LINE WORKS APIの利用で最もニーズが多いのは、メールの受信をAPIを通じてLINE WORKSに自動通知するケースではないでしょうか。 LINE WORKSは社内の連絡ツールとして利用されている場合が多いですが、メールと併用している企業も多く、APIを活用することでより使い慣れたLINE WORKSに通知を集約することができるようになります。
また、LINE WORKS APIを用いることで、メール文からAIで内容を取得・要約して、LINE WORKSに通知することも可能です。 AIによるデータ抽出を活用することで、メール全文ではなく重要な情報に絞った通知でより簡単に情報の整理ができそうです。
さらに、LINE WORKS APIなら、メールを受信した際、そのメールに添付されたファイルをLINE WORKSのトークルームに自動送信することもできます。 メールにファイルが添付されていない場合は、添付されていないルートに別途通知を行うこともできます。 メールに直接アクセスせずにファイルの共有ができ、LINE WORKSだけで様々な情報にアクセスすることができそうですね。
2.スケジュールの通知をする
LINE WORKS APIとカレンダーアプリのAPIを活用して、カレンダーに登録された予定を取得し、LINE WORKSに通知することができます。 指定した時間に、カレンダーから取得した予定のタイトルや開始時間をLINE WORKSのトークルームに毎回通知することも可能です。 普段使い慣れたLINE WORKSでスケジュールを管理できるため、タスクの漏れなども軽減できそうです。 例えば、人事部では、採用面接のスケジュール管理を効率化するためにLINE WORKS APIを活用し、担当者がGoogleカレンダーに登録した面接予定をLINE WORKSで自動通知することが可能です。 この自動通知機能により、人事部の採用チームはスケジュール確認の手間が省け、面接準備に集中できるようになり、スケジュール管理の精度の向上も期待できます。
3.翻訳する
LINE WORKS APIに外部アプリケーションのAPIやメッセージを自動で翻訳するAIを組み合わせることで、翻訳データをLINE WORKSに通知することができます。 翻訳結果を普段使用しているLINE WORKSに通知することで問合せ対応をスムーズに進めることができます。 例えば、カスタマーサポート部では、海外顧客からの問合せ対応を効率化するために、LINE WORKS APIを活用して自動翻訳機能を導入し、外部の問合せ管理システムに外国語で届いたメッセージをLINE WORKS APIを通じて日本語に翻訳し、LINE WORKSのサポートチームのトークルームに自動通知することが可能です。 この自動翻訳・通知機能により、カスタマーサポート部の対応スピードが向上し、言語の壁による対応遅延が軽減され、顧客満足度の向上が期待できます。
4.トークルームの内容を転記する
LINE WORKS APIとデータベースアプリのAPIを活用することで、LINE WORKSに投稿された内容を自動で転記することができ、重要なトーク内容を外部アプリケーションへ残しておくことが可能です。 LINE WORKSだけでは、情報が流れていってしまう可能性がありますが、このように自動で外部アプリのデータベース上にデータを残しておくことで、より情報の可視性が上がりそうです。 例えば、総務部では、社内の問い合わせ対応をスムーズに管理するため、LINE WORKS APIを活用してLINE WORKSのトークルームでのやり取りを自動的に外部のデータベースに転記する仕組みを導入し、トークルームに投稿された内容がGoogleスプレッドシートに自動転記されるように設定できます。 この自動転記機能により、総務部は社内問い合わせの内容を可視化・一元管理できるようになり、情報漏れを防ぎつつ、問い合わせ対応のスピードと正確性の向上が期待できます。
5.タスクの期限を通知する
プロジェクトのタスク管理にもLINE WORKS API経由での通知は最適です。 タスクの期限を通知することで、スケジュール管理がしやすくなったり、情報管理の抜けや漏れ防止が期待できます。 例えば、開発部では、プロジェクトのタスク管理を効率化するために、LINE WORKS APIとタスク管理アプリのAPIを活用してタスク期限のリマインダー通知を導入し、タスクの締め切り前日と当日に自動でLINE WORKSの「プロジェクト管理」トークルームへ通知が届くように設定できます。 この通知機能により、開発部内でのスケジュール管理が簡素化され、タスクの抜け漏れが防止されるため、プロジェクトのスムーズな進行が期待されます。
6.データの更新・追加の通知をする
LINE WORKS APIと外部アプリケーションAPIをつなげることで、特定のアクションが実行されるとLINE WORKSに通知できます。 アプリケーションをこまめに開いて確認する業務が自動化されるので、アクション実行後のスムーズな業務フローが期待できます。 一般業務のアプリケーションだとデータが更新される、追加されるなどのアクションによってLINE WORKSに通知されます。
例えば、会計・経理アプリケーションの場合、経費の申請などがあった場合に通知可能です。 経理部では、支払処理データの管理を円滑に進めるために、LINE WORKS APIを活用して、「支払完了」や「承認済み」のステータスに更新されると、その情報がLINE WORKSの「経理チーム」トークルームに自動で通知することができます。 この自動通知機能により、経理部内での業務フローが円滑化され、データ確認業務の効率の向上が見込めます。 また、タイムリーな情報共有により、支払関連のミスや対応の遅延が防止され、よりスムーズな処理が期待できます。
LINE WORKS APIと各種APIとの連携方法から、実際の利用例まで紹介しました。 LINE WORKS APIを用いることで、通知によって簡単に情報を受け取れるようになります。 そのため、重要な情報を見逃さずに業務フローをスムーズに進めていくことが期待できます。 Yoomを活用することで、誰でも簡単に自動化を導入できます。