LoopsとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-04

【Loops API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説

k.tsukamoto

Loopsを使った顧客とのコミュニケーションやマーケティング施策を、もっと効率化したいと考えたことはありませんか?
その実現には一般的にAPIの活用が必要ですが、「プログラミングの知識がないと無理なのでは…」と、高いハードルを感じてしまいますよね。
特に、社内にエンジニアがいない場合や、いたとしても他の開発でリソースが埋まっている状況では、どのように自動化を進めれば良いのか悩んでしまうことも多いはずです。

そこで本記事では、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても様々なアプリケーションとLoops APIを連携させる具体的な方法</span>をご紹介します。
顧客管理やメールマーケティングなど、様々な業務で活用できる連携フローをステップごとに分かりやすく解説していくので、「エンジニアに頼らず、自分たちの手でLoopsを活用した業務自動化を実現したい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くLoopsのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Loops APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Loops APIとは

Loops APIはLoopsと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Loopsを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。
※ APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Loops APIの場合は「Loops」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Loops APIでできること

Loops APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにLoops APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

Notionに行が追加されたら、LoopsにContactを作成する

Loops APIの「Contactを作成する」アクションは、フローの中に組み込むことで、他のアプリで発生したイベントをきっかけにLoopsへ自動でコンタクト情報を登録します。
例えば、Notionに新しい顧客情報が追加された際に、その情報をLoopsにも自動で反映させられるので、手作業での転記漏れや入力ミスを防ぎ、常に最新の顧客リストを維持できます。

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Gmailで特定のメールを受信したら、LoopsのContactを更新する

「Contactを更新する」アクションをフローの中に置くことで、特定の条件に合致したメールの受信などをトリガーにして、既存のコンタクト情報を自動でアップデートできます。
これにより、顧客からの連絡に応じてステータスを更新したり、最新の情報を付与したりする作業が自動化され、顧客管理の精度と鮮度を高めることが可能です。

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定期的にGoogle スプレッドシートの情報を取得し、LoopsからContactを削除する

定期実行などをトリガーとして、Google スプレッドシート上のリストをもとに不要になったコンタクト情報をLoopsから自動で削除する「Contactを削除する」アクションも利用できます。
このフローにより、定期的なリストのクリーンアップ作業から解放され、常にアクティブなコンタクトリストを保つためのメンテナンス業務を効率化します。

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Loops APIの利用料金と注意点

LoopsのAPIは、無料プランでも有料プランでも機能的な差はなく、同じように利用することができます。
無料プランの場合、登録できるコンタクト数やメールの送信数に上限が設けられています。

APIを利用する際の主な注意点は以下の通りです。

  • 利用上限:無料プランではコンタクト数が1,000件、メール送信数が30日間で4,000通までといった上限があります。
    上限に近づくと自動でメール配信が停止する場合があるため、Loopsのダッシュボードで残量を確認し、必要に応じてプランをアップグレードすることが推奨されます。
  • リクエスト制限:APIへのリクエストは、1秒あたり10回までという制限(レートリミット)が設定されています。
    短時間に大量のデータを処理しようとするとエラーが返ってくる可能性があるため、一度に多くの情報を扱う際は注意が必要です。

※ 詳細はLoopsのサービスサイトをご確認ください。
※ 2025年06月12日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してLoops APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Loops APIとの連携方法

はじめにLoops APIとYoomを連携する方法を紹介します。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではLoops)を検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の管理用名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にするとよいでしょう。
  2. 「アクセストークン」をLoopsから取得しましょう。
    こちらからLoopsにログインした後、左下の歯車(Settings)からAPI管理画面に進み、「Generate key」をクリック。
  1. 「Key」をクリックしてAPIキーを取得します。
  1. Yoomに戻り、取得したAPIキーを「アクセストークン」に設定してください。
  2. 設定を終えたら、「追加」をクリック。

マイアプリ画面にLoopsが追加されていれば、連携は完了です。

今回は先程ご紹介した「Notionに行が追加されたら、LoopsにContactを作成する」というフローボットを作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • NotionとYoomの連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるデータベースと各アクション(ページ取得・Contact作成)の設定
  • フロー稼働の準備
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※ 事前準備

このフローでの「Notionのページ」とは、Notionデータベースのレコードを指しています。
テスト用のレコードを追加しても問題のないデータベースを事前にご用意ください。

ここでは例として、下図の顧客管理データベースにレコードが追加されたらLoopsにContactを作成する、という流れで進めていきます。

ステップ1:NotionとYoomの連携

Loops APIと同様に、Notionのアカウントも連携させていきます。
アプリ一覧画面でNotionを検索して選択。

  1. Notionのログイン画面が表示されます。
    事前準備でデータベースを作成したNotionアカウントでログイン。
    ※ 既にログイン済みのアカウントがある場合、この画面はスキップされます。
  1. YoomからNotionへのアクセス権限を確認し、「ページを選択する」をクリック。
    ※ アカウントを変更する場合は、右上のメニューから任意のアカウントを選択してください。
  1. Yoomがアクセスできるページを選択します。
    ※ アカウント連携後に作成したページにはアクセスできないため、再度アカウント連携を行ってください。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

Notionも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるデータベースの設定

  1. Notionの「特定のデータベースのページが作成・更新されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントとトリガーアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、データベースにページが作成された際に、より早くLoopsにContactを作成できるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なります。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「データベースID」に事前準備で用意したデータベースのIDを設定。
    データベースIDはNotionのデータベースURLから取得できます。
    詳細は入力欄下の案内やこちらのヘルプページをご確認ください。
  1. 指定したデータベースにテスト用のページを追加します。
  1. 「テスト」をクリック。
  2. テストに成功すると、「取得した値」に追加されたページの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に変わる値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 取得したURLを開き、テスト用に追加したページであることが確認できたら、ページ下部の「保存する」をクリック。

トリガーとなる投稿の設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:作成されたページの取得

では、ステップ3で取得したオブジェクトIDを用いて、作成されたページの情報を取得しましょう。

  1. Notionの「レコードを取得する(ID検索)」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントと実行アクションを確認。
  1. データベースの連携の「データベースID」に、ステップ3でも設定したデータベースIDを設定。
    ※ 同一のデータベースIDを設定してください。
  1. 「次へ」をクリック。
  2. 取得したいレコードの条件として、オブジェクトIDがレコードIDと等しくなるよう設定。
    右側の入力欄をクリックした際に表示されるトリガーアクションのメニューから、オブジェクトIDを選択してください。
  1. 「テスト」をクリック。
  2. テストに成功すると、「取得した値」にトリガーとなったページの詳細情報が追加されます。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:Contactの作成

では、取得したNotionの情報を用いてLoopsにContactを作成しましょう。

  1. Loopsの「Create Contact」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 各項目にNotionのページから取得した値を設定していきましょう。
    入力欄クリック時に表示されるレコード取得アクションのメニューから、対応する項目を選択してください。
    ※ Loopsとの連携用データベースをNotionに作成することで、より細かい情報をContactに含めることができるでしょう。
  1. プルダウンから選択する項目は、取得した値に左右されない固定値となります。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、Loopsに新しいContactが作成されます。
    ※ 作成されるContactの例
  1. 期待通りのContactであることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
すぐにフローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、起動したいときにフロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Notionの指定したデータベースにページを作成し、そのデータを元にLoopsにContactが作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

Loops APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Loopsを使った業務フローを自動化しましょう!

1. 各種データソースからLoopsへの連絡先自動登録・更新する

Google スプレッドシートやHubSpotで更新された情報を、Loopsに自動で反映することができます。データベースやCRMで管理する顧客情報をLoopsに転記する手間を省けるため、業務の効率化や精度向上を実現できるでしょう。

例えば、Google スプレッドシートで新しいリード情報が追加されるたびにLoopsに自動登録することで、手動での入力作業をなくし、常に最新の顧客データを維持できます。

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2. Loopsを活用したトランザクションメールの自動送信する

Google スプレッドシートやShopifyなどでのアクションにあわせて、Loopsでトランザクションメールを自動送信することもできます。メール文には、トリガーで取得した情報を変数として利用できるため、パーソナライズされたメールを送りたいときには、特におすすめです!

例えば、Shopifyで顧客の支払いが完了したら、Loopsから自動で注文確認メールを送信することで、顧客満足度を高め、手動でのメール送信作業を削減できます。

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まとめ

Loops API連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた顧客情報の登録といった定型業務が自動化され、手間の削減やヒューマンエラーの防止に繋がります!</span>
また、担当者がこうした単純作業から解放されることで、本来注力すべきマーケティング施策の企画や顧客とのコミュニケーションといったコア業務に集中できる環境も整うでしょう。

今回ご紹介したような業務自動化はノーコードツール「Yoom」を活用すれば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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