MiroとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-10

【Miro API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

s.kumagai

オンラインホワイトボードツール「Miro」を使って、ブレインストーミングやプロジェクト管理を行っている方は多いのではないでしょうか?
しかし、他のツールで管理している情報をMiroに手作業で転記したり、会議のたびに手動でボードを作成したりする作業に、手間や煩わしさを感じていませんか?
こうした単純作業は、ヒューマンエラーの原因にもなりかねず、本来集中すべき創造的な業務の時間を奪ってしまいます。

この記事では、Miro APIの基本的な知識から、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくてもMiroと様々なSaaSを連携させる具体的な方法</span>までを解説します。

会議の予定に合わせて自動でボードを作成したり、フォームに寄せられた回答を自動で付箋にしたりと、すぐに実践できる活用事例をご紹介しますので、手作業による非効率を解消し、チームの生産性を向上させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

とにかく早くMiroのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Miro APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Miro APIとは

Miro APIはMiroと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Miroを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。

インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Miro APIの場合は「Miro」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Miro APIでできること

Miro APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにMiro APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

ボードを自動で作成する

Miro APIのボード作成アクションをフローの中に組み込むことで、カレンダーアプリなどと連携し、会議の予定が作成されたタイミングで自動的に議事録用のMiroボードを準備することができます。
これにより、会議前の準備の手間を省き、スムーズに議論を開始できます。

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ボードに付箋を自動で作成する

Miro APIの付箋作成アクションを活用すれば、Googleフォームなどで受け付けた回答やフィードバックを、Miroボード上に付箋として自動で追加することが可能です。
手動での転記作業が不要になるため、情報の集約にかかる時間を大幅に短縮し、抜け漏れも防ぎます。

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ボードにカードを自動で作成する

Miroのカード作成アクションを使うと、特定のラベルが付いたメールの受信などをきっかけに、タスクやアイデアをMiroボード上のカードとして自動で作成できます。
これにより、メールの見落としによるタスク漏れを防ぎ、プロジェクトの進捗管理をより効率的に行えます。

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Miro APIの利用料金と注意点

MiroのAPIは、Miroのフリープランでも利用することが可能です。

そのため、基本的な機能であれば、追加費用なしでAPI連携による自動化を試すことができます。

ただし、APIの利用にはいくつかの注意点があります。

  • レート制限:MiroのAPIには、短時間で実行できるリクエストの回数に上限(レート制限)が設けられています。無料プランでは1分間に最大2,000リクエストまでとなっており、これを超えると一時的にAPIが利用できなくなります。大量のデータを高頻度でやり取りするような自動化を行う際は、この制限に注意が必要です。
  • プランによる機能差:より高度な機能や、レート制限の緩和を求める場合は、StarterプランやBusinessプランといった有料プランへのアップグレードが必要になる場合があります。自社の利用規模や目的に合わせて、最適なプランを検討してみてください。

※詳細はMiroのサービスサイトをご確認ください。

※2025年06月16日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してMiro APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!

もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Miro APIとの連携方法

はじめにMiro APIとYoomを連携する方法を紹介します。

Yoomのマイアプリ連携ページからMiroを選択し、画面の指示に従ってMiroアカウントでログイン、Yoomからのアクセスを許可するだけで、API連携はすぐに完了します。
これでMiro APIとの連携は完了です。

実際にMiroのAPI連携の流れを詳しく説明します。
Yoomを開き「新規接続」をクリックしましょう。

検索窓にMiroと入力し、表示された候補をクリックします。

Miroのログイン画面が表示されます。
内容を確認し「Add」をクリックしましょう。

マイアプリにMiroが表示されます。

今回は「Googleカレンダーで会議予定が作成されたら、Miroにボードを作成する」という実際のフローボットも作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下です。

  • GoogleカレンダーとYoomの連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Googleカレンダーのトリガー設定およびMiroのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:GoogleカレンダーとYoomの連携

今回使用するアプリをYoomのマイアプリに登録しましょう!
先にマイアプリ登録を行っておくと、後の設定がスムーズになります。

画面右側の「新規接続」をクリックします。

検索窓にGoogleカレンダーと入力し、表示された候補をクリックします

Googleの連携画面が表示されるので、「Sign in with Google」をクリックします。
Googleのアカウント連携を進めましょう。
以下の画面が表示されるので、赤枠内の「すべて選択」をクリックし、「続行」をクリックします。

マイアプリにGoogleカレンダーが表示されたらマイアプリ登録が完了です。

ステップ2:テンプレートをコピーする

続いてYoomのテンプレートをコピーします。

以下バナーのテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

[[220760]]

以下の画像のような画面が表示されたらテンプレートのコピーは完了です。

ステップ3:トリガーとなるGoogleカレンダーの設定

Googleカレンダーで予定が作成されたことを、自動化のトリガーにするための設定を行います。
以下の赤枠をクリックしましょう。

連携アカウントとアクションを選択する画面が表示されるので、今回連携するGoogleカレンダーのアカウントを確認し「次へ」をクリックします。

アプリトリガーのAPI接続設定が表示されるので、設定を進めていきましょう。
トリガーの起動間隔は5分・10分・15分・30分・60分から選択できます。

※ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。

※なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

カレンダーIDは以下のように表示される候補から選択しましょう。

種別を候補から選択します。

検索キーワードを入力しましょう。
今回はテストのため「テスト」と入力しました。

Googleカレンダーで予定を作成してください。
設定が完了したら「テスト」をクリックし、実際にGoogleカレンダーから予定の取得ができているか確認しましょう。
この後、この取得した値の内容を入力に使用することができます。
※取得した値に関して、詳しくはこちらをご確認ください。

テスト成功後「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:Miroでボードを作成する

Googleカレンダーで予定が作成されたらMiroでボードを作成するための設定を行います。
以下の赤枠をクリックしましょう。

連携アカウントとアクションを選択する画面が表示されるので、今回連携するMiroのアカウントを確認し「次へ」をクリックします。

API接続設定が表示されるので内容を入力していきましょう。
ボード名にはわかりやすいように、Googleカレンダーから取得した値の「予定のタイトル」を選択します。

説明にはGoogleカレンダーから取得した値の説明を設定しましょう。

ボードの公開レベルとチームレベルでのアクセス権の箇所は、以下のように表示される候補から選択しましょう。

設定後、「テスト」をクリックし実際にMiroにボードが作成されているか確認しましょう。
確認後「保存する」をクリックします。

ステップ5:トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

設定お疲れ様でした!

Miro APIを活用した自動化の例

今回ご紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Miroを使った業務フローを自動化しましょう!

Miroをトリガーとして活用するテンプレート

Miroを中心にした業務自動化テンプレートは、プロジェクト管理と情報の一元化を効率化する強力なツールです。
Miroで特定のボードが作成されたら、boardに案件を自動で登録することができます。
これにより、手作業でのデータ入力の手間を省けるため、効率化におすすめの自動化です。

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Miroをフロー内のアクションとして使うテンプレート

他のアプリをトリガーに、Miroに必要な情報を自動で作成・追加するテンプレートもご紹介します。
例えば、Googleフォームの回答やSlackに投稿されたメッセージをもとに、Miroでボードを自動作成できます。
これにより、アイデア出しや企画段階からシームレスにMiroを活用できるため、スムーズな情報連携が可能になるはずです。

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さらに、BacklogやGoogle スプレッドシートなどに追加された情報をMiroのボードに登録することもできます。
これにより、プロジェクトのタスクや進捗をMiro上で視覚的に管理できるため、チームの連携を強化したいときに便利な連携です。

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まとめ

MiroのAPI連携を活用することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたボードの作成や情報集約といった定型業務が自動化され、業務の手間が削減されるだけでなく、ヒューマンエラーの防止にも繋がります。</span>担当者がこれらの手作業から解放されることで、アイデア出しや議論といった、本来注力すべき創造的な業務に集中できる環境が整うはずです。

今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツールの「Yoom」を使うことで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に実現できます。
もしMiroを使った業務の自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらの登録フォームから無料登録して、Yoomがもたらす業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
s.kumagai
Webマーケティング会社で3年ほどカスタマーサポートとして働いておりました。顧客情報や社内のデータ管理に時間を費やし、頭を抱えていたところYoomと出会いました。プログラミングの知識がなくても簡単に使えるYoomにもっと早く出会えていれば…と日々強く感じております。同じように業務の効率化に悩みを持つ方の助けになれば幸いです!
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