「Manus(マヌス)を使ってみたけれど、思ったような結果が出ない」「どんな指示を出せばいいのかわからない」と悩んでいませんか?
Manusは、従来のチャットボットとは一線を画す「自律実行型AIエージェント」です。
しかし、その高い能力を引き出すには、適切なプロンプト(指示)を与える技術が不可欠です。
この記事では、Manusを自在に操るためのプロンプト作成術を解説します。
リサーチや資料作成の実践例を交えながら、「丸投げ」ではなく「的確な指示」で最高のアウトプットを得る方法をマスターしましょう!
💻Manusとは?
Manus(開発企業:Monica)は、ユーザーの目標を達成するために自律的に行動するAIエージェントです。
これまでのAIチャットボットが、ユーザーとの会話を通じてテキストを生成するのが主な役割だったのに対し、Manusは「実行」に特化しています。
例えば、「〇〇について調べて」と指示すれば、自らブラウザを開いて検索し、複数のサイトから情報を収集・整理してくれます。その結果をExcelにまとめたり、スライド資料を作成したりといった具体的なファイル作成までを、人の手を借りずに完結させることができます。
つまり、Manusは指示を受けて業務を代行してくれる「優秀なデジタルアシスタント」なのです。
だからこそ、上司が部下に指示を出すのと同じように、明確で的確なプロンプトを与えることが重要になります。
🔍プロンプトを書く前に
以前のバージョンでは、プロンプトの冒頭で毎回「あなたはプロのマーケターです」といった役割定義(Role)をする必要がありました。
しかし、機能が進化し、 事前設定でこれらを省略・強化できるようになっています。
プロンプトを書く前に、まずはこの2つの機能を設定しましょう。
1.パーソナライゼーション機能(プロフィール設定)
設定画面で「自分の役割」や「Manusに期待する振る舞い」を永続的に定義できます。
例えば、「私はIT企業の広報担当です。Manusには常に、広報のプロフェッショナルとして、正確かつメディア受けの良い表現で回答することを求めます」と一度設定しておけば、以降は毎回役割を指示する必要がなくなります。
2.Agent Skills(エージェントスキル)
Manusに特定の専門スキルを「装備」させる機能です。
「財務分析」「法律リサーチ」「Pythonデータ処理」などのスキルセットを選択して装備させることで、プロンプトで細かく手順を指示しなくても、専門的な作法に則ってタスクを実行してくれるようになります。
📖Manusを制御するプロンプトの3要素
役割やスキルは設定でカバーできるようになりましたが、それでも個別のタスクにおいて「何をどうしてほしいか」を伝えるプロンプトは重要です。
以下の3要素を意識しましょう。
Context(背景・目的)
なぜそのタスクが必要なのか、背景情報を共有します。
目的を伝えることで、Manusは文脈を理解し、より的確な内容を選定できるようになります。
例:「来週の経営会議で新規事業の提案を行うため」「初心者向けの研修資料として使用するため」
Constraint(制約条件)
守るべきルールや除外したい事項を明記します。
制約を設けることで、不要な情報が混ざるのを防ぎます。
例:「専門用語は使わずに平易な言葉で」「情報は2024年以降のものに限定して」
Output(出力形式)
最終的なアウトプットの形式を指定します。
形式を指定しないと、単なるテキストチャットで返されてしまうことがあるため、具体的なファイル形式やフォーマットを伝えることが重要です。
例:「Excelの表形式で出力して」「PDFファイルとして作成して」「PowerPoint形式(.pptx)のスライド資料として作成して」
⭐ Yoomはルーチンワークのリサーチを自動化できます
👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
Manusは、特定のテーマについて深く掘り下げるリサーチや、複雑な資料作成といった「一点突破型」のタスクが得意です。一方で、毎日決まった情報をチェックするような「定型的なルーチンワーク」には、業務自動化ツールのYoomが適しています。
Manusを使う前の基礎情報収集や、日々の情報感度を高めるために、Yoomで以下のような自動化を取り入れてみてはいかがでしょうか。
Gmailの受信内容をChatGPTで要約してSlackに通知する
試してみる
■概要
日々大量に届くメールの確認に追われ、重要な情報の内容把握に時間を要してはいませんか。
このワークフローを活用すれば、Gmailで受信した特定のメールをChatGPTが自動で要約し、その内容をSlackへ通知できます。
情報収集の効率を高め、迅速な状況把握と対応を可能にします。
■このテンプレートをおすすめする方
- 大量のメール対応に追われ、情報収集の効率化を図りたいと考えている方
- Gmailで受信した重要な情報をチーム内のSlackで素早く共有したい方
- ChatGPTを活用して、日々の定型業務の自動化を検討している方
■このテンプレートを使うメリット
- Gmailで受信したメールを都度確認する手間を省き、ChatGPTによる要約で内容を短時間で把握できるため、情報収集にかかる時間を短縮します。
- 手作業での情報共有時に起こりがちな通知漏れや内容の誤伝達を防ぎ、重要な情報を正確かつ迅速に関係者へ共有できます。
■フローボットの流れ
- はじめに、Gmail、Slack、ChatGPTをYoomと連携します。
- トリガーでGmailの「特定のラベルのメールを受信したら」というアクションを設定し、自動化の対象としたいメールの条件を指定します。
- 次に、オペレーションでChatGPTの「テキストを生成」アクションを設定し、受信したメール本文を要約するように指示します。
- 最後に、Slackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、ChatGPTが生成した要約を指定のチャンネルに通知します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- 「テキストを生成」では、メールの件名や送信者といった情報を変数としてプロンプトに埋め込むことも可能です。
- 「チャンネルにメッセージを送る」では、メッセージを送るチャンネルを任意で設定できます。通知メッセージの本文は固定のテキストに加え、ChatGPTが生成した要約などの変数を組み合わせて自由に作成できます。
■注意事項
- Gmail、Slack、ChatGPTのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/ - ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
Inoreaderの指定フィードでコンテンツが公開されたらメール通知する
試してみる
■概要
Inoreaderを活用した情報収集で、重要な更新情報をチームへ迅速に共有したいと感じることはありませんか? 手動での確認や連絡には手間がかかり、共有漏れのリスクも伴います。 このワークフローを活用すれば、Inoreaderで指定したRSSフィードに新しいコンテンツが公開されると、設定した宛先へ自動でメールを送信できます。 手作業によるRSSメール送信の手間を省き、迅速で確実な情報共有を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
- Inoreaderで購読するRSSの更新を、関係者に素早く共有したいと考えている方
- 手作業でのRSSメール送信に手間を感じており、自動化で効率化を図りたい方
- 特定のWebサイトの更新情報を漏れなくキャッチし、業務に活かしたい方
■このテンプレートを使うメリット
- 指定フィードの更新をトリガーに自動でメールが送信されるため、これまで手作業で行っていた情報収集や共有にかかる時間を短縮できます。
- 手作業による共有漏れや遅延を防ぎ、重要な情報を関係者へ自動的に周知することで、見逃しなどのヒューマンエラーを防止します。
■フローボットの流れ
- はじめに、InoreaderをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでInoreaderを選択し、「指定のフィードでコンテンツが公開されたら」というアクションを設定します。
- 最後に、オペレーションでメール機能の「メールを送る」アクションを設定し、通知したい宛先や内容を任意で指定します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Inoreaderのトリガー設定では、通知のきっかけとしたいRSSフィードのURLを任意で設定してください。
- メール機能の設定では、通知先のメールアドレスを自由に指定できます。また、メールの件名や本文に固定のテキストを設定したり、Inoreaderから取得した記事タイトルやURLなどの情報を変数として埋め込んだりすることも可能です。
■注意事項
- InoreaderとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
🤔Manusにおけるプロンプト設計の実践例