2024/11/05
アプリ同士の連携方法

Microsoft TeamsとDifyを連携して、Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する方法

m.i
Microsoft TeamsとDifyの連携イメージ

目次

問い合わせ対応は重要な業務ですが、質問者によって情報量に差があるため、ラリーが多くなり、回答までに時間がかかることがありますよね。
そんな時、Microsoft TeamsとDifyを連携することで、問い合わせの一次対応が可能になります。
この記事では、Microsoft Teamsのメッセージに対する回答をDifyのチャットボットで自動生成し、投稿する方法を詳しく解説します。

Microsoft TeamsとDifyを連携するメリット

メリット1: 一貫性が確保できる

このフローを利用することで、一貫性の高いコミュニケーションが可能になります。
従来だと、それぞれの担当者が質問に対して、社内規定や業務フローなどを確認して回答を作成する必要がありました。
ですが、チャットボットは学習したナレッジに基づいてメッセージを返すため、対応する担当者に関係なく、常に同じトーンで対応できます。
これにより、担当者ごとの表現の違いや、情報の不一致が発生しにくくなります。
また、社内規定などが変更されても、Difyのナレッジを更新すれば回答に反映されるので、組織全体で最新の情報が共有され、誤情報の拡散が防止できるでしょう。

メリット2: 遅延ないメッセージ対応ができる

受信した問い合わせに対し、自動的かつタイムリーに適切な応答を生成・送信するため、チームメンバーからの問い合わせにスピーディーに対応できます。
特に、業務時間外や担当者が不在の場合でも、チャットボットは24時間対応が可能であるため、重要なメッセージへのレスポンスの遅延が減らせます。
これにより、チームメンバーに対して常にスピーディーな情報提供が可能となり、回答待ちによる業務の停滞も防げる可能性があります。
また、繰り返しの問い合わせや定型的な質問にもスムーズに対応できるため、担当者の業務負担が軽減され、他の業務に集中できる環境が整うでしょう。

Microsoft TeamsとDifyの連携フローの作り方

ここまで、Microsoft TeamsとDifyの連携によるメリットを紹介してきました。
それでは早速、今回使用するアプリをYoomを使って連携していきましょう!
マイアプリ登録が完了したら、「Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する」フローボットを作成していきます。

[Yoomとは]

今回は、以下のステップです。
一緒に設定していきましょう!

  • Microsoft TeamsとDifyをマイアプリ連携する。
  • 「Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する」テンプレートをコピーする。
  • トリガー: Microsoft Teamsの「チャネルにメッセージが送信されたら」を設定する。
  • Difyの「チャットメッセージを送信」を設定する。
  • Microsoft Teamsに通知する」を設定し、トリガーをONにして完了です。

ステップ1:マイアプリ連携

マイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まず、利用しているMicrosoft TeamsとYoomを連携していきます。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続を選択します。

Microsoft Teamsと検索してください。
メールアドレスとパスワードでログインをお願いします。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

続いてDifyと連携します。
表示された項目を入力してください。
APIについてはこちらを参考にしてください。

マイアプリに、Microsoft Teams・Difyが表示されたら連携完了です。

ステップ2:トリガーやアクションを設定

今回はこのテンプレートを使用します。
テンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックしてください。
Yoomをお使いの方はログインするか、初めての方は会員登録をお願いします。
完了すると、ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされています。
テンプレート名は、必要に応じて変更可能です。
左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが表示されます。
右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択しましょう。

まず、アプリトリガーを設定していきます。
チャネルにメッセージが送信されたら」を選択します。
タイトルは、ご自身で変更できます。
連携するアカウント情報の確認をしたら、アクションは変更せず次に進みましょう。

  • トリガーの起動間隔:5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選べます。
    ※プランによって起動間隔の選択内容が変わります。

設定が終わったら、チャネルにテストメッセージを送信しましょう。
※チャネルにされる全ての投稿にフローボットが起動するため、質問専用のチャネルを作成することをおすすめします。

フローボットの設定に戻り、テストしてください。
先ほど投稿したチャネルのメッセージが、アウトプットに反映していたら保存します。
続いて「チャットメッセージを送信」をクリック。
こちらも連携するアカウント情報の確認をお願いします。
次に進んで、項目の設定を行います。

メッセージ内容にはアウトプットを埋め込みます。

その他の項目は任意で入力してください。
こちらもテストして、アウトプットに返答内容などが反映したら保存します。
続いて「チャネルにメッセージを送る」をクリックします。
必須項目の設定をします。

先ほど取得したアウトプットを利用してメッセージを作成します。

アウトプットからの選択が完了したら、テストして保存しましょう。
最後にアプリトリガーをオンにします。

設定お疲れ様でした。

プログラミングに詳しくない私でも、簡単に設定ができました。

今回使用したフローボットはこちら↓

Microsoft Teams・Difyを使ったその他の自動化例

その他にもYoomにはMicrosoft Teams・Difyを使ったテンプレートがあるので、いくつかご紹介します!

1.LINE WORKSでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答するフローです。
こちらは普段、LINE WORKSを利用している方におすすめです。
チャット上での問い合わせに対し、自動で回答できます。

2.Slackでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答するフローです。
デフォルトの返答はチャンネルへのメッセージ送信ですが、ダイレクトメッセージの送信に変えるなどのカスタマイズが可能です。
用途に合わせて通知方法を変えることで、確認漏れが防げそうです。

3.Zendeskにチケットが作られたらMicrosoft Teamsに通知するフローです。
問い合わせの進捗管理をZendeskで行っている場合、チケットが増えるたびに手動で通知するのは面倒ですよね。
このフローを利用することで、Microsoft Teamsのみ確認すればチケットの内容が分かるので便利です。

まとめ

今回は「Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する」フローボットを紹介しました。
Microsoft TeamsとDifyの連携により、業務の効率化とスピーディーな顧客対応の実現が期待できます。
また、ノーコードツールYoomを活用することで、簡単にアプリ同士の連携ができます。
ぜひ、この記事を参考に、Microsoft TeamsとDifyの連携をしてみてください。

Yoomの無料登録は、こちらからどうぞ。→始める

この記事を書いた人
m.i
新卒から3年ほど金融関係の仕事を経験してきました。 業界柄、手動で行う作業がとても多く、自動化したらもっと他の仕事ができるのになと思っていた時にYoomに出会いました。 ブログ執筆しながらYoomの便利さに日々感動しています。 分かりやすい構成を心がけています。
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