KING OF TIMEとSlackの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/11/26

KING OF TIMEとSlackを連携して、打刻漏れの自動検知と通知で管理業務をスマートにする方法

k.hieda

KING OF TIMEは、多彩な打刻方法やリアルタイムの勤怠管理機能が特徴の勤怠管理システムで、国内で多くの企業が利用しています。<span class="mark-yellow">このKING OF TIMEとSlackを連携させることで、前日の打刻漏れを自動で検知し、通知するフローボットを活用できます。「KING OF TIMEの打刻ミスを自動検知して通知が来るといいのに」と思ったことはありませんか?</span>

勤怠データを管理者が毎回チェックするのは手間がかかりますが、必要な管理のためボトルネックになっています。そこで、プログラミング不要で導入できるテンプレートを紹介します。<span class="mark-yellow">自動検知と通知により、確認作業の負担を軽減し、管理をもっとスムーズにできるでしょう!</span>本記事では、フローの設定方法や具体的なメリットをわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

こんな方におすすめ

今回ご紹介するフローボットは以下のような方にぴったりです。

  • 正確な打刻データで給与計算ミスを防ぎたい方
  • 勤怠データの透明性を高め、トラブルを未然に防ぎたい方
  • 打刻漏れを早期に発見し、スムーズに対処したい方
  • チームで重要な勤怠情報を共有しやすくしたい方
  • KING OF TIMEとSlackを使用しており、それぞれの連携で業務効率化を図りたい方

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

ここからは、<span class="mark-yellow">「KING OF TIMEに情報が登録されたらSlackに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(KING OF TIMEとSlack)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定、アプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携動作を確認

※ご案内

  • 分岐機能をご利用いただくにはミニプラン以上の有料プランが必要です。フリープランでは、設定されたフローボットの操作(オペレーション)がエラーになりますので、ご了承ください。
  • 有料プランでは、2週間の無料トライアルが利用可能です。期間中は、制限されるアプリやAI機能(オペレーション)もご利用いただけます。

KING OF TIMEとSlackの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携に必要なものをリストアップしました。

KING OF TIME(OAuth)

  • KING OF TIMEのログイン情報
  • アクセストークン >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法
    • KING OF TIMEの管理画面から操作して取得できます。

Slack

  • 通知するワークスペースのURL
  • 投稿するチャンネル
    • 管理者への承認が必要な場合もありますので、事前に確認を行ってください。

>ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細

>Slack公式:ワークスペースの管理

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回接続するアプリを選び、マイアプリ登録を進めます。

KING OF TIME

検索結果からKING OF TIMEを選択すると、事前に取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の文字列(メールアドレスなど)をご入力ください。
  • アクセストークン
    • KING OF TIMEの管理画面から取得した値を入力してください。
    • >ヘルプ:取得方法(マイアプリ登録方法

必須項目を入力し右下の追加ボタンをクリックで、KING OF TIMEのマイアプリ登録が完了します。

Slack

検索窓からヒットしたアプリ名をクリックすると、Slackのワークスペースへのサインイン画面に遷移します。

ご利用のワークスペースURLを入力し、続行するをクリックします。YoomからSlackへアクセスの許可をリクエストする画面に移ります。

許可するをクリックすると、Slackのマイアプリ登録完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 スケジュールトリガー「毎日9時になったら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。こちらは事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯していますが、今回はフローボットの起動間隔設定を解説します。

(1/1)実行時間の指定

今回は曜日タブから全曜日を指定し、9:00に起動する設定です。繰り返す曜日や時間の変更はこの画面から設定できます。
定休日が曜日で決まっている場合、その曜日の次の曜日のチェックを外してください。
もっと複雑なタイミングの設定は、Cronの設定タブから可能です。

>もっと詳しく:Cron設定方法

起動間隔をご確認いただけたら、次に進むために保存するをクリックします。

ステップ4 アプリと連携する「従業員の打刻データを取得」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

こちらでは、KING OF TIMEで従業員を指定し、前日の打刻データを取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • KING OF TIMEと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • 従業員識別キー
    • 編集欄をクリックすると、従業員の一覧が表示されます。通知をする従業員を選ぶと、識別キーが引用されます。
  • 取得する期間の開始日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると、日付の引用コードを選択でき前日以外の日付も選択が可能です。
  • 取得する期間の終了日
    • 事前設定では前日が指定されています。欄をクリックすると、日付の引用コードを選択でき前日以外の日付も選択が可能です。

→テストをクリックします。 →成功 アウトプットでは、出勤、退勤、休憩時間、休憩終了 ぞれぞれの項目が取得できます。

→保存するをクリックします。

ステップ5 分岐「コマンドオペレーション」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。こちらも事前設定済みで、水色アイコンが点灯しています。

この工程で前日の打刻の有無で通知に進むか判断します。

(1/1)分岐条件を指定

この設定では、出勤の打刻の有無が対象になっています。例えば退勤の打刻をよく失念してしまう従業員に向けた設定の場合、アウトプットに「退勤」を選択すると効果的です。

保存するをクリックします。

ステップ6 アプリと連携する「メッセージを送る」

テンプレートの4つ目の工程をクリックします。

こちらでは打刻ができていなかった場合の定型文を作成しSlackに送る設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Slackと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • 投稿先のチャンネルID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、Slackのチャンネルがピックアップされます。通知を送るチャンネルを選択すると、引用コードが埋め込まれます。
  • メッセージ
    • 送信するメッセージの定型文を作ります。

編集欄をクリックすると、日付の引用コードを選択できます。また、グループに通知する場合はメンションを設定するとより伝わりやすくなります。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ7 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>Slackで、通知が確認できました。

今回使用したテンプレートについては、こちらです。

KING OF TIMEやSlackを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもKING OF TIMEやSlackのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

KING OF TIMEやSlackを連携した自動化例

Slackで特定の出退勤ワードを投稿したらKING OF TIMEに打刻する連携も可能です。

KING OF TIMEを活用した自動化例

他アプリに従業員が登録されたらKING OF TIMEにも登録する

kintoneやNotionに従業員が登録されたらKING OF TIMEにも自動で登録します。

毎月、KING OF TIMEで前月の勤怠情報をデータベースに追加する

毎月、KING OF TIMEで前月の勤怠情報をGoogle スプレッドシートやMicrosoft Excelなどに自動で追加します。

他アプリで従業員情報が更新されたらKING OF TIMEの情報も更新する

freee人事労務やAirtableなどで従業員情報が更新されたらKING OF TIMEの情報も自動で更新します。

Slackを活用した自動化例

データベースに情報が登録されたらSlackに通知する

Google スプレッドシートやSalesforceなどに情報が追加されたらSlackに自動で通知します。

お問い合わせ内容をSlackへ通知する

GoogleフォームやGmailで送信されたお問い合わせ内容をSlackへ自動通知します。

プロジェクト管理アプリでタスクが完了したらSlackに通知する

AsanaやTrelloなどでタスクが完了したことをSlackに自動通知します。

KING OF TIMEで前日の打刻ミスを自動検知しSlackに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

経理担当者、労務担当者、勤怠管理担当者の皆さまに向けて、自動化がどのように役立つかを具体的に解説します。

1.給与計算をミスなく進める仕組み

<span class="mark-yellow">打刻漏れを自動で通知することで記録ミスを防ぎます。</span>正確な給与計算を実現し、過剰支払いや不足支払のリスクを解消に役立ちます。

経理担当者は、Slackの通知機能を活用することで、給与計算前に打刻漏れのある従業員をすぐに把握できます。通知には該当する従業員と打刻漏れの詳細が記載されるため、一人ひとりに確認する手間を減らせます。これにより、打刻データの整備にかかる時間を削減し、給与計算の準備がスムーズに進められる環境が整うかもしれません。

2.勤怠データでトラブルを防ぐ透明性

<span class="mark-yellow">勤怠データをすぐに確認できる仕組みで透明性を高め、従業員との信頼関係の向上が期待できます。</span>これにより、労務トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
労務担当者は日々勤怠データを確認する際に、Slackで打刻漏れの通知を受け取ることで、不審な欠勤や打刻忘れを迅速に把握できます。これにより、従業員へ適切なフォローを行い、未解決の問題が蓄積するのを防げそうです。 労基署から指摘を受けるリスクも減り、トラブル対応の負担が軽減されるでしょう。

3.打刻漏れの手間を減らし業務に集中

<span class="mark-yellow">修正や確認の手間を軽減し、打刻漏れ対応をスムーズに進められます。</span>他の重要な業務に集中できる環境を整えます。

勤怠管理担当者はSlack通知を活用することで、打刻漏れを手早く確認し対応までの手間を軽減できます。これまではKING OF TIMEの管理画面を都度チェックし、該当者を探す必要がありましたが、通知によって問題箇所が明確になるため、画面を行き来する時間が減ります。 その結果、月末の勤怠締め作業がスムーズに進み、他の業務に時間を割ける余裕が生まれるでしょう。

まとめ

KING OF TIMEとSlackを連携して打刻ミスの自動検知と通知を行えば、給与計算の精度向上、勤怠データの透明性確保、管理業務の手間軽減が期待できます。
プログラミング不要で簡単な設定から始められるので、自動化が初めての方にもおすすめです。
<span class="mark-yellow">自動化を導入して、打刻管理をもっと快適にしてみませんか?設定はこちらから始めてください!</span>

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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