2024/12/02
AIオペレーションの活用方法

LINE WORKS・GitHub・データ抽出機能を連携して、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらGitHubでIssueを作成する方法

t.aizawa
LINE WORKSとGitHubの連携イメージ

目次

LINE WORKSとGitHubを連携することで、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらGitHubでIssueを作成することができます。これによりチームの作業効率を向上させる、便利なツールとなるでしょう。
開発や運用の現場では、LINE WORKSで受け取った報告や要望を手動でGitHubに転記する手間がかかりますが、この自動化により、情報伝達やタスク管理がスムーズに進む可能性があります。また、作業漏れやミスを防ぎ、進捗状況の把握が容易になり、チーム全体の生産性を高めることができるでしょう。
本記事では、この連携を導入するメリットと連携方法を画像を含めて詳しく紹介します。

こんな方におすすめ

・バグ対応を効率化したい開発チームのメンバー
・進捗状況をリアルタイムで把握したいプロジェクトマネージャー
・サポート業務や運用タスクの管理を効率化したい運用担当者

LINE WORKS・GitHub・データ抽出機能の連携メリットと具体例

メリット1: コミュニケーションの効率化

LINE WORKSでメッセージが投稿されると、GitHubに自動でIssueが作成されることで、チーム内のコミュニケーションが効率化されるでしょう。
例えば、LINE WORKSで「新しいバグが報告された」というメッセージが届くと、それを手動でGitHubに反映させる作業を省くことが期待できます。これにより、開発者はすぐにGitHubで問題を確認し、必要な対応を開始できるため、複数のツールを行き来する手間が省かれ、タスクに集中できるでしょう。また、リアルタイムでIssueが作成されるので、チーム全員が即座に最新の状態を把握でき、対応までにかかる時間を短縮できる可能性があります。

メリット2: 対応漏れの防止

LINE WORKSとGitHubの連携により、報告内容が自動でGitHubのIssueとして登録されるため、対応漏れを防ぐことが期待できます。
例えば、LINE WORKSで「アプリのログイン画面でエラーが発生した」という報告があった場合、それを自動でGitHubに反映し、対応が必要な問題として整理できるでしょう。この仕組みにより、報告が伝達されるのと同時にGitHubにIssueが作成され、誰がどの問題を担当しているか、進捗状況が一目でわかりやすくなります。ヒューマンエラーや見落としを防ぐことで、全員が重要なタスクに対応できるようになるでしょう

メリット3: タスクの一元管理

LINE WORKSからGitHubへの連携により、メッセージとタスクを一元管理でき、作業の効率が向上するでしょう。
例えば、LINE WORKSで受け取った報告や指示をGitHubのIssueとして直接登録することで、進行中のタスクや未対応の問題を一箇所で管理することができます。これにより、開発者はすぐにGitHubで必要なアクションを取ることができ、複数のツールを行き来する手間を省くことが期待できます。さらに、タスクが一元化されることで、進捗状況をリアルタイムで追跡し、問題を可視化しやすくなるでしょう。

[Yoomとは]

LINE WORKS・GitHub・データ抽出機能を使ったフローの作り方

それでは、実際にテンプレートを使用して「LINE WORKSでメッセージが投稿されたらGitHubでIssueを作成する」フローを一緒に作っていきましょう!

今回使用するテンプレートは、下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

はじめる前に

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

・LINE WORKSとGitHubをマイアプリ登録
・LINE WORKSでメッセージが投稿された際の設定
・AI機能を使ってテキストからデータを抽出する
・GitHubと連携してIssueを作成する

Yoomのアカウントをお持ちでない方は、以下の「Yoomのアカウント発行ページ」からアカウントを発行してください。
Yoomの基本的な操作は、「初めてのYoom」をご確認ください。

Yoomのアカウント発行ページ

初めてのYoom

それでは、一緒に始めましょう!

※注意事項

・AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。

・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

ステップ1:LINE WORKSとGitHubをマイアプリ連携

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」をクリックしてください。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、LINE WORKSをクリックします。
(3)LINE WORKSの新規登録画面が出るので、クライアントID、クライアントシークレット、スコープを入力し、「追加」をクリックします。
LINE WORKSのマイアプリ登録方法は下記のリンクをご参照ください。

LINEWORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法

(4)次にGitHubの連携を行います。同様にYoomの新規接続一覧からGitHubをクリックします。
(5)GitHubのサインイン画面から、お持ちのアカウントでサインインを行ってください。

連携が完了するとYoomのマイアプリにGitHubとLINE WORKSが登録されます。

これでマイアプリ登録が完了しました。
次は、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう!

ステップ2:LINE WORKSでメッセージが投稿された際の設定

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

アプリトリガーの「新しいメッセージがルームに投稿されたら」をクリックします。

(2)LINE WORKSの「連携アカウントとアクションを選択」画面からLINE WORKS (API2.0)と連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、トリガーアクションは「新しいメッセージがルームに投稿されたら」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「アプリトリガーのWebhookイベント受信設定」画面から、WebhookURLをコピーし、LINE WORKSの管理画面で設定を行なってください。
以下のサイトからログインし、設定を行ってください。

Developer Console

設定が完了したら、下部にある「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。

ステップ3:AI機能を使ってテキストからデータを抽出する

(1)次にYoomのAIによるテキストからデータを抽出します。
「テキストからデータを抽出する」をクリックします。

(2)「アクションを選択」画面から「変更する」をクリックします。

テキストの文字数に応じて変換タイプを選択してください。

選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
(3)「詳細を設定」画面から、対象テキストを入力します。画像のようにアウトプットから選択することで、LINE WORKSの情報を引用することができます。

下へ進み、抽出したい項目を赤線を確認の上、直接入力を行ってください。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ4:GitHubと連携してIssueを作成する

(1)次にGitHubと連携してIssueを作成します。
「Issueを作成」をクリックします。

(2)GitHubの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、GitHubと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、アクションは「Issueを作成」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、赤線を確認の上、オーナー名、リポジトリ名、アサイン担当者を入力します。
タイトルはアウトプットから選択します。
コメントに入力した内容がGitHubに反映されます。

入力が完了したら、下部にある「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。
(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「LINE WORKSでメッセージが投稿されたらGitHubでIssueを作成する」フローボットの完成です。

LINE WORKSとGitHubを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもLINE WORKSやGitHubを使った自動化の例がありますので、いくつかご紹介します。

1.GitHubでIssueが作成されたらLINE WORKSに通知する

このフローを活用することで、情報共有のスピード向上が期待できます。また、自動的にLINE WORKSへ通知されることで、通知漏れを防げるため、重要な情報を逃すことなく把握できるでしょう。このフローは情報共有を円滑に進めたい方におすすめです。

2.GitHubでIssueが新しく作成または更新されたらGoogle スプレッドシートに追加

自動化することで、GitHubの情報がGoogle スプレッドシートに自動で反映されます。これにより、Google スプレッドシートに転記する手間を省き、入力ミスを防ぐことが期待できます。GitHubの情報をGoogle スプレッドシートに一元化したい方におすすめです。

3.Googleフォームで登録された情報をGitHubに登録する

自動的にGitHubへタスクが登録されることで、顧客へスピーディーな対応が可能となるでしょう。また、自動登録することで入力ミスや登録漏れを防ぐことが期待できます。このフローは顧客と直接やり取りの多い、テクニカルサポート担当者に適しています。

さらに、LINE WORKSやGitHubを使ったテンプレートを確認したい方は、以下のサイトをご覧ください。

LINE WORKSを使用したフローボットテンプレート一覧

GitHubを使用したフローボットテンプレート一覧

まとめ

LINE WORKSとGitHubの連携を導入することで、コミュニケーションの効率化、対応漏れの防止、タスクの一元管理など、さまざまなメリットが得られそうですね!メッセージが自動でGitHubのIssueに反映されるため、手動での作業が減り、進捗状況の把握やチーム内の情報共有がスムーズに進むでしょう。このフローにより、作業効率が向上し、ミスや漏れを防ぎつつ、チーム全体の生産性が高まることが期待されます。業務の効率化を目指すチームにとって、効果的なツールと言えるでしょう。

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