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問い合わせ対応は重要ですが、件数が多いほど負担が大きくなり、本来の業務に支障が出るかもしれません。
そこで、Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)を連携することで、メッセージの自動応答が可能になります。
この自動化は、業務効率を向上させるだけでなく、従業員の負担を軽減し、顧客対応の質を高めることにもつながるでしょう。
本記事では、具体的な連携方法とそのメリットについて詳しく解説します。ぜひ、最後までご覧ください!
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!
[Yoomとは]
それでは早速、今回使用するアプリをYoomを使って連携していきましょう!
マイアプリ登録が完了したら、「Microsoft Teamsでメッセージを受信したらAnthropic(Claude)で自動生成し返答する」フローボットを作成していきます。
今回は、以下のステップです。
一緒に設定していきましょう!
Yoomのアカウントと各アプリを接続するマイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まず、利用しているMicrosoft TeamsとYoomを連携していきます。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続を選択してください。
Microsoft Teamsを検索してください。
メールアドレスとパスワードでログインします。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
続いてAnthropic(Claude)と連携します。アカウント名とアクセストークンを入力して「追加」をクリックしましょう。
アクセストークン(APIキー)の取得方法については、こちらのページを参照してください。
『マイアプリ』に、Microsoft Teams・Anthropic(Claude)が表示されたら連携完了です。
Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。
テンプレートがコピーされると以下のように表示されるので、「OK」を押しましょう。
テンプレートはYoomアカウントの『マイプロジェクト』に格納されます。
さっそく、アプリトリガーを設定していきましょう。
「チャネルにメッセージが送信されたら」を選択します。
タイトルはわかりやすものに変更できます。
連携するアカウント情報を確認したら、アクションは変更せず次に進みましょう。
次の画面で「トリガーの起動間隔」を設定します。
起動間隔とは、トリガーとなるアクションの何分後にフローボットを起動するか、というものです。
※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。
「チームID」や「チャネルID」の項目に情報を入力していきます。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいた内容が『候補』として展開されますので、こちらから情報を選択しましょう。
設定が終わったらチャネルにテストメッセージを送信します。これが、フローボットを起動するトリガーアクションとなります。
フローボットの設定に戻り、テストを押しましょう。以下のように表示されたら、テスト成功です!
テストが成功するとMicrosoft Teamsに投稿された情報を取得できます。
取得した情報が確認できたら、『保存する』を押しましょう。
なお、取得した値(アウトプット)はこの後のアクションで変数として引用できるため、フローボット起動毎に、返答メッセージにここで得た情報をそのまま反映できるようになります。
続いて「テキストを生成」をクリックしてください。
こちらも連携するアカウント情報の確認をお願いします。「次へ」を押しましょう。
次の画面で、各項目の設定を行います。
モデルはこちらから確認可能です。(候補から選択することもできます。)
max_tokensは、任意設定です。最大トークン数となるので、指定が必要な際は入力しましょう。roleはプルダウンから選択してください。
contentには前ステップで取得したメッセージ内容を選択します。
その他の項目は任意で設定してください。
こちらもテストして、取得した値に返答内容などが反映していたら保存します。
最後に、「チャネルにメッセージを送る」をクリックしましょう。
連携するアカウント情報が入力されていることを確認し、[次へ]をクリックします。
次の画面で「チームID」や「チャネルID」などの項目に情報を入力していきます。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいた内容が『候補』として展開されますので、こちらから情報を選択できます。
「メッセージ」には、通知内容に含めたい情報を入力していきます。
入力バーをクリックすると、前ステップから取得したアウトプットも引用可能です。このようにアウトプットを引用することで、毎回異なる内容を通知できます。
なお、アウトプットを引用せず固定値を入力してしまうと、毎回同じ内容が通知されるのでご注意ください。
「メンション情報」や「添付ファイル情報」は運用状況に合わせて設定してください。『+ 〇〇を追加』をクリックすると、設定項目を増やすことができます。
MicrosoftTeamsでファイルつきメッセージを送付する方法は、こちらのページを確認してください。
Microsoft Teamsでのメンション方法は、こちらで確認しましょう。
情報を入力した後、[テスト]をクリックします。ここで、実際にMicrosoft Teamsに通知が届くかを確認してください。
結果に問題がなければ『保存する』をクリックしましょう。
これで設定完了です!
以下の画面が表示されるので、赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。
ここまでお疲れ様でした。プログラミングに詳しくない私でも、簡単に設定ができました。
今回使用したフローボットはこちら↓
本日ご紹介した連携以外にもAnthropic(Claude)やMicrosoft TeamsのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
今回のフローと同様に、チャットツールに投稿された内容をもとに回答文を生成して自動返答することで、問い合わせ対応の迅速化が見込めます。
他にも、課題やタスクを要約した結果を追記できるため、情報処理の効率化が期待できそうです。
メッセージ投稿をトリガーに、本文をデータベースツールに集約したり、タスクとして自動登録することも可能です。さらに、AIツールと連携することで、必要な情報を負担なく得られるようになるかもしれません。
今回は「Microsoft Teamsでメッセージを受信したらAnthropic(Claude)で自動生成し返答する」フローボットを紹介しました。
Microsoft TeamsとAnthropic(Claude)の連携により、社内QAやヘルプデスク業務の効率化とコスト削減が実現できそうです。
AIによる自動応答を活用することにより、スピーディーかつ一貫性のある対応が可能となり、社内メンバーもスムーズに回答を知ることができるでしょう。
この記事で紹介した方法を参考に、ぜひMicrosoft TeamsとAnthropic(Claude)を連携してみてください。
Yoomの無料登録はこちらからできます。→始める