2024/09/13
アプリ同士の連携方法

【ノーコードで連携】kintoneとGoogle検索を連携して新規リード顧客の情報収集を自動化する方法

t.nakaya

目次

新規リード顧客の情報収集は、商談準備において非常に重要な作業です。
しかし、多くのリード顧客を抱える部署では、各企業の情報を検索し、そこから必要なデータを選び出す作業が、予想以上に時間と労力を要することがありますよね。
そこで、Yoomを活用してkintoneとGoogle検索を連携させることで、この負担を軽減する方法をご紹介します。
具体的には、kintoneに登録された企業情報を基にGoogle検索を自動で実行し、その結果をAIが要約してkintoneに更新する仕組みです。
この記事では、Yoomを使ってkintoneとGoogle検索を連携するメリットと具体的な方法を詳しく紹介します。
商談の準備をよりスムーズに進めたい方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

kintoneとGoogleを連携するメリット

メリット1: 効率的な情報収集の実現

Yoomを使ってkintoneとGoogle検索を連携させることで、kintoneに新規顧客情報が追加されると自動的にGoogle検索が実行され、その結果がAIオペレーションによって要約されます。
この自動化により、手動で情報を探す手間が軽減され、効率的な情報収集が可能になります。
その結果、営業担当者は商談の準備を短時間で進められ、限られた時間をより有効に活用できるようになるでしょう。

メリット2:  情報共有の強化

Google検索で得られた情報がkintoneの各レコードに自動で反映されることで、社内の異なる部署やチーム全体で同じ情報を共有できます。
情報が一元化されることで、部署間やチーム間での情報の不一致や重複が軽減されるでしょう。
例えば、営業チームとマーケティングチームが同じ顧客情報にアクセスできることで、より一貫したアプローチが可能になります。
このように情報共有が強化されることで、業務の効率が向上するでしょう。

[Yoomとは]

kintoneとGoogleの連携フローの作り方

ここでは「kintoneに登録された企業情報でGoogle検索し、取得したスニペットなどをAI要約してレコードを更新する」フローの設定についてご紹介します。
なお、このフローテンプレートには「要約する」というAIオペレーションが含まれており、チームプラン以上で利用可能です。
詳細は「要約する」の設定方法をご確認ください。
Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを作成してください。

事前準備
kintoneの項目に今回のフローで出力した要約結果を記載する項目を用意してください。

ステップ1: Yoomにログイン

(1)下記のバナーの「詳細を見る」から、「このテンプレートを試してみる」をクリックしてください。

(2)次に、ワークスペースの一覧から任意のプロジェクトを選択
コピーしたテンプレートはプロジェクト一覧の「マイプロジェクト」に格納されているので、そちらを確認してください。
(3)以下の画面が表示されたら、ステップ2に進みましょう

ステップ2: kintoneの設定

次に、kintoneの設定に移ります。
(1)画面左側にある「マイアプリ」をクリック
(2)次に、画面右側に表示される「+新規接続」をクリック

(3)アプリの一覧からkintoneを選択
(4)kintoneマイアプリ登録方法を参考にマイアプリ登録をお願いします。

ステップ3: Google検索の設定

次はGoogle検索の設定です。これも「マイアプリ」に登録してください。
(1)アプリの一覧からGoogle検索を選択
(2)Sign in with Googleをクリック

(3)新規登録画面の指示に従い、アカウント名アクセストークンを設定してください。

(4)「登録する」をクリックし、マイアプリ登録が完了です。  
ここまで来たら、 コピーしたテンプレートに戻りましょう!
(5)プロジェクト一覧から「マイプロジェクト」をクリック

(6)コピーしたテンプレートをクリック
(7)フローの一覧画面の右上にある「編集する」をクリックし、ステップ4に進みましょう。

ステップ4: トリガーとアクションの設定

(1)フローの一覧画面から「アプリトリガー」をクリック

(2)アプリトリガーのタイトルを設定(既に設定されているタイトルをそのまま使用しても大丈夫です。)
(3)トリガーアクションは「レコードが登録されたら(Webhook起動)」が選択されていることを確認

(4)「次へ」をクリック
■アプリトリガーのWebhookイベント受信設定
(5)画面の指示に従って、Webhook設定をしてください。

(6)「テスト」でエラーが出なければ、「保存」をクリック
(7)続いて、アプリトリガー下に表示される「データベースを操作する」をクリック

(8)タイトルを設定し、実行アクションは「レコードを取得する」が選択されていることを確認

(9)アプリIDには、アウトプットからアプリIDを選択

(10)「次へ」をクリック
■データベース操作の詳細設定
(11)取得したいレコードの条件を任意で設定

  • 今回は、レコード番号レコードID等しいことを条件に設定します。

(12)「テスト」でエラーが出なければ、「保存」をクリック
(13)次は「アプリと連携する」をクリック

(14)タイトルを設定し、アクションは「検索結果を取得」が選択されていることを確認

(15)「次へ」をクリック
■API接続設定
(16)画面の指示に従って、検索エンジンIDを設定

(17)検索クエリはアウトプットを選択し直し、テキスト部分は既存設定のまま進めていきます。

(18)「テスト」をクリックしエラーが出なければ、「保存する」をクリック
(19)続いて「要約する」をクリック

(20)タイトルを設定し、アクションは「GPT3.5|3,500文字以内の文章の要約(3タスク)」が選択されていることを確認


(21)「次へ」をクリック
■詳細を設定
(22)要約対象のテキストをアウトプットからスニペットの一覧を指定

(23)文字数は今回、既存設定のまま進めていきます。

(24)「テスト」でエラーが出なければ、「保存」をクリック
(25)一番下にある「データベースを操作する」をクリック

(26)タイトルを設定し、実行アクションは「レコードを更新する」が選択されていることを確認

(27)アプリIDには、アウトプットからアプリIDを選択

(28)「次へ」をクリック
■データベース操作の詳細設定
(29)更新したいレコードの条件を任意で設定

(30)更新後のレコードの値で、アウトプットから要約結果を指定

(31)「テスト」でエラーが出なければ、「保存」をクリック
(32)以下の画面が表示されたら「トリガーをON」をクリック

これで、kintoneとGoogle検索の連携設定が完了しました。
今回紹介したフローボットのテンプレートは、以下からYoomに登録することで利用可能です!

その他のkintoneとGoogle検索を使った自動化の例

ここでは、kintoneとGoogle検索を使った具体的な自動化の例をいくつかご紹介します。

1. kintoneに追加されたキーワードで口コミをGoogle検索し、結果をGoogleスプレッドシートに更新するフローです。市場の反応や競合情報を効率的に集められます。

2. Googleスプレッドシートに追加されたキーワードをGoogle検索し、その結果をGoogleスプレッドシートに更新するフローです。調査や分析時に、複数のキーワードに対する検索結果を効率的に整理するのに最適です。

3. kintoneに登録されたJPEGファイルをOCRで読み取り、その結果をkintoneに格納するフローです。手動でのデータ入力を省略し、画像からの情報を効率的に管理できます。

まとめ

Yoomを活用してkintoneとGoogle検索を連携し、AIオペレーションを組み合わせることで、新規リード顧客の情報収集が効率化され、手動での調査負担が軽減されます。
この仕組みを導入することで、情報の整理と活用が最適化され、商談準備がスムーズになり、効果的な営業活動が可能になります。
限られた時間を最大限に活用し、営業成果を高めるために、この自動化の連携をぜひ検討してください。

この記事を書いた人
t.nakaya
歯科衛生士からIT業界へ転職し、前職ではWeb会社でディレクターサポートとしてWebページのリプレイスなどを手がけてきました。この経験を活かし、今はYoomの魅力を皆さんにお伝えすることに全力を注いでいます。技術とユーザー目線を融合させたアプローチで、Yoomを通じて皆さんの業務効率を向上させるお手伝いを心からしたいと考えています。
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自動化
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