2024/07/16
アプリ同士の連携方法

LINE WORKSとOutlookを連携して、Outlookでメールを受け取ったらLINE WORKSに通知する方法

r.suzuki

目次

LINE WORKSとOutlookを連携するメリットと自動化例

社内の連絡ツールにLINE WORKSを導入している企業も多いのではないでしょうか?
LINEの使用感はそのままに、プライベートな情報を使用せず、社員同士が連絡をとれるようになるのでとても便利ですよね。
でも、社外との連絡はメールシステムとしてOutlookを使用している場合も多いのでは?
LINE WORKSとOutlookが連携出来れば取引先とのメールを担当者にすぐ連絡できるのに!…なんて思うことありませんか??
そこで今回はLINE WORKSとOutlookを連携して、メールとスケジュール管理の効率化を図ってみたいと思います!

では実際に、2つのアプリを連携させるメリットってなんでしょうか?

メリット1: メール管理の効率化

LINE WORKSとOutlookの連携をすると、OutlookのメールをLINE WORKSで管理できるようになります。
だから、重要なメールを見逃すことなく、迅速に対応できるんです。
例えば、 メールがOutlookに届くと、あらかじめ指定した担当者へ自動でLINE WORKSに通知が送信されます。
担当者は、すぐにメール内容を確認できて、対応もスムーズに行うことができます。
また、メール内容をLINE WORKSのチャットに共有することで、チームへの共有もあっという間。
2つのアプリを開いて転送する必要がないんです!

メリット2: スケジュール管理の強化

LINE WORKSとOutlookのカレンダーを連携させることも可能なので、スケジュールをまとめて管理できます。
チーム全体の予定調整がスムーズに行えますし、予定の重複や見落としを防げますよね。
手作業で登録しているとOutlookのカレンダーには登録したけど、LINE WORKSに登録し忘れてた!っとこともありますが、自動で反映されるので、心配いりません!
例えば、 Outlookで設定した予定が自動的にLINE WORKSのカレンダーに反映されるので、外出先でもLINE WORKSの通知を確認して、簡単にスケジュールの把握ができます。

メリット3: タスク管理の自動化

メールの内容やカレンダーの予定に基づいてタスクを自動で作成し、LINE WORKS上で管理できます。
例えば、Outlookで受信したメールからタスクを自動で抽出して、LINE WORKSのタスクリストに追加することができるんです。
あとでタスクに追加しておこうって思っていたのにそのままだった!なんてことありませんか?
人的フローだとメールの見逃しやタスクの入れ忘れも起こりがちですが、自動的に登録されるので効率的にタスクを管理できるようになりますよ!

LINE WORKSとOutlookの連携フローの作り方

では実際に連携設定の説明に移ります!

今回はYoomを使って連携を行っていきます。
Yoomは視覚的にもわかりやすいツールなので、専門的な知識がなくても連携設定が行えますよ!
Yoomのアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを取得してくださいね。
とっても簡単に始められます!
なお、Yoomの基本的な操作は、初めてのYoomを参考にしてください。

‍Yoomのアカウントにログインができたら、
1.「マイアプリ登録」をクリックし、「新規作成」を選択してください。

2.登録したいアプリ(今回はLINE WORKSとOutlook)を選択し、使用するアカウントでログインしてください。
LINE WORKSの登録ができたら、もう一度「新規作成」をクリックして、Outlookの登録をするというような流れです。
LINE WORKSの詳しい登録方法はこちらを参考にしてください。
LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
Outlookの詳しい登録方法はこちらを参考にしてください。
Microsoft 365サービス群におけるマイアプリ登録手順と注意事項 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

3.登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
LINE WORKSとOutlookのアイコンが表示されたか確認をしてください。

それではここから、2つのアプリの連携設定を行いましょう!
【Outlookでメールを受け取ったらLINE WORKSに通知する】というフローを作成していきます。
これはOutlookでメールを受け取る毎に、LINE WORKSに通知するフローです。
メッセージを自動転送することにより漏れを防ぐことができ、業務効率化を図れます。

1.「マイプロジェクト」から「新規作成」をクリック、「はじめからの作成」を選択します。

2.タイトルはわかりやすくフローの内容を入力して、「特定のアプリイベントが発生したとき」を選択し、Outlookを選択します。


3.トリガーアクションは「メールを受信したら」を選択し、「次へ」をクリックします。

4.トリガーの起動間隔を選択して、「テスト」をクリックし、テストが成功したら、「保存」してください。

5.保存したフローの「+」をクリックし、オペレーションタイプの選択から「アプリを連携をする」を選択し、LINE WORKSをクリックします。

6.アクションは「トークルームにメッセージを送信」を選択して、「次へ」をクリックします。

7.「ポットID」と「トークルームID」「メッセージ」を入力します。
入力できたら、「テスト」をクリックし、テストが成功したら、「保存」します。
※ポットIDはDeveloper Consoleでボットを作成し、ボットIDを取得してください。
※トークルームIDは対象のトークルームにボットが参加している必要があります。
トークルーム画面のメニューにある「チャンネルID」をクリックすると表示されるIDがトークルームIDです。
「ボットを含むトークルームを作成」アクションを実行した際にもトークルームIDは取得が可能です。
※メッセージは先に連携したOutlookで取得しているアウトプット情報を使用できるので、アウトプットから選択して入力します。

これで【Outlookでメールを受け取ったらLINE WORKSに通知する】というフローの完成です。

8.最後にトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。

LINE WORKSとOutlookの連携フロー応用編

ここまでご紹介したフロー以外にも、業務にあわせてさまざまなフローが作成できます!
‍例えば、【Outlookメールに届いた内容をAIで抽出し、LINE WORKSに自動で通知する】というフローです。

メール文の内容からあらかじめ指定した項目をAIが抽出して、LINE WORKSにメッセージとして送ってくれます。
メール文の内容をすべてメッセージにかえるのではなく、取引先と件名とか必要情報だけ指定しておけば抽出してくれるのでとっても便利です!

また、今回使ったYoomは連携アプリがたくさんあるので、いろんな業務を自動化できます!
例えば、【Google Driveに格納されたPDFデータをOCRして、内容確認およびYoomDBへ追加し、LINE WORKSへ通知】するフローなんていうこともできちゃいます!

Google Driveに格納されたPDFファイルを画像解析し、データベースへ追加してさらにLINE WORKSへの通知を行います。
途中に担当者依頼を加えることもできるので、より確実なデータ追加が可能になりますよ。
YoomにはYoomデータベースというものがあって、あらかじめ会社名文や氏名、メールアドレスなどの項目を入力しておけば、そこにデータを蓄積していくことができます。

他にもLINE WORKSを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
【Googleスプレッドシートで行が追加されたらLINE WORKSに通知する】

【毎日Notionデータベース内のタスクから本日が期限のものを抽出し一括でLINE WORKSに通知する】

【Slackで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINE WORKSに投稿する】

テンプレートも参考にして、ぜひみなさんの業務にあった連携フローを作成してみてください!

※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

まとめ

LINE WORKSとOutlookを連携したら、メールやタスク管理の効率化ができ、スケジュール管理の強化ができました!
人的フローによる重複や漏れもなくすことができたので、業務の質も上がって、チーム全体の生産性が高まりそうです!!
今まで手作業に頼っていたのがもったいないくらい!本当に便利になりました。

Yoomを使って連携すればこの2つのアプリ以外にもいろんな業務に応用できますよ。
Yoomのテンプレートも参考にしながら、ぜひみなさんもさまざまな業務の効率化にチャレンジしてみてくださいね!!
私もまだまだいろんなアプリ連携に挑戦してみたいと思います!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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