kintoneとZoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/14

【ノーコードで実現】kintoneのデータをZoomに自動的に連携する方法

a.sugiyama

kintoneとZoomを連携して、業務をもっとスムーズに進めたいと考えたことはありませんか?
例えば、「kintoneに保管してるデータを確認しながらZoom会議を作成するの、意外と手間がかかる…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、Zoom会議の回数が多かったり、多くの取引先との会議を作成&会議URLを送付する必要がある場合は、このように思ってしまうのも無理はありませんよね。

<span class="mark-yellow">実は、このような課題はkintoneとZoomのデータ連携で解決できます!</span>

本記事では、kintoneでレコードが追加されたら、Zoomミーティングを作成するという便利なフローを中心に、さまざまな自動化方法をご紹介します。
プログラミングの知識がなくても、Yoomを使えば簡単に設定が可能!簡単に始められる設定方法を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早く試したい方へ

 Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にkintoneとZoomの連携が可能です。YoomにはあらかじめkintoneとZoomを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

kintoneとZoomを連携してできること

kintoneとZoomのAPIを連携すれば、kintoneのデータをZoomに自動的に連携することが可能です!例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント情報を登録するだけで、すぐにkintoneとZoomの連携を実際に体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

kintoneでレコードが追加されたら、Zoomミーティングを作成する

Zoomに直接アクセスすることなく、kintone上で会議の作成が完了するため、手動でミーティングを設定する手間を省き、時間と労力を節約することができます。

kintoneでレコードが追加されたら、Zoomミーティングを作成してメールを送付する

kintoneの登録内容から自動でミーティングを作成するだけではなく、参加者へのメール送付を自動化可能です!これにより業務効率を向上が期待できますよね。

kintoneのステータスが更新されたらZoomの会議URLを発行し、メールで送付する

kintoneの特定のレコードのステータスが更新されたら、更新されたレコード情報でZoomの会議URLを発行し、メールを自動送付することもできます!

kintoneとZoomの連携フローを作ってみよう

それでは、さっそく実際にkintoneとZoomを連携したフローを作成してみましょう!今回はYoomを使用して、ノーコードでkintoneとZoomの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、Yoomの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

今回はkintoneでレコードが追加されたら、Zoomミーティングを作成するフローボットを作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • kintoneとZoomをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • kintoneのトリガー設定およびZoomのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:kintoneとZoomをマイアプリ連携

ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」を選択してください。

(2) マイアプリの新規接続一覧から、kintoneをクリックしてください。
(3)「サブドメイン」「クライアントID」「クライアントシークレット」を入力して、「追加」をクリックしましょう。
※詳しい連携方法はこちらを参考にしてください。

(5)次にZoomの連携を行います。(1)と同じように「+新規接続」から「Zoom」を検索し、「Zoom(OAuth)」を選択してください。

以下の画面が表示されたら、Client IDとClient secretを入力し、「追加」をクリックします。
※Client IDとClient secretの取得方法に関してはこちらを参考にしてください。
入力ができたら「追加」をクリックしましょう。

Zoomのアクセス認証ページで「Allow」をクリックすると、Zoomのアプリ連携が完了します。

これで各アプリのマイアプリ登録が完了しました!

ステップ2:テンプレートをコピー

ここからいよいよフローを作っていきます!簡単にできるようにテンプレートを用意しているので、まずはこちらをコピーしましょう。
Yoomにログインし、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

コピーすると以下のようにテンプレートがお使いのYoom管理画面にコピーされるので、OKを押して設定を進めていきましょう。

ステップ3:kintoneのトリガーを設定

(1)記念すべき最初の設定です!まずは以下の赤枠をクリックしてください。

(2)クリックすると以下のような画面に移ります。
「タイトル」→必要に応じて変更可能
「kintoneと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「トリガーアクション」→レコードが登録されたら(Webhook起動)
設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

kintoneの設定も同時に行いましょう。今回は以下のように設定を行いました。

Yoomに戻り、Webhookを設定していきます。
下記の画面が表示されるので、記載されているURLをコピーしてkintoneで設定を行います。


※kintoneのWebhookの設定方法はこちらを参考にしてください。
Webhookの設定完了後、kintoneにテスト用のレコードを登録した後、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。
※Webhook設定後にアクションが行われないとWebhookイベントを受け取ることができません。

「テスト成功」と表示されれば、kintoneのトリガーの設定は完了です!

ステップ3:アクションを設定

(1)トリガーの設定が完了したら、以下の赤枠をクリックします。
ここでは、kintoneでフローが起動したレコードの詳細情報を取得するアクションを設定しましょう。

(2)データベースの連携では、下記の設定をしましょう。
「タイトル」→必要に応じて変更可能
「kintoneと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「実行アクション」→レコードを取得

画面をスクロールして、連携するデータベースを設定しましょう。
候補からも設定できますが、今回はアウトプットで設定をします。アウトプットで設定したものは、起動ごとの内容に合わせた値をフローに反映することができます。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。
入力欄をクリックすると、下に候補などが表示されるので、「アウトプット」をクリックし、「ステータスが更新されたら」から「アプリID」をクリックします。
設定が完了したら「次へ」をクリックしましょう。

続いて、取得するレコードの条件を設定します。
取得したいレコードの番号=フローを起動したレコードの番号と設定しましょう。
「レコードが登録されたら(Wehook起動)」のアウトプットから「レコードID」を設定します。
設定完了後、「テスト」を実行して、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:Zoomの設定

(1)続いてZoomの設定をします。以下の赤枠をクリックしましょう。

(2)クリックすると以下の画面が表示されます。
「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Zoomと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→ミーティングを作成
設定が完了したら「次へ」をクリックします。

(3)API接続設定をしていきましょう。
「メールアドレス」→ミーティングを作成するアカウントのメールアドレスを設定
「トピック」→任意で設定してください
トピックはアウトプットと入力を合わせることで柔軟に設定できるので、ぜひ活用してみてください!

アウトプットについてはこちら

アウトプットの追加方法についてはこちら

画面を下にスクロールして、作成する会議の日程もアウトプットなどで設定しましょう。
「日付」→アウトプットを入力
「時刻」→アウトプットを入力
「会議時刻」→任意で設定してください
※kintoneのレコードに設定をしておけばアウトプットとして取得でき、動的に対応できます。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックをします。

アウトプットに表示された情報を確認し、「保存する」をクリックしてください。これで、全ての設定が完了です!

ステップ5:テストと確認

設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。
正しくフローボットが起動するか確認しましょう。

異常が、kintoneでレコードが追加されたら、Zoomミーティングを作成する方法でした!

kintoneのデータをZoomに連携したい場合 

今回はkintoneからZoomへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にZoomからkintoneへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Zoomミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こししてkintoneのデータベースに格納する

AIによる文字起こしを用いることで、文章を手動で文字起こしする必要がなくなります。これにより、担当者の時間と労力を節約し、本来注力すべき業務に注力する時間を生み出します!

Zoomウェビナーが終了したら、kintoneに参加者情報を追加する

ウェビナー終了後に迅速に参加者情報を追加することができます。これにより、参加者へのフォローアップが素早く可能になり、顧客満足度の向上につながります。また、手作業で行う業務が減るため、人的エラーの防止にもつながります。

kintoneやZoomのAPIを使ったその他の自動化例

kintoneやZoomのAPIを活用すれば、様々な自動化の実現が可能です!
例えば以下のような自動化はいかがでしょうか。

kintoneを使った自動化例

データベースへの追加、自動更新の他、文字起こしデータの挿入なども可能です!

Zoomを使った自動化例

会議の自動作成、メール送付はもちろん、CRMに保管してあるデータを活用することもできます!

終わりに

kintoneのデータをZoomに連携することで、Zoom会議作成時のデータ確認や手入力の負担が省けるため、メリットを感じられるでしょう。
これにより、kintoneのデータと相違がないかチェックする時間も短縮できる可能性が高まり、Zoom会議を作成する度に費やしていた手間を削減できるかもしれません!

また、今回の連携のポイントは<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても実現可能という点です!</span>
Yoomなら簡単にこのようなアプリ連携が可能になります。

データ連携初心者の方でも導入しやすいため、今すぐYoomに登録して自動化を導入しましょう!

この記事を書いた人
a.sugiyama
新卒で入社した企業のマーケティング部にてライター業務を経験した後、スタートアップ企業での業務に従事。これまでの経験を通じて得た知見を活かし、業務の生産性向上に寄与するコンテンツの制作に携わっています。有益で価値のある情報を発信し、より多くの人に役立つコンテンツを届けることを心がけています。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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