2024/10/18
アプリ同士の連携方法

kintoneに追加された商品情報をShopifyに自動で同期する方法

e.koyama

目次

kintoneとShopifyを連携し、商品情報の同期を自動化する方法を紹介します。kintoneに追加した情報がリアルタイムでShopifyに反映されるため、手動でのデータ転記の手間を省き、入力ミスを防ぐことができます。商品数が多い場合や頻繁に新商品の入荷がある場合でも、ECサイトの商品登録に伴う作業負担が減り、スムーズに販売を始められます。

kintoneとShopifyを連携するメリット

商品情報管理において、kintoneとShopifyを連携することで、次のようなメリットが得られます。

メリット1: 作業時間の短縮

kintoneの商品情報をShopifyに手動で登録する場合、データ入力やチェックに多くの時間がかかります。自動化によってデータの移行が瞬時に行われ、販売担当者はセール企画やサイト更新といった他の重要な業務に集中できます。新ブランドの立ち上げや季節商品の入荷などで急に商品が増えても、作業の負担を減らすことができます。

メリット2: データ入力ミスの削減

商品情報を手作業で転記すると、入力のミスや漏れなどのヒューマンエラーが起こる可能性が高くなります。自動化によってデータを正確に反映できれば、これらのミスの発生を抑え、スムーズに商品を販売できます。もし、購入後や商品の到着後に商品情報の誤りが発覚すると、大きなトラブルに発展しかねません。商品情報の正確性が高まることで販売するECサイトも信用を得られ、顧客対応の負担やトラブルの軽減、顧客満足度の向上も期待できます。

これらのメリットを商品情報管理の効率化につなげるため、ぜひ連携を試してみてください。Yoomを使えば、簡単に設定できます。

[Yoomとは]

kintoneとShopifyの連携フローの作り方

それでは、kintoneとShopifyの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「kintoneの商品情報をShopifyに登録する」業務フローの作成手順を紹介します。

※Shopifyとの連携は、一部有料プランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. kintoneで商品管理用のデータベースアプリを準備しておいてください。
 ※下図は作成例です。

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: kintoneとShopifyのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、kintoneとShopifyをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:kintoneマイアプリ登録方法
 ※参考:Shopifyのマイアプリ登録方法

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: kintoneのレコード追加時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:レコードが登録されたら(Webhook起動)」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
 指示手順と注意事項を参考に、レコード追加時に起動するよう設定してください。
 ※参考:kintoneでWebhook設定を行う

 ※下図はkintoneのWebhook設定画面の入力例です。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ3: kintoneのレコード情報を取得するアクションの設定

1. フローボットの「データベースを操作する:レコードを取得」をクリックします。

2. データベースを連携します。
 ・タイトル:必要に応じて変更できます。
 ・データベースの連携「アプリID」:商品管理アプリのIDを入力または選択してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4. データベース操作の詳細設定を行います。
 取得したいレコードの条件を、ステップ2で取得したアウトプットを使って設定してください。
 ※下図は入力例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されます。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ4: Shopifyの商品情報を追加するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:商品を追加」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 各項目の入力・選択をしてください。
 ※ステップ3で取得したアウトプットを使用できます。
 ※下図は入力項目の一部であり、入力されたアウトプットは一例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ5: kintoneのレコードを更新するアクションの設定

1. フローボットの「データベースを操作する:レコードを更新する」をクリックします。

2. データベースを連携します。
 ・タイトル:必要に応じて変更できます。
 ・データベースの連携「アプリID」:商品管理アプリのIDを入力または選択してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4. データベース操作の詳細設定を行います。
 ・「取得したいレコードの条件」:これまでに取得したアウトプットを使って設定してください。
 ・更新後のレコードの値:Shopifyの登録時に得たアウトプットの内、kintoneに同期したい項目を選んで入力してください。
 ※下図は入力項目の一部であり、入力されたアウトプットは一例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「kintoneの商品情報をShopifyに登録する」フローの完成です。

kintone・Shopifyを使ったその他の自動化例

他にもkintoneとShopifyを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. kintoneの商品情報が更新された際に、Shopifyの商品情報を更新するフローです。登録時だけでなく更新時にも商品の情報を同期することで、商品の仕様や価格の変更があった場合でも、データの整合性を維持できます。

2. Shopifyで注文が発生した際に、kintoneに情報を追加し、Slackに通知するフローです。注文情報がデータベースに自動反映されることで、一覧確認や売上分析に役立ちます。また、チャットツールとの連携により、注文の把握漏れを防ぐことができます。

3. Shopifyで商品が発送された際に、kintoneの情報を更新するフローです。注文や顧客、在庫などの情報をkintoneのデータベースで管理している場合、発送情報をリアルタイムで同期することで、顧客対応や在庫管理、情報分析に活用できます。

まとめ

kintoneとShopifyの連携によって、商品情報の同期を自動化できます。手動でのデータ入力の手間を省くことで、担当者はより重要な業務に集中できます。また、ヒューマンエラーの発生を抑えることで、商品情報を正確に管理し、商品販売をスムーズに進めることが可能です。Yoomを活用すれば、ノーコードで簡単に連携設定できます。紹介した自動化方法によって、ECサイト運営の負担軽減を図ってみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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