2024/12/25
アプリ同士の連携方法

Microsoft TeamsとAKASHIを連携して、Microsoft Teamsで特定のメッセージが投稿されたらAKASHIで自動的に打刻する方法

s.miyamoto
Microsoft TeamsとAKASHIの連携イメージ

目次

自動的に打刻される仕組みを導入して、勤怠管理を効率化しませんか。
本記事では、Microsoft TeamsとAKASHIを連携し、Microsoft Teamsで特定のメッセージを投稿するとAKASHIで自動的に打刻される方法をご紹介します。
自動的に打刻されることで、打刻の手間を省くだけでなく、勤怠データの正確性向上も期待できます。
このアプリ連携は、プログラミング不要で手軽に導入できますので、ぜひお試しください。

こんな方におすすめ

  • Microsoft TeamsとAKASHIをすでに導入しており、勤怠管理を効率化したいと考えている人事労務担当者
  • 勤怠記録のミスや漏れを防ぎ、月次報告の効率化を図っているチームリーダー。
  • 人事業務のコスト削減や勤怠データの自動化を検討している運営担当

Microsoft TeamsとAKASHIの連携メリットと具体例

メリット1. ヒューマンエラーの削減

手動による打刻操作を省くことで、打刻漏れや入力ミスを防ぎます。
特に、出退勤の打刻忘れや、不正確な記録などのトラブルを回避する効果があります。
たとえば、現場スタッフがMicrosoft Teamsに出退勤報告のメッセージを投稿するルールがある場合、そのメッセージをトリガーに自動打刻を行うことで、正確な記録が残ります。
また、管理者が打刻データの確認や修正依頼を行う必要がなくなるため、業務全体の効率が向上すると予想されます。
従業員は作業に専念でき、管理部門の負担も軽減され、記録の信頼性が高まることで社内の労務管理の質向上が期待できます。

メリット2. 労務管理コストの削減

アプリ連携によって勤怠管理が自動化することで、労務管理における人的リソースや運用コストの削減が期待できます。
Microsoft TeamsとAKASHIの連携により、打刻データの収集や整理が自動化されるため、人事担当者が手作業で行う業務を減らすことができます。
例えば、従業員がMicrosoft Teamsに定型メッセージを投稿するだけで出退勤が記録される仕組みにより、逐一ツールを開いてデータを管理する作業の頻度が減少すると予想されます。
打刻データの正確性が向上することで、給与計算や申請処理などの業務もサポートされます。

メリット3. チームリーダーの負担軽減

従業員の出退勤データが自動管理されることで、チームリーダーの労務管理に関わる負担の軽減が期待できます。
たとえば、Microsoft Teamsでの投稿内容が自動的に打刻記録となるため、管理者が手作業で出勤データを確認したり修正依頼をあげる必要がなくなると予想されます。
また、素早く出退勤状況を把握できるため、データ分析や勤務形態の改善策立案にも活かせる可能性があります。
この仕組みは、チームリーダー含む管理職の業務負担を軽減するだけでなく、勤怠データを基に従業員のシフト管理を行うなど企業全体の運営効率向上に寄与するかもしれません。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Microsoft Teamsで特定のメッセージが投稿されたらAKASHIで自動的に打刻する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Microsoft Teamsで特定のメッセージが投稿されたらAKASHIで自動的に打刻する方法

Microsoft Teamsに特定のメッセージが送信されたことをMicrosoft TeamsのAPIを利用して受け取り、AKASHIの提供するAPIを用いてAKASHIで自動的に打刻することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • 各アプリのユーザーIDをYoomのデータベースに登録
  • Microsoft TeamsとAKASHIをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Microsoft Teamsでトリガーを設定し、分岐設定を行う
  • Yoomのデータベースから情報を取得する設定を行う
  • AKASHIでアクションを設定する
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

Yoomに登録している方はログインし、未登録の方は無料登録後に設定を進めてください

ステップ1. 各アプリのユーザーIDをYoomのデータベースに登録

フローを起動する前提として、Microsoft Teamsの送信元メンバーアカウントとAKASHIのAPIキーをYoomのデータベースに登録しておく必要があります。
今回は画像のように「チャットツールユニークキー」に、Microsoft Teamsで勤怠報告をする送信者の名前を登録しました。
同様に「AKASHI(APIトークン)」に、AKASHIで取得したAPIトークンを登録しました。
複数人の勤怠管理を行う場合は、人数分のアカウント登録をしてください。

ステップ2. Microsoft TeamsとAKASHIをマイアプリ連携

Microsoft TeamsとAKASHIをマイアプリへ連携します。
Yoomにログインしたら、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、「+ 新規接続」からMicrosoft Teamsを検索してください。


その後Microsoftのページが表示されたら、利用するアカウントでサインインしてください。
※Microsoft 365(旧Office 365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
次に、「+ 新規接続」からAKASHIを検索してください。

AKASHIの詳しいマイアプリ連携方法はこちらをご確認ください。
アカウント名とアクセストークンを入力後、「追加」をクリックしてマイアプリ連携を完了しましょう。

次にフローボットのテンプレートをコピーしましょう。
Yoomにログインし、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」の表示が出たら「OK」をクリックしてコピー完了です。

ステップ3. Microsoft Teamsのトリガーを設定

次に、Microsoft Teamsのトリガーを設定します。
「チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックしてください。

次に、「Microsoft Teamsと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に編集できますが、トリガーアクションはそのままにして、「次へ」をクリックしてください。

APIの接続設定を行います。
「トリガーの起動間隔」は、5分、10分、15分、30分、60分を選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますのでご注意ください。

「チームID」と「チャネルID」は、欄をクリックし表示された候補から選択してください。
その後、該当のチャネルで「出勤しました」等のメッセージを送信し、「テスト」をクリックしてください。

アウトプットに表示されている取得情報を確認し「保存する」をクリックしてください。

ステップ4. 分岐を設定

次にトリガーの分岐設定を確認します。
「コマンドオペレーション」をクリックしてください。
※分岐をするにはミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

「アウトプット」をクリックし、「メッセージ内容」を選択してください。
「分岐条件」で細かい条件を設定できます。今回は、メッセージ内容に「出勤」というテキストが含まれていたら、という条件を設定しました。
なお、分岐設定やAKASHIのアクション内容をカスタマイズすれば、退勤や休憩の打刻にも対応できます。
ここまでの設定が完了したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ5. レコード取得の設定

次に、Yoomのデータベースからレコードを取得する設定を行います。
「レコードを取得する」をクリックしてください。

「データベースの連携」からレコードが保存されているデータベースを選択します。

「プロジェクト」は、マイアプリの下部に表示されています。
プロジェクトをクリックすると、「データベース」が表示されます。
該当のデータベースをクリックした後、画面上部に「テーブル」が表示されています。
画像を参考にしながら、該当項目を確認し設定してください。
設定が完了したら「次へ」をクリックしましょう。

次に「取得したいレコードの条件」を指定します。
今回は画像のように「データベースに保存されているチャットツールユニークキーとメッセージ送信者のIDが等しい」という条件を設定しました。
右端の項目は欄をクリックすると候補が表示されるので、一覧から「送信者名」を選択してください。
設定できたら「テスト」をクリックしましょう。

テストに成功し、情報を取得できていることを確認したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ6. AKASHIのアクションを設定

AKASHIのアクションを設定します。
「従業員の打刻処理を実施」をクリックしてください。

タイトルの任意編集と、アカウント情報の確認を行い、「次へ」をクリックして先に進みます。

API接続と打刻処理の詳細設定を行います。
「APIトークン」は、欄をクリックし、表示された候補からYoomのデータベースに登録されているAKASHIのAPIトークンを選択してください。
「企業ID」は、AKASHIにログインする際に入力する企業IDを入力してください。
「打刻種別」は、出勤を選択しています。退勤や休憩開始にカスタマイズしたい方は、ここの設定項目を任意で変更してください。
「打刻日」と「時間」は、空白の場合は、メッセージが送信されトリガーが起動した時刻が打刻されます。
各項目を設定し終えたら、Microsoft Teamsで「出勤します」等のメッセージを送信後「テスト」をクリックしてください。
AKASHIで自動的に打刻されたことを確認したら「保存する」をクリックしてください。

「トリガーをON」をクリックし、フロー稼働の準備が完了です。
これでMicrosoft Teamsで特定のメッセージが送信されたら、AKASHIで自動的に打刻されます。

AKASHIを使ったその他の自動化例

他にもAKASHIを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Notionで従業員情報が登録されたらAKASHIにも登録する

Notionで従業員情報が登録されると、そのデータが自動的にAKASHIにも登録されます。これにより、従業員データの一貫性が保たれ、手動でのデータ入力が不要になります。

2.kintoneで従業員情報が更新されたらAKASHIの情報も更新する

kintoneで従業員情報が更新されると、AKASHIでも自動的に更新されます。これにより、両システムの情報を最新に保つことができ、データの信頼性を高められます。

3.AKASHIで前日の打刻漏れを検知してSlackに通知する

AKASHIで前日の打刻漏れが検知されると、Slackで自動通知します。これにより、担当者が勤怠漏れを素早く把握し、打刻修正依頼などの対応をスムーズに行えます。

まとめ

Microsoft TeamsとAKASHIを連携することで、勤怠管理の自動化が実現し、ヒューマンエラーや労務管理コストの削減など、多くのメリットが期待できます。
従業員だけではなく、管理職の負担も軽減され、組織全体の業務効率化をサポートします。

Yoomのアプリ連携はプログラミング不要で簡単に導入できます。ぜひ、この機会に自動化による業務効率化を体験してください。

この記事を書いた人
s.miyamoto
外資企業のカスタマーサクセス業界にて約5年の経験があります。 オペレーターや管理職など、さまざまな立場から培った現場の課題点を元に、日々お役立ちコンテンツを発信していきます。 Yoomを活用し、顧客体験を向上するヒントなど、現場で活かせるコンテンツを皆様にお届けしていきます!
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