Outlookでメールを受信したら、Microsoft Teamsに通知する方法
はじめる前に
Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。
※今回の手順にあるAI機能を用いた設定は、チームプラン以上でのご提供となります。
フリープランを契約されている場合でも、各有料プランごとに1度、2週間の無料トライアルをお試しいただけます。
チームプランまたはサクセスプランのトライアル期間中はAI機能のご利用が可能ですので、よろしければご活用ください。
ステップ1:Microsoft TeamsとOutlookをマイアプリ連携
1.まず、Yoomにログインして左メニューにある「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。
2.マイアプリの新規接続一覧より、Microsoft TeamsとOutlookをそれぞれ選択し、2つともアプリを連携してください。
※Microsoft 365(旧Office365)には家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。
一般法人向けプランに加入していない場合、認証に失敗する可能性があります。
ステップ2:Outlookでメールを受信したら起動するトリガーを設定
3.メニューのプロジェクト一覧より、任意のプロジェクトを選択します。
4.画面右側の「+新規作成」を選択し、「はじめから作成」をクリックします。
5.任意のタイトルを入力し、フローボット起動の条件であるトリガーとして「特定の条件のメールを受信したとき」を選択します。
6.メールトリガーの条件設定をします。
「タイトル」:任意で設定してください。
「受信用アドレスの作成」:任意の値を入力してください。
「トリガー条件」:必要に応じて選択・入力してください。
件名・本文・Fromに含まれる語句をトリガー起動の条件とすることができます。
※Outlookからの転送設定は以下を参照してください。
Microsoft Outlookからメールを転送し、メールトリガーを起動する方法
7.「次へ」をクリックします。(ここからは、Outlook転送設定の完了後のフローです。)
8.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ3:メールからテキストデータを抽出するアクションを設定
9.ステップ2で作成したアプリトリガーの下にある「+」ボタンをクリックします。
10.オペレーションタイプから「テキストからデータを抽出する」を選択します。
11.変換タイプから「データの抽出(2タスク)」を選択します。
12.「アクションを選択」の設定をします。タイトルを任意で入力してください。
13.「次へ」をクリックします。
14.詳細設定をします。(下図では、問い合わせフォームの転送を想定した内容となっています。)
・対象のテキスト:ステップ2-手順8のアウトプットからメールの本文を参照してください。
・抽出したい項目:Microsoft Teamsへメール本文から全体の要約以外で通知したい内容を入力してください。
15.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ4:メールの内容を要約するアクションを設定
16.ステップ3で作成したオペレーションの下にある「+」ボタンをクリックします。
17.オペレーションタイプから「要約する」を選択します。
18.「アクションを選択」の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。
・アクション:要約するメール本文の想定文字数を考慮のうえ、任意で設定してください。
19.詳細設定をします。
・対象のテキスト:ステップ2-手順8のアウトプットからメールの本文を参照してください。
・文字数:任意で設定してください。(下図の例:100)
・要約の条件:任意で設定してください。(下図の例:要点を箇条書きで要約してください)
20.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ5:Microsoft Teamsのチャネルにメッセージを送るアクションを設定
21.ステップ4で作成したオペレーションの下にある「+」ボタンをクリックします。
22.オペレーションタイプから「アプリと連携する」を選択します。
23.アプリ一覧からMicrosoft Teamsを選択します。
24.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。(例:「チャネルにメッセージを送る」)
・アクション:「チャネルにメッセージを送る」を選択してください。
25.「次へ」をクリックします。
26.API接続設定をします。
・チームID:候補から選択してください。
・チャネルID:候補から選択してください。
・メッセージ:通知したい内容を入力してください。
下図は、アウトプット参照による本文から抽出した名前やメールアドレス、本文の要約結果を含めたメッセージの例です。
※図は省略していますが、メンションや添付ファイルの設定も可能です。
27.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。
最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。
以上で「Outlookでメールを受信したら、Microsoft Teamsに通知する」フローの完成となります。
データ抽出をAIで行うことによって、メール内の名前やメールアドレス、住所などの取得において、複雑な正規表現の設定が不要になっています。
逆に、本文からの特定項目の抽出や本文の要約が必要ない場合は、AIを利用した各手順を省略することも可能です。
Microsoft TeamsとOutlookの連携フロー応用編
ここで、Microsoft TeamsとOutlookの連携により相互間で自動化できる業務フローについて、他の例としてテンプレートを2点紹介します。
Outlookにメールが届いたら、ChatGPTで要約してMicrosoft Teamsのチャットへ自動通知する
先ほど作成方法をご紹介した業務フローと異なる点は、要約をYoomではなくChatGPTで行うこと、メール内容の通知先をMicrosoft Teamsのチャネルでなくチャットとしている点です。
ChatGPTも連携すれば、Yoomの要約機能を使わない形で同様の業務フローの自動化が可能となります。