2024/11/04
アプリ同士の連携方法

【kintone×GMOサインを連携】1クリックで契約書を作成する方法

s.ougitani

目次

アルバイトなどの有期雇用の従業員が在籍する企業では、契約書作成業務が契約毎に発生すると思います。
その事務作業を自動化して、採用など他の業務に集中したいと思ったことはありませんか?
この記事では、kintoneから1クリックで契約書を作成しGMOサインで送付を自動化する方法をご紹介します。
さらにYoomを活用することで、ノーコードでアプリの連携ができます。
具体的な連携方法や連携するメリットについてご説明します。

ぜひ、ご覧ください。

kintoneとGMOサインを連携するメリット

メリット1:ヒューマンエラーの削減

kintoneとGMOサインを連携すると、自動的に契約書の作成、送付が可能になります。
多数の有期雇用者が在籍している場合、手動で都度内容を入力していると手間がかかります。
それに伴い、入力ミスや漏れが発生することもあるでしょう。
自動的に契約書の作成、送付を行うことで、事務作業の軽減とヒューマンエラーの防止が期待できます。
例えば、人事担当者が採用業務と並行して契約書発行を行っているとしましょう。
面接などの合間に契約書を作成していると、業務が逼迫し、すべての業務に手が回らなくなるかもしれません。
そこで連携すれば、一連のフローを自動化できるので、業務の生産性向上に繋げられるかもしれません。

メリット2:ドキュメント管理の簡素化

kintoneとGMOサインを連携すると、1クリックで契約書作成から送付までを自動化できるので、契約締結をスピーディーに行えそうです。
またGoogle ドキュメントで契約書を発行することで、契約書管理を一元化することが可能になります。
例えば、アルバイトの契約更新面談で働く日数を増やしたいと要望があったとします。
面談担当者はすぐにこれまでの契約書を確認することができ、さらに1クリックで契約書作成、送付をすることができるでしょう。
その結果、スムーズに雇用契約を締結できるので、採用など他の重要な業務に時間を使うことができるかもしれません。

[Yoomとは]

kintoneとGMOサインの連携フローの作り方

それではYoomを活用して「kintoneから1クリックで契約書を作成しGMOサインで送付する」を作成する方法を解説します。
まずは下のバナーをクリックして、使用するテンプレートをコピーしましょう。

クリックすると、Yoomのテンプレートサイトへ移行します。
画面に表示されている「このテンプレートを試す」をクリックしましょう。

コピーが完了したと表示が出たら、「OK」を選択しましょう。

これでテンプレートのコピーができました。

ステップ1:kintoneとGMOサインのマイアプリ登録

次にYoomとアプリを連携する作業を行います。
これにより、ノーコードでアプリ同士を連携することが可能になります。

1.kintoneのマイアプリ登録

まずはkintoneとYoomを連携しましょう。
Yoomのワークスペースにログインしてください。
ログイン後、左側のマイアプリを選択し、新規接続をクリックしましょう。

マイアプリの新規接続画面でkintoneを選択してください。

サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットを入力しましょう。
kintoneの詳しいマイアプリ登録方法はこちらをご確認ください。
kintoneのマイアプリ登録がうまくできない場合はこちらをご確認ください。

以上でkintoneのマイアプリ登録ができました。

2.GMOサインのマイアプリ登録

次にGMOサインとYoomを連携しましょう。
さきほどと同様にYoomのワークスペースからマイアプリを選択し、新規接続をクリックしましょう。

マイアプリの新規接続画面でGMOサインを選択してください。

アカウント名を入力しましょう。
アクセストークンにはGMOと記載してください。

以上でGMOサインのマイアプリ登録ができました。

3.Google ドキュメントのマイアプリ登録

今回は契約書の作成で、Google ドキュメントを使用するため、Google ドキュメントをYoomと連携します。
これまでと同様に、マイアプリ→新規接続の順でクリックしましょう。

マイアプリの新規接続画面で、Google ドキュメントを選択してください。

「sign in with Google」を選択しましょう。

連携したいアカウントを選択してください。

「次へ」をクリックしましょう。

「続行」を選択してください。

以上でGoogle ドキュメントのマイアプリ登録ができました!

ステップ2:Chrome拡張トリガーを設定

今回はChromeの拡張機能をトリガーで使用するので、事前にインストールが必要です。
フローボット設定ページに表示されている「拡張機能をインストール」をクリックしましょう。
Chrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法についてはこちらをご確認ください。

「Chromeに追加」を選択してください。

「拡張機能を追加」をクリックしましょう。

これでChrome拡張機能をインストールできました!
次にフローボットを設定していきます。
「レコード詳細ページから起動」
をクリックしましょう。

1.拡張機能で起動するアプリの連携アカウントとアクションを選択

・こちらの画面は設定済みですので、連携するアカウント情報に間違いがないか確認し「次へ」をクリックしましょう。

2.拡張機能で起動するアプリのAPI接続設定

・起動ページのURLサンプルを入力してください。
・入力できたらテストをクリックしましょう。

・テストが成功し、アウトプットが取得できたら保存します。

ステップ3:kintoneのアクションを設定①

次に「レコードを取得する」をクリックしましょう。

1.データベースの連携

・kintoneと連携するアカウント情報を確認しましょう。

データベースの連携でアプリIDを入力しましょう。

2.データベース操作の詳細設定

・取得したいレコードの条件は、添付画像のようにトリガーのアウトプットから「レコードID」を選択します。
・入力できたらテストをクリックしてください。

テストが成功し、アウトプットが取得できたら保存しましょう。

ステップ4:kintoneのアクション設定②

次に「特定のレコードのサブテーブルの行を取得」を選択してください。

1.データベースの連携

・kintoneと連携するアカウント情報を確認しましょう。こちらは設定

・アプリID、サブテーブルフィールドコードを設定しましょう。

2.データベース操作の詳細設定

・対象のレコード条件はさきほど同様に、トリガーで取得した「レコードID」を選択してください。
・入力できたらテストをしてください。

・アウトプットが取得できたら保存しましょう。

ステップ5:Google ドキュメントのアクション設定

次に「書類を発行する」をクリックしてください。

1.書類の連携

・Google ドキュメントと連携するアカウントを確認しましょう。

・ドキュメントファイルID、格納先のGoogle DriveフォルダIDを入力しましょう。
・出力ファイル名は添付画像のように、アウトプットから「氏名」を選択し名前をつけると、管理しやすいです。
・入力できたら「次へ」をクリックしましょう。

2.置換条件の設定

・添付画像のように、kintoneのアウトプットから選択しながら入力しましょう。
・入力できたらテストをします。

・アウトプットが取得できたら保存しましょう。

ステップ6:GMOサインのアクション設定①

次に「アクセストークンを生成」をクリックしましょう。

1.連携アカウントとアクションを選択

・GMOサインと連携するアカウント情報を確認し、次へをクリックしましょう。

2.API接続設定

・シークレットキーと顧客IDを設定し、テストを実行しましょう。

・テストが成功し、アウトプットが取得できたら保存します。

ステップ7:GMOサインのアクション設定②

次に「封筒用文章の登録」をクリックしてください。

1.連携アカウントとアクションを選択

・GMOサインと連携するアカウント情報を確認し、「次へ」をクリックしましょう。

2.API接続設定

・シークレットキー、顧客IDを入力しましょう。
・アクセストークンにはGMOサインのアクションで取得したアウトプットを選択します。
・ファイルの添付方法は、添付画像のように設定しましょう。
・入力できたらテストします。

・アウトプットが取得できたら、保存しましょう。

ステップ:8GMOサインのアクション設定③

いよいよ最後の項目になりました!
「封筒への署名依頼」をクリックして設定を完了しましょう。

1.連携アカウントとアクションを選択

・GMOサインと連携するアカウント情報を確認して「次へ」をクリックしましょう。

2.API接続設定

・必須項目を設定しましょう。
・アクセストークンをアウトプットから選択します。
・封筒名は添付画像のように氏名をアウトプットから選択して設定しましょう。

・文書コードにはGMOサインで取得したアウトプットを入力しましょう。
・文章名も同じようにアウトプットから入力します。

・自社署名者のメールアドレスを入力してください。
・文章コードはさきほどと同様に、アウトプットから選択しましょう。
・依頼内容を選択してください。

・送信先署名者の名前とメールアドレスをkintoneのアウトプットから選択しましょう。

・文章コードはさきほどと同様に、GMOサインのアウトプットから入力しましょう。
・依頼内容を選択してください。

・自社署名者と送信署名者を設定しましょう。
・ここまで設定できたら、テストして、保存してください。

保存をクリックすると、すべての設定が完了したと表示されるので「トリガーをON」をクリックしましょう。

以上でフローボットの設定ができました!

kintone・GMOサインを使ったその他の自動化例

kintoneとGMOサインを活用した自動化例をご紹介します。

1.kintoneでステータスが更新されたらGMOサインで契約書を作成し、署名依頼を送付するテンプレートです。
今回ご紹介したフローボットのトリガーをkintoneに変更することも可能です。
状況にあわせて自由にカスタマイズできるので、より業務にあったフローを作成できます。

2.GMOサインで契約が完了したら、kintoneの情報を更新するテンプレートです。
トリガーやアクションを変更することで、さまざまな用途に対応するフローボットを作成できます。
マイアプリ登録をするだけで、さまざまな自動化フローを作成できるのがYoomの魅力です。

まとめ

kintoneとGMOサインを連携すると、入力作業の負担や、入力ミスや漏れなどの人的ミスの軽減が期待できます。
さらに、雇用契約を円滑に締結できて、契約書の一元管理も行えるので、業務効率の向上に繋がるかもしれません。
またYoomを活用するとノーコードでアプリ連携やフローボットを作成ができます。
プログラミングの知識がない人でも、簡単に操作できます。
ぜひ、この機会にYoomを使って、kintoneとGMOサインを連携し、契約書発行を自動化しませんか?

Yoomのアカウント発行はこちらから。

この記事を書いた人
s.ougitani
人材会社で営業とCAを約5年担当した後、エンジニアの採用を行っている会社で求人広告やスカウト文章の作成などのお仕事に携わってきました。 Yoomの「事務作業を自動化する」という画期的なサービスに魅力を感じています。 少しでも皆様のお役に立てる情報を発信できるように執筆していきたいです。
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