kintoneが更新されたらオープンロジに出庫依頼を自動で作成する方法

オープンロジは倉庫管理から出荷手配までの流れを一元管理できる便利なツールです。ECサイトとの連携もスムーズに行えるため、業務の自動化に役立ちます。
しかし、オープンロジで出庫依頼を手動で行う場合、入力が必要な項目が多いため、一つひとつ情報を記入していく作業に多くの時間を要します。
本記事では、kintoneとオープンロジを連携することで得られる具体的なメリットと、簡単に始められる自動化の手順を解説します。

kintoneとオープンロジを連携するメリット

メリット1: ヒューマンエラーの削減

kintoneとオープンロジを連携することで、出庫依頼の作成における手作業が減り、ヒューマンエラーのリスクも抑えられます。
自動化により、データ入力時の入力ミスや情報漏れなどの人為的なエラーが減少します。
例えば、アパレルショップがセール中に在庫を出庫する場合、担当者が在庫数や出荷先を手入力すると、数字の間違いや記入漏れが起こりやすくなります。その結果、違う商品が届いたり、出庫が遅れてしまう可能性があります。
しかし、自動化を導入することで、在庫が更新されるたびに正確な出庫指示が自動で出されるようになり、誤配送のリスクを下げ、スムーズな出荷を目指すことができます。

メリット2: 業務フローの標準化

kintoneとオープンロジを連携させることで、物流の作業がスムーズに進められるようになります。
例えば、アパレルショップがセールで多くの注文を受けた場合、担当者ごとにやり方が違っていると、作業の進め方やタイミングにばらつきが生じる可能性があります。
しかし、フローを自動化することで、在庫がkintoneで更新されると同時に、オープンロジが自動で出庫依頼を作成するようになります。
さらに、オープンロジで出庫依頼が自動で発行されるため、担当者はその指示に従って作業を進めるだけでよく、作業手順のばらつきを抑えられます。

本記事ではYoomを使って連携を進めていきます。
まだ利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。

[Yoomとは]

kintoneとオープンロジの連携フローの作り方

今回は、【kintoneでステータスが更新されたらオープンロジに出庫依頼を作成する】というフローを作成します。
このフローを使うと、kintoneの情報を手作業で転記する手間がなくなり、入力ミスや誤入力のリスクも減らせます。

4ステップだけなので、簡単に設定できます。

1.kintoneとオープンロジをマイアプリ登録
2.kintoneでステータスが更新されたら起動するトリガーの設定
3.オープンロジで出庫依頼を作成する設定
4.テストと確認

ステップ1:kintoneとオープンロジのマイアプリ連携

1.Yoomのアカウントにログインします。

アカウントをお持ちでない場合は、まずYoomのアカウント発行ページにてアカウントを作成してください。

「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。

2.新規接続をクリックします。

3.赤枠からアプリ名で検索できます。今回はkintoneとオープンロジをそれぞれ検索して、登録してください。
マイアプリに登録が完了すると、kintoneとオープンロジのアイコンがマイアプリに表示されます。確認してください。

kintoneのマイアプリ連携について、詳細は以下のリンクを参照してください
kintoneマイアプリ登録方法

その他、Yoomについての詳しい情報は、Yoomヘルプセンターをご確認ください。

テンプレートの選択と格納場所の準備

以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。

以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。

ステップ2:kintoneでステータスが更新されたら起動するトリガー設定

1.まず、一番上の「ステータスが更新されたら（Webhook起動）」をクリックします。

2. タイトルは自由に設定してください。
kintoneと連携するアカウント情報を入力します。
トリガーは、「ステータスが更新されたら（Webhook起動）」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3. WebhookURLをコピーし、管理画面で設定を行ってください。
詳しい操作方法は下記のリンク先を参照してください。
kintoneでWebhook設定を行う
‍設定後にテストし、問題がなければ保存してください。

4.フローに戻ります。
次は、「レコードを取得する」のアイコンをクリックします。

5.kintoneと連携するアカウント情報を入力します。
実行アクションは「レコードを取得」を選択します。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

6.アプリIDを入力してください。
設定が終わったら、「次へ」をクリックしてください。

7.取得したいレコードの条件を設定してください。
設定が終わったらテストを行い、エラーがなければ保存してください。

ステップ3:オープンロジで出庫依頼を作成する設定

1.フローに戻ります。
次は、「出庫依頼を作成」のアイコンをクリックします。

2.オープンロジと連携するアカウント情報を入力します。
実行アクションは「レコードを取得」を選択します。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

3.オープンロジで出庫依頼をするための設定を行っていきます。
必須項目は必ず入力してください。
入力欄を選択すると、取得した結果が表示されますので、必要に応じてご活用ください。
設定が終わったらテストを行い、問題がなければ保存してください。

4.これで、【kintoneでステータスが更新されたらオープンロジに出庫依頼を作成する】というフローが完成しました。

ステップ4:テストと確認

設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。

Yoomのテンプレートを使えば、手順に従うだけで専門知識がなくても設定できます。
以下のリンクから、この便利なフローをお試しください。

kintone・オープンロジを使ったその他の自動化例

他にもkintoneやオープンロジを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.kintoneでステータスが更新されたらオープンロジで入庫依頼を作成するフローです。
今回紹介したフローは出庫依頼でしたが、このテンプレートで入庫依頼も可能です。
Yoomのテンプレートを活用すれば、出庫と入庫のどちらもスムーズに処理できます。

2.kintoneで商品が更新されたらオープンロジの商品情報を更新するフローです。
kintoneでの商品情報の更新が、このテンプレートでオープンロジにも自動反映されます。
商品情報をkintoneにまとめて管理することで、オープンロジ側での更新作業は不要になります。

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3.kintoneで商品が登録されたらオープンロジに商品情報を追加するフローです
このテンプレートを使えば、kintoneからオープンロジへの商品情報の追加が簡単になり、手動の入力ミスや漏れを防げます。
これにより、アプリ間のデータ整合性も維持できます。

まとめ

kintoneとオープンロジの連携によって、kintoneへの入力だけでオープンロジの出庫依頼が自動的に作成されるようになりました。
さらに、手動でkintoneの情報を入力する手間がなくなり、ヒューマンエラーを削減が見込めます。
Yoomは、専門的な知識がなくても利用できます。案内通りに入力するだけで設定が完了します。
他のアプリとの連携により、業務効率の向上も見込めます。効率的な業務運用を目指して、Yoomを試してみてください。