2024/11/10
アプリ同士の連携方法

Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)を連携して、Microsoft Teamsでメッセージを受信したらAnthropic(Claude)で自動生成し返答する方法

m.i
Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)の連携イメージ

目次

問い合わせ対応は重要ですが、件数が多いほど負担が大きくなり、本来の業務に支障が出る可能性があります。
そこで、Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)を連携することで、メッセージの自動応答が可能になります。
この自動化は、業務効率を向上させるだけでなく、従業員の負担を軽減し、顧客対応の質を高めることが期待できます。
本記事では、具体的な連携方法とそのメリットについて詳しく解説します。

Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)を連携するメリット

メリット1: コストの削減

Anthropic(Claude)の自動返信機能をMicrosoft Teamsに導入することで、社内ヘルプデスクにおける対応コストを削減できます。
従業員からの一般的な質問や定型的な問い合わせに対し、AIが自動応答を提供することで、担当者の負担が軽減され、時間をより重要な業務に割けるようになります。
これにより、ヘルプデスク担当者は複雑な問い合わせや高度なサポートに集中でき、効率的なリソース配分が可能になります。
また、繁忙期や一時的な問い合わせ増加に対しても、人員を追加することなく、AIがスケーラブルに対応できるため、コストが固定化され、予算管理がしやすくなる可能性があります。
結果として、オペレーションコスト全体が最適化されるので、コストも削減できるでしょう。

メリット2: スピーディーなメッセージ対応

従来だと、人力で問い合わせの回答を考え、返信することが必要でした。
ですが、この自動化を利用することで、従業員がMicrosoft Teams上で問い合わせを行うと、AIが自動で回答を生成し、一般的な質問やよくある手続きの手順をその場で回答します。
AIは24時間稼働するため、従業員は待ち時間なしで必要な情報を入手でき、作業を止めずに続行できます。
さらに、Anthropic(Claude)は設定されたガイドラインに基づいて返信を行うため、対応の一貫性も確保されることが見込めます。
AIによる自動応答と人間の担当者の連携がスピーディーな対応を実現し、ヘルプデスクのサポート品質が向上するだけでなく、全社的な生産性の向上にも寄与することが見込まれます。

Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)の連携フローの作り方

ここまで、Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)の連携によるメリットを紹介してきました。
それでは早速、今回使用するアプリをYoomを使って連携していきましょう!
マイアプリ登録が完了したら、「Microsoft Teamsでメッセージを受信したらAnthropic(Claude)で自動生成し返答する」フローボットを作成していきます。

[Yoomとは]

今回は、以下のステップです。
一緒に設定していきましょう!

  • Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)をマイアプリ連携する。
  • 「Microsoft Teamsでメッセージを受信したらAnthropic(Claude)で自動生成し返答する」テンプレートをコピーする。
  • トリガー: Microsoft Teamsの「チャネルにメッセージが送信されたら」を設定する。
  • Anthropic(Claude)の「テキストを生成」を設定する。
  • Microsoft Teamsの「チャネルにメッセージを送る」を設定し、トリガーをONにして完了です。

ステップ1:マイアプリ連携

マイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まず、利用しているMicrosoft TeamsとYoomを連携していきます。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続を選択します。

Microsoft Teamsと検索してください。
メールアドレスとパスワードでログインをお願いします。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

続いてAnthropic(Claude)と連携します。
アクセストークン(APIキー)の取得方法については、こちらのページを参照してください。
マイアプリに、Microsoft Teams・Anthropic(Claude)が表示されたら連携完了です。

ステップ2:トリガーやアクションを設定

今回はこのテンプレートを使用します。
テンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックしてください。
Yoomをお使いの方はログインするか、初めての方は会員登録をお願いします。
完了すると、ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされています。
テンプレート名は、必要に応じて変更可能です。
左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが表示されます。
右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択しましょう。

まず、アプリトリガーを設定していきます。
チャネルにメッセージが送信されたら」を選択します。
タイトルは、ご自身で変更できます。
連携するアカウント情報の確認をしたら、アクションは変更せず次に進みましょう。

  • トリガーの起動間隔:5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選べます。
    ※プランによって起動間隔の選択内容が変わります。

設定が終わったらチャネルにテストメッセージを送信します。

フローボットの設定に戻り、テストしましょう。
アウトプットに先ほど投稿したチャネルのメッセージが反映していたら保存します。
続いて「テキストを生成」をクリック。
こちらも連携するアカウント情報の確認をお願いします。
次に進んで、項目の設定を行います。
モデルはこちらから確認できます。

roleは表示されているものから選択してください。

contentにはアウトプットより、{{メッセージ本文}}を選択します。

その他の項目は任意で設定してください。
こちらもテストして、アウトプットに返答内容などが反映していたら保存します。
続いて「チャネルにメッセージを送る」をクリック。
必須項目の設定をします。

先ほど取得したアウトプットを利用してメッセージを作成します。

アウトプットからの選択が完了したら、テストして保存しましょう。
最後にアプリトリガーをオンにします。

ここまでお疲れ様でした。

プログラミングに詳しくない私でも、簡単に設定ができました。

今回使用したフローボットはこちら↓

Microsoft Teamsを使ったその他の自動化例

その他にもYoomにはMicrosoft Teamsを使ったテンプレートがあるので、いくつかご紹介します!

1.Microsoft Teamsにメッセージが送信されたら、HubSpotにチケットを作成するフローです。

社内問い合わせをHubSpotで管理している方におすすめです。
問い合わせを自動でタスクとして登録できるので、登録漏れなどのミスが防げます。

2.Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿するフローです。

海外支社や外国企業とのやりとりが多い方におすすめです。
自動で翻訳して、その内容をSlackに投稿できるので、海外企業ともタイムリーな会話が実現するでしょう。

3.毎日定時にMicrosoft Teamsチャネルに自動投稿するフローです。

リモートワークをしていると、誰がいつ出勤しているか、休憩しているのか分からなくなりがちですよね。
このフローを利用してチャネルに毎日自動で出退勤報告スレッドを作成すれば、スレッド欄を埋めることなく報告チャットができます。

まとめ

今回は「Microsoft Teamsでメッセージを受信したらAnthropic(Claude)で自動生成し返答する」フローボットを紹介しました。
Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)の連携により、社内QAやヘルプデスク業務の効率化とコスト削減が実現できそうです。
AIによる自動応答を活用することにより、スピーディーかつ一貫性のある対応が可能となり、社内メンバーもスムーズに回答を知ることができるでしょう。

この記事で紹介した方法を参考に、ぜひMicrosoft TeamsとAnthropic(Claude)を連携してみてください。
Yoomの無料登録はこちらからできます。→始める

この記事を書いた人
m.i
新卒から3年ほど金融関係の仕事を経験してきました。 業界柄、手動で行う作業がとても多く、自動化したらもっと他の仕事ができるのになと思っていた時にYoomに出会いました。 ブログ執筆しながらYoomの便利さに日々感動しています。 分かりやすい構成を心がけています。
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