Misocaで請求書ステータスが請求済みとなったらfreee会計に取引を登録する方法
ステップ1:Misocaとfreee会計をマイアプリ連携
1.まず、Yoomにログインして左メニューにある「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。
2.マイアプリの新規接続一覧より、Misocaとfreee会計をそれぞれ選択し、2つともアプリを連携してください。
※freee会計の連携時、下図(項目は一部省略)のような注記が出ます。
項目を確認のうえ、「許可する」をクリックしてください。
ステップ2:Misocaで請求書ステータスが請求済みとなったら起動するトリガーを設定
3.プロジェクト一覧より、任意のプロジェクトを選択します。
4.「+新規作成」を選択し、「はじめから作成」をクリックします。
5.任意のタイトルを入力し、フローボット起動の条件であるトリガーとして「特定のアプリイベントを受信したとき」を選択します。
6.アプリ一覧からMisocaを選択します。
7.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
・アプリトリガーのタイトル:任意で設定してください。(例:「請求書ステータスが請求済みとなったら」)
・トリガーアクション:「請求書ステータスが請求済みとなったら」を選択してください。
8.「次へ」をクリックします。
9.「アプリトリガーのAPI接続設定」を行います。
業務に適切なトリガーの起動間隔を選択してください。
10.テストを行い、成功を確認して「保存する」をクリックしてください。
ステップ3:Misocaの請求金額(合計)小数点以下を切り捨てるアクションを設定
11.ステップ2で作成したアプリトリガーの下にある「+」ボタンをクリックします。
12.オペレーションタイプから「計算処理をする」を選択します。
13.変換タイプから「四捨五入・切り上げ・切り捨て」を選択します。
14.操作条件の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。
・変換対象の数値:ステップ2-手順10のアウトプットから、請求書の合計金額となる項目を参照してください。
・変換操作:「0」桁で「切り捨て」としてください。
15.テストを行い、成功を確認して「保存する」をクリックしてください。
※「計算後の値」のアウトプットを、項目名「変換後の合計金額」などとしておくと、後で分かりやすいです。
ステップ4:freee会計で取引先を検索するアクションを設定
16.ステップ3で作成したオペレーションの下にある「+」ボタンをクリックします。
17.オペレーションタイプから「アプリと連携する」を選択します。
18.アプリ一覧からfreee会計を選択します。
19.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。(例:「取引先の検索」)
・アクション:「取引先の検索」を選択してください。
20.「次へ」をクリックします。
21.API接続設定をします。
・事業所ID:注記通り、候補から選択してください。
・検索キーワード:ステップ2-手順10のアウトプットから「取引先名」を参照してください。
22.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ5:オペレーション間の操作「分岐する」を設定
23.ステップ4で作成したオペレーションの下にある「+」ボタンをクリックします。
24.オペレーション間の操作から「分岐する」を選択します。
25.分岐条件を指定します。
・タイトル:任意で設定してください。(下図では「取引先がヒットしない場合は分岐」としています。)
・分岐対象のアウトプット:オペレーション「取引先の検索」、アウトプット「取引先ID」をそれぞれ選択してください。
・分岐条件:「アウトプットが空」を選択してください。
26.「保存する」をクリックしてください。
※この設定により、作成された請求書の取引先がfreee会計に登録されているかどうかで後の処理を変更することができます。
ステップ6:freee会計で未登録の取引先を新規作成するアクションを設定
27.分岐したフローの右側(アウトプットが空)にある「+」ボタンをクリックします。
28.オペレーションタイプから「アプリと連携する」を選択します。
29.アプリ一覧からfreee会計を選択します。
30.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。(例:「取引先の作成」)
・アクション:「取引先の作成」を選択してください。
31.「次へ」をクリックします。
32.API接続設定をします。
各項目を入力してください。下記2項目は必須となります。(図では省略していますが、事業所種別より後にも項目はあります。)
・事業所ID:注記通り、候補から選択してください。
・取引先名:ステップ2-手順10のアウトプットから「取引先名」を参照してください。
33.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ7:freee会計で新規取引先との未決済取引を登録するアクションを設定
34.ステップ6で作成したオペレーションの下にある「+」ボタンをクリックします。
35.オペレーションタイプから「アプリと連携する」を選択します。
36.アプリ一覧からfreee会計を選択します。
37.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。(例:「未決済取引の登録」)
・アクション:「未決済取引の登録」を選択してください。
38.「次へ」をクリックします。
39.API接続設定をします。
入力欄の注記を確認しながら、各項目を入力もしくは選択してください。(図では省略していますが、品目IDより後にも項目はあります。)
事業所ID、発生日、取引タイプ、支払い期日、取引先ID、税区分コード、勘定科目ID、取引金額は必須となります。
※ステップ2-手順10などのアウトプットから情報の参照が可能です。
※このアクションの前に、freee会計と連携し「勘定科目一覧の取得」を実行すると、freeeに登録されている勘定科目ID及び勘定科目名の一覧を取得し、アウトプットとして利用できるようになります。
40.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ8:freee会計で既存取引先との未決済取引を登録するアクションを設定
41.分岐したフローの左側(表記:その他)にある「+」ボタンをクリックします。
42.オペレーションタイプから「アプリと連携する」を選択します。
43.アプリ一覧からfreee会計を選択します。
44.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
・タイトル:任意で設定してください。(例:「未決済取引の登録(既存取引先)」)
・アクション:「未決済取引の登録」を選択してください。
45.ステップ7-手順38~40と同様に進めてください。
最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。
以上で、「Misocaで請求書ステータスが請求済みとなったらfreee会計に取引を登録する」フローの完成となります。
Misocaとfreeeの連携フロー応用編
ここからは、Misocaとfreee以外のツールも会計処理に用いている場合、もしくは、利用を検討している場合に参考にしていただきたい業務連携フローに関して、例として2つの事例とテンプレートをご紹介します。
応用例1:YoomデータベースからMisocaで請求書を自動作成
Yoomデータベース上で顧客情報や請求情報を管理すると、データベースの情報を元にMisocaで請求書を自動作成することができます。
請求書が自動で作成された後、これまで手順を紹介したフローでfreee会計の取引自動登録まで行えば、業務の更なる効率化が見込めます。