、「アカウント名」、「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
まずは1つ目のKING OF TIMEの接続が完了しました。

(3)次にMicrosoft Excelのアプリ連携を行います。
KING OF TIMEのマイアプリ登録と同様に、Microsoft Excelを選択します。

(4)Microsoft Excelのアプリアイコンをクリック後、サインイン画面に移行しますが、Microsoft365アカウントにログインしている場合は必要な操作はなく、そのまま接続が完了します。(未ログインの場合は、接続したいアカウントをクリックしてください)

・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

設定が正常に行われると、Yoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは分岐アクションを含めて4つです。

・トリガー内容の確認

(1)まず、スケジュールトリガーの内容を確認します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】毎月、KING OF TIMEで前月の勤怠情報をMicrosoft Excelに追加する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)トリガーとなる「毎月1日の9時になったら」をクリックします。

(3)今回は例として、『毎月1日、9時になったら稼働する』という設定を行っています。
日付や時刻を変更するなど、内容をカスタムすることで任意設定ができるので、運用に合わせて設定を行いましょう。

(4)設定を確認、もしくは任意で設定を変更した後、[保存する]をクリックします。

・KING OF TIMEの設定

(1)次に、2つ目のアクション「月別勤怠データの一覧を取得」をクリックします。

(2)連携させるアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックしましょう。

(3)「年月」などの日時情報を設定する項目では、入力バーをクリックすると、以下の画面のように【日付】から情報を引用・設定できます。
『前月』を設定したい場合には、【日付】→『前月』の矢印をクリック→展開した情報のなかから任意のものを選択、という操作を行います。

(4)「所属コード」は、以下の画面のように入力バーをクリックすると、アカウント情報に基づいた内容が『候補』として展開されますので、その情報を引用できます。

(5)情報を入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・ループアクションの確認

(1)3つ目のループアクションはすでに設定されています。
「コマンドオペレーション」をクリックし、設定内容を確認しましょう。

(2)以下の画面のように、このテンプレートでは、繰り返し対象のアウトプットとして「オペレーション:月別勤怠データの一覧を取得」→「アウトプット」を1つ目『従業員識別キーの一覧』2つ目『総勤務回数の一覧』3つ目『平日勤務回数の一覧』を対象として指定しています。

「オペレーション」や「アウトプット」は状況に応じて任意で設定してください。
(繰り返し対象のアウトプットは、15個まで設定可能です。)

(3)設定を確認、もしくは任意で設定を変更した後、[保存する]をクリックします。

※「同じ処理を繰り返す」オペレーションは、チームプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

「同じ処理を繰り返す」オペレーションについては、下記ページもご確認ください。

「同じ処理を繰り返す」の設定方法
同じ処理を繰り返すオペレーションの応用的な使い方

・Microsoft Excelの設定

(1)最後に、4つ目のアクション「レコードを追加する」をクリックします。

(2)連携したいMicrosoft Excelアカウントの情報を入力後、スクロールして「データベースの連携」の項目を埋めていきます。
以下の画像のように連携したアカウントから情報を引用できます。
(例として、ファイルの保存場所からドライブIDを引用しています。)

(3)「アイテム名」なども情報の引用が可能です。
項目入力後、[次へ]をクリックします。

(4)次画面でMicrosoft Excelの指定したテーブルに、新しいレコードを追加する設定を行います。
「追加するレコードの値」の項目を入力していきましょう。
以下の画面のように、取得したアウトプットも活用できます。


(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

すべての設定が完了したという表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックしましょう。

今回使用したテンプレートはこちら

KING OF TIMEを使ったその他の自動化例

他にもKING OF TIMEを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

kintoneに登録された情報を連携したKING OF TIMEに追加する

データの正確性を高めたい方におすすめのフローです。
kintoneの登録をするだけで、KING OF TIMEに同じ内容が追加されるので、労働時間の管理を登録すると、迅速に情報が反映されます。
また、入力ミスを削減し、業務効率の向上につなげます。

Notionで従業員情報が登録されたらKING OF TIMEにも追加する

Notionでの従業員情報の登録をトリガーにKING OF TIMEに自動で情報が追加でき、従来の手入力による作業時間を短縮できます。
共有する情報の正確性を保ち、かつ人的ミスの発生を防止することで、業務進行の円滑化につなげることができるでしょう。

KING OF TIMEで前日の打刻漏れを検知しGoogle Chatに通知する

このフローは、打刻漏れをいち早く把握できる利点があるので、打刻漏れが発生した場合でも迅速に対応でき、正確な出勤データの管理が実現します。
給与計算におけるミスが減少し、従業員の満足度が向上するかもしれません。

まとめ

KING OF TIMEとMicrosoft Excelの自動化により、ヒューマンエラーを減少できるので、担当者はより重要な業務に集中できるようになります。
これにより、企業全体の生産性が向上し、リソースを戦略的に活用することができるかもしれません。
勤怠管理の効率化を目指す企業にとって、適切な勤怠管理は従業員の労働状況の把握や給与計算の正確性向上にもつながるので、このアプリ連携は非常に有用な手段となるでしょう。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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